満月の綺麗な夜だ。お子様たちはベッドの中で夢の中、大人たちの細やかな酒宴も落ち着いてきてそろそろお開きかという雰囲気が漂い始める、そんな時間。外の優美な雰囲気とは裏腹に、船体の底に隔離されたようにあるその部屋は淫欲に染まっていた。
「はぁ……はぁ……ぁ♡」
グランの執拗な手マンによりイかされ続けたカレンはもう自分で歩くことすら出来ない。彼にベッドに運ばれて、仰向けに裸体を晒しながら束の間の休息を取っていた。彼女の体力は限界だが、ここで終わるとも思っていないし、終わらせる気も無い。
なにせまだ指でしかしてもらっていないのだ、そこらの少女ならいざ知らずカレンの身体はとっくに男を知っていた。彼らが与えてくれる数多の快感を享受してきた身体は、欲求を溜め込んだ今指ごときで満足する筈はない。そんな入り口だけで満足するなと子宮が疲れた身体に鞭打つように疼く。
「はぁ♡ グラン、はやくぅ♡」
グランは今愛液で酷いことになったソファーの片付けをしている。すぐに行為に移らなかったのは息絶え絶えのカレンを気遣ってのことだろうか。そんな気遣いをするくらいなら最初からこんなことをするなと思うカレンであるが、同時に性衝動というのはコントロールが難しいのも知っている。まして今回は自分から誘った形になるので文句も言えるはずもない。
「ごめんね、おまたせ。 ちょっとは良くなった?」
「ん、ありがと」
さっき迄の部屋着を脱いで全裸になったグランは長く病床に居たとは思えないほど逞しさを維持していた。以前から立派だった肉棒はより女の理想形に近づいているような気がする。
「ねグラン、早くしよ? おまんこの奥寂しくてずっと泣いてるの」
こんな媚びたセリフも普段の彼女なら言わないだろう。つまり今の彼女はそれ程までにグランとのセックスに酔っているのだ。まだ挿入すらされていないにも関わらず。
「じゃあ挿入れるね」
「あっ♡ きたっやっと♡ 太いの奥までぇ♡」
グランの太い肉棒は何の抵抗もなくポルチオまで到達する。ポルチオを押し潰されると溢れ出す果汁のような甘い快感に思わず打ち震えるカレン。そういえば生でしてしまっていると一瞬考えもするが、この快感を手放すことなど今の彼女には出来はしない。むしろ抜けないようにと脚でしっかりとグランを抱き抱える。
「あああぁぁぁ♡♡♡ 今すごい敏感だからぁ♡ それだけでぇ♡♡」
グランが位置を調整するように腰を軽く揺らすだけで、カレンの膣は絶頂を報告するように激しく収縮する。それとタイミングを合わせるようにグランはピストンを開始した。
「はうっ♡ あっ♡ グラン、あたし今イッて♡ あんっ♡」
そんなカレンの言葉を無視し、グランは長大なストロークで肉棒を彼女の中に打ち込んでいく。彼女とするのはもうずいぶん間が空いたのに、まるで彼女の弱点を覚えているかのように的確に底を責めるように腰を動かして彼女に絶大な快感を与えている。
「グランすごっ♡ イッ! イッてる♡ グランが動くたびにあたしぃ! はああああ♡♡♡!!」
そもそもカレンとグランの相性は凄まじく良かったのだ。彼がそこらの青年程の経験とテクニックしか無い時ですら中イキ出来る程に。それが今や何処で身につけたのか凄まじいテクニックで彼女の肢体を責め上げているのだ。カレンが快楽地獄に落とされることは最初から確定していた。
「カレンかわいい」
「あっ♡ なによ、んっ♡ いきなりぃ♡」
「前から見てみたかったんだ、余裕そうにしてるカレンが善がり狂って切羽詰まってるところ」
「はぁ♡ なにそれ、悪趣味 あぅん♡」
カレンの歳不相応に成熟した艶めかしい身体がベッドの上で踊る。今まで見たこと無いその景色がグランを更に興奮させると同時に、ちょっとした安心感も覚えていた。
(良かった、ちゃんと気持ちいいんだ)
星晶獣を取り込んでから事情を知る団員に相手をして貰っていた際彼女たちは今まで大いに喜んでくれていたが、薬が効いて冷静になって考えてみると彼女たちが気を使ってくれていた可能性を思いかなり不安に思っていた。その後も定期的に部屋に来てくれる彼女達にその不安は少し和らいだが、それでも行為の後いわゆる賢者タイムに自己嫌悪に陥ることはある。彼女らが気持ちいいのはあの精液を受けたからではないのかとか、そもそも星晶獣が与えてくれた技術や知識は正しいものなのか。しかし今回のカレンの反応を見るにその心配は無さそうだと安心する。こんなとろけた声は聞いたことがない、明らかに前より気持ちよくなっている。
(じゃあ、もっとしても良いかな)
「やっ!? いきなりなんか動きが、すごっ♡ っいぃ!♡♡♡」
腰の動きを切り替え、より相手を感じさせる様に動くグラン。グラン自身が気持ちよくなるような動きでは無いが彼は昨晩、というより今日の朝までリーシャとよろしくやっていたのでそこまで溜まってない。だからそういう欲求に邪魔されず心置きなく自分の性癖に従うことが出来るのだ。
カレンは感度が良くて、ポルチオも良く開発されていてバッチリ感じることが出来る。彼女はグランにはぐらかすが商売相手の誰かに開発されたであろうことはグランも予想が付いていた。それへの当てつけと言うわけではないが、今までは射精欲に捕らわれてあまり弄れなかったが今回はここを徹底的に責めるようだ。ピストンの度に明らかに奥をぐりぐりと責めるような動きをしている。臍下を手で押し込みながら揺するとカレンが暴れだすが、グランが抑えるのでびくともしない。
「おなかやめてっ! それだめだってほんとにぃ♡」
「カレンおなかでも感じちゃう変態さんなの?」
「そうじゃなくてっ♡ てかグランわかってるでしょ! ああああ子宮揺れて♡ ちんぽで奥責められながらぁ♡♡♡♡」
覆いかぶさって更にポルチオを責めるグラン。腰をグラインドさせ、ぷっくりと膨らんだポルチオを先端で弾くように責めて、偶に思い出したようにぐっと押し込んでみたり、今度は押し込んだまま揺らしてみたり。その度カレンは表情や声を変化させて面白いように感じていた。
「はぁん♡ グラン、そろそろ、っ♡ おっきいの来るから、あっ♡」
「俺もそろそろ……っ! 今からゴム付ける?」
「冗談、今から抜くなんて許さないから、判るでしょあたしがグランの欲しくて締め上げてるの♡」
自分への身体の変化などからどことなく危険な予感はするが、そんな薄い予感でこの快感を途切れさせられるほど今のカレンの心は強くなかった。小さな危機感は快感にふやけた身体に埋もれて、行動は子宮に支配されている。膣内射精させるように脚をガッチリとグランの腰に巻き付ける。そのせいで再開されたピストンのストロークは短いが、カレンの今まで鍛え上げた男を射精に導く膣の動きはそんなことをもろともせず、グランをすぐに射精可能な状態へと引き上げる。
「うあ、カレンのまんこすご……すぐイけそう」
「んっ♡ あたしもっ♡」
「ほんとに良いんだね? 射精すよ?」
「うん♡ 射精して♡ 膣内にいっぱい♡ あっ♡ やっ射精されてっ、イッ……っ♡♡♡!」
ほぼ同時に達する二人。カレンは久しぶりの膣内射精の感覚に少し光悦としている。ぴくぴくと震えながらもがっしりと抱きつかれているグランは全く身動きができず、彼の精を余すことなくカレンの膣内にぶちまけた。
「前と比べて全然元気だね、カッチカチじゃん♡ これも星晶獣のせい?」
「あ、カレンやっぱり知ってたんだね」
「ううん、でもなんとなく予想付いてたし。ソッチ関連の星晶獣かなって」
「そっか、じゃあこれからもっと楽しくなるよ」
「えーほんとー? それより今楽しくしてほしいなぁ♡」
そう言って挑発的に腰を揺する。今のグランなら遠慮することもないと判断したカレンは女としてさらなる快感を要求する。こんなものでは満足しない、出来るわけがないと子宮の疼きは止まらず穿たれている逞しい男根に縋り付くように蠢いている。思考は完全に下半身に支配され、今まで培った技術でグランを巧みに挑発し誘惑する。
「その余裕がいつまで続くか楽しみだよ」
「あたしも余裕が無くせるまで感じられるのを楽しみにしてるよ♡ んんっ♡ あっ♡!」
この時カレンはまだ誤解していた、というより星晶獣を完全にナメていたのだ。冷静に考えれば今のグランに無理やり入り込めるほどの力を持った星晶獣がこんな半端な力しか与えないはずは無いと判るのに。彼女は目の前の快感に目がくらんで本当の危険に気付かなかった。そしてグランの能力が彼女にそれを自覚させるまでそこまでの時間は掛からなかった。
「んっ! あっ! はあっ♡! またっ! イッ♡ くっ♡♡」
「さっきからすごいイッてるね、ちゃんと効いてるみたい」
「んっ、ふっ♡! ぃあっ♡♡!! っ~~~~~♡♡♡」
(なにこれ、射精されてからどんどん気持ちいいの大きくなって、すごっ、いっ♡♡♡)
グランはすでに勝手知ったるという感じで、腰を巧みに動かしてカレンに快感を流し込み続ける。しかし今までの経験が全く通用しない彼のセックスに翻弄されるしかない。グランが彼の精液の効果をわざと知らせなかったのは火を見るよりも明らかだが今のカレンにそれをどうこう言うような余裕は残っていない。自分の意志とは無関係に跳ね上がる身体をどうすることも出来ずに、涙目になりながら未知のセックスに引きずり込まれていく。
「こんなにっ♡ すごいなんてぇ♡♡ 聞いてないよぉ♡!」
「だって言ったら嫌がるかもしれないじゃん、俺カレンのエッチな顔もっと見たかったから」
「きちくやろーめ……んぎっ♡ だめっ! ごめんなさいそこごりごりやめてっ♡ いやっ♡ っ♡」
「ほら、我慢しないで、可愛いカレンが下品な声で喘いでるの見たいからさ」
更に感じさせようと腰を巧みに動かすグランにカレンは為す術もない。彼の望み通りにまるで自分のものとは思えないような声が喉を突いて出てくる。それが恥ずかしくて口を噤もうとするが、奥を少し強く刺激されただけで簡単に上下の唇が離れて喉を大きく震わせてしまう。今まで誰にも聞かせたことの無いような、まるで動物のような喘ぎ声を発する度、グランは楽しそうに動きをより激しくした。
「いつもはもっと可愛く喘いでるのにね、気持ちいいでしょ?」
そう問われてもカレンは喘ぎ声しか発しない。グランも答えさせる気は無いのか腰の動きはそのままだ。
「また射精すよ」
「えっ!? ま゛っ! お゛っ♡♡♡ っ、あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ……♡♡♡」
突然の宣言に抵抗しようとするも間に合わず、二回目の射精を受け入れてしまうカレン。しっかりと子宮に押し付けられる逞しい肉棒に開ききった子宮口はピッタリと吸い付き、彼の射精す精液を余すこと無く子宮へと導く。カレンの僅かな危機感をあざ笑うかのように彼女の身体は彼の精液を受け入れることを全身で喜んでいるようで、ガッチリとグランの腰を掴んでいる彼女の両脚は彼が精液を送り込む度に締め付ける力を強くするようにギュッと力がこもる。完全に射精が終わってもなお、まるで彼の精液が完全に馴染み染み込むまで漏らさないようにする様に脚は絡みついていた。
「カレン、そろそろ離してくれないと動けないよ」
「ふー♡ ぅん♡ あとちょっと♡…… あし、動かないからぁ……♡」
「ずっとビクビクしてるから軽くイき続けてるでしょ? こうやってずっとポルチオに当たってるほうが辛くない?」
「うん♡ でもあとちょっとだけ……♡」
「なんか完全に上の空って感じだね、しょうがないなぁ……それっ!」
「!!!??! ぐらんっ!? まってなにして、っ?!」
「だってカレン離してくれないからさ、なら立って抱える体勢のほうが動きやすいかなって、これエキベンって体位らしいよ」
「これっ、ふかすぎてっ♡ えぐれちゃっ♡♡♡ お゛っ♡♡♡」
自重でいつも以上に深く入ってくる肉棒をなんとか止めるべく必死にグランの首にしがみつくカレン、しかしそんなこと気にもせずグランはカレンを片手でゆすりながら歩き回る。
するとグランがドアの前で停まる。どうしたのかとカレンが訝しんでいると唐突にそのドアをグランが開け放った。
「!? ちょ、ちょっとグラン?」
「シャワー浴びようと思ってさ、カレンも汗流したくない?」
「そうじゃなくてなんで繋がったまま! 普通に行けば良いでしょ!」
「それじゃ面白くないじゃん。ちゃんと声我慢しないと誰かに見られちゃうかもよ?」
「待ってよちょっとねぇ! グラ、っ♡ ――――っ♡♡♡!!!」
構わず歩き出すグラン。シャワールームまでの距離は長くもなく、かと行って隣でもなく、絶妙な距離だ。グランも見つかったら言い逃れは出来ない状況なのになんの憂いも無さそうに普通に歩いている。対するカレンは歩くときの衝撃とグランが支えている腕を動かして責めてくるので余裕など一切なく、口を必死に手で抑えながら声を出すまいと耐えている。
「―――っ♡ んぶっ♡♡ ふっ♡ っ♡♡♡♡♡」
緊張と恐怖と、そして快感でどうにかなってしまいそうなのを必死に堪えるカレン。口に当てた左手はよだれでベトベトになっている。ときどき隙間から漏れた吐息がやけに大きく聞こえた。
「必死に声抑えてるところ悪いけど、人いたら水音でバレバレだと思うよ」
「――! っ♡!」
「めっちゃ必死に脚絡めてきて、さっきイッた時並だね、でもそれ奥にずっと強く当たってるから辛いでしょ?」
確かにそのとおりだがそれよりもバレるほうが嫌だという風に、水音が出ないようにガッチリと脚で身体を固定する。
「でもこれじゃ辛いでしょ、一回イッてスッキリしといたほうが良いよね?」
「!? だめまってグランせめてシャワー室でっ! ―――っ♡」
突然の提案に必死に待ったを掛けたがすぐに自ら遮らなくならねばならなくなるカレン。もとより今の彼女に選択肢など無く、ただグランから与えられる快感に喘ぐか耐えるかするしか無い。
廊下の壁に背を預け、二人の身体が揺れる。皆が寝静まった静かな船の底に粘っこい液体をかき混ぜるようなぐちゅぐちゅという音とくぐもった声がわずかに聞こえる。
「こんな動きで感じてたんじゃ、どうせ歩いてても一緒だね」
カレンの弾力のある尻肉に腰を押し付けたり、”の”の字を描く様にグラインドさせるグランに、身体を強張らせながら必死に堪えるカレン。
「そろそろイけそう? ちゃんと声我慢してね」
もうすぐイける、とお互いにスパートを掛けようとした瞬間
ギィ
と天井が軋む、どうやら誰かが起きてきたようだ。没頭していた二人も思わず動きを止める。バレたらどうしようと冷や汗をかくカレンだが、ふとグランを見てみるとにやにやと笑っている。嫌な予感がして離れようとするが時すでに遅く
「――――っっ♡♡♡♡♡!!!!」
ぐりっ、と腰が押し込められる。抗議に彼の腕をつねるが効いた様子は無く責めはどんどん激しくなっていく。必死にイくのを耐えようとするが、さっき上り詰めようとして寸止めを食らった彼女が耐えられるはずもない。
「っ♡!! んっ♡ んんんんんんんんんんっ♡♡♡♡♡♡!!!!!」
絶頂とともに抑えきれなかった叫びが廊下に響く。余韻でビクビクと身体を揺らしながら身体の力が抜けたように床に座り込むカレン。
「上の人、食堂の方に行ったみたいだよ。大丈夫カレン? 立てる?」
「……ぐらんのばかぁ」
怒りよりも安堵、グランとの関係が終わってしまうのではという恐怖から開放された安心からか、カレンの両目から大粒の涙が溢れる。
「えっそんなに怖かった? ごめんカレンゆるして」
「おんぶ」
「え?」
「シャワー室連れてって」
「あ、ああわかった」
グランにおぶさってシャワー室まで運ばれるカレン。もちろんシャワー室まではなんの困難もなくすぐ着いて、腰が砕けてしまったカレンの身体をグランが洗う。
「言っとくけど変なことするの禁止だからね、したら燃やすからね」
「わかってるよ」
シャワー室に響くそんな二人のじゃれ合う会話がすくなくなり、質の違う水音が響き始めるまでそう長い時間は掛からなかった。結局二人がシャワー室を出た頃には空も白み始めていた。
ちなみにそれから部屋に戻って二人が眠りにつくまで更に2時間を要したらしい。
おまたせいたしました。カレンの最終話です。
次は後日談になります。いつになるは判りませんが……
そうならないように極力気をつけては居ますが、これまでの話を通してみると船の間取りが変だったり時系列がおかしかったりするかもしれません。
そこら辺は違う世界戦の話なんだなと目を瞑っていただけたらと思います。
誤字脱字の報告や章内での矛盾の指摘はとてもはありがたいのでどんどんしてくれたら助かります。
以下設定です。
【グラン】
カレンには前から関係を持っていたためか遠慮が無く鬼畜度が強い。
この後散々こき使われたらしい。
部屋に残ってた甘い香りはリーシャが使っていた媚香です。
【カレン】
完全にグランのものになってしまったカレン
しかしグランの性癖的にも彼女の実利的にも裏通り通いは続きそうです。
実は彼女にもマリーと同じような彼女に女を教え込んだ人物が居ます。
あとこれは完全にこの話には関係ない設定ですが地元に彼氏が居ます。この彼氏がカレンのはじめての相手です。
【シャワールーム】
今回もセックスルームにされてしまったシャワールーム君。
流石にここの掃除は毎回グランがやっています。