※この作品はR-18です。

二次創作SS集   作:夜半の月

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最大のピンチことコーネリアという壁を偶然と幸運と実力で乗り越えたおぢさま。
始まった新生活はユーフェミアとの子を早く欲しいと言った夫婦らしい願望。
その為の生活を始めてみた二人は? といった感じです。


夫婦円満

 

 

 

 夫婦円満

 

 

 

 まさか、私とおぢさまの関係が、恋人を通り越えた夫婦関係が、お姉様に知られてしまっているとは思いもよりませんでした。

 

 だからと言って何も変わらない日常が翌日以降も送られていくのですが。これはおぢさまがお姉様よりの鉄拳制裁とお怒りを受け、傷つき努力してくださったおかげでもありますの。あのときのおぢさまは素敵でしたわあ。

 

 勿論噂にはなりました。噂にならないはずがありません。ですが、元よりわたくしとおぢさまの仲が政庁内で良かった事。

 

 多数の方々にそれを視られていた事から、あのイレヴンとユーフェミア様はデキているのでは? といった、風紀を乱す言説がまかり通っていたのです。無論、公にではなく密かに。

 

 皇族の私に対してそのような言説を流していることを知られれば、懲戒解雇で済む問題では御座いません物。

 

 場合により、皇族侮辱罪で逮捕され、裁きを待つこととなりましょう。

 

 神聖ブリタニア帝国の皇族侮辱罪は最高刑の死刑もあり得ます。ですので、誰もが密やかに噂をしていただけで、公には誰もが言葉をつぐんでおりました。

 

 しかし、今回お姉様がお認めになり、お姉様の騎士であるギルフォード卿。お姉様の懐刀ダールトン将軍もこの事実をお認めになられたことで、噂は噂では無く。公の物となりました。

 

 勿論事は政庁内で収められます。疎開全土へと流布するには未だ準備が整っていないということもあり、まずは内々だけでのお話しとなったのです。

 

 幸いなことに、おぢさまは政庁の職員の方々からは良く思われておりました。良く働き言う事を聴くデブ。せっせと清掃を完ぺきにこなすイレヴンとして、これにつけおぢさまお得意の話術でしょう。そして誰が相手であっても謙る態度。

 

 例え心の中で何を考えていようともけして表には出さない面の皮の厚さが、この場合上手く溶け込み受け入れられるといった、良き方向への流れを作っていたのでしょう。

 

 でなければ一介の平民以下のナンバーズが皇族である私と愛し愛され、肉体関係を築く等という事態が許されるわけはありませんし、誰からも理解を得られなかったはず。

 

「しってるか、あの清掃員のイレヴンの話し」

 

「おおしってるしってる。何でもユーフェミア皇女と相思相愛で肉体関係にもあるらしい。それも結構長くな」

 

「あのイレヴンの野郎上手くやりやがったなあ、何がどうなってユーフェミア皇女とそういう間柄になったのか知らねーけど。あんな美人とできちまうんだから」

 

 柱の陰より伺っておりましたが、実に下品な会話を為されて居られます政庁職員の方々。

 

 多かれ少なかれそんなお話しは政庁内部にて広まっていることでしょう。別に私は構わないのです。おぢさまが絡まれて肩を組まれながら。

 

「お前もよくやりやがったなあ!!」

 

 と言われ。

 

「私めのような下々に位置する者を愛して下さるとは真に慈愛の皇女様のお優しさの在り方その物です。はい」

 

 そう上手く返してけしてトラブルにはならず、むしろ良好な空気を造り上げて下さるのですからおぢさま様々です。

 

 以前と異なるのは、おぢさまの公務が終わり、終業時刻を迎えては、彼が私の執務室へとやってくるようになった事でしょうか? 

 

 これはお姉様公認ですので誰も異論を差し挟む余地も無く、おぢさまは私の執務室の難しい本を読んだりしてお時間を潰していらっしゃいます。

 

 なんでも幾ら何でもユーフェミア皇女と結婚する人間がまともに学が無いのは困りモンだろう? との由。

 

 残念ながら直ぐにおぢさまの御自宅へと向かえる日と、勉学の日とが御座いまして、勉学の日はおぢさまは私にお付き合い下さるのです。

 

 その過程において彼も彼なりに勉強を為さっているご様子ですが、あまり実にはなって居ないようですね。

 

『どのみち護衛は必要だろ。なあコーネリア総督閣下ぁ』

 

『ふ、お前が護衛なら安心できる。普段はSPを付けているのだが、お前なら暴漢への対処も可能だろう』

 

『つーかこいつ拳銃持ち歩ってんだぞ?』

 

『な、なに?! そんな事は聞いていないぞユフィっ!』

 

 おぢさまが私の拳銃所持をお姉様に教えてしまったために、私お姉様に怒られてしまいましたの。

 

『ですが、皇族として銃器の訓練、KMF操縦の訓練は一通り為しております。そのわたくしが拳銃を所持する事の何が問題だというのでしょう』

 

『ユフィ、お前、それを護身用としてコイツの家に……』

 

 おぢさまがコクンと頷きなさるとお姉様は深いため息を吐いてお出ででしたね。

 

『それならば以後はコイツを護衛に付けろ。コイツは生半可な強さでは無い。ただの喧嘩でという条件でならラウンズとでもやり合えるかもしれん』

 

 私とおぢさまの事が知られてしまって以降、お姉様は幾度かおぢさまと素手で戦った。喧嘩を為さったらしいのです。

 

 実力を知るためというお話しでしたが、信じられないことにお姉様の方が押されてしまったとか。

 

 ギルフォード卿とも徒手空拳で試合を為さったそうなのですが、互角の戦いを演じ、まだ余力がありそうだったというお話しです。

 

 正直申し上げまして、私も信じられませんでした。おぢさまが強そうだということは薄々感づいては居りましたが、そこまでとは。

 

『今度、エリア11にラウンズが三人派遣されてくる。ナイトオブシックス──アーニャ・アルストレイム卿、ナイトオブナインで私の士官学校時代の先輩ノネット・エニアグラム卿、皇帝陛下の護衛も務めているナイトオブトゥエルブ──モニカ・クルシェフスキー卿の三人だが、お前その三人の一人に徒手空拳での試合を申し込んでみないか?』

 

 そんな訳の分からない唐突な勧誘を受けたおぢさまは。

 

『いやいや、私めは一介の清掃員で御座いますよ? なにわけのわかんねーことを言ってんのよ総督閣下よお』

 

 おぢさまはお姉様にも乱暴なお口をお聞き為さるときがありますけれど、こちらもお姉様がお許しなのです。変に飾られるよりは余程にすがすがしいと。

 

 基本的には不貞不貞しく、胡散臭い敬語口調をお崩しにはなりませんけれどね。

 

『なに、清掃員にして置くには惜しいと思ったまでだ。それだけの実力があるのだぞ。上を目指さぬのか?』

 

『上も何も、俺ぁユーフェミア皇女と慎ましやかに生きていけたらそれでいいので御座いますよ。はい。変な上昇志向は御座いません』

 

『勿体ないな。だが、お前がユフィを守るというのならばユフィの騎士となる選択肢もある。間口は広げておけ』

 

『イエス、マイ・ロード、それともイエス、ユア・ハイネス?』

 

『好きに言え。清掃員にそこまでは求めんよ。あ、あと忘れぬうちに業務連絡だ。イレヴンの清掃員をあと二名雇用することにした。政庁は広いからな、ラウンズの方々の宿舎の方にも人を派遣しないとならない』

 

 イレヴンの清掃員。まるでおぢさまのようです。

 

『俺に部下を扱えとか無理なんだが』

 

『わかっている。お前は使うよりも使われる側だ。新しく雇用する清掃員も当面はお前のように自由にやらせるつもりだ』

 

『随分太っ腹だなええおい』

 

『自由にやらせているお前が十二分以上の結果を出してくれているからだ。まあ、まさかユフィと男女の関係処か夫婦関係にまでなってしまおうとは思わなかったが。まあ、いい。お前にユフィを預けるのだ。しっかり守れ』

 

『御心配には及びません。私めは妻ユーフェミア皇女を命に代えても御守り致します。はい』

 

 おぢさまのそのお言葉が私には嬉しかったです。

 

 

 ◇

 

 

「ここらも大分と整備されてきたなあ」

 

 おぢさまと歩く裏通り。以前は本当に裏通りと言った感じのストリートだったのですが、お姉様が私と彼の言を取り入れて、裏通りや疎開外縁部。ゲットーにまで街の整備を広げたところから、随分と治安も改善されて参りました。

 

 いまでは懐に隠し持っている拳銃も必要ないのではと感じるほどに、劇的に変わってきております。

 

 こう申し上げては悪いのですが、クロヴィスお兄さまの時代よりもずっと良くなった。コーネリア殿下、ユーフェミア殿下万歳と言ったお声も耳にします。

 

「これもおぢさまのお働きの賜物ですわ」

 

「おいおいよしてくれ。俺ぁ偶然にもユーフェミア皇女と出逢って、偶然にもコーネリア総督の目に触れて、偶然にもユーフェミア皇女が居たからこそコーネリア総督への進言の機会に恵まれたってーだけだ。単なるイレヴンでそれ以下でも以上でもねーよ」

 

「偶然も其処まで重なれば必然でしょう」

 

 おぢさまは上下緑のジャージ服姿です。御自宅でくつろがれるときの服装です。お姉様との決闘の日より、おぢさまはある程度自分を隠さなくなりましたので、お仕事終わりにはジャージに着替えて退庁なさいます。変な目で見られますが相手がおぢさまだと分かれば「ああ、あいつならまあな」と皆様ご納得されるところが、妙な信用を勝ち得ている証明でしょうね。

 

 私はいつも通りの公務服です。髪は大きくポニーテールに結い上げ、白い衣服はタイトスカート。首元には罰印の金の文様が入り、その白い衣服の上からタイトスカートよりも少し長い腰から背部だけを覆う、羽のようにひらひらとしたテールスカート付きの薄紅色の衣装を纏い、ビジネスウーマンよろしく堂々と歩いております。

 

 この衣服で民衆の前に出る機会が無いためか、誰も私がユーフェミアだと気付かないのです。よしんば気付いたとして、ああ、似せた服を着ているんだな。といった程度の認識しか持たれず、この公務服=ユーフェミアには繋がりません。

 

 向かう先はおぢさまの家ですが、あの裏路地、闇医者さんのところへと繋がっている裏路地はまだあったりします。腕は良いとのことで頼ることもあるかも知れません。例え私とおぢさまの間柄がお姉様公認の物となろうとも。

 

「トイレットペーパー良し、インスタント食品良し、雑誌良し、新聞良し」

 

「いやらしい雑誌ではありませんわよね?」

 

 近くのスーパーでお買い物をしていたのですが、おぢさま、お身体に良くない物ばかりをお買いです。ですから私が生鮮食品を放り込んだのですが。

 

「料理面倒いんだよ」

 

 合いも変わらずのものぐさな御方です。雑誌はチェック致しました。嫌らしい雑誌は許しませんので

 

「あー、ユーフェミア皇女と買い物に来たらいっつも面倒なのばっか買わされんなあ」

 

「ご健康のためです。おぢさまの目標はわたくしと一緒に老衰まで生きることでしょう?」

 

 四十以上の年齢差で私とおぢさまは二人して同じ時期での老衰を望んでいるのですから、当然として健康には気を付けなければなりません。

 

「ま、そうだけどよお。せめてビールの一本くれえは」

 

「……ロング缶の一本くらいならば許しましょう」

 

「ありがてえっ、ダッシュで取ってくる!」

 

「……わたくしも16歳。もうワインを飲んでもいい歳ですよね? おぢさま~っ!! 度数の低いワインを一本お願いしますっ!!」

 

「いえいえ、ユーフェミア皇女の歳で飲酒はいかんだろ」

 

「家で飲むワイン程度なら許されているのです」

 

 

 そんな感じでスーパーでの買い物を終えた私たちは、いつもの裏通りを通りながら、おぢさまの住み処。御自宅へとやって参りました。

 

 此処、御自宅と称しておりますが不法占拠なのですよね。

 

 行政に携わる者として本来は見過ごしてはならないところなのですが、区画整理が終え次第新築に改装する予定です。地上二階の地下一階。一階は玄関として二階は六畳二間の部屋とし、地下階も変わらず六畳二間。今使われているユニットバスは流用するか新しい物に取り替えるかで地下の奥の部屋に設置。ベッドも地下で交接やビデオ鑑賞目的の木椅子なども用意して。

 

 地下は基本的に余り多くの手を加えることはありません、むしろ二階でお布団を敷いて交接を交すといった、今までには無い新しい試みを送れそうなのが少し、いえかなりドキドキします。なんてはしたない事を考えているのでしょうか? 私は神聖ブリタニア帝国の第三皇女だというのに。

 

「ブリタニアのお姫様だろうと神様じゃ無く人間だ。人間の三大欲求くらいは考えて然りって奴で御座いますよ~っ」

 

 なんておぢさまより仰られてしまいました。おぢさまは私の考えている悩みなどに直ぐお答えを下さいますのね。

 

「とりあえず重い荷物が多いから俺が下で受け取りますので、ユーフェミア皇女は上から渡して下さいませェ~」

 

「はい、うんしょっと」

 

 抱えていた袋は上階に。おぢさまが地下室に降りては、私が上から渡していきます。

 

「大丈夫ですかおぢさま」

 

「大丈夫に決まってんでしょうが。鍛え方が違うので御座いますよぉ~鍛え方がぁ」

 

 次々と手渡して下階へと降ろしていく荷物。最後にお酒の入った袋を手渡すと。

 

「ユーフェミア皇女、降りて来いよぉ~っ」

 

 お声が掛かりましたので、わたくしも階段を降りていきます。以前は少々埃臭かったこのお部屋。今は私が掃除をしたりおぢさまに掃除をするように注意を促したりして、清掃しておりますので埃の匂いは致しません。

 

 全く、政庁での清掃業務は完璧ですのに御自宅ではだらしがないのですから。

 

 

 ◇

 

 

 下階へと降りますと、おぢさまは早速ジャージをお脱ぎになっていらっしゃいました。上も下も。ぽっこりお腹が出て参ります。

 

「おぢさま、本当は筋肉質だというのにどうしてお痩せにならないのですか? お一人で無理ならばわたくしがお付き合い致しますよ? ジョギング」

 

 するとおぢさまはいつもの言い訳を為さるのです。

 

「いやぁね、ユーフェミア皇女も御存じの様に俺様の脂肪の下は筋肉質でしょう? ですから女どもやその気のある男共に群がられる可能性が」

 

「不細工顔には誰も群がりません」

 

 ええ、ええ、きっぱりと事実だけを突きつけて差し上げましたわ。ですが、そういう趣味の奴もいるからとまるでお痩せになる気が無い様子です。

 

 ですが、その、男性器は、……とても立派な物をお持ちです。今もわたくしの目の前でぶら~んと下がっておりますが、とても大きいです。

 

 わたくしがその裸のおぢさまに近寄りますと。

 

「さぁさ。ユーフェミア皇女も脱ぎ脱ぎのお時間でございますよぉ~」

 

「っっ……!」

 

 言われてスカートをたくし上げられ、下着を掴まれたのです。おぢさま曰く本当は下着の上からでもこすってやりたいのだそう。

 

 指の腹で私の股間の割れ目を、おぢさま流のいつもの様に優しく優しくこすりこすりと、すりすりと、そうして愛液に濡れた私の股間に鼻をくっつけ、鼻腔で香りを吸い上げるという行為を行いたいと。少しばかり変態さんなご様子ですが、殿方と女とはそういった行為もするものらしいのです。

 

 愛し合う夫婦である私たちならば当然としてなされて然るべき行為。

 

 ですが、それをしてしまうと政庁への帰庁時に濡れたパンツで歩くとか気持ちわりいだろっと、おぢさまなりにお気遣い下さっておりまして。しかし、今や私たちの仲はお姉様公認。おぢさまの家に私の替えの下着を置いておけば、その様な行為も行えますわ。おぢさまが求むるなら。

 

 お姉様へ申請しておけば休暇前の夜ならお泊りも可能です。おぢさまの家でお泊り……少々の交接と入浴を楽しんだ後は、夜通しアニメビデオを観るか、ベッドで抱き合って眠るかでしょうね。

 

 考え事をしている間にもするすると降ろされていく私の下着。めくり上げられたタイトスカートの下がすーすーします。もう慣れましたけれど初めの頃はこれだけでも嫌な思いをしたものです。しかし不思議な物ですね。おぢさまと出逢ったのはつい二月ほど前だというのに、私にはもう何年も一緒に居るように感じられます。

 

「本日の御下着はピンクで御座いますか。いやぁ、本当にユーフェミア皇女には清楚な白かピンクがお似合いでいらっしゃる」

 

 清楚が私に似合うというのなら、紫や黒のいやらしい下着を穿いたらおぢさまはどのようにお感じとなるのでしょうか? 

 

 世の中には勝負下着という物が御座います。殿方を篭絡せしめるための下着なのでしょうね。私とおぢさまの間では篭絡も何も成立しえませんが、時に変わった事を試みても良いのではと思わなくもありません。

 

 あれこれと考えている間にも、私の下着はおぢさまの手で太股を降ろされ、膝を降ろされ、脛を降りきったところで彼のご指示が。

 

「さ、右脚をお上げ下さいませェユーフェミア皇女」

 

 わたしはその指示に従い右脚を上げます。

 

 するりと抜けていく下着。彼が脱がせやすいようにとしてくださっているのですね。普段の交接よりそうなのですが、彼は常が私優先なのです。

 

 けして御自分を御優先なさいません。ですから交接は優しく余計な事も為さらない。体に跡が残って誰かに発見されたりや、お姉様に見つかったり為さらないようとの心遣いも御座いました。

 

 ですがもう、それも必要ありません。彼は自由に思うがままに私を。

 

「左足をお上げ下さいませェ、ユーフェミア皇女」

 

 それでも彼はいつもと同じ体勢を崩しません。私には優しく。彼の信念か何かなのでしょう。私にはそれがとても好ましく思えます。

 

 ですが思うのです。一度彼の思うままに私をお抱きになられては如何と? 勿論彼はいつも仰います。

 

『静かに優しくすると、ペニスがユーフェミア皇女の膣襞としっかりとこすれ合わされて、実に気持ちが宜しいので御座います。はい』

 

 殿方とは貪りつくす方がお好みだとばかり思っておりましたが、そうではないケースもあるという事なのですね。

 

「おぢさまの優しい交接は好ましくあります」

 

「何でございますかぁ、いきなり」

 

「ただの意見ですわ。ただ時には違う事を為さってくださっても、わたくしは構いませんよ?」

 

「皇女殿下にそりゃ不味いでしょうが」

 

「わたくしとおぢさまは皇女とイレヴンでありつつ夫婦でもあるのですよ? 妻としてのお誘いをお聞き入れくださいませんか?」

 

 おぢさまは「う~ん」」と唸っておいでです。それほどに悩む事なのでしょうか? 

 

 私とおぢさまは皇女とイレヴンです。それは事実です。政庁での噂は徹底的に漏れ出さないようにとお姉様が箝口令を敷かれておりますので、私とおぢさまの事が漏れ出す心配はありませんが。

 

 ええ、確かに疎開に漏れては大変です。全てを明かすのは行政特区を創設してから。私とおぢさまが公に結婚できる場を設けてからとなりましょう。

 

 ですが、そのお話以前にもう私とおぢさまは夫婦なのです。妻に遠慮なさる夫が何処の世界に居りましょう。世界広し、いらっしゃるかもしれませんが。私とおぢさまの間で遠慮は必要のない事ですわ。

 

「わかった。とりあえず今日は思い付いた行為をさせて頂くぜェ? あ、でもお嫌だったり痛かったりしたら申し上げてくださいねェ~。私めと致しましてはユーフェミア皇女が嫌がる行為をする事が一番嫌な物でして」

 

「くすり。初めておぢさまに犯された時、わたくしは嫌々でしたよ?」

 

 あの時は本当に嫌でした。死んでしまいたいとも思いました。ですがそれを乗り越えた先で。

 

「わたくしとおぢさまは愛し合えました。始まりが最悪であっただけ、わたくしたちは出逢うべくして出逢ったのです」

 

 私の前で膝まづいているおぢさま。私は自らのタイトスカートを腰の目いっぱいまで上げてしまいます。

 

 意図するところはお分かりでしょう? この間の続きですわ。あまり為されない行為。クンニリングス。してくださいませ。

 

「おぢさま」

 

「……」

 

 おぢさまは私の太ももを両手で左右掴み支えると、お顔を私の大切なところ、秘部へと御近づけくださり。まずは秘口に優しく口付けてくださいました。

 

「っああ!」

 

 声が漏れてしまいますが此処は地下室、外にも誰にも聞こえません。

 

 よしんば聴こえていたとしても、この近所のイレヴンの方々はわたくしとおぢさまが夫婦であると御存じの方ばかり。

 

 夫婦ならば営みもしよう、で、誰もお気になさいません。

 

「ああっ、秘口への口付けを頂く事、久方ぶりでございますけれど。き、気持ちいい……、秘口から電気が走り、背筋を駆け抜けていくかのようです」

 

 ちゅっ、ちゅっ、と秘口への口付けを繰り返して下さりながら。

 

「あっ、っああ」

 

 陰唇を舐めてくださいます。滑りを帯びた舌が秘部を回り始め、股間部を優しく舐め始められました。

 

 私はビリビリビリビリと続く体の痺れに、お口を開けたまま涎をたらし。割れ目からもまた涎をたらし。

 

「あっ、ああっ」

 

 まるで交接の時の様な声を漏らしてしまいつつ、おぢさまのつるりんとした頭を、私自身の股間へぐっと押し付けておりました。

 

 掻き抱く様に、あやす様に、股間に押し付け更なる刺激を求めてしまうのです。

 

「んちゅっ、おお~皇女様ぁ~、そんなにも私めのクンニリングスはお気に召しましたでございましょうかぁ~?」

 

 言葉の合間にも割れ目の縁へと舌を這わせるおぢさま。

 

 ああ、気持ちいい。どうしてこんなにも気持ちがいいのでしょう。ただ陰唇周りを舐められているだけだというのに。

 

「ああ、ああ、おぢさま……わたくしはっ、わたくしは今行われている行為をお気に召しておりますっ」

 

 舌の平が私の陰唇をなぞりながら、肉芽の方へと上がってまいります。肉芽はむき出し、もう。

 

「ビンビンに勃起しておられますなあユーフェミア皇女のお可愛らしいクリトリスが。赤く充血してまあ、まるで私めのペニスの様です。はい」

 

「う、嘘ですっ、おぢさまの陰茎は、ペニスは黒ずんでいるではありませんかっっ!!」

 

 幾人もの女性を犯してきた証であり、幾度もの自慰行為を為さって来た証明。私と出逢うまで浮気の限りを尽くしてきた不貞者。

 

 出逢うべき私と出逢わなかった時というものが憎らしい。おぢさまは私の物なのに……! 

 

「いや~まあ、何人もの女性と経験がありますからなあ」

 

「聞きたくありませんっ! おぢさまはわたくしを見て。わたくしの事だけを考えて。ただわたくしを愛してくださる御方でなければならないのですからっ!」

 

 他の女性の事なんて聞きたくもありませんわ。

 

「はあ~、私めの妻ユーフェミア皇女のなんと嫉妬深い事か……。私めは貴女様以外の誰も見ていないと申しますのに」

 

「それは、それは本当ですか?」

 

「イエス、ユア・ハイネス……さあこのクリちゃんをこう」

 

 くちゅ。

 

「ひうううッッ!!」

 

 誓いの言葉を述べたおぢさまは、早速にして私の肉芽を優しくお口に入れてくださいました。ぬるぬる滑るお口の中。ぬるぬるで温かいのです。

 

「はああッ! あああンッ!!」

 

「むに、むに、花びらのような小陰唇がひくひくしております。はい」

 

 噛んだりしないで唇だけで挟み込みながら刺激を与えつつ他も感じる。

 

 器用な真似を為さいます。以前からですがおぢさまは人としては不器用なのに、おかしなところで器用な御方なのです。

 

 私は私で更におぢさまの頭を、自分の股間部へと押し付けます。ぎゅうぎゅうと。

 

「んぶッ、ちょ、ユーフェミア皇女ぉ~、可愛がっておりましたクリちゃんが口から離れて、わぷッ」

 

 煩いそのお口を私の陰唇で塞いで差し上げました。すると今度は行き場のない唇は私の陰唇と重なり合い。彼の舌が、陰唇内部に入れられました。

 

「ふあッ、あ、ああああ……ッッおぢさま、陰唇の中に、し、し、舌をぉッ」

 

 舌を入れられたことが無いわけでは御座いません。クンニリングスその物はこれまでにもされたことが御座いますし。

 

 ただやはりこのぶよぶよとした、ぬめぬめとした、おぢさまの舌が、私の陰唇の奥にまで入ってくるという事に堪えがたい快さを感じて、私は力の逃げ場を探してしまうのです。

 

 気持ち良さと苦しさは紙一重。気持ち良すぎるというのは同時に苦しい事でもあるのです。ですが気持ち良さと愛を求めて、女は殿方との気持ちの良い時間を求め行くのです……。

 

 ひくひくと蠢く陰唇、限界まで張り詰めた私の肉芽。もうおぢさまの舌は秘裂の中ほどまで侵入してきて、膣襞をぺろぺろと舐めております。

 

 堪えられない。とても堪えられそうにない私はおぢさまのお顔めがけて。お口をめがけて。

 

 ぷしッッ

 

「ああッッ」

 

 ぷっしゃあああああ。

 

「いやああああああああッッッ」

 

 肉芽から秘裂から、体液という体液を出し漏らし、掛けてしまっておりました。

 

 おぢさまはというと。

 

 ごくッ、ごくッ。

 

 私の出した体液をお飲みくださっていた、逃げられないようにおぢさまの頭を抱え込んでいるとはいえ、おぢさまは私の体液を美味しそうに飲んでくださっているのです。

 

「おぢ、さまっ、如何でしょうかっ。わたくしのっ、体液のお味は」

 

 きっと望む通りのお言葉が返ってくる。望むお言葉を彼は私に下さる。

 

「ええ~、ごくんっ、はい、大変に美味しゅうございますよぉ。はい。ユーフェミア皇女も我慢なさらずによくお出しくださいましたあ。愛し合う者同士でこういう事を我慢為されては悲しゅうございますからねぇ~」

 

 ああ、やはり彼は美味しいと仰って下さったわ。私と彼の相性は体液一つとってもよろしいのです。彼の精液を飲むときもとても美味しいのですもの。

 

 彼に取り私の体液が美味しくない筈がありません。

 

「さあ~てと。お手をお放しいただけますかねえ~、ユーフェミア皇女お」

 

「このまま少しわたくしの陰唇や肉芽を舐めて頂くというのは?」

 

「ああ~それも魅力的なご提案でございますが、生憎とユーフェミア皇女の秘所を舐めている間に、私めのペニスの方がもうパンパンに」

 

 少し腕の力を緩めて差し上げると「ほら」と見せつけてくださいますおぢさまの股間のペニス。赤黒いそれは脈動を繰り返して入る場所を探し求めております。入る場所とは勿論私の陰唇に、私の膣に他なりません。

 

「ああ、本当ですわ。こんなに、大きく……フェラチオはお必要でしょうか?」

 

「いえいえ、ここまで大きくなって居ればもう。お口に入れた瞬間にドカンで御座いますよ。それよりもお洋服。公務服は濡れておりませんでしょうかあ?」

 

 私のにしろおぢさまのにしろ、体液で私の公務服を濡らしてはお姉様がお怒りになられますからね。ですがこの公務服は此方を訪れるとき専用の特注品ですよ? うふふ。ですがここは彼の御優しさを感じたいので黙っておくことと致しましょう。

 

「大丈夫の様ですわ。わたくしが……い、イッたときも、タイトスカートも、テールスカートも、濡れてはおりません。上着は勿論」

 

「ならばよろしいのです。いや私めが怒られる事に付きましては別によろしいのですがねェ~。ユーフェミア皇女までお叱りを受けるのは心が痛みますので。はい」

 

 その場に立ち上がられた裸のおぢさま。小太りで脂肪のついているお腹。容姿は醜く、つるつるの禿げ頭な六十がらみのイレヴン男性。

 

 凡そ恋愛対象外とされてしまうのでしょう。ですが、この世でただ一人の私の愛するおぢさまなのです。

 

「おぢさま……好きです」

 

 

 ん──。

 

 

 軽い口付け。

 

 

「愛しておりますわおぢさま」

 

 

 んんっ──。

 

 

 少し深い口付けは私がおぢさまのお唇を啄みながら、何度も舌を交わらせるという熱い物。

 

 口付けに時間は掛けず、私はおぢさまを指定席へと御誘導致します。

 

 

「ん……、おぢさま、木椅子にお座りくださいまし……。交接の御時間ですわ」

 

「へっへっへ、もうそんなお時間でございますかぁユーフェミア皇女お~」

 

 狭い部屋。木椅子へと座るおぢさま。私の下着はベッドの上にいつも通りに置かれ。

 

 そして、こちらもいつも通りに交接へと入ります。いつもと違うところはすでに、おぢさまのペニスは私の膣へ入りやすい状態となって居るところでしょうか。

 

 私はおぢさまの膝を跨ぎながら、左手で彼の大きな黒いペニスを持ち、自身の陰唇へと誘導。

 

「んっ」

 

 くちゅり。

 

 ああ、何とも言えない触感です。この一つになる瞬間のドキドキ感。ときめきでしょうか? おぢさまのペニスの先端肥大部の先端部が、私の陰唇に宛がわれている瞬間。

 

 これより始まるのだと考えると、期待に胸が膨らみます。気持ち良さと愛、そして、私とおぢさまの御子を求めて……。

 

「あっ、あううううううっっ」

 

 誘導していた先端肥大部を私の陰唇に、膣に呑み込みます。やはり簡単に呑み込めて行くところがクンニリングスの効力のほどを物語っておりますね。ああ、なんて、気持ちのいい。先端部を呑み込んだだけだというのに。

 

 おぢさまはどうなのでしょうか? 

 

「ああっおああ……はああ、気持ちいいぜユーフェミア皇女お~。先端が入っただけでも貴女様の温もりがよくわかりますよ~。私めを受け入れて下さるその優しきお気持ちがあ~っ、ほら、もっと、一息にっ」

 

 おぢさまも私をお感じになって幸せなのですわね。仰います通りです。夫婦で一緒に幸せになりましょう、幸せを感じましょう。

 

「あっアアアア~~~~っッ!!」

 

 それよりはもう止まらず、焦らさず、おぢさまの望むままに一息に入り込ませました。先端肥大部を呑み込んだままに、竿から根本までを濡れに濡れた私の膣に、陰唇奥に全て呑み込んでしまいました。

 

 彼の大きなペニスと、私の襞が多少強引にこすれ合って秘肉同士の淡い擦れ合いに、私は絶叫を上げて背を反り返らせました。

 

 大きな髪留めで一つに束ねている大きなポニーテールが私の背中に波打ちます。おぢさまは私のこのポニーテールの髪型が一番お好きらしいのですが、どうでしょうか今の揺れ具合は?

 

 くすっ。ですが彼は彼で余裕がなさそうですね。

 

「おおッおおおおおおッユーフェミア皇女おおおおおッッ!!」

 

 まるで達する瞬間の様に私の名を叫びます。愛する私の名を愛するが故に。

 

「おぢさまぁぁぁぁ──」

 

 私も名を呼びます。愛する夫の名を。

 

「ユーフェミア皇女っっ」

 

 そうして私たちは互いに強く抱きしめ合うのです。体を一つにしたままで。

 

 強引な挿入かも知れません。けれどおぢさまのペニスは先走りのお汁が出ており、私の中はもうぐしょぐしょ。強引にもなろうという物です。

 

 愛する人と一つに、ペニスとヴァギナ、男性器と女性器を一つにして愛し合うのに焦らすだなんてことは私には出来ません。そんな無体な事。

 

 早速動き出すおぢさま。彼はいつも私には動かないでいていいと仰います。夫婦だというのに。でもそんな優しいあなたが私は好きなのです。

 

「あっ、ああっ、……っあ、っああ、き、気持ちいいっ、おぢさまっ、わたくしっ、っああ、わた、くしっっああああ~~~~っ」

 

 両足をぴんと伸ばします。自然に伸ばしてしまいます。私の白い靴が私の視界に少し映りました。

 

「ユーフェミア皇女~ああ~気持ちいいぜェ~、ああ~、ああ~。いい塩梅、ですなあ~っ、ええ? ユーフェミア皇女ぉぉ~~っ」

 

 私もおぢさまも気持ちがいい、夫婦ともに気持ちが良いのですわ。私たちはなんと相性が宜しいのでしょうか? これならばきっと私とおぢさまの御子も早晩出来るに違いありませんわ。

 

 いえ、どうでしょうか。もうおぢさまとの初交接から約二か月。そろそろ私も受精していてもおかしくはありません。頃合いで言えばそろそろですもの。

 

 一般の方々と私たちの場合違いが一つあります。一般の方々はそれほど為されないでしょう。多い方々だって私たち程には。私たちは何時間と、時に二十回と交接を行います。

 

 おぢさまは絶倫体質ですもの。

 

 おぢさまの精子もとても濃厚。私たちの、私の妊娠の条件は整っております。ああ、早く産みたいですわ私とおぢさまの御子を。

 

「あっ、っあ……ああ、アア~ッ、おぢさまあっ、わたくしっっ、おぢさまの御子を産みたいのですっ、わたくしと、おぢさまの……っ二人の、御子を」

 

「わたしめもで、ございますよおっ、ユーフェミア皇女お~っ、私めと、ユーフェミア皇女の御子を……っ早く、見たい物、ですなあ~っ」

 

 ええ、本当に早く御子が欲しいですわ。ですからおぢさま早く私を妊娠させてくださいませ。おぢさまも私も御子が欲しい。お互いの願いは一致しているのですから。

 

「あっ、ああっ、あっ……っはああ、おぢ、さまああ……ああ~ッ、あああ~ッ、おぢさまあああ~~~っ」

 

「ゆっ、ユーフェミア、皇女おおお……ユーフェミア皇女おおお~~~っ」

 

 ああ、それにしても本日の交接は一度目からとても心地が良いですね。クンニリングスでおぢさまの深い想いが私の体をほぐしたからでしょうか? 

 

 少し背を反らせます。おぢさまを深く迎え入れられる様に。この上もなく深く入っているのですが、更なる先を求めて。

 

 背中で宙に浮くポニーテール。私の髪の長さは膝まで届くのですが、この大きなポニーテールにしていると腰辺りまでしか届きません。

 

 ですがおぢさまはこの髪型がお好きだと言うので、おぢさまの家へとお伺いしているときは基本解きませんね。入浴をする時は解きますが。

 

 殿方は長い髪の女性をお好みになる傾向がおありとお伺い致しますが、おぢさまもそうなのでしょうね。ああでもおぢさまの場合毛髪コンプレックスもお有りですから何とも言えないところがありますか。でも私のポニーテールをお好きなのは確かな事。

 

 さあさおぢさま。私の背で揺れるポニーテールをご覧くださいまし。あなたのお好きな髪型ですよ。私もおぢさまに髪を触られることが心地よくて大好きなのです。

 

「ゆ……、ユーフェミア皇女、髪を……御髪を触らせてくださいませェ」

 

「ど、どうぞ……っあああ」

 

 おぢさまの手指が私の大きく長いポニーテールの中に入ります。髪留めの根元から右手の五指を差し入れて、そのまますすすーっと下方へ向けて梳き流していかれます。

 

 一度や二度ではなく、髪の毛その物に指を絡めさせて弄びながら、十度二十度と繰り返し繰り返し。髪を梳き流してくださるのです。

 

「桃色の、髪……、長く大きな、ポニーテール……初めて見る、髪型の女、……ユーフェミア皇女おお。お美しい、お美しい御髪ですなああ~っ」

 

 ああ、あっ、気持ちいい。おぢさまの抽挿も、おぢさまが髪をお触り下さるのも、おぢさまに抱かれるのも、全てが愛おしくて気持ちが良いです。

 

 こんな気持ちになるのはきっと、おぢさまが良くしてくれるからと、危険日だからですわ。

 

 危険日、排卵日、特別今日を選んだわけではありません。いつものこと、日々を交接しているのですから今更排卵日がどうといった気持ちは。

 

 むしろそうです。御子を欲するのならば排卵日の方が確実ではありませんか。受精を促すには。すでに受精している可能性が高い私ですが、更に確率を高めるといった行為を試みるのも御子を作る為には必要でしょう。

 

 おぢさまも排卵日の射精を望まれております。御子が出来る確率が上昇致しますもの。

 

「おぢさま……ああっ、その、ままっっ……わたくしの髪を触りながら、射精をして下さいませ……っんあああ、も、もっとも、よい、体勢での射精が、きっと、御子をっっ、わたくしとおぢさまの御子を、──っっああああああああ」

 

 言い終える前におぢさまは私の膣奥を突き破り、胎内にまで先端肥大部位を挿れてしまう。

 

 私は必要ないと分かりながらもそんなおぢさまの背中へと脚を回し、木椅子の面積一杯に彼の体を硬め込みました。

 

「おっおおおおおユーフェミア皇女ぉぉぉぉっっ!!」

 

 彼の右手が私のポニーテールを髪留め根元から毛先へ向けて、しゃらりと撫で梳き通された瞬間。爆ぜた。

 

 暴虐の如く白く濃厚な精子が私の中に、膣内に直接出され注がれます。どくどく、どくどくと、留まるところを知らず。

 

 噴火口は胎内にあって、そこから出る精子の熱に、私もとても堪えられずに達してしまいます。

 

「おぢさまあああああああっっ!!!」

 

 あまりもの興奮、あまりもの激情の波、排卵日と分かっていての膣内射精、いいえ、胎内射精とはこれ程に激憤してしまうものなのですね。

 

 私はおぢさまにしがみついたまま首筋に口付けを送りつつ、激憤のあまり堪えられないままおぢさまの首筋を強く噛んでしまっておりました。

 

 強く、強く噛んで、歯型の様なキスマークを贈ります。欲しくなくても受け取って。がぶううう。

 

「いっでええええ、ゆ、ユーフェミア皇女痛ェよっ! 痛ェってェェェェ!!」

 

 痛い痛いと仰る彼、それでも私は彼の首筋に噛みつかずには居られないのです。まるで吸血鬼の様ですが、排卵日の膣内射精……御子ができる可能性の遥かな高まりを考えると嬉しくて。

 

「あ、ああああっ、ご、ごめ、なさ、あまりに、き、気持ちがよろしくて、っああああ」

 

「お、俺も、気持ちいい、ぜェっ。なんで、こんなに、気持ち。いいんだ、ろ、な?」

 

 おぢさまの首筋にはキスマークのような歯形が残っております。いま、私が付けた歯形がくっきりと。

 

「きっと、排卵日っ、だからですわっっ、わたくしとおぢさまの体がっ、お、お互いを、求め合って、いるのでしょう」

 

「ゆっ、ユーフェミア皇女っ、は、排卵日なのかぁぁ。何だよそうならそうと言ってくれよっ」

 

「仰る必要は、ないでしょう? どうせ、排卵日であれどうであれ、交接を交すことには変わりないのですから」

 

「いや、排卵日なら気合いがっ、気合が違うっっ。ユーフェミア皇女と御子を作る為に気合いを入れて交接に臨みますのでっっ。はいっ。受精させられる確率が変わりますのでっっ」

 

 射精は終わり一度目は終了。本日はまだまだ長い。始まったばかりなのです。

 

「では……そんなにも決意を秘めて仰るのでしたらおぢさま、わたくしを受精させて下さいまし」

 

「承りました……全力で行きますよぉユーフェミア皇女ぉぉぉ」

 

 言うとおぢさまは私の胸元に手をお掛けなさり、羽のひらひらとしたテールスカートと繋がる衣服のジッパーを、腹部辺りまでお下げになられました。

 

「あ、む、胸っ、を?」

 

 胸を、乳房を見られるなどという事に抵抗がある訳ではありません。勿論おぢさま限定でですが。おぢさま以外の殿方に胸を見られてしまうなど恥辱以外の何物でもありません。おぢさまだからこそ私は乳房を視られる事も、触られる事も、お吸いになられる事も許すのです。

 

「はい~ええまあっ、全力を出すからには髪ばかりを愛でているわけにも参りませんのでねェ。はい」

 

 まろび出た私の両の乳房。同年代の中ではかなり大きな方だと自負しております乳房は、おぢさまも大好きなようでしてよくお揉みになります。

 

 私、おぢさまに乳房を揉まれる事は大好きです。いつも柔柔と優しくお揉み下さいますので。

 

 入浴中は特に揉まれます。そんなおぢさまはいつものように桜色の乳首だけを吸うのかと思いきや、大きな口を開けて乳房その物にかぶりついてしまいました。

 

「ああっあああああ──!!」

 

 予想外のことと、まだ感じ得ない初めての快楽に、私は大きな声を上げてまた達してしまいました。ぷしっ、ぷしっと肉芽より潮が噴出しております。

 

 歯を立てて柔らかな乳房に、がぶうううううう────ッ。強くかぶりついたままのおぢさまは、その柔らかさを堪能なされているのか強く噛みついたそのままに左乳房を揉みます、噛まれている右乳房の痛み、揉みし抱かれている左乳房の心地よさ。これは天国と地獄でしょうか。

 

「いっ、痛い痛いっ、痛いですおぢさまああああっっ」

 

 達しつつ走る激痛におぢさまへ痛みを伝えます。ですがおぢさまは右乳房にかみついたまま離して下さいません。

 

「ううううううううう──―!!」

 

 凶暴に呻り声までお上げです。よほどにその柔らかさがお気に入りとなったのでしょうか。でしたらもっと優しく。

 

 おぢさまはかぶりついたそのままに右乳房ごと乳首も吸い上げてしまいました。

 

 まるで駄々をこねる赤ん坊の様で、私はただその頭を優しく撫でるだけ。

 

 痛みにも次第に慣れてきたのか、かぶりつく力が弱まったからなのか? 私が頭を撫でたことが効いたのか? よくよく考えますと、おぢさまは禿げ。生まれたての赤ん坊とほぼ変わりません。

 

 赤ん坊が行うような行為なのでしょうか? ああ、それにしても乳房全てにかぶりつかれたままでちゅうちゅうと乳首を吸い上げられるの。気持ちいいですわ。噛まれるのは痛いというのに、その痛みすらも次第に快感へと変わってくるのです。

 

 本日何度目の気持ち良さなのでしょうか。乳房を吸い上げられながらもむくむくと鎌首をもたげる大きなペニス。

 

 本日二度目の交接はおぢさまに右乳房をかぶりつかれたまま始まりました。

 

「わたくしももう一度おぢさまの首筋に──ッあああ! あッ、お、おぢ、さまあ……ッッ!!」

 

 おぢさまからの強い突き込みに、私の試みは失敗に終わりました。なぜなら。かぽっと外された右の乳房よりじんじんと痛みを感じたからです。同時に無くなった激痛にほっと、息をついていたのもつかの間。

 

「ユーフェミア皇女ぉ~これで終われでは御座いませんよ?はいッ」

 

 がぶうううううううう────ッッ!!

 

「ああッ~~~い、痛い~~~~ッッ!! 痛いですおぢさま~~~ッ」

 

 痛い痛い。今度は左の乳房をおぢさまはかぶりつき、歯を立ててらっしゃったのです。右での痛さで慣れていたとはいえ、左の乳房をかぶり齧られるのもまた痛い。おぢさまは、おぢさまはいったい何をお考えなのでしょうか?

 

「~~~ッッ!!」

 

 ああ、痛い、痛い、本当に痛い。おぢさま、もう私を虐めるのはおやめください。うう、私が一体何をしたというのでしょうか?

 

 本日のおぢさまは酷いです。私泣いてしまいます。妻を泣かせても良いのですか? 大切な妻を泣かせてしまってもよろしいのですかおぢさま……。

 

 すると願いは通じたのでしょうか、右乳房の時と同じように徐々にですが左乳房の痛みも和らいでまいります。これはおぢさまの噛む顎の力が落ちていらっしゃるのか、やはり私の身体が痛みに鳴れたからなのか。左乳房にかぶりつかれたまま、右の時と同じくおぢさまがちゅうちゅうと私の乳首を吸い上げていることが分かります。

 

「ぷはあッ、はあっ、はあっ、乳房にかぶりついていると結構息苦しいのなあ」

 

「あ、う……そ、う、お思いなのでしたら、初めからなさらないでくださいまし……わたくし、痛かったのですからねおぢさま」

 

「悪ィ悪ィ、いや~、一度このユーフェミア皇女の大きな乳房にかぶりつきとうございましてねェ。これまではコーネリア総督閣下と一緒にご入浴も為さいますユーフェミア皇女のお体に数日とは言え後を残すのは躊躇われましたが、これからはそういったご心配もないでしょう? まあ程度にもよりますし、私めはユーフェミア皇女のお体を傷つけたくて傷つけているわけでもございませんので。はい」

 

「き、傷ついているではありませんか! 痛かったですし……」

 

 ええ、本当に痛かった。痛かったのです。あのような好意は初めての事でしたので。そこで私はふと思いました私の大きな乳房にかぶりつきたかった……私、だけ。

 

「か、過去おぢさまが強姦為さった女性型にこの様な行いは?」

 

「いえいえ、ユーフェミア皇女くらい大きな胸の女性がおりませんでしたので」

 

 ……私が、初めて。

 

「くふ、くふふふふっ」

 

「ゆ、ユーフェミア皇女。どうかした?」

 

「くふふふふっ、なんでもございませんわ」

 

「なんでもござってるだろーが……。ま、いいや。ところでお痛い思いをさせてしまいました代わりに。今度は優しく吸い上げて差し上げますよ。はい」

 

 いうとおぢさまは左右二つの私の乳房を両外側より抱く様にしてお持ちになりました。

 

「相変わらずの柔らかさ。もにゅもにゅとしたこの柔らかさに勝る気持ち良い手触りはユーフェミア皇女の御髪以外にはありませんなあ」

 

「そ、それは、嬉しゅう御座いますわ 」

 

 おぢさまがお好きなものは全て私に関連することばかりなのですね。

 

 それが私には心より嬉しく思います。

 

「では、失礼して」

 

 一言お断りをお入れなさるとおぢさまは。両乳房を内側へと寄せてしまわれました。

 

「ん、おぢさま……。なにを、なさいますの?」

 

「んん? いえね、御いたわしゅうございますユーフェミア皇女のお乳房様に癒しをと思いましてねぇ……では」

 

「はあっああああン───」

 

 内側へと寄せられました乳首を乳房ごと大きくお口になされたおぢさまは、今度こそ齧る事無く、ちゅう~っ、ちゅうううう~~~っっ、とお吸いなされましたわ。ああ、ああおぢさま気持ちいい。

 

「き、気持いいですおぢさまあ」

 

「んちゅ、それはようございました。それでは続きの方を致しましょう」

 

 ちゅうちゅう、ちゅうううううっっ。まるで赤ちゃんの様に私の胸を、私の乳房を、私の乳首をお吸いなさいますおぢさま。ああ、おぢさまは私の大きな赤ちゃんだったのですわね? 可愛い赤ちゃん、素敵な赤ちゃん、男らしい赤ちゃん。おぢさまは私の自慢の夫です。

 

 そうして幾度も幾度もちゅうちゅうと私のおっぱいをお吸いになるおぢさまを視ていると、おっぱいを吸われる気持ち良さと共に、私とおぢさまの御子が産まれた時には、或いは生まれる前には出る母乳をおぢさまにも飲ませて差し上げたくなります。

 

「ああっ、ああああぁぁああ───おぢさまあああ───」

 

 交接中の授乳。母乳こそ出なくとも確かな授乳は心地の良い時間を与えてくださいますね。

 

 私の母乳が出るようになったなら、おぢさまに呑んでいただく事と致しましょう。きっとおぢさまも私の母乳が欲しいはずですもの。

 

 こうなればもう、私も覚悟を決めました

 

「んあああっン……はああっ、おぢ、さま、本日の交接はっ、おぢさまの精を絞り尽くすまでっ、はあっあ、わたっ、わたく、しっ、ご容赦致っ、致しません……、からね、わたくしとおぢさまの……ンンっ、精も根も尽き果てるまでっ、心の赴くっ、そのままにっっ、交接を為さいましょうっっ」

 

「んぢゅ、ん……ユーフェミア皇女がお望みならば」

 

 私の言に、おぢさまは私の乳房を解放なさいました。ふるんと元の位置に戻っていく左右の乳房。

 

「お付き合いくださいますか?」

 

「どっちかってーと俺の方が付き合ってくれって話になんだが、まあイエス、ユア・ハイネスって事で」

 

「おぢさま、愛しておりますわ……ンああ」

 

 早速、交接を再開為されたおぢさまの、いつもの如くとなる優しき突き込み。気持ちの良い交接。

 

「あっ、アっ、おぢ、さまあ~っ」

 

「ゆ、ユーフェミアっ、皇女おお~っっ」

 

 先端肥大部が私の中を優しくこすり上げては、黒ずんだペニスを掻き抱き触れ合う私の膣襞の様子が脳裏に浮かびます。

 

 乳房で感じていたからか。おぢさまの二回目の射精はあっさりとしたものでした。

 

「ユーフェミア皇女っ、ちょっと早すぎるが出すぞっ、出すぞっ?! ユーフェミア皇女おおお~~~っっ!!」

 

「くださいっ、来てくださいおぢさまっっあああアア~~~おぢさまあああ~~~~っっ!!」

 

 それでも先端肥大部で私の子宮口を押し割り来ながら、私の最奥まで先端部をお入れになさいます。

 

 私が排卵日と伺いおぢさまも少々張り切っているのかもしれません。……ああ、先端部が子宮の口を大きく押し割りながらその先を胎内へと侵入させられるこの感覚が、たまらなく心地いい……。

 

 私とおぢさまが真に一体となったこの瞬間が愛おしい。感覚的な物ですが私の胎内に卵子が滞留し、おぢさまの精子を。私は唯々官需致します、この瞬間を。

 

「うおおおおお~~~~~ッッ!!」

 

 どくん、どくん、唸り声と共に吐き出されるおぢさまからの爆発的な射精。ああそう、今です……、いまの瞬間に私の胎内へと出された精子が、私の卵子を目指して突き進んでいく。

 

「あッアアアアアア───ッッッ!!」

 

 背を反りかえらせて喘ぐ私のポニーテールが私の背中を打ち付け宙でぷらんと制止。これを目にするおぢさまの清量も増大して流れ込んで参ります。おぢさま私のポニーテールが本当にお好きですね。

 

 そうしながらも、たくさんの精子が私の卵子との結合を目指して突き進んでくるのです。

 

 きっといこれまでの交接でも幾度となく繰り返されてきたおぢさまの精子と私の卵子の強い結びつき。受精──これを目指して今もまた、私の胎内ではおぢさまの精子同士の勝負と、私の卵子が最も強きおぢさまの精子を受け入れている事でしょう。

 

 ああ、私はもう受精しているのでしょうか? ああ、私はいま受精しているのでしょうか?

 

 近くできるのでしょう私とおぢさまの御子は、私たちの愛の結晶は。

 

 一年後にはこの手に抱けているのでしょうか……。

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 ──すっかりと日も落ちた四時間後──

 

 

「う、うう」

 

 暗い……ああ、そりゃまあ暗ェか。此処地下室だもんな。電気は付けてたはず何だがどうなってんだ。え、もう夜かよ……。

 

 ええ、なんだこのふくよかなのは……。さささっと触ってみると、大きな髪留めに大きなポニーテールの感触があった。この髪型をしてるのは一人しか知らん。

 

「……ええ~ッ、ユーフェミア皇女ぉ~っ……」

 

 髪の主の名を呼ぶ。すると髪の主、ユーフェミア皇女は、俺の下で目を覚ました。知らん間にベッドへ移動してるし。

 

 なんかまだ交接状態のままなんだけど。

 

「んんっ、ん~~! ふう……」

 

 こき、こき、とでも聞こえてきそうな伸び。ユーフェミア皇女がやるとまた可愛らしいンだよな~っ。最高に美人な女だからよォ~。

 

 つーか、何がどうなったんだ? 俺ぁユーフェミア皇女と交接をしてた。過去類に無いくらいに激しく。

 

 ユーフェミア皇女のおっぱいにかぶりついて、そんでどのまま交接の第二ラウンドを初めて。

 

「あ、お気づきになられましたのね?」

 

「や、気付いたっつーか寝てたつーか。あの後どうなったわけ?」

 

 真相を知ってるっぽいユーフェミア皇女にそれとなくというか、それそのままを聞いてみる。

 

「おぢさま、お気を失ってお出ででしたのよ?」

 

「はあ? 気ぃ失ってただあ~?」

 

 話の内容はこうだった。あの後第二ラウンドを始めたは良いが、第三、四と回数を重ねていく間にユーフェミア皇女がへばるんじゃ無く、俺の方がへばってしまったとのことだった。

 

 原因は何か? 決まってる交接だ。二十回までは余裕でぶっ飛ばしていた俺だったが、二十五回目に大規模な膣内射精をユーフェミア皇女の中で行ったらしく、そこでふらふらし出して二十六回目で突然ユーフェミア皇女の体にもたれかかったまま気絶したんだとか。

 

「調子悪かったのかな俺。いつもなら二十六回くらいでへばったりしねェンだけど」

 

「排卵日だからとおぢさまも張り切ってわたくしの受精を促そうと幾度も幾度も交接を行いましたもの。精の量もいつもとは比べ物になりませんでしたわ。わたくしも今日ばかりはと体力の限りを尽くして……そうしたら」

 

「最終的に俺の方がノックダウンしちまったってことかあ~っ、か~なっさけねェ。でもまそんだけやりゃあ受精も確実だろうよ」

 

「くすくすっ。おぢさま。わたくしとおぢさまはこの二ヶ月をほぼ毎日交接して参りましたのよ。すでに受精済みの可能性だって十二分にあり得ますわ」

 

「そういやそうだなあ~……ユーフェミア皇女~っ、俺の子、元気な子を産んでくれよぉ。あとユーフェミア皇女に似た御子をですよオ~。不細工で禿げな俺なんぞに似たら最悪だ。人生ハードモードだぜ……」

 

「うふふふ、はい。わたくしユーフェミア・リ・ブリタニアはわたくしに似たおぢさまとの御子を産みますわ」

 

 しかしあれかあ。俺ぁ交接でユーフェミア皇女に負けたのかよお~。

 

 う~む、男としてのプライドが。

 

「ところでおぢさまはわたくしのポニーテールがお好きですよね?」

 

「え、やッ、前から言ってンだろう? ユーフェミア皇女のこの大きな髪留めで束ねられた大きなポニーテールがすごく目について印象的で、ンで好きンなっちまったってよお。触ってると、見てると、官能的になるんだ。え? ひょっとしてキモいか? 俺の顔が不細工なのと体型が普通だが軽度肥満な小デブ野郎だってのは許してくれよお?」

 

「いえいえ、わたくしはわたくしの髪型をおぢさまからお好きだと思われいて嬉しいだけですわ。ほら、わたくしっておぢさまと一緒に居るときはいつもこの服装と髪型でしょう? 変に思われていないかと改めて考えたりしておりましたの」

 

 そこまで口走ると、おぢさまは私の髪を撫でて下さりながら仰いました。

 

「ンなこたあねェよ。この服はユーフェミア皇女にホント良く似合ってンぜ。このポニーテールもだーい好きだよお。チャームポイントよお~ッ! っておい、鬼畜モン、ああ元鬼畜モンにこんな恥ずかしい事を言わせるんじゃねーよ。大体ンな事を言ったら俺だっておめェの前じゃ上下緑のダッセージャージか。白か青かの作業服だろ?」

 

「……おぢさまの方が豊富な種類ですわ」

 

 私は、私の髪を撫でて下さっているおぢさまに身をお任せいたします。

 

 静かで何もないお時間ですが、このお時間が愛おしく思いますね。

 

 でも、少し──イカ臭い……。

 

「あのお、お風呂入ります?」

 

「へ? あ、ああ、流石に今日はなあ。ちょっと匂うよなあ。交接しすぎだしよお……。ユーフェミア皇女も入るだろう?」

 

「はい勿論わたくしも頂きます。ではお背中の流し合いと髪の洗い合いを致しましょう」

 

「イエス、ユア・ハイネス。んじゃま、風呂湧かすと致しますか」

 

 

 ◇

 

 

「ユーフェミア皇女、胸……」

 

 ユーフェミア皇女の両乳房には痛々しくも形が付いていた。

 

「あ、これおぢさまの歯形ですよ? おぢさまずっと強く乳房全体に噛みついて要らしたので歯形が残ってしまいましたの。数日もすれば治りますわ。おぢさまの首元もですよ?」

 

 へ? 俺にもかよ。

 

「俺の首元お?」

 

 鏡に映った俺。その俺の首にはキスマークならぬ歯形マークが。

 

「こ、こ、こ、こりゃなんだ?!」

 

「それはわたくしの歯形ですわ。つい興奮してむしゃぶりついてしまいましたの♪ そちらも数日で気ある事でしょう」

 

 お揃いですね♪ なーんて軽く言う彼女。そりゃまお揃いっちゃお揃いだし、数日で消える痕だから問題にゃならんが、ユーフェミア皇女の胸の歯型をコーネリア総督閣下に見られでもしたら……俺殺されるな……。

 

 う~ん交接にのめり込むあまりにこうなるとは、でもまあ真剣に愛し合っているからこそやり過ぎる訳でしてねぇ。

 

 たまにゃあこれくらいに情熱的にお互いを貪り合うのもまた一興って奴か。

 

「おぢさま~っ、おぢさまには洗う髪の毛が御座いません」

 

 うるせーな。わかってんだよそんなこと。

 

「それでもシャンプーしなさい。映えてくる可能性だってあるだろう」

 

「……そうですね。くすくす」

 

 あ、微塵も信じていやがらねーな? もし生えてきたら見せびらかして自慢しまくってやる!

 

「こっちは後でユーフェミア皇女の髪を洗って上げるぜェ。ユーフェミア皇女は髪が長っげーからシャンプー一杯使うんだよな。ああ気にすんなよ? ユーフェミア皇女の分の買い置きはたんまりあるから」

 

 髪の長い女、ま男もだが実際問題、一月のシャンプーやらリンス代幾らかかってんのかねえ? ユーフェミア皇女やら皇族貴族様みてえなお金持ちならさぞお高い品を、湯水のごとくお使い何だろうが、庶民やらイレヴンにだって髪長いのは腐るほどいるが、大体がそれなりにキレイなんだよ。どれくれい使ってんだろ? 禿の俺にゃわからん。

 

「ありがとうございますおぢさま♪」

 

 体中に泡を付けたユーフェミア皇女が抱き着いてきた。

 

「こらこら抱き着いて来んな滑るうう~」

 

 

 

短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)

  • コードギアス
  • コードギアスR2
  • 此花トゥルーリポート
  • FF4×FF6
  • カオシックルーン
  • 学園黙示録
  • ルパン三世 ワルサーP38
  • 幕末風来伝 斬郎汰
  • ニードレス
  • ヨルムンガンド
  • 少女少年
  • 北の告発
  • サラダデイズ
  • クレセントノイズ
  • ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
  • ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
  • 遊戯王GX(十代×カミューラ)
  • 魔装機神(マサキ×モニカ)
  • 椎名君のリーズニングファイル
  • RAVE(ハル×絶望のジェロ)
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