「ついに薬が完成したんだ」
「……え?」
思考が停止する。彼女が何を言っているかわからない。
「えっと、それで?」
「まあつまりこれ以上お前がグランの相手をする必要もなくなったってことだ、もちろんある程度のガス抜きは必要だがな。」
「え、あ……え?」
「まあなんだ、お前を半ば強引にこっちに引きんじまって悪かったと思ってる。でもお陰で予定より早く薬が出来た。ありがとな。」
「うん、本当に助かったよ。ありがとうリーシャ」
「はぁ、どういたしまして?」
「あんま大っぴらには出来ないけどなんかお礼は出すよ。あ、せっかく来たし良かったらお茶飲んでく? 俺が淹れるよ」
「いえ、結構です……お邪魔しました……」
「あ、そう。おやすみ、体冷やさないようにね」
そんな声に返事もしないまま、呆然と部屋を出る。そのままふらふらと自室に辿り着き、ベッドにその身を投げ出す。随分と使っていなかったベッドから誇りが舞い上がるが気にしない。
そうだ、あくまで今までのはグランのために仕方なくやっていた事なのだ。だから今回の事は喜ぶべきことだ。これでやっとグランは人並みの生活を送ることができる。だから誰も悪くない、もし悪者がいるとすれば一人で舞い上がっていた自分だ。一人で舞い上がって、一人で絶望して、やり場のない怒りを胸の中にため込む。
「なんて……バカなんだろ私……」
そうわかっていても心中は嵐のように荒れて、そんな気分でもないのに夜が更けるごとに条件反射のように熱くなっていく身体がどうしようもなくはしたなく惨めで、久しぶりの涙と共に長い一人の夜を過ごす。
「よぉリーシャ、もう大丈夫なのか?」
「うるさいですね! なにも問題ありませんよしつこい!」
そんな風にからかわれるのも何度目だろう。
久しぶりに自室で朝を迎え、共同の洗面所で顔を洗おうと行くとそこにいた人たちにえらく心配された。どうしたのかと鏡を見てみると泣きはらして真っ赤になった目と荒れまくった肌が目に飛び込んできて、思わず叫んでしまった。
原因はよくわからないが、あのリーシャが泣きはらした顔で起きてきた
そんな噂はこの狭い船の中では瞬く間に広がり、腫れが収まってリーシャが部屋から出てきたときにはもう知らぬ者など一人もいない状況だった。事情を知っているカリオストロはもう一週間も経っているのにまだニヤケ面でからかってくるのでそろそろ属性の優位というものを教えてやらねばならないかもしれない。
「すまんすまん、それよりほんとに体に不調とかないのか?」
「……はい、大丈夫です」
「ふーん……まぁなんだ、ほんとにつらくなる前に頼れよ。あの薬は押さえつけてるだけで無くしてるわけじゃないからな」
「……」
「あとグランの奴が寂しがってたぞ、最近お前に避けられてるって」
「それは……ごめんなさい」
その返答に“頑張れよ”と苦笑しながら去っていくカリオストロ。体調の件はうまく隠していたつもりだがどうやら彼女には無駄だったようだ。彼女もこの感覚を体感しているはずなので知っていて当然と言えるかもしれないが。
出そうになるため息を飲み込み、部屋に向かう。途中何人かとすれ違うが、彼らは気付いている気配はない。万が一にもグランには会わないように、遠回りをして自室に向かう。
そして何とか要注意人物と出会うことなく自室に着くと、着替えることもせずベッドに突っ伏す。
「はぁ~、なんとか今日も乗り切った~」
そんな独り言が出てしまうほど疲れた。気を紛らわすためにずっと動いていたせいで、布団をかぶればすぐに寝られそうだ。しかしこの外行きの服で寝るわけにはいかない。もぞもぞと仰向けになり、体を落ち着かせる。このままの状態で着替えてると着替えの意味が無くなってしまう可能性が高いのだ。深呼吸して、体の火照りを覚まそうとする。しかし今日はカリオストロがあんなことを言ったせいだろうか、不意にグランの顔がよぎる。その瞬間
「……あっ♡」
どろり
と愛液が分泌されるのがわかった。冷めようとしていた子宮がかぁぁっと熱くなり、心臓がどくどくと激しく脈を打つ。こうなるともうだめだ、どうあがいても収まりがつかない。次々と思い出すグランとの情事に性欲はどんどん高まり、息は荒くなっていく。下着はもうぐちょぐちょで、やっぱりまだ変えなくてよかったと思う。
「うあっ♡」
我慢できず、パンティの上から少し触ると堰を切ったようにどろどろと愛液が流れ出してシーツを濡らす。丁度いいし洗濯するかなどと自分に都合のいいように考えながら自分の快楽を優先する。
「あっ♡ ぅんっ♡ ふっ♡」
パンティの中に右手を滑り込ませ、指でぐちょぐちょになった膣内を掻き混ぜる。動かすたびにぐっぽぐっぽと下品な音が鳴る。少しするとGスポットを探り当てることができたので、そこを集中的に揺する。
「んっ、ん、っ、んんんん~~~~♡♡♡!!!!」
大きな嬌声が出そうになるのをシーツを噛んでこらえる。グランの部屋ではないので隣の部屋に人はいるし防音もちゃんとできているわけではない。
「んっんっんっんっんっ♡」
ああ、物足りない。
やはりどうしても比べてしまう。彼ならももっと気持ちよくしてくれただろう。彼の手はまるで魔法のようだった。ただ手で愛撫しているだけなのにこうやって自分でやるよりも数十倍気持ちよかった。
「ぐらん、ぐらぁん……もっとぉ……」
うわごとのように彼の名前をつぶやく。彼ならどう動かしてくれるだろうか、彼ならどう感じさせてくれるだろうか。彼の愛撫を思い出しながら指を動かすが、とても足りない。彼のちんぽが欲しい。あのいつ入れても膣が押し広げられるほど太く、全部入れると子宮が押しつぶされるほど長く、膣の皺一本一本を伸ばして隅々まで抉り返すあの高く張ったカリを持ったあのちんぽでこのぐずって泣いているまんこをあやしてほしかった。あのねちっこい腰使いでトロトロに溶かされたかったし、獣のような激しい動きで彼女の指では決して届かない弱点を強烈に抉って欲しかった。
「うぅ……っ!……んんっ……」
しかしそれは今は叶わない。このまるでおままごとのような小さな快感で、彼が少し動けば簡単に生み出せてしまうような小さな絶頂で満足するしかないのだ。
そう自分に言い聞かせながら、彼女は少しでもその身にくすぶる炎を鎮めようとするが。その行為が逆にさらに彼女自身を燃え上がらせていく。
(辞めなきゃ、明日もあるのに……でも、あとちょっと)
絶頂するたびにあと一回、あとすこし。押さえつけ蓋をしていた性欲が、隙間からとろとろとあふれ出てくる。それを拭う度にあらたな快感が生み出される無限ループに陥ってしまう。やめなければとわかっているがやめられない。
(あー……これもうだめだ)
いくら絶頂しても収まらない疼きに、これはどうしようもないなと諦めをつける。どうせだめならこのわずかな快感に集中しよう。これからはこんな夜も増えてくるだろうし恥ずかしいけど張型を買ってみよう。それにしてもグラン以外の男性はどんな感じなのだろうか?私以外の人は外でつまみ食いしてどうにかしているらしいが……さてはて……
「リーシャすごい顔だよ? 大丈夫?」
「ああ、うん……大丈夫だから」
「ホントにぃ? アンタ最近ずっとじゃない、なんか熱っぽいし。一回病院行った方が良いんじゃないの?」
「ほんと、ほんと大丈夫だから……ありがとう」
そう言ってふらふらと部屋から出ていくリーシャ。心配する仲間たちの声も上滑りしていく。
夜寝ても疲れが取れない。処方してもらった睡眠薬でどうにか眠りにつくが起きたとたんにショーツの不快感に顔をしかめ、疼く下半身に頬を上気させる。下半身に行きそうになる手をぐっとこらえるのが彼女の一日のスタートだ。
とっくに限界を迎えているのを気力だけでなんとか耐える。もう自分は彼とはそういう関係じゃない。だから彼を求めてはいけないのだ……。
「リーシャ?」
思考が真っ白になる。迂闊だった。ルート選択を間違えた、この時間なら彼がここを通ることも十分予想できたのに、油断した。
「リーシャ、最近全然見ないからどうしたのかと思った。」
当たり前だ、わざわざ会わないように行動していたのだから。会ったら自分を抑えられる自信がなかったから。
「? なんか震えてるけど大丈夫」
彼の声が鼓膜を震わせるたびに抑えていたものがあふれ出す。心臓の鼓動が早くなり、体の震えも抑えられない。
「リーシャ?」
とん
と彼の手が肩に触れる。それでもう限界だった。
「んぐぅぅぅ♡!! あっんんんんんん♡♡♡??!!」
「リーシャ?!」
イってしまった。肩を触られただけで。
立っていられるはずもなく廊下に崩れ落ちる。抑えた口の端からまだ続く絶頂の余韻が漏れ出る。もうだめだ、抑えられない。せっかく我慢していたのに。
自分でも信じられないほど流暢にスッと立ち上がり、そのままグランの腕を強引に掴む。
「きて」
「ちょ、ちょっとリーシャ?」
グランは戸惑っているが、そんなことを今の彼女は気にしない。他のことなど考えられない。
そのままグランを引っ張っていくと、トイレが目に入ったのでそのままグランを押し込み戸惑うグランのズボンを一気にずり下げる。
「ちょ、まっ、リーシャさん!?」
「あむっ」
何もしてないのになぜもう半勃ちなんだと思いながらグランの肉棒を口に含み、そのままゆっくりと便座に座らせる。
最初は飴玉を舐める様に、やさしく、くれぐれも歯に当たらないように。
洗っていないので当然少し汗のような味がしたが、すぐに気にならなくなる。そのまま舐め続けているとすぐに何時もの大きさまで膨れ上がった。硬さがまだ足りないのでもう少ししてみよう。
「リーシャ、どうしたの……いきなりこんな」
「じゅぽっ、じゅる、ぐぽっ」
本で読んだだけだし実際にするのは初めてだけどなかなか上手く出来てるんじゃないだろうか、このカリの根元の部分を舌を這わせるとどうやら気持ちいいらしくぴくぴくと震えるのが楽しい。
「れる、れぇろ……じゅるるるる」
「うあ……そんな、どこで……」
グランがこうやって自分の責めで気持ちよくなってくれているのは結構気分がいい。今まで好き放題されてきたがなるほど、この優越感はたしかに何物にも代えがたい。
「リーシャ、ダメだ……そろそろでそう」
「れろぉ、れぇる♡……ちゅぽん♡」
そろそろグランが限界そうだったので、しっかりカリをじっくり嘗め回してから口を離す。やっと終わったかと安堵するグランの上に跨り、そのまま腰を下げていく。ぽっかりと空いた膣口は手で支えなくともグランの肉棒をがっちりと掴み、正確に膣内へと誘導した。
「ああ~♡ グランの……久しぶり……♡♡♡ んはぁ♡♡」
「リーシャ……」
「ああ、これ、これぇ♡ これが欲しかったのぉ♡ ずっとずっと欲しかった。細い指じゃなくてこのごりごりって抉って、奥まで押しつぶしてくれるごっついちんぽぉ♡」
挿入しただけで絶頂が止まらない。動かそうとしてないのに無意識に腰がグラインドしてポルチオがコリコリと押しつぶされる。そのたびに体の中で何かが膨れ上がるような感覚が癖になり、何度も押し当てる様に動いてしまう。
「リーシャ、もしかして俺とセックスしたかっただけ?」
「はい♡ もう我慢できませんでした♡ もう私グランのこのちんぽ無しじゃ生きていけない体になっちゃったんです♡」
満面の笑みで答えるリーシャ。少し狂気を孕んでいる表情にグランは軽く引いてしまう。
「じゃあさ、部屋に帰ってからしようよ。何もこんなところで」
「ダメです、もう待てません。一刻も早く子宮にグランさんのあっついどろどろのせーえき欲しいんです♡」
膣に力を入れながら肉棒を扱き始める。ぱんぱんという音が狭い室内に響く。
「リーシャ、ここじゃ聞こえちゃうよ」
「良いんです聞こえたって。むしろ知らせましょうよ、今このトイレはグランと私が気持ちよくなるためのセックスに使ってます、って♡」
「あっ、リーシャ今マジでやばい奴だねこれ」
「グランは動かなくていいからね、私が気持ちよくしてあげるから」
腰をグラインドさせ、必死に上下に動かし、膣をすぼめてグランの肉棒に出来る限りの刺激を与える。グランのちんぽが少し膨らんできた。もうすぐイきそうだ
「グラン、もうすぐ射精るよね♡? 遠慮しないでいいからね♡ グランの極悪せーえき全部私の子宮に飲ませてね♡」
「っく、あっ、っっ!!」
「あはっ♡ 来てるぅ♡ ぐらんのせーえきどくどくってきてるのぉ♡ 腰ぴったり押し付けられて子宮に全部注ぎ込まれてるぅ♡♡♡」
グランに腰を掴まれ、決して外れないようにとぴったりとお互いの腰がくっついていて、お互いの震えがまるで手に取るように分かった。完全に発情した子宮が収縮してグランから一滴でも多く精液を搾り取ろうとしていて、さながらバキュームフェラのようだ。実際今離そうとしても吸い付いているような感覚で動くとポルチオを刺激して余計に吸い付きが強くなる。
「ふぅ……満足した?」
「全然♡」
満面の笑みでそう答えるリーシャであった。
リーシャちゃん自分の限界を超えて我慢して少しの衝撃で一気にぼかーんと爆発するイメージ
【リーシャ】
グランに処女を奪われてから今まで好きなように開発されまくって一週間以上耐えられたリーシャは結構すごいです。カリオストロは3日も耐えられなくてボディ変えてやっと10日間耐えられるようになりました。
【グラン】
自分で責めるのは得意だけど責められるのは苦手。攻撃全振
【トイレ】
洋式トイレです。大人二人が上で激しく動いても壊れない安心設計。
【リーシャのフェラ】
本で書いてあったのをそのまま真似した上手くいっただけ。内心ほっとしてる。