男として生まれたからには何を為すべきか。
コツコツ金を蓄え、己の財布を温めることか。学業なり仕事なりで大成し、己が名誉を勝ち取ることか。
否。
男として生まれたからには少しでも多くの女を抱き、孕ませるべきだ。極上で、最高の女たちを。
まだ11歳という子供の身でありながら、皇啓太《すめらぎ けいた》はそんな歪んだ思想を持っていた。
皇啓太。
この少年はそこそこに裕福な家で生まれた。物心ついた頃から育ての親は叔母一人。産みの親である両親については顔もわからないし、名前すらも知らない。
知っていることはただ一つ。父と母は啓太を生んですぐに亡くなったということ。つまり、もうこの世に存在していないということ。
死因は単なる交通事故。運転ミスによる車両との正面衝突。叔母の話によれば事故があったこの日は、父母と赤ん坊だった啓太での初の家族旅行であったらしい。奇跡的に啓太は無事だったが、結果この様なのだから何とも救われない話である。
親に対してはやはりいささか思うところもあるが、特に寂しいとか悲しいとかそういった感情は沸いてこない。なぜなら啓太は今幸福だからだ。啓太のことを愛し、隷属し、尽くしてくれる肉奴隷がたくさんいるのだから。おまけに全員が巨乳の美少女。まさに男の夢であり、桃源郷。それを自分が手にしているのだから。
一年前までは子供の自分がこんなハーレムをつくるなんて予想だにしていなかった。
助平な性格のせいで学校では鼻つまみ者。現実から逃避し、アニメやマンガ、ラノベなどで己を慰める毎日。家庭には優しい叔母がいるとはいえ、正直苦痛でしかなかった。それももう遠い昔のこと。今やクラスメイトは全員啓太に頭が上がらず、媚びへつらう。大人たちまで啓太の言うことを何でもきいてくれる。ちょっとした王様気分だ。
あのときの惨めだった啓太はいない。大人の男でもなし得ないほどの多くの雌を手に入れ、雄として男としての自信を身につけた。もはや、啓太を縛るものは何一つない。
啓太の住居は極々平凡か一軒家。富裕層の割には一般的だが、庶民的な生活を好む叔母にはちょうどいいようだ。その叔母も仕事の都合であまり家にはおらず、実質啓太の独り暮らしみたいなものとなっていた。
この家で、彼の爛れた性活が営まれている。
皇啓太。小学生5年生にして根っからのエロガキ。容姿は特に美少年というわけでもなく、普通そのもの。巨乳のお姉さんが何よりの大好物で、性欲は底なし。そんな彼の野望はただ一つ。冒頭に述べたあの欲望丸出しの思想の下、この世全ての巨乳美少女美女を犯し、孕ませ、その身も心もモノとし、己だけのハーレムを建設すること。
ちゅっ――ちゅぱ、じゅう、じゅるるるるぅぅぅぅぅ
「ど、どう…? 気持ちいいかな、啓太君?」
「最高だよ、杏里。前より上手くなったねー」
おかっぱ気味なボブカットの爆乳女子高生―園原杏里。「デュラララ」の世界のキャラクターであるはずの少女は顔を上気させつつ啓太のイチモツに手を添え、うっとりとした眼差しを注ぐとともに舌を這わせていた。二次元世界の住人である彼女。その美少女キャラを、しかも自分よりずっと年上の異性をこうして屈服させているというシチュエーションは、啓太の征服欲をくすぐり、股間に力強い隆起を誘発させる。
肉棒を舐める舌と包み込む手の感触からは、女性らしい柔らかさが伝わってきた。
ここは啓太の自室。室内の隅で鎮座するベッドの縁に腰をおき、奴隷兼嫁の一人である杏里の奉仕を受けている。
調教当初の頃は抵抗と戸惑いを隠せなかった杏里も、今となってはすっかり落ち着いたものだ。愛おしそうに頬擦りまでして啓太のぺニスへ隷属フェラを続ける。スタイル抜群のお姉さんが懸命に奉仕してくれる姿を見て、啓太の優越感と支配欲は大いに昂っていく。
杏里もその気になってきたのか、内股になって膝を擦り合わせ始める。もじもじと大きなお尻を振って。こみ上げる肉欲に逆らえない様相で。
「へへっ。もう我慢できなくなっちゃったの?」
「ひゃっ!」
杏里の愛らしさにグッときた啓太は彼女の両腕を引っ張りあげ、自らの膝の上に乗せる。俗に言う「対面座位」というやつだ。
「あぅ…」
フェラを中断させられた杏里は、自分より年上で体格差もある女子高生を軽々持ち上げる啓太の筋力に、強き牡を前にした牝のように惚れ惚れと瞳を輝かせる。
「エロいなあ、杏里は。ボクの赤ちゃん、孕んじゃってもいいの?」
「うん、孕ませて…。私のカラダは全部啓太君のものだから……」
「ふひっ、いいよぉ。たっぷり可愛がってあげる。いっぱいいっぱい中出しして妊娠させてあげるねぇ」
杏里の九十センチ以上はあるであろう特大おっぱいの深い谷間へポスンと顔を埋め、美女特有の甘い香りを思い切り吸い込んだ。
同時に硬く熱を帯びた啓太の巨根も杏里の瑞々しい桃尻に押し当てられる。その官能は悦楽にふるふると女体を震わせ、杏里は嬉しげに啓太の頭を胸元へと抱き抱えた。
小学生くらいの男子と爆乳女子高生が裸で絡み合うこの光景は実に倒錯的であり、現実とは受け入れ難いものであった。
「はう…。啓太様ぁ、そろそろ私もまぜてくださぁい」
そんな年齢差と身長差がありすぎる男女の営みの最中。それをあたかも阻害するような形で、二人とは別のもう一つの声が割り込んできた。
声の主は傍で順番がくるまで待機していたはずの、啓太の牝の一人。古代の王女メナス。クイーンズブレイドの登場人物であるはずの彼女は、切なそうに瞳をうるませて啓太に寄り添ってくる。
どうやら待ちきれなかったようだ。
「メナスさん、今はわたしの番ですよ?」
唐突な横槍に対し、杏里はムスッと頬を膨らませて抗議する。
「むぅ。いいじゃないですか。杏里さんばかりずるいです」
しかし、メナスは聞く耳持たずに背後から啓太に抱きつく。その小さな少年の背にメナスの豊かな二つの膨らみが押し当てられた。啓太とメナスの間で押しつぶされ、むぎゅっと柔らかくたわむ。
それを見せつけられた杏里はいよいよ怒り出した。
「もうっ、いい加減にしてください」
メナスに対抗するかのように啓太に密着する杏里。いつも大人しい気質の彼女だが、主人である啓太への独占欲はなかなかに強い。
しかし、それはメナスも同様であった。
「ですから今は私の順番だと言ってるんです。メナスさんは引っ込んでください」
「やですぅ。待ちきれません~」
「わがまま言わないでくださいっ」
そんな二人の口論の場に挟まれる形となる啓太。前頭部には杏里の乳房が。後頭部にはメナスの乳房がそれぞれ押しつけられ、顔を含む頭部全体が合計四つの豊潤なる乳肉に包み込まれる状態となった。
(うひょおっっ。おっぱいおっぱい♪)
視界が肌色一色に覆わた。温かくて柔らかなその幸せな感触を存分に堪能しつつ、啓太は思わずいやらしい下品な笑みを漏らす。
「―――!」
「―――。―――?」
「―――っ」
啓太の頭上ではメナスと杏里のいがみ合いが続いている。が、啓太はもはやろくに聞いていない。二人の巨乳美女のパフパフにより啓太の男根はすでにヤる気MAXと化していた。
「「きゃあっ!?」」
辛抱たまらず啓太は牝奴隷たちを勢いよくベッドへと押し倒した。
いきなりのことに、裸の美少女らは為す術なく横倒しにされる。
「け、啓太君?」
「啓太様?」
困惑する杏里と、呆けた声を漏らすメナス。
その二人の、女性特有のくびれた細い腰にがっしりと手を回し引き寄せ、啓太は舌なめずりする。
「もういいよ。二人まとめて可愛がってあげるからさ」
夜遅くのとある民家。その一室から、女たちの甘い悲鳴が永遠と木霊した―――。
あれから数時間は経過しただろうか。
ベッドの上で啓太は、メナスと杏里に左右から抱きつかれ、仰向けに寝そべっていた。
二人の牝奴隷の股からは膣内に入りきらなかった白濁の汁がつたっている。さらに裸体には事後による汗の玉が滴り落ち、なんとも艶かしい雰囲気が醸し出されといた。
「……ふふっ」
「啓太君、どうしたの?」
添い寝する牝奴隷たちの弾力に富んだ尻たぶを撫で回す最中、啓太は突如口角を釣り上げ、微笑じみたものをよぎらせる。そんな小さき主の様相に疑問を抱いた杏里はきょとんと小首を傾げる。
「ん、別に……。お姉さんたちと初めてエッチしたとき
のことを思い出していただけだよ」
「初めてって…。もう、あのときは私も杏里さんも無理矢理手込めにされたんじゃないですかぁ」
啓太の左側に侍るメナスはわざとらしく怒ってみせながら、耳元にふうっと甘ったるい息を吹きかけてくる。
啓太はニッと笑うと尻を愛撫していた手を持ち上げ、メナスの脇の下へと差しこみ、お返しとばかりにその豊乳をわしづかみにした。
「ひゃあんっ」
不意を突かれ短い悲鳴をあげるメナスを眺め、啓太は余裕たっぷりにささやく。
「その無理矢理手込めにされた相手、しかも小学生に調教されちゃってるのはどこの誰かな?」
「あんっ♡ いじわるぅ……♡」
収まりきれない啓太の狭い腕の中で、メナスは妖艶に身をくねらせる。
「ん……♪」
ついでに空いた手を杏里のおっぱいに置くと、杏里は頬を染め、目を閉じて啓太に身をゆだねてきた。
啓太は両手で奴隷たちを掻き抱き、二人の乳房を揉みしだき、乳首を弄び、それぞれのおっぱいの形・肌触り・弾力性をじっくり味わう。
「幸せだあ……」
本当に幸せそうな表情で啓太はそう独りごちる。
まだ子供でしかない自分がらずっと年上で身体も大きい、二次元の爆乳女性らの身も心も支配している。これを幸せと言わずして何と言うか。
やがて啓太たちは小休止に区切りをつけ、営みを再開した。ベッドの上にて、一糸まとわぬ美女二人と助平なエロガキは激しく密着し合う。より深く、より濃厚に絡み合う。
(ぐふふ……。明日は他の娘も全員交えて、久しぶりにハーレムプレイでも楽しもうかな)
メナスと杏里の爆乳に埋もれながら、次の夜伽のプランを練る啓太。
そんな彼はふと、この幸福を勝ち取るに至る長き道のりを染々と想起するのであった――。
まずは軽く導入から。次から本編を書き進めます。