彼はとても淑やかなる皇女様に対して、時々意地悪をしたくなる。
愛情の裏返しの行為を、そうと頭で理解しながら皇女様は否定される。
どれだけ愛し合っていても譲れない一線は、育ちの良さが故だろう。
皇女様ははしたない言葉遣いは……
「ユーフェミア皇女」
「はい」
「セックス」
「んなっ!?」
おぢさまが何かと呼べば、私にいやらしいお言葉をお放ちになります。
この意味は分かっているのです。私のお口よりソレを、そのお言葉を引き出したいのでしょう。
ベッドに深々と腰を沈めている私。此処は政庁なのです。終業後にお姉様が態々私とおぢさまのお時間をお作り下さいまして。
今は二度の事を終えた直後、居住まいを正したところです。
「いやぁ~っ、本日のセックスはコーネリア総督閣下が御用意為さって下さった事もあり、格別に心地よう御座いましたねぇ」
「……」
流されませんよ。私は場の雰囲気に流されたりなど致しません。せ、せ、せっく、す、等とというい、い、如何わしい、お言葉を使ったりなどは。
「最高のセックスでした。愛情を感じました。ユーフェミア皇女のわたしめへの愛とわたしめのユーフェミア皇女に対する愛の交わり……素晴らしいセックスで御座います」
「き、気持よかったのは確かです。本日の交接はとても甘美なるものでした。もっと味わいたく存じ上げますくらいに」
「それではもう一回戦参りますかぁ? セックス」
「交接です。言葉はきちんとお使いなされる様に!!」
「セックスも立派なお言葉遣いで御座いますよはい。ユーフェミア皇女はその何がお気に召さないので御座いましょうかあ?」
にやにや、にちゃあっとした太々しい笑顔をお浮かべになさって御出でのおぢさま。そのお顔、私は嫌いではありません。
出逢った頃より変わらぬ態度。お崩しにならないその一貫した在り方には寧ろ好意さえ抱かせますが、事、こういった状況に追い込まれてしまいますと平手打ちをしたくなってまいりますの。
何という無礼な態度なのかと。神聖ブリタニア帝国第三皇女……いいえ、女人に対してせ、せ、せ、せっく、すというお言葉を口にしろ等と、どういう神経を為さって御出でですの?!
「ええ~。セックスとはあ。愛し合う男と女が、愛を紡ぎ合う為になさいます神聖なる行為でして、丁寧に呼べば交接となりますがあ、時にはやんごとなき御方であってもセックスというお言葉を御使用なさることがあってもわたしめはよろしいかと存じ上げる次第ですはい」
こんの!!! 意地でも私のお口で言わせるおつもりなのですわね!?
「交接ですっ! 言葉は正しく使いましょうっ!!」
「セックスだっつーの、しつけー皇女様だなっ!!」
おぢさまが私の体に覆い被さってまいります。
今は一糸纏わぬ生まれたままの私の体へ。
勿論おぢさまも生まれたままのお姿。
互いに今まで二度も愛し合って交接を交わしておりましたもの。果てたと言えども居住まいを正したとは、何も衣服を着衣し整えたという事ではありません。裸と裸でお互いを綺麗に拭き取り合ったという意味です。
間違ったお言葉遣いかもしれませんが、これはこれ。当然と言えば当然の事で御座いましょう。
「ベッドがふかふかしてて何か調子狂うわ。で、セックス」
「わたくしのベッドですもの当然ふかふかですわ。で、交接」
私、お口にしませんよ?
おぢさまが私の両脚を大きく開いて、その間にご自身のお体をお入れになさいます。彼の彼はもう二度の交接を合い交わしておりますのに、しっかりと大きくたくましく屹立為されて。
「あ、んんっ」
秘所に宛がわれる彼のたくましいモノの切っ先。私たちのいつも。ずっ──。
「はああっあ!!」
先端肥大部が全体を私の秘所に挿れられます。
「ユーフェミア皇女……セックス」
ずずず──、そのまま竿の部分まで一息に挿れられてきて、閉じていた私の秘所を大きく押し広げて参ります。すでに二度の交接を交わしていた為か、とても柔く広がる肉壁からはぬるりとした心地よさが伝わってまいりました。
「ん、ああっ、こ、こう、せつ、です」
おぢさまがセックスと言わせようというのならば、私は交接にのみ徹します。もうこうなれば意地の張り合いです。
私はセックスというお言葉は使いません。
おぢさまは使わせたい。
果たしてこの平行線はどこまで行き、どちらが勝利を収めるのでしょうか?
あ、ン、ふっああああ……。お、奥まで、入りました。
「ユーフェミア皇女の最奥にまで挿入したこの瞬間が、達するときと並んでわたしめの最もな達成感を得られる瞬間なので御座いますはい」
「あ、あ、だ、ダメっ、ですよっ、これが、は、始まりのっ、瞬間っ、なのですから、……おぢさま、愛し合いましょうっ、わたくしと共にっ、深く、深くっっ、愛し合いましょうっ」
「おお、ユーフェミア皇女おっ、俺ァ、貴女様を愛しております……深く深く、愛しておりますともお、さあ、愛し合いましょうユーフェミア皇女おっっ」
「あっああん、おぢ、さまっっ!」
優しい交接の第二段階の、始まりです。
ああ、彼はこの交接で無理やりにでも私に恥ずかしい言葉を引き出させるおつもりなのでしょうか?
「ユーフェミア、皇女ぉっ」
「あっ、ンンっ、はあ、うっ、おぢ、さまぁ」
ああ、気持ちいい、心地いいです。
頭がぼうっとしてまいります。
この状態でセックスというお言葉を連呼されてしまえば、私は本当にセックスというお言葉をお口に……。
ああ、はしたないですわユーフェミア・リ・ブリタニア。
如何に。
「ユーフェミア皇女ぉ、ええ、おい、気持ちいいだろ?ここか、ここがよろしいのでございますですかあっ」
「ああっああっ、おぢさまあっ、気持ちいいっ、心地いいっ、そこ、そこが、ぁ、もう少し奥っ、、ああっ、はぁン、そこ、良いっ、いいですぅっっ」
如何に心より愛する殿方であるおぢさまといえども、お言葉遣いについてはしっかりとした、品のあるお言葉遣いをなさって頂かなくてはなりませんわ。
私はどの様な交接も受け入れます。夫婦ですもの。そこに壁はございません。ですが夫婦といえども守るべきものはございます。せ、せ、せっくす、だなんてはしたないお言葉を、この口より言葉にして出すというのは、私、恥ずかしくて……出来ません。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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少女少年
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北の告発
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サラダデイズ
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クレセントノイズ
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ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
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ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
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遊戯王GX(十代×カミューラ)
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魔装機神(マサキ×モニカ)
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椎名君のリーズニングファイル
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RAVE(ハル×絶望のジェロ)