※この作品はR-18です。

色欲王グランくんの軌跡   作:ロレーヌ

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「じゃ、おつかれさーん」

 

 受注したクエストがやっと終わった。そのまま装備を部屋に投げ入れて汗を流すためにシャワールームへ向かう。思わず鼻歌が漏れてしまうがそんなものは気にしない、周りには今日が何の日かバレてるだろうしもともとそういう事を恥ずかしがる性格でも無かった。

 

「あんたほんとわかりやすいわねー、鼻歌漏れてるわよー」

「ふふーん、羨ましいやろ?」

「別にー、今日は楽しんでね」

「今日だけで終わらすわけ無いやん♪」

「はいはい」

 

 ゼタがからかって来るがそんなことで狼狽える私ではない。そのまま念入りに石鹸で体を洗って汗と汚れを落とす。胸元から足の隙間まで、一つの汚れも無いように。

 泡と汚れを流したら濡れた髪を乾かして、櫛を通して、スキンケアも……時間が掛かるが疎かには出来ない、特に今日は何時もより念入りにしたい。逸る気持ちを抑えて丁寧に一つずつやっていく。

 

「よし、しまいや! ほなな~」

「じゃーねー、おやすみー」

 

 この後夕食があるがここで会う約束はしない。なぜならお互いこの後、少なくとも明日まではお互いが会うことは無いだろうとわかっているからだ。

 足早に階段を下っていく。一段降りるごとに興奮で鼓動が早くなるのがわかる。最下層の更に奥、一部の団員(主に低年齢の団員)は立入禁止になっている区画へと足を進め、周りの倉庫とは明らかに作りの違うドアをノックする。

 

『どうぞー』

 

 中からの声を聞き終わる前にドアノブを捻り中へ入る。そこにはいつもどおり机に向かいながら書類に目を通すグランの姿があった。

 

「ユエルか、早いね。我慢できなかった?」

 

 その言葉にこくりと頷く。さっきまでは無かった羞恥心が急に湧き上がってきて頬を赤く染め上げるのが自分でもわかる。

 

「じゃあバスローブそこらへんに掛けてベッドで待ってて、ちょっとこの書類の山だけは終わらせないと」

「ええやんかそんなん、なぁはよしようやぁ」

「だめだって、先にお香だけ炊いとくからさ」

 

そう言ってグランが部屋の奥に香炉を取りに行く。ここで駄々を捏ねても余計に遅くなるだけなので渋々羽織ってきたバスローブを脱いで掛けておく。

 

「……うわぁユエルそれすごいね、ネグリジェ? スッケスケじゃん」

「今日のために買ってきたんよ、どう? 今すぐする気になった?」

「正直そうしたいけどそうすると邪魔されるかもしれないから我慢するよ、ユエルも我慢しといて」

「ぶー」

 

 そう言ってふてくされる彼女をよそにグランは机に帰ってくる。それと引き換えに彼女のもとにはこの部屋にあった残り香とは比べ物にならないほど濃厚な媚香の香りが漂ってくる。

 

(うう、また強くなったんちゃうかコレ? ホンマに大丈夫なんか?)

 

 自分を慰めようと伸びる手を必死に抑える。一呼吸ごとに体が子作りの準備を整えて行き、下腹部が熱を持つ。誰も触れていないのに乳首が嫌らしく勃起して薄いネグリジェの生地の下から主張しているのは、まるで早くここを弄って気持ちよくしてくださいと言っているようで少し恥ずかしい。しかしそれ以上に下はすごいことになっているので誤差のようなものかもしれないが。

 

(少しだけ……そうやグランとすぐ出来るように準備しとかんといけんしな)

 

 そんな幼稚な言い訳で自分の自制心の無さを誤魔化しつつ、先ほどから疼くそこに手が伸びる。

 

「んぅ♡」

 

 吐息と一緒に漏れ出た声に一瞬躊躇うが、同時に得られた快感をもう手放すことは出来なかった。これまで「自慰するくらいならそこらへんで男を捕まえればいい」と思っていて、実際その通りにしてきた私の動きはグランのそれと比べる事すら出来ないほどお粗末なものだったが、今の私にとってはそれさえも手放すことが出来ないほど快感に飢えていた。

 

「んっ♡ はぁ♡ ぐらん、ぐらん……♡」

 

 すぐ近くに本人が居るというのに彼の名前を呼びながら自慰に没頭する。集中するように目を閉じて、手を膣内に挿入れて彼のように快感を得ようとするが下品な水音だけが自分の情けない嬌声とともに聞こえる。

 

(いいとこ、あとちょっとやのにぃ……)

「お待たせ、ユエル」

「ッ!!」

 

 声がして、恐る恐る目を開けると目の前にグランが立っていた。

 

「お、お疲れさん」

「うん、ユエルもお疲れ様」

 

 いつの間にか全裸の彼はもう完全に臨戦状態で、立派な肉棒が堂々といきり立っていた。

 

「なんや、グランも我慢の限界みたいやね」

「そりゃ延々とオナニー声聞かされてりゃね、ひどいなーこっちは仕事だっていうのに先に一人で気持ちよくなるなんて」

「そ、それはグランがいけずなのが悪いんやろ! ウチをあんなに放っておくから」

「でも待ても出来ないのはだめだよね、あとでお仕置きね」

 

 あんな状況で待たされて耐えられる人などいるのだろうか? 若干の理不尽を感じる。

 

「うう~、いけずぅ~……」

「じゃ、しよっか。いつもみたいにして」

「! わかった!」

 

 お仕置きを宣言された時の暗い気持ちから一転、待ちわびた行為に頬を緩ませながら彼の言葉通りにベッドに四つん這いになって彼の方に向けた腰を高く上げる。まるで彼のペットになったようだが、実情はあまり変わらない。彼に愛されるためならどんな恥ずかしい格好でもするだろう。ベッドの上で彼は私のご主人様だ。

 

「オナニーしてたからぐちょぐちょだね、太ももまでてかてかじゃん」

「そういうこと言わんで……恥ずかしい……」

「ごめんごめん。じゃ、挿入れるね」

「あっ♡ あ、あ、ああああぁぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡ ッ♡!」

「挿入れただけでビクビクしてる。イっちゃった? まだほとんど動いてないのに」

「だって、あない焦らされてから好きな人の入れられたら、っ♡ 当たり前やん♡」

「うれしいな、ユエルからそんなこと言って貰えて」

「あっ♡ あかんっ♡ おくっ♡ ぐりぐりってするの♡ すぐにっ♡ イッ♡ っ! ッ~~~~~~♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!」

 

 子宮口を責められていとも簡単に絶頂に追いやられる。彼はまだ挿入しただけだというのに

 

「でもユエルの好きな人ってさ、セックスの上手い人でしょ?」

「そんなことっ! ひぅ♡ ウチはほんまに、 ああああぁぁぁぁ♡♡♡♡……」

 

 好きでもない相手ならこんなに気合入れる訳ないだろうと思うが普段の行いの所為であまり信じてくれている気配はない。グランは変なところで真面目なので今の様な状況でそこまで深く愛されることも望んでいないだろう。私の弁明を言わせないようにしているのがその表れのように感じる。

 

「ひっ♡! や! ああっ♡!」

「腰ガクガクしてるよ? 大丈夫?」

「大丈夫、なわけ、っ♡ ぅぁぁ……♡♡♡」

 

 一番の弱点である子宮口にぐりぐりと肉棒を押し付けられると、何もできずただ彼に服従する雌と化してしまう。ひたすらに流し込まれる快感を情けない声を上げながら必死に耐える事しか出来なくなる。彼のために震える腰を必死に挙げておこうと力を入れると自然と膣を締めてしまい、余計に感じてしまうという悪循環。しかしそれをグランは楽しんでいるようで時折腰を揺すってはこちらの反応を楽しんでいる。

 

「ね、ほんとに俺のこと好きなの?」

 

 耳元でそう囁かれる。彼の緩まない責めに言葉すら発する事も出来ない私は頷くことでしか意思を伝えることが出来なかった。

 

「俺も好きだよ、ユエル」

「っ!! ぁ♡♡♡ あ、あ♡! ぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡!!!」

「わ、凄いイき方したね。そんなにうれしかった?」

 

 それはずるい、反則だろう。うれしいに決まってる。普段滅多にそんなこと言ってくれないのに、今言われたら身体が喜んでしまうに決まってる。

 

「こんなに喜んでくれるならもっと言っちゃおうかな」

「今は、あかんっ! グラン、今はアカンって♡」

「そんな遠慮しなくていいのに」

「遠慮やない! ホンマに、ホンマにおかしくっ♡!」

「好きだよ」

「っ♡♡♡♡!!!」

 

 グランが面白半分で言っているのはわかっているのに、雌に成り下がった私はそんなお遊びと分かった言葉にも喜んでしまう。囁かれるたびに身体が敏感になってまるでグランにコントロールされているみたいだ。こんなにちょろい性格だったのかと自分でも驚きだったが、初めてかもしれない彼からの愛の言葉にこんなことになったのも仕方がないと思うことにした。

 そんな天国と地獄のような狭間でイかされ続け、ようやくグランがそれに飽きたころには私はもう立つことはおろか動くことすらできなかった。少し休憩と彼の怒涛が抜かれると同時にべしゃりと音を立てて腰がベッドの上に落ちてしまう。まだグランは挿入れただけで射精どころか動いてすらいないのに、私の方はすでに一晩中盛った娼婦もかくやという状態だった。

 

「水飲む?」

「自分じゃ飲めへんから飲ませて」

「うわ凄い声……はい」

「誰の所為やと思っとんねん全く……んっ」

 

 差し出されたストローに口をつけて何とか水分を摂取する。枯れた喉に冷たいレモンウォーターが染み渡って心地いい。

 

「でも残念やわ……折角グランとヤれるっちゅーのに」

「え? なにが?」

「だって一回も射精してないやろ? 気持良かったけどやっぱちゃんとセックス出来ないのは残念ちゅーか……まぁウチがヘバってしまたのが悪いねんけど」

「え? だから何が?」

「へ?」

 

 流れる微妙な空気、何かお互いに重大な行き違いが起きている気配がした。

 

「今日、もう終わりやろ?」

「何言ってるの、まだまだこれからでしょ」

 

 恐る恐るそう聞くと帰ってきたのは半ば予想していた、しかし信じたくない答えだった。

 

「うそやろグラン!? ウチもうくたくたで動けへんよ!?」

「俺もまだ一回もイって無いよ? 自分だけ気持ちよくなっておしまいは一番ダメだって前ユエルも言ってたじゃん」

 

 そういう彼を見てみると当たり前だが見事に硬く勃起した肉棒が聳え立っている。今まで幾多の女性を虜にし、堕落させ、鳴かせてきた肉棒を見ると、落ち着いていた体に再び熱が灯ってしまう。自分の中の雌が再び目を覚ましてしまう。

 

「アカン、無理やてグラン! ウチ今からされたら死んでまう!」

「大丈夫エリクシールいっぱいあるから」

「それ前やってカタリナにめっちゃ怒られたやんか! ちょっ脚広げるのやめ! あっ♡」

「前戯必要ないよね、挿入れるよ」

「アカン! ほんまに! あっ♡ ああああぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 抵抗なんて出来るはずもなく、むしろ身体は喜んで彼の肉棒を再び受け入れる。素面だった意識が一瞬で桃色に染まり同時に全身の体温がグランとの交尾をするために一気に上がる。呼吸が荒くなり、彼の肉棒が再び子宮口につく頃にはもう先ほどまで拒んでいた私はどこにも居ない。

 

「ユエル流石にちょろすぎでしょ……挿入れただけでそんなとろけた顔してさ」

「いきなり、はげしっ♡! あっ♡!」

「膣内もすごい喜んでるのわかるよ、ずっとおねだりしてるみたいに吸い付いてきてる」

 

 激しく出入りする肉棒が膣内を刺激する。ベッドのスプリングを軋ませるほどに激しい突き込みが私を襲うがそこら辺の男のように独りよがりなものでは決してなく、相応の快感、つまり息も詰まりそうなほどの激しい快楽を私に届けてくれる。マットレスに押し付けられるようにして出入りする肉棒は私のGスポットをまるでそぎ落とすように強く擦るが、今までさんざん開発されてきた私の身体はその激しい行為に痛みを微塵も感じずただただ快感を私に与えてくれる。

 

「いっ♡ ぎっ♡ あっ!!! あひっ♡♡♡♡♡」

「ユエルの膣内ほんと気持ちいい、締め方絶妙でホント男の喜ばせ方分かってるって感じするよ」

「そんな言われても、っんぅ♡ うれしくあらへん!」

「あーもう射精る、射精すよユエル」

「えっ!? いきなりそんな、あっ♡ あ! やっグラン射精しながら動くのアカン! ちょっやめっ! ぐっ、ああああああぁぁぁぁぁ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡!!!!!!!」

「うっわ、すごい締め付け、抜くときの抵抗やば」

「せやから動かんで、ってぇ♡! アカン今おまんこほじられたら、アホになってまうからぁ!」

 

 他の雄とは違う熱くて濃厚な精子をどくどくと注ぎ込まれながらそれを刷り込むように膣内を硬さを失わない肉棒でかき回される。散々イかされて敏感になっている膣内を彼は無遠慮に精液で満たして、更に私を狂わせようとしてくる。皺の一本一本、入り口からポルチオの裏側まで余すことなく塗り込まれる。他の女の子なら気が狂ってしまうようなプレイだ。

 射精を終えてもグランの動きが止まることはない、止まるはずがない。時間はまだたっぷりある。グランがこれぐらいで満足するようなら彼も私達もこんなに苦労はしていない。

 

「まだ終わらないからね、いつもの事だけど覚悟して」

「うあ♡ あ、あー♡♡」

「ありゃ、ちょっと飛んじゃってるな。 ほら、おき、って!」

「んぎっ♡♡♡♡!!?? おっ♡ あ゛っ♡♡♡!?」

 

 ポルチオからの一際強い快感で意識を取り戻す。これだけずっとされてても飽きたり刺激に慣れてしまわないのが彼の凄いところだ、やはりそういう知識も授かっているのだろうか?

 

「まだへばっちゃだめだよー、俺まだ一回しか射精してないよ」

「へゃ、ちょっと休ませて……ぉひっ♡♡♡♡」

 

 私のそんな懇願は当然無視され、再び膨大な快感の海に沈められる。全身が弛緩して彼のされるがままになっているのはまるで自分がマグロ女になったようでとても申し訳ない気持ちになるが動かなくしたのは紛れもなくグラン自身なので仕方がない。幸い彼も気持ちよさそうだしいいだろう。

 

「ふぅ……ありがとねユエル。気持ちよかったよ」

「おひ♡……ぁ♡」

 

 彼が満足そうに私の体から離れたときにはいつものように呂律は回らないし、膣からは栓が抜けたように精液が溢れ出して来るほど体に力が入らなかった。しかしそれと同時にもう終わったのか、という違和感があった。

 私が落ち着く頃にはもう

 

「グラン……もう終わるん?」

「え? うん。だってユエルもぐったりしてるし」

「でもまだ固いやんグランの」

 

 彼の未だ固さを失っていない肉棒を見れば彼が満足していないのはひと目で分かる。それに普段ならこんな違和感も抱けないほどめちゃくちゃにされているのに。

 

「まぁそんな日があってもいいじゃん、ね?」

「うー、なんや怪しいなぁ」

「今日はクエストからのコレで疲れたでしょ? 寝たほうが良いよ」

「んー……確かに言われるとなんややけに眠いわ、気いつかせてしもうてゴメンな」

「そんな事ないよ、おやすみ」

「ん~」

 

 言われると急速に意識が微睡んでいく。久々でテンションが上っていただけで実は相当疲れていたのかもしれない。

薄れる意識の中、ドアの開く音が聞こえる。一緒に隣で寝てくれないのかと残念な気持ちになりつつも、意識は暗闇に落ちていった。

 

 




おまたせしてしまい申し訳ありません。ようやく上げることが出来ました。
ユエル難しいです、とても。

【グラン】
 かなり慣れて制御も出来てきたグラン。今彼に足りないのは体力や精力ではなく時間である。

【ユエル】
 グランにドハマリしてしまったユエル。グラン以外で満足するのが難しくなったので男漁りは鳴りを潜めている。しかしグランとする頻度は減ってしまったため欲求不満は貯まる一方である。コウとはグランの妨害もあり最近会えて居ないらしい。
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