エリア11へと訪れた、神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミアが出逢ったのは、心優しくも暗い過去を秘めた白いKMFランスロットに乗る少年──ではなく。
薄汚れた暗い世界、路地裏を生きてきた、清掃作業員の中高年のイレヴン。
“おぢさま”だった。
原作サンライズ様のコードギアスシリーズの二次創作SSで、オリキャラのおぢさま(イメージはエルフ様のPCゲーム鬼作の鬼作おじさん・禿作さん・アニメ版の草木さんを足して割った様な人物)×ユーフェミアの凌辱勘違い純愛恋愛SSとなっております。
凌辱的なシーンや描写があり、勘違い系、純愛系にも該当致しますので苦手な方はご遠慮ください。
2ちゃんねるエロパロ版、およびpixiv様に投稿しております。
注意。
コードギアス、ユーフェミア、オリ主、おやぢ、強姦、凌辱、勘違い、恋愛、純愛、年の差
御批判、御批評、御感想、遠慮なく頂けると嬉しいです。
作品についてのここが駄目なところ、直すべき点等、ご指摘を頂けると作品改善の励みと意欲に繋がりますので忌憚ない一言コメントやご意見を頂ける助かります。
皇女はおぢさまと【日本】を目指す
皇女はおぢさまと【日本】を目指す
此処は神聖ブリタニア帝国によって植民地支配を受け、エリア11となった旧日本はトウキョウ疎開の外れ。
政庁を抜け出したブリタニア第三皇女ユーフェミアは、明らかにイレヴンだと思われる、五十代後半から六十くらいの年齢の、無精ひげを生やした男に捕まった。
道に迷ったから道を尋ねよう。純粋で汚れを知らないユーフェミアは疑うという事すら知らず。
中年太りの誰が見ても不細工な男に捕まる様な形となって、疎開郊外のゲットーにほど近い場所にある廃屋に連れ込まれた。
床に押し倒されていた。抵抗も空しく力の差による強引な手で。それはまるで旧日本をエリア11としたブリタニアの在り方その物。
即ち、弱肉強食。強きは生き、弱きは死ぬ。
ブリタニア自身が定めた掟が、神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニアの身に降りかかる事となろうとは、誰にも想像できなかった事だろう。
ユーフェミア皇女。今は平民の格好をして街を歩いていた彼女は、すでに男の手によって胸をはだけさせられ、めくられたスカートの下の純白の下着を脱がされてしまっている。
「や、やめてッ、」
自分を組み敷く男を見つめながら怯えた声で訴えるユーフェミア。
その彼女の目には、さらけ出された男の下半身にある、男の象徴その物が映っている。
大きく立派な男根は、ユーフェミアという極上の女を前にして、飢えた獣の様にビクビクと痙攣していた。
いくら彼女が世間知らずの皇女様とは言っても、この状況で自分が何をされようとしているのか分からないはずはなく。
必死に抵抗する物の、男の力にはかなわぬまま。
押し退けることなどとてもできそうにない。
「やめて、やめて、やめて下さいだぁ~? 生憎とですねぇ、そいつぁ無理ってもんでございますよユーフェミア皇女殿下ぁ」
男はその醜い容姿に合う醜悪な笑みを浮かべながらユーフェミアの両脚を抱えると、腰を近づけ硬くそそり立つたくましい男根を、汚れを知らない彼女の膣にあてがった。
尊き存在? 皇女様? そんな物、男には関係ないのだ。
元より男はその様な在り方で生きてきた。
女を強姦し、犯しては犯し続ける。
旧日本時代にそうやって過ごしてきた、醜悪な見た目通りの醜悪な人間。
所謂変質者、性犯罪者と呼ばれる類いの人間であった。
弱肉強食だと? 上等だオラ。その弱肉強食の掟に従ってこっちも弱肉強食で応じようじゃねェか。
そんな考えの下、男はユーフェミアに狙いを定めて、狩り取りに掛かったのである。
「い、いやッ、いやぁッ!」
醜いイレヴンの中年おやぢ。そんな醜悪な男に犯される恐怖に、いやいやと首を振るユーフェミア。
膝裏にまで届くほど長い、艶やかで美しい桃色の髪が首の動きに合わせて揺れる。
その姿もまた男の性的欲望を煽り、一つ満たし行くピースとしかならないのだ。
「イヤよイヤよも好きの内……っっと!!」
ずぶりっ!!
ユーフェミアの秘口に添えられていた、彼の大きくもたくましいペニスが。
汚れを知らぬユーフェミア皇女の膣を引き裂くように挿入った。
「アアああぁぁああぁぁ―――ッッ?!」
彼の男の腰が押し出されると同時。入り口に触れていた男根が膣口を左右に押し割り、温かく湿ったユーフェミアの膣内へ差し込まれ、奥へ奥へと入っていく。
ずぶずぶずぶ。
止まる事など無い、一切の容赦の無い、無駄も無い膣への挿入が、唯々実行に移されていた。
ペニスの先端肥大部位は真っ先に呑み込まれ、閉じた膣肉を大きく環状に押し開いていく。
「ああ゛ッッ、い、痛いッッ、や、止めてッッ、い、痛いッ、痛いですッッ、助け、助けてお姉様ァァァ――ッッ!!」
悲痛なる叫び。いま強姦され犯されんとされている、否、犯されているユーフェミアの、実の姉への助命嘆願。
命を奪われる様な痛みに、彼女は泣き叫んで助けを求めた。
しかし無情なるかな。この場には彼女を助けようと動く誰かは居ない。
屈強なる騎士も、強き姉も、疎開を歩くブリタニア人さえ。
このゲットーの境目には居ないのだ。
それもこれも男に無防備に付いて行き、地下の小部屋にまで連れ込まれるまで何も考えていなかった、お花畑な思考が原因。
怪しい男に連れて行かれ、いや、自ら道案内にと付いてこいと言われるがままに付いて行った、彼女自身の過ちだ。
「おおッ! おおっ、おおおおお~~っ! こ、こりゃ、さすがは初物だぜ、最高にいい具合だぁ。丁度良い感じに締まって……っおおっ、す、すげぇっ」
ずぶずぶぅぅぅ――。
抵抗がある。膣口から膣道、襞を擦りあげる形で進入していく五十代から六十程度とは思えないほどの逞しい男根。
これを、これ以上奥へと進ませまいとするかの如く、汚れを知らない女性の肉はキツく内側を閉ざし押し止めたのだ。
「あッ アアッ…ッ、わ……、わ、わたくしの……なか……、に……、は、はいって……ッああァ」
だが、そんなささやかな抵抗など、真の鬼畜歴の長い百戦錬磨の男、おやぢには通じずだった。
少し強引に膣肉を押し割り入ってくる彼のたくましい男根の感触に、悲鳴とも喘ぎともとれる声を上げたユーフェミア。
ブチッ――、無慈悲なまでに処女の膜を押し破り、ユーフェミアの最奥へと到達したソレがもたらすのは。
もたらし来た物は、それは不思議なことに痛みではなく、むしろ心地よいという感触だったのだ。
何故? どうして? 私は彼から犯されているというのに、この恥辱の果てにどうしてこの様な感覚を覚えるのか?
なにゆえに私は気持ちいい、心地良いと感じなければならないのか?
理不尽、理不尽に過ぎる。
強姦の果てにこの心地良さを得てしまうのはこの世の理不尽を煮詰めたようにも思え、ユーフェミアの思考は恐怖と、恥辱と、そして微かな快楽の三つに浸食されていった。
ユーフェミアが感じている。自身からの強姦に、自身からの挿入に確かに感じている。
変質者歴、鬼畜道の長い、経験豊富な彼はそのユーフェミアの様相にも直ぐさま気付いた。
気付いたが、彼は動きを止めることなく抽挿を始め、ユーフェミアとのセックスを始めた。
ずッ、ずぶッ……、じゅっぶ。
ゆっくりと静か。緩やかに行われ始めた抽挿。
とても強姦されているなどとは思えないほど、挿入時の暴虐さとは打って変わった優しい交接。
「はッ、ああッ……あッ……ッ、あん……あふァあっ」
ユーフェミアはあまりの気持ちよさに唯々喘いでいた。痛いはずのそれが刹那に消えていた。
これは当然の事、意図的に成されている。
変質者として経験豊富な彼ならば、女を心地良くさせ犯し行くという交接さえ朝飯前に行えるのだ。
元より彼は、陵辱するようなセックスはするつもりが無かった。
一体何年ぶりなのか? ブリタニアによる日本侵攻という、彼に取っては全ての罪を、強姦という犯してきた数々の罪をご破算としてしまえる出来事が起きた。
それより一イレヴンとなった彼は、ブリタニアの政庁関係者の悪辣振り、ナンバーズへの差別や偏見を視て聞いて、自分自身を抑えてきた。
性的欲望。生まれ持っての性である彼の原始的な欲求を、彼はこの日この時まで抑えに抑えてきたのだ。
だからだろうか。ユーフェミアを犯しはするが、せめて心地良くして差し上げようと考えたのは。
日本人としての自分は奪われた。だが同時に日本人としての犯歴も喪われた。
もう自身を追い掛ける警察機構は存在しない。その存在ごと消し飛ばされてしまったからだ。
その日本人としては珍しいくらいブリタニアに恩義さえ感じていた彼は、自身がブリタニア侵攻より初めての獲物として選んだ女がブリタニアの皇女と分かるや、その恩義を思い切り屈折させた形で返してやったのだ。
何処をどう犯せば気持ち良くなれるのか? これを心得ている彼は、望むままに気の向くままにユーフェミアを犯すのだ。
犯しはするがユーフェミアを気持ちよくさせてあげようとして。
「あっ……、あっ……、ああっ……、ああ、ん……!」
ユーフェミアは抵抗する気力が沸いて来なくなった。
己の身体の芯までを暴虐なるペニスで貫かれていながら。
彼女の心は、身体は、この一時の気持ち良さと心地良さという快楽に任せてしまうべきなのだと、そう受け取らされてしまっていた。
これが間違いであっても。これが情欲のみに満ち満ちた行為であろうとも。
彼女には、こうして優しく静かに自身の事を犯してくる彼に対して、もう敵意や怖れを抱く事が出来なくなっていた。
本当に刹那の間の出来事であった。
「ユーフェミア皇女殿下ぁ、……ココ、気持ちいいでしょう? ……ええ? どうです良いでしょう?」
ユーフェミアはブリタニア人。それもブリタニアの皇族。
ナンバーズがどういった扱いをされているかは彼女とて少なかれ知っている。
非人、場所やエリアによってはそれ以下の過酷な扱いをされていると聞く。
それなのに。それなのにどうして彼は、こんなにも優しく犯すのだろうか。
自身がブリタニアの皇女だと知っているはずなのにまるで憎しみを感じない。
強姦とは無理矢理の交接、望まぬ交接や姦淫を行われること。
殿方が自身が気持ち良くなるためだけに行う暴力的交接の筈。
確かに無理矢理はされた。間違いなく犯された。犯されている。
だが、想像していた強姦とはまるで違うこの心地良さは何なのだろうか?
いつの間にやら誰かに助けを求める気力も失われていた。
姉であるコーネリアへの助けの声も出しては居ない。
ただ。
「ああっ……、あッ……、ああ、ん……、あッ……」
唯々、心地の良い喘ぎのみが口から溢れ出てしまうだけだ。
助けて欲しい?
助けが欲しいのは彼らナンバーズ、イレヴンの方だ。
侵略者側であるブリタニアの皇女が助けを求めるなどと、彼らから見れば、何を戯けたことをと詰られても致し方のない事。
それ以前に、いま自分は、私は……、助けを求めたいのだろうか?
挿入される前まで、挿入の直前まではあった筈のその気持ちが、今は霧散してしまっている。
むしろこれで良い。このままで良い。ナンバーズの、イレヴンの彼の怒りをこの身に受け止めることもまた皇族として……。
いや、そもそも。
そもそも彼は怒っているのだろうか?
激情に身を任せているのか?
それは……、それは、恐らく……無い。
もし激情のままならばこんなにも優しく静かに犯し来たりはしないだろう。
ああ、私は……、これが嫌じゃないと思ってしまっている。
彼は、彼との交接が徐々に徐々にだが、確実に、望ましい物に思えてくるのだから、私は一体? 思考と意識が侵略されていたユーフェミアは、その快感のもたらす刺激の強さゆえに、自分自身で自分が分からなくなる。
望まないはずの交接を受けさせられてどうして気持ちがいいのだろうかと。
こすり上げられる膣の中。彼の肉と自身の肉が文字通り深くこすれ合い、絡み合っている。
ぢゅぶうっ、っと奥まで挿入れられれば深奥がびりびりと痺れ、背筋を這いあがる様な電気的感覚には身体をびくびくと震えさせられる。
「ああっ……! あはァァっっ、んあっ、あっ、ああっ、ひうぅっ」
子宮の入り口まで達した彼の男がその口を捻るように擦ると、意識が快楽一色に染め上げられて。ユーフェミアの思考を気持ちいいという物で埋め尽くす。
身体の相性、肉体的相性があまりにも良すぎたのだ。
その証拠に彼もまた未知に等しい快感に歓喜していた。
快楽物質は出続け。
彼を、ユーフェミアを、二人の気持ちを一つに束ねて加速させていく。
「あっ……、あ……、いいっ……、いい、ですっ」
その身を快楽物質に満たされていく彼女の口からとうとう零れ出てしまったのは、そんな言葉だった。
怒って良い、怒りに身を任せれば良い、助けを求めれば。
それら本来抱くべき筈の気持ちや思いが、もう消え失せてしまっていた。
いい、気持ちが良いと、そんな返事を返し、彼との、自身を犯し来た彼との交接を受け入れてしまっていた。
「おおっ、いいか……、ユーフェミア皇女よぉ……、いいか、そんなにいいか俺とのセックスが……え? どうなんだ?」
「いい、ですっ……、いいです、からっl、もっと……もっと、ゆっくりと……して、くださ、っああ──、ああっっ!」
この大きな態度の軟化。思わぬ心変わりは、彼女のみならず、彼にまで心理的影響を与えていた。
ユーフェミアが大人しくセックスをさせてくれるので、逆に彼は彼で思い切り優しくして一緒に気持ち良くなろうと考えたのだ。
「お姫様よぉ……俺ぁ、アンタを気に入ってしまいましたよ~……、ここまで具合が良くて、これ程までのいい女、過去には居りませんでしたよぉはい。ですので、最高に……、最高に気持ちよくしてやりますよっと」
ずっ!
「アアっ!」
彼は彼女の心変わりに自分自身も知らずに絆され、自分の快楽よりも優先的に、ユーフェミアに女の悦びを味わわせてやろうとした。
元よりそのつもりだったが本気で彼女を優先し、彼女に快感とは、交接の気持ち良さとはどういった物かと身体を通じて伝えてあげたくなったのだ。
心から思う。この女を、ユーフェミア皇女の事を気持ちよくさせてやりたいと。
こんなに大人しく犯されてくれた女は居なかった。皮肉な事にイレヴンでは無く日本人だった頃はそうだった。
それがどうだ。自分の前に現れたこの女は、神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニア皇女は、大人しく受け入れてくれたのだ。
鬼畜道に生きてきた。屑みたいな人生だった。その先で数々の性犯罪を犯し、気付けば指名手配されて。
それでも鬼畜に女をあさり続けてきた彼が、この日本が壊された時代で、初めて最高だと思える女と出逢ったのだ。
既にユーフェミアは身体のあちらこちらと脂ぎった彼の肌や手を触れ合わされていたが、少しも嫌な感じはしなかった。
嫌な感じがしない理由は、異常ともいえるほどの彼とユーフェミアの身体の相性がもたらす、苦しいくらいの気持ちよさにある。
それと共に、彼女は彼に心を許した。ナンバーズとして常に弱者な立ち位置と目線を持つ彼に。
自身には無い彼にしか分からない目線が、この先にあるような気もする。
こんなにも求めてくる彼も、自身と同じ様に自分には無い目線や景色を探しているのでは?
彼とならお互いを補完し合えるのではないか、お互いの存在を共有し合えるのではないかと。彼女の無意識化にその意思が刷り込まれたのは、後に思い振り返れば。この瞬間、この時であったのだろう。
ああ、でも気持ちが良い。とても、とても甘露な感覚だ。
全身が痺れる。足の先が伸び、彼の身体をその間に挟み込んだままの体勢で。
交接の正道とも言える体勢。彼を見る、彼は自身を犯そうと下心の塊であった表情を消し、醜悪ながらも優しそうに笑っている。
「あっ、ああっ……おぢ、さまっ、おぢさま、もっ、あなたもっ、感じて、いらっしゃるの、ですね……?」
慈愛の皇女という二つ名も持つユーフェミアの会心の微笑みが、快感に染められた彼女の中に浮かんでいた。
それは正に神聖で不可侵。侵しがたい慈愛の皇女の笑みだ。
だが彼は犯す。ユーフェミアを犯すその腰の動きも、肉体の動きも止まる事は無い。
だが、ここまで、これ程までに自身からの交接を素直に受け入れた女はかつて居なかった。
誰もが嫌がり、泣き叫ぶ。そんな女ばかりだった。
それが当然なのだ。これは強姦なのだからして。
だがそのユーフェミアの微笑み、自身を受け入れている最高の身体の相性を持つ女の最高で淫靡な笑顔。
これにはさしものプロの変態、変質者である彼も堪らず、自分で決めたルールである――。
『女を犯しはするが、中出しはしない』
というの自分で決めたルールであり禁忌であるソレを破って中に出したくなってしまう。
こんな自分ルールを決めているのは『妊娠させてしまったらそこから足が付くかも』という自己保身からだが。
ユーフェミアはそれを押し通せないほどの相性最高の身体と、自身を受け入れてくれさえする寛容さを持った極上の女なのだ。
だからこそ膣内射精という、甘美な響きを持つ行為を人生で初めてしてみたいと思った。
このユーフェミアという女を、自分の精子を受け入れさせた初めての女にしてやりたかった。
年甲斐も無くこの女との子供を、ユーフェミア皇女との子供が欲しいと考えてしまったのだ。
(ルールは破っちまうが、このまま出すか……、いや、出してェっ、ユーフェミア皇女の中に俺の精子を注ぎ込みてェ……ああ、なんでだ俺よ? 俺はこいつに子供を産ませてェって考えちまってるよ、ユーフェミア皇女に俺の子を産ませてェって、どういう思考だそらァ……どうしちまったんだ俺ぁよぉっ)
感情のセーブは上手い方、誰かを騙すことも、誑かすことも、ずっと行ってきた。
本当の自分を相手に悟らせない術、絶対的な偽善の仮面を醜悪な顔にいつも付けている。
だが、この日この瞬間、この一瞬だけは。
その全てが一切、どうでも良くなっていた。
この女と子供が作りたい。そんな強い意識が彼の心に宿っていたのだ。
後々そうなっていく切っ掛けはこの時に生まれたのだろうと、彼も後日に振り替える事がある。これが彼とユーフェミアの始まりの合図だったのだと。
ずぶぅぅぅッ!
腰を大きく前に出し、ユーフェミアの秘裂を貫いていた男を全体全て埋没させ。
彼はユーフェミアの中に性器を収め込んだまま、彼女と股間同士を重ね合い、触れ合わさせた。
「はううッ!?」
一際深く差し込まれた彼のたくましい男は、子宮の入り口に吸い付くだけでは終わらず、その入り口を押し広げて陰茎の先端部を子宮内部にまでねじ込ませてしまう。
それはまるでユーフェミアの秘口に舌を全て入れ、深く口付けを交わしているかのようで。
彼とユーフェミアの股間は隙間なく重なり、一つとなっていた。
下半身、股間部同士の重なり合いがお互いの下腹部の熱を分け合い、溶かせ合う。
離れてはならない相手同士、運命の出逢いにも似た不可思議な心の形を、二人はこの時共有していた。
そうして、子宮内部にまで男根を挿入されてしまったユーフェミアは、最深部を貫ぬかれたことを感じ取りながら、熱い吐息を吐き出しつつ悲鳴をあげた。
「はううッ、あぁああァァァァ~~~~ッッ」
「うおおッ、出すぞッッ」
「い……ああッ……な、中は………、やめ……て……ッ」
切なげに拒絶するユーフェミア。それが形だけの拒絶だと無視する彼。
自分を此処まで受け入れてくれた女が、此処まで来て拒否なんてねェだろと。
本心で嫌と良いと、二つの感情をせめぎ合わせていたユーフェミア。
だが、この瞬間は嫌が一歩先行していた。この頃はまだ彼女の心は彼との交接に前向きでは無かったのだと後々述懐している。
これが運命の出逢いなのだと、そう理解していても。それでもこの頃の彼女の心は、まだその感情について行けなかったのだろう。
そんな自身の想いも未だ分からぬままに行われたのは──次の瞬間だった。
どくん!
瞬間、爆ぜる。
「ああッ!?」
どくんッ、どくんッ。
爆ぜる男性器。陰嚢より込み上げてきた彼の濃厚なる精が陰茎先端部より吹き出し、ユーフェミアの中に注がれ出されているのだ。
「はッ――あッあああッッ!?」
中に出された。膣内射精を行われた。
いまこの瞬間、私は中に精子を出されている。
感じたユーフェミアは喘ぎ叫ぶ。
否定でも肯定でも無い。どちらでも無い叫び。
この交接は、此処で終わるのだろうか?
どくどくッ、びゅくッッ!!
「あああァァぁ~~~~~~~~ッッ!!」
中に出されるのだけは嫌がるユーフェミアだったが、拒絶もむなしく下腹部に感じるどろりとした温もりに、胎内へと精子が吐き出されたことを嫌でも理解させられた。
身体の奥にジワッと広がる粘液質の液体は、すべての五感を痺れさせ、彼女を快楽の海に堕としてしまう。
初めての性交、初めての膣内射精、女にとって大切なものを尽く奪われた彼女は、自分を絶頂へと導いた醜いイレヴンの中高年おやぢを見つめる。
彼は凄く満足そうに、やり遂げた表情で尚も射精を続けていた。
(おぢ……、さ……ま……っああ)
汗臭い彼の臭いと、爽やかさや頼もしさとは正反対の醜悪な笑み。
そんな笑みを浮かべて気遣うような優しい抱き方でセックスをする彼に、なぜか心が温かくなるユーフェミア。
強姦というのは欲望をぶつけ、女を陵辱するものだというのに。
挿入の瞬間から射精に至るまで、終始を気持ちよくされ、彼女は怖いと感じなくなってしまっていた。
少なくともこの初めては嫌々ながらも彼女は受け入れていたのだ。
自分自身の意思で、確かに…………。
そして、その彼の抱き方に『優しいひと』と思い、強姦されていることを忘れ、逆に好意的に見てしまう。
だからこそだろう。出される前こそ拒絶したものの、こうして射精をされても大人しく受け入れているのは。
心が結び付き、運命という鎖で結び合わされた。それは未だ、二人共が気付いていない事。
「ふううううう~ッ、分かりますかねェ~ユーフェミア皇女ぉ、いま、この私めの精子がユーフェミア皇女の子宮の中へと注ぎ込まれているのでございますよぉぉ~~?」
びゅうう、びゅくッ
「あッあううう~~~ッ、あッ……あつッ、いッ! 熱い、ですッッ、これ、がっ、せー、しっ」
ユーフェミアの子宮に溜まっていく彼の精子たち、これを大量に含んだ彼の精液。
子宮の容量を超えてもまだ出される精子は、膣を逆流して、しっかりと繋がり結ばれている彼とユーフェミアの股間の結合部から溢れ出て、二人の股や脚を汚しつくしたところで漸く止まった。
「は……ああ、ん……」
「へっへっへ、失礼致しますよユーフェミア皇女殿下ぁぁ、よっと」
「んあっ」
依然、男を根本まで挿れられたままのユーフェミアは、射精を終えた彼に抱き起こされた。
彼はユーフェミアの背中に手を回して優しく抱きしめると、背中から尻まで覆い隠し、先の方が床にまで付いている、桃色の長い髪を愛おしげに撫で始めた。
「全く持って羨ましい限りですなぁ」
寄る年波に頭頂部が禿げてきた彼にとって、長く美しいユーフェミアの髪が羨ましく思えたのだ。
「ふえ――?」
絶頂の余韻からか、彼の身体に自身の身体をもたれさせたユーフェミアは、彼の左肩に顎を乗せた状態でふやけた声をあげた。
「いえいえ、こちらの事でございますよ」
彼はユーフェミアの髪を指に絡めて弄びながら『髪の毛いっぱいで羨ましい』などといった本音をぶちまける事なくはぐらかし、曖昧な返事をすると、今まで彼がしてきた脅し文句を彼女に伝えることにした。
「ところでユーフェミア皇女殿下ぁ。実を言いますとですねェ、この廃屋には私めが仕掛けましたカメラが何台もありましてねェ~」
彼はプロの変質者である。かつては日本と呼ばれていたこのエリア11。
その当時から女子高生、OL、人妻など数多くの婦女子を罠に嵌め、弱みを握っては強姦するという行為を繰り返してきた筋金入りの変質者だ。
当然のこと警察に追われないよう慎重に事を運んできたが、永遠にバレないなどあるわけがなく、とうとう指名手配されてしまい、各地を転々としながら逃げ回っていた。
そんなときに起きたブリタニアの日本侵攻と占領。続けて行われた植民地支配。
日本という国は滅びエリア11となったおかげで、彼の犯歴も共に消え去るという奇妙な恩恵を受けるに至る。
それは既知の通りであり、彼はその逃亡生活にもピリオドを打つことができた。
だがしかし、それ以降が問題だったのだ。
新しく入ってきた獲物たちを貪ろうにも貪れない環境下に置かれてしまったからだ。
苛烈な支配と人権無視の中。かつてと同じように女を追い込んで犯すというのは、せっかくの恩恵を無駄にするばかりか、有害なイレヴンとして処分される危険性があり、迂闊なことはできなくなってしまった。
そのため幾月幾年にも渡って我慢し、禁欲生活を続けていたがそれにも限度がある。
仮に彼が美形であったり、最低でも普通くらいの容姿ならばイレヴン同士で自然に付き合い、行為に至れていたかもしれない。
だが、現実は不細工、太り気味、不潔、日雇い家業と三次受け清掃作業員の二足の草鞋と、凡そ男としての底辺を限界突破しているような状態である。
加えて変質者たる彼はまともな恋愛経験もないし、興味もない。
いや、今までは無かった。今までは、だ。
では今はどうか? 今は…………、今は少しは思う、子供が欲しいかなと思う。
それはまた別として、彼は雄の本能を満たし、雌を屈服させることに至上の喜びを感じるという、性欲に忠実な生き方しか知らないのだ。
その彼が年単位振りに女を求め、政庁の汚職役員に見せかけのゴマをすって取り入り、疎開を徘徊していたところ。
誰かから逃げ隠れしているらしい桃色の長い髪の女を見つけた。
声をかけたところ、警戒心の欠片も抱かず付いてきたのだから、この獲物を頂かないわけにはいかなかった。
まもなく彼はこの女が、神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニアである事に気づいたが、弱みを握ってしまえばこっちの物として、気にすることなく犯したのだ。
それがどうだろうか。彼女を犯している間に心に幾ばくか、彼に取っては大きな変化が訪れていた。
それは、ユーフェミアも同じだったのかも知れない。以後の二週間を彼に脅されていたとしても、彼女は彼の交接を受け入れていく事になるのだから。
しかし、彼に取っても、また彼女に取っても、この二週間はやがて繋がる福音への一歩となるであろう事を、互いに未だ知るよしも無かった。
『おぢさま! わたくしのものになりなさいっ!』
その一言が飛び出したのはそう、二週間を過ぎて少しの頃。
そういって強引に抱き着いてくる彼女には、脅迫のためのビデオや写真など意味がない。
それどころか更に深い関係になろうと逆に脅迫してくる始末。
『わたくしを犯した事実をお姉様に告げられたくないのでしたら、わたくしのものになりなさいっ!』
何故こうなったのか。それはこの二週間の交接が全ての要因だった。彼に取っても、ユーフェミアに取っても。
二週間の交接は肉体面でも心の面でも二人を深く結びつけていたのだ。
いや、初めての時に結びついた心が絡まり合い、一つになっただけの話なのだろう。
たびたび政庁を抜け出しては彼の隠れ家たる廃屋にやってきて、熱い時間を過ごした後、そう迫ってくるユーフェミアを宥め賺しはぐらかす彼だったが、それがいつまで通用するか分からない。
自分の物になれとは彼の方から言いたいし、望んでいた事だった。それが彼女の側も同様の事を思い始め。
それは彼と彼女自身の心の変化にも更なる彩を加える形となって繋がり、やがて二人は――。
「結婚かァ、結婚ねェ~、ああ~皇女殿下?」
「ユフィです」
「ユフィ、せっかくの申し出大変光栄なことでございますがぁ~、私めはイレヴンでございます。ですので身分違い以前の問題なのですよぉ~、っつーかユーフェミア皇女よぉ、お前何考えてやがんだよ。頭どうかしてんじゃねェのかぁ? 俺ぁアンタを犯した男なんだぜェ」
子供が欲しいと考えていた彼だが、表面上はそうはぐらかし続ける。結婚も子作りもしたいかと言われればだ、いまではしたいとそう思えるようになっていた。他ならぬユーフェミアと。今までの女となら用が済めば、飽きれば、解放していたが。ユーフェミアとは結婚し、添い遂げてみたいとも思うのだ。
「ですからこそ責任をお取りになり、このわたくしを妻となさいっ! わたくし以外の女性とまぐわう事も今後は二度と許しませんっっ!」
二週間の、短くも長きに渡る交接期間は、ユーフェミアの心を完全に開かせ、彼自身の心の壁を破る事にも多大な影響を与えていたのだ。
彼自身も結婚と、子作り。少なくともユーフェミアには自分の子を産んで欲しいと考えるようにはなっていた。それ以前の話、初めて彼女を犯した時にも同じことを考えていた。
この女に自分の子を産ませてェ──それは初めて抱いた嘘偽らざる素直な感情だ。
だが、決定的な身分の差。これがあるから子供は産ませるにしても結婚とは難しい。ああ、自分は、俺は、この女に惚れちまったんだなァ……、その答えに辿り着くまでの時間はそう必要とはしなかった。
女を犯しては捨てを繰り返してきた己が、よもや一人の女に心を奪われ、骨抜きにされてしまおうとは。
女からの初めてとなる純粋なる好意、ユーフェミア皇女からの真っすぐで純真な好意。狼である自身が、赤ずきんちゃんの逆襲を受け、虜にされてしまっているような、複雑な気分だった。
そんな風にあれこれと、抱いたことの無い感情に戸惑い、思い悩む彼の腕の中で、ユーフェミアの頭の中に身分にとらわれない【行政特区日本】という構想が浮かび始めたのは、正にこの頃の事であった。
改訂のお勧めと言いますか御注進のお言葉を頂き改訂いたしました。次話に上手く繋がっており文章もそれなりの物となっていれば良いのですが。
御批評、御批判、御感想、御意見等ございましたら遠慮なく頂けると嬉しいです。よろしくお願い申し上げます。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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少女少年
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北の告発
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サラダデイズ
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クレセントノイズ
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ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
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ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
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遊戯王GX(十代×カミューラ)
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魔装機神(マサキ×モニカ)
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椎名君のリーズニングファイル
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RAVE(ハル×絶望のジェロ)