半休日と裏切り行為
本日は半休。場所は政庁の外。時間は午後を迎えたばかり。
公務服のまま着替えもせずに政庁を抜け出した私は、手にした携帯を片手に履歴を確認していた。
政庁や宮廷内でお仕事を行う際のこの公務服は目立つ方ですが通常のドレス姿よりは動きやすく目立たない。
あの白と薄桃色を基調とした豪奢なドレスで街中を歩くなど、自分が誰かを明かしている様な物。
目立たない普通の衣服が一番良いのですが、着替える間もなく政庁を抜け出して参りましたので。
ですが結論だけを申し上げればこの公務服姿での移動が一番最適なのかも知れません。
ひらひらと舞い踊る腰の後ろ半分ほどを覆う羽根のスカートが無ければ白のタイトスカートのスーツ姿をしたビジネス街を歩く様な女性にしか映らない事でしょうから。
勿論、私はビジネスウーマンではありませんが、この服装はそう見せかけられる事も可能。
サングラスを掛けて大きめの帽子に髪を詰めて被ってしまえばそうそう私が誰かとは判別されない物なのです。
歩むルートは射し込む日差しも少なく人に紛れて見えない裏路地のルート。これまで何度も通り来た馴れた道。
「けれど、どうしたのかしら?」
ぽつぽつと通りを過ぎる人達の間をすり抜けて行き、裏路地を進みながら携帯を見る私の目には、本来ならばいつもは必ず入っているはずの履歴。
おぢさまの携帯番号が映っていないのです。
「いつもなら朝早くに必ずお掛けくださるのに」
普段早朝、まだ出勤前の私の携帯には彼からの電話が鳴る。
誰かに気付かれたりしないようにとバイブレーションモードにしているそれにその日の私の身体が空いていないか。
私に空白の予定は無いかとの確認の連絡が入り、予定に空きがあればいつもの隠れ家に呼び出されて。
地下の小さな小部屋で抱かれ、私と子を作ろうとなさるおぢさま。
私もまたおぢさまからの子作りを受け入れて私とおぢさまは子を儲けようと愛し合う。
事始めは強引で、体としては私が犯されるような形なのですが、私たちの交接は程なく自然な交接へと移行していくのです。
そこに確かな愛があるからこそなのですが、自然な交接へと移行してからは気持ち良く。
私もおぢさまと愛し合える事の悦びと、おぢさまと子を成そうという交接の幸せを肌で身体で感じ。
私とおぢさまは時間の許す限り求め合う事となっていく。それがいつもの事。
しかし私に予定があり、私の身体が空いていなければお呼び出しもされない。
私とおぢさまの関係は子を儲けようという関係となっておりますが、おぢさまは強要だけはなさらず。
私にお仕事や予定があればそちらを優先するようにというお約束も交わしております。
仕事と私情は別物。お飾りと影でささやかれようとも私はエリア11の副総督。
お仕事をこなさなければならない身であり、お仕事があればこそ私情もあるという日々を送っております。
同様の事はおぢさまにも言えます。
おぢさまにお仕事などのご予定が入っているときも都合が合わず抱き合うことはありません。
お互いに時間を作れなければ逢瀬も子を成そうという交接も出来ないのですから。
そのため朝にはお互いの予定の擦り合わせの為にと彼は必ず連絡をくださいます。
私から連絡を差し上げる事はほぼありません。待っていれば必ず早朝に掛かってくるからです。
と言えどもおぢさまも人間。眠り深く落ちている事もあるので私からお電話を差し上げる事も無いわけではありません。
そんな時は――。
『んおぉっ……、どしたぁ、ユーフェミア皇女ぉ~、ふぁ~あ』
『おはようございますおぢさま。お電話がありませんのでわたくしの方から御連絡差し上げたのです。大丈夫なのですか?』
『んあ~、大丈夫っつ~か寝てたわぁ……、悪いなぁ、そっちから電話させて。それとおはようございますですよ皇女殿下ぁ』
『くす、おはようございます。わたくしは大丈夫ですわ。ただ、おぢさまからのお電話が無いと本日の予定の擦り合わせも出来ませんので』
『ん~、そうだなぁ~、気ぃ使わせてやっぱ悪ぃわ』
『本当にお気になさらず。それにしても眠そうですね。遅くまでビデオ鑑賞でもしていらしたの?』
『深酒とビデオ鑑賞……、朝の三時近くまで魔法少女物のアニメを観てたわ』
『まあ、そんなに遅くまで……、いえ、この場合は早くでしょうか? そんなになるまで起きてらしてはお身体に触りますわ』
『大丈夫だよぉ馴れてるから。歳は食っちまったがまだまだ体力には自信があるんだぜぇ、完徹もまあやれんでもねェなぁ……。で、今日はどうなんだぁ。お身体の方は空いてンですかぁ~?』
『徹夜はいけません。それと、本日は十八時……十九時以降なら誰にも気付かれずにそちらへ伺えるかと』
『あんまり遅いなら無理すんな。お前の姉ちゃんのコーネリア皇女に怪しまれっちまうぞ? こっちは明日でも明後日でも構わねェんだからよぉ~』
『いいえ伺います。魔法少女物のアニメ、わたくしも観たいと思いましたので』
『アニメ鑑賞に来んのかよ? ええおい、ユーフェミア皇女よぉ~、んなこと言ってると犯しちまいますよぉ~?』
『うふふ、どうせ犯すのでしょう? おぢさま、あなたはわたくしを犯さずには居られませんもの』
『まぁ、そりゃあそうでございますなぁ、私めはあなた様を犯さずには我慢がならないものでしてねェ』
『そうでしょう? 我慢などと御無理をなさってお身体を悪くされてはわたくしも困りますもの。……今夜も時間をかけて、ゆっくりと子作りを致しましょう』
『ええはい、二人で子を成す為に頑張りましょうかぁ~。……しかし積極的ですなぁ、私めに犯される事を御自身から望まれるとは』
『別におかしくなどありません。わたくしとおぢさまは夫婦ですもの。子を成そうとする事が自然ですわ』
『夫婦……、ああそういやぁ私めはユーフェミア皇女殿下と夫婦となったのでしたなぁ。いつまでも独り身気分では居られませんってかぁ』
『ええ、ですので今宵も我慢などなさらずにいつもの様にわたくしをお好きなように犯してください。もうあなたは独り身ではないのですから』
『まあユーフェミア皇女殿下がそのお時間で宜しくて、明日に差し障りが無ければお越しくださいませェ』
『では、本日はその様に』
『くれぐれも無理だけはなさらないでくださいよぉ~、夫婦だなんだって言ったってそりゃ私たち二人だけでの間の話ですからねェ』
『分かっております。ですが、行く行くは正式な夫婦として世に認めて頂きたい物ですわ』
『そいつぁ無理でしょうぉ~、ユーフェミア皇女は神聖ブリタニア帝国第三皇女様で、私めは平民以下のイレヴン様なんですからなぁ』
『無理なら無理で無理を押し通そうかと考えております』
『おいおい変な事すんじゃねェぞぉ~、ユフィの身に何かあったら大変だからよぉ』
『ふふ、何だかんだと普段仰いますけれど、わたくしの事をお気に掛けてくださっているのですね』
『まあなぁ、何でこんな事になっちまったのか分からんが夫婦だからなぁ、にしてもよぉ、自分で言うのも何だが俺みてェな変質者と結婚しちまうなんざぁ、お前も相当な変わりもんだぞぉ? ユーフェミア皇女よぉ、お前は俺に強姦されてる身なんだぜェ?』
『愛に変も変わり者もありません。全て含めて愛なのですから。わたくしとあなたは犯し犯されの関係より始まった。そうして愛し合うに至り二人だけの結婚をし夫婦関係となった。それがわたくしたちの愛の過程、ただそれだけの事ですわ』
『それだけって断言出来ちまうユーフェミア皇女のその精神力に参っちまうわぁ。はぁぁ、そうか、そうでございますかぁ~、まあいいわ。とにかく気ぃつけて来いよ。何なら迎えに行ってやるからよぉ』
『大丈夫ですわ。もう路地裏ルートには馴れました。何処をどう進めば最短で危険も無く行けるのかも分かりますし、道中のイレヴンの方にも顔見知りが出来ましたので』
『顔見知りってお前なあ、自分の身分ってもんをちったぁ考えろよ』
『身分を明かしても信じては頂けませんし、裏通りの顔見知りを作っておく事もわたくしとおぢさまの関係には宜しいかと』
『何が良いのかわかんねェ……、まあ気ぃつけろ。危なそうか危険を感じたら俺に電話寄こせ。すぐ行ってやるからよ。こんなんでも腕っ節には自信がある。そこそこガタイの良い若造相手でも勝てるからよ』
『暴力はいけませんわ』
『守る為の暴力は正当防衛っつーんだぜェ。自分の女を守るってなあ男の務めだからよぉ』
『おぢさま……、お優しいのですね』
『そんなんじゃねえよ。当たり前の事だって言ってんだよ。とにかく気をつけてなぁ』
『はい、ではまた今夜に』
『了解、お待ちしておりますよぉ』
そういったお電話でのやり取りを早朝に行うのです。
犯す、強姦、といった、夫婦の会話としては凡そ奇妙としか呼べない会話ではありますが、私も彼もそれで成立しているのですから構わない。
それに私とおぢさまは夫婦として愛し合う間柄にあるのは確か。強引に始まる夫婦関係は犯し犯されから入り、そうして子を成す為の交接へと移行していく。
私と彼とのどうにも外れたおかしな普通がそこにあるのです。ですけれどもそれでいいの。だって私たちは愛し合っているのですもの。
けれどもそれ以前の問題として今日は連絡その物が無いのです。
此方がお電話を差し上げてもお出になりません。
こういう事は稀に起こります。どうしても連絡の出来ない事情など互いに置かれている立場を考えれば時折生じる事は仕方がありません。
私はエリア11の副総督でけして暇ばかりである筈も無く。おぢさまは日雇い労働者でありまた別のお仕事もしていたりと多忙な時もあるのですから。
ただ私は心配になるのです。おぢさまの過去を知るからこその心配です。
今では私一人だけを犯し、愛し、抱き。子を儲けようとなさったのはそも私が初めての相手だと篤と聞き及んでおりますが。
それでもおぢさまは変質者と呼ばれる、いえ、呼ばれていた人間。本質的には今なお彼は変質者。私との行為の端々にそれは表れておりますもの。
過去に私以外の誰がしかを強姦なさった事もあり、ニッポンがエリア11となるより以前は警察に追われて居たと知っている。
「もしや、おぢさまわたくし以外の女性を?」
等と、今更あり得るはずも無い心配をしてしまうのです。
無駄な考えだと理解しつつもおぢさまが私以外の女性になど興味は無いと知りつつも考えてしまう。
子を成す行為こそしなくとも、避妊の上での強姦ならばあるいは致してしまうのではないかと。
おぢさまの性的欲望はとても強く、私は日々彼より犯されているのですが、同時に私という女がいるからこそ彼が他を顧みることは無い。
いいえ、自信を持って彼は私以外をこれより先に犯したりする事は無いと言えるのでしょう。
ただ、どうしても考えてしまうのです。おぢさまの性的欲望の強さについてを。
私だけが居れば満たされていると彼は仰いますが、本当はまだ足りていないのではないのか?
私の身体が公務で空いていない日。性的に満たされない彼は人知れず何処かの女性を襲っているのではと。
子を成そうとするのは私だけ。それは理解しております。彼が私とだけ子を成したいと望んでいるのは他ならぬ私自身がこの身を以て知っている事なのですから。
ですが避妊具を着けたり避妊薬を使用したりして性的欲望を満たそうとする為だけに誰とも知れない女性を襲う。
これを私の目の届かないところで行ってはいないだろうか。
それを考えてしまうと気持ちがざわざわするのです。気分の良い物ではありません。
私と彼は夫婦。夫が妻である私以外の誰かと関係を持つなど許されるはずもありませんし、私自身許さない。
おぢさまが私以外の女性と関係を持つ。そんなこと考えたくも無い。
彼が犯しても良い女性とはこの世で唯一人、この私を置いて他に居てはいけないのです。
過去は変えられませんし、過去の彼の人格形成があったればこそ今の私と彼は成立した。
そうは思っても見知らぬ誰かがかつて彼に襲われていた事は私の気分を害します。
私は彼の過去を知っているからこそ、またかつてのように誰かを襲っているのではとの無用な心配を抱かずにはいられない。
「急ぎましょう」
無駄な心配だと自身で知りつつ連絡を寄越さないおぢさまに私は自然苛立っていた。
◇◆◇
結論だけを申し上げれば、やはり無駄な心配でした。
静かに音を立てずにおぢさまの隠れ家の地下室へと足を運んだ私の前で。
『あっ……、あっ……んああっ』
おぢさまはいやらしいビデオを鑑賞していらしたのです。
下半身が半裸でアソコを出し、男たる象徴を大きくさせながら。
「……」
テレビ画面に映るのは短い髪をした私よりも年上の大人の女性。
その女性が画面の中で何処の誰とも知れない男役の男性と交接を交わしている。
それもモザイク処理などの無い、所謂違法性のあるアダルトシーン。
この様なシーン、私は私自身がおぢさまに初めて犯された時に隠し撮りをされたビデオテープの映像以外で観た事がありません。
私が犯された時のビデオテープは私が必要ないのだからと言い含め、もう既に処分されています。何本か有った内数本は処分済みだったようですが、最後の一本を隠し持っていたのです。
勿論の事、彼はそれを何処かのサイトへアップロードしたりはしません。自分用に一本取っておいたとの事でした。
自慰行為用にと。これを聞いた私は自慰に及ぶくらいなら私を犯して満たせば良いだけですと。その無駄に、でも私を想うが故に取って置かれた最後の一本を破棄させました。
ですので私との交接のビデオテープはもう一本たりとも残されてはいないのですが。
ですが、それ以外の――本物のいやらしいテープは所持されているようですね。
それにしても――。この方、何をなさってお出でですの?
「おぢさまっ!」
私は叫びます。こんなに心配させておいて呑気にいやらしいビデオを鑑賞なさっていたおぢさまに。
私に連絡も寄こさず、私以外の女を観て自慰行為に耽っていた彼に私は怒りを込めて叫びました。
「うっひょわっ!!」
素っ頓狂? というのでしょうか。
その様な声を上げながら此方を振り返るおぢさま。
「な、なんだよ、ユーフェミア皇女じゃねえかぁ~っ、脅かしやがってェ」
「なんだじゃありませんわおぢさまっ! どうして御連絡をお寄越しにならなかったのですっ!」
詰問する私。自分は悪くありませんとでも開き直っているような彼の顔が憎らしい。
「い、いやぁよ、新作のエロビデが手に入ったモンだからよぉ……」
歯切れの悪そうな声音。
御自身に非がある事をお認めなのか、常日頃のふてぶてしい態度は鳴りを潜めています。
「いやらしいビデオテープが手に入ったからどうしたというのですか? まさかそのビデオテープの鑑賞のためにわたくしへの連絡を忘れたとでも仰いますの?」
「い、いやいや、ちげェよっ……そ、そのな、こんなマジもんの裏のエロビデオなんか女が観るモンじゃねえし、お前呼んだら観れねえからさぁ」
呆れた……。私という者がありながらこのような物で性的欲求を満たそうなどと。
「出しなさいっ!」
「はっ!?」
「は、ではありませんっ! そのような物はおぢさまには必要ありませんっ! わたくしという者がありながら何をお考えなのですかっ!!」
「い、いや、でも、これ戦前のレア物でもう手に入らな――」
ごちゃごちゃと言い訳を並べる彼を無視して私はいつも彼と観ているアニメビデオ用のビデオデッキから強引にテープを引っ張りだした。
「あ~~っ、こらお前っ、観れなくなっちまうだろっっ!??」
慌てる彼のアソコ、殿方の性器。ペニスが大きく屹立したままなので可笑しな格好となって居る。
けれどそこではないのです。アソコを私以外の女性の交接を観て大きくさせている事が大問題なのです。
彼がアソコを大きくして良いのは私との交接の時か私と触れ合う時、あるいは私を想っている時だけに限られなくてはなりません。
「この様な物があるからっ……!」
私はテープの記録部位を力任せに引きずり出します。
「や、やめろよおいっっ、ちょっとシャレになってねェ~~っ」
「要らない物は処分ですっ!」
ビーッと引っ張り出したテープ部をぐちゃぐちゃにして壊して差し上げました。
これでもうこのビデオは二度と観られない事でしょう。
「ああ~……、俺の、俺のレア物がぁぁぁっ」
嘆く彼。
「わたくしという者がありながら何故この様な物を必要とするのですっ、交接を鑑賞して自慰に至るくらいならばきちんとわたくしをお呼びくだされば交接には応じますっっ!」
御自身を慰める必要が何処にあるというのでしょう。
私が居るのですから私としっかり交接なされば良いだけです。
犯されではあっても私は彼が交接を望むのならば応じます。
「だ、だってよぉ、レア物のビデオはまた別モンだろうがよぉ~っ、それをお前、こんなにしやがってェ……」
彼、やっぱり変質者なんだわ。いいえ、殿方というのは多かれ少なかれこの様な考えをお持ちなのかも知れませんね。
私は被っていた帽子を脱ぎます。
ふわっ、さらり。大きな髪留めで纏めた緩く大きな私のポニーテールが空間に流れて香りを振りまきます。
肩を流れ落ちた髪の一房をさっと手で払いながら、そうしてもう一つ今は不必要なサングラスも外しました。
私はけして自身の事を美人だなどという思い上がった考えは持っておりません。
ですが先ほどのビデオテープの女性よりは容姿に優れているという自信があります。
「おぢさまにはこのわたくし、あなたの妻であるユーフェミア・リ・ブリタニアという女がいるではありませんかっ。あんな物に頼って自慰行為に走るなどわたくしへの裏切りですわっっ!」
自身の胸に手を当てて自分自身を指し示しながら私は彼に宣告致します。
そう、裏切りです。確かに他の何処かの女性を襲っては居ないし、これからも襲わないでしょう。この私が居るのですから。
ですがあの様なビデオテープでご自分を慰めるなど、私に対する裏切り行為であり冒涜です。
「いやらしいビデオをご所望ならいつもの様にわたくしを犯し、わたくしと交接し、事を終えてからそういった映像の入っているアニメを観ればよろしいでしょう」
いつも行っている事です。私との交接を終え、身体は重ね合わせたまま抱き合ってアニメを観賞する。
そのアニメにいやらしい場面が収められていたならばそのままの状態でまた数度の交接を行う。いつもそうしております。
それなのに彼は本物のいやらしいビデオで御自身を慰めていらしたのですからこれはもう明確なる裏切りです。
「いやっ、だからっ、本物とアニメはちげェんだよ!」
「本物をご所望だと仰るならばこそわたくしをお求めになれば済む話ですっ」
私は木椅子に座っていた彼に迫ります。私の纏めてある髪の一房が前傾姿勢になった事で左肩より流れ落ちた。
その私の長い髪の一房が彼の顔を打ち付けるようにして撫でました。
「ぷあっ、なにすんっ」
鼻腔を擽る私の髪を彼は払いのけてしまう応対をした。
普段はあれほどまでに私の髪にご執着なさいますのに……、彼の頭髪が薄く、髪へのコンプレックス的な思考や要素が起因して私の髪を殊の外慈しまれている彼。
彼に髪を撫でられ、髪への愛撫を受ける事は大変心地よく、私も大いに悦びを以って受け入れている物なのですが。
ご自身が薄い頭髪をお持ちという要因があり、それにより御執着なされる私自身への髪への愛撫という代償行為。
屈折しつつも強い想いを受けられるというのは、私に取って子作りと同じくらい特別な行為なの。持たざる者が持つ者へと抱く強い感情を感じられて私と彼の気持ちが強く一つに結びついている事をこの身と心で感じるの。
彼にこの身をゆだねながら彼の身体へ抱き着いたまま、二人静に抱き合い受け取る髪を撫でられているだけの時間は、私に甘さと安らぎをもたらしてくれるのです。
そんな彼が、私の髪への特別な想いを抱いているはずの彼が、私の髪を撫でもせずに払いのけた……、やはりあのビデオが悪いのですわ。
五十代後半か六十程のお歳の中高年のおぢさまから見れば年下となるでしょう先ほどのビデオの女性。
ショートカットで爽やかなボーイッシュな風体ながら妖艶さをも併せ持つ大人の女性。
ショートヘアーの大人の女性。
膝裏にまで届くほどの長い髪をし、まだ大人という年齢では無い16歳の私とではまるで正反対の活発そうな女性でした。
それがどうにも自分を否定されたような気分がして本当に腹立たしいです。
「なにも案山子もありませんっ、さあおぢさまベッドへっ」
「いや、いきなりっ」
「いきなりって、いつもわたくしをいきなり犯すのはあなたでしょうっ?!」
待って欲しいと申し上げてもお待ちくださらない。
準備も整わせて貰えずに始められるのは強姦という名の交接。
和姦ではありますが始まりの過程が犯される形で入るのは私たちのいつもの事。
それをあろう事か御自身からいきなりなどといった言い訳をお延べになさるなんて。
「うっ、そ、それはだなっ、ちょっと今は気分が乗らねェっていうかっ、俺いまお前にレアもんのビデオテープおシャカにされたばっかなんだぞ!? ちっとはこっちの気分も考えろよっ!」
「ですからっ、わたくしをお求めになれば良いだけの話でしょうっ。子を成す意味では無く、性的欲望を満たしたいという意味でもその対象はわたくし一人であるべきですっ!」
御自身の事ばかり仰る彼。
彼は、私とはまるで違う正反対のタイプの女性の映ったビデオで自慰行為をされていた私の気分を、彼は分かっていらっしゃるのでしょうか?
女として悔しい気持ちと、相手がビデオの女優さんという事で怒りのぶつけ先も定まらないこのやり場の無い思いを。
「長い髪の女はお嫌いですかっ?! 16歳という小娘には欲情されないのですかっ!? わたくしと子を成したいという言葉は嘘なのですかっ?!」
そんな事は無い。彼は私を犯し、私と子を儲けようとしているのです。子を成したいと自ら思い至り私との交接を行うのですから。
女性を強姦するが子は成さない。
その変質者的なおかしな矜恃を捨ててまで子を成すという行為を、彼の人生で初となる膣内射精を行動に移した女は私だけ。
私には私自身が彼の唯一であるという自負があります。
それに私と彼はもう夫婦関係なのです。誰に認められずとも私と彼でお互いが伴侶であると認め合ったのですから。
彼は私という女性がタイプに決まっています。そうでは無いというのなら、私は何をするか自分でも分からない。
それ程に気分を害していた。
「お、落ち着けっ、落ち着けっ、誰もお前の事嫌ってるなんて言ってねェだろっ? ユーフェミア皇女には欲情してるし、ユーフェミア皇女と子を成したいって気持ちに偽りはねぇよ!」
心から叫ぶ彼。私との子作りについては魂の叫びに聴こえなくもない。
「つーか俺たちいつも子作りしてんだろっ?! 俺ユーフェミア皇女の中に何百回出したと思ってんだよっ、千の大台に乗っててもおかしかねぇんだぞ?!」
数百は確実ですが仰られてみれば千に達しているやも知れませんね。都度の交接と射精回数など数えてはいないのです。
あるいは分かっていないだけで私はもう既に受精しているのかも知れません。
ですので私も彼が私との子が欲しいというそのお気持ちが嘘ではない事など分かっております。
事実として私と彼は連日に亘って子作りをし、日々交接に臨んでおりますし。
此処は少し冷静になりましょう。すーはー、深呼吸をして、心を落ち着かせて。
「子作りについてですが、先ほどは嘘かと問うてしまい申し訳ありません。わたくしもおぢさまとの子作りに連日連夜励んでいる身です。あなたのそのお言葉は本心の物と存じ上げております。おぢさまと交接してきた道程を振り返ればわたくし自身いつ受精していてもおかしくはありませんし、明日にも妊娠となるやも知れない身となっておりますので」
冷静に事実だけを述べる私。
ですが。
ですが続く言い訳がまたも私を苛立たせてくれました。
「だろぉ?! だったら、んな気にしなくても良い事を一々気にしてんなよっ! レアもんのビデオのAV女優が髪短くてお前より年上ってだけでなんでそんな対抗意識燃やしてやがちゃってんのよぉっ?!」
「なっ、なんですってっっ!! 気にしなくても良い事っ?! どの口が仰いますのっ!!」
ああ、腹立たしい。子作りの件で少しは冷めていた思考がまた怒りで塗りつぶされてしまいました。
何たる言い訳なのでしょう。
その短い髪の大人の女性に発情していたのは何処のどなたですの?
髪の短い大人の女性。引き換え、髪が長くて16歳という年齢の私。
私との明確なる区分が表れていた女性に発情し、自慰行為に及んでいたのはあなたでしょう。
私と真逆の容姿をした女性にあなたはっ!
「だったら証明なさいっ!」
「し、証明っ?!」
「そうですっ! その様に言い訳ばかりなさるならわたくしを納得させなさいっ!」
「証明っつったって、どうすりゃいいんだよっ」
私は狼狽えている彼に身を寄せながら。
「わたくしの髪を愛撫なさいっ、わたくしが良いと言うまでっ!」
何を言い出すのだろう。無駄な行為と発言だと分かっていても口にせずには居られない。
髪を触れ。優しく愛撫しなさい。私の長い髪が好きな筈のあなたにはそれを成す義務がある。
自己顕示欲というのでしょうか。承認欲求というのでしょうか。
短い髪に対して長い髪である自分を彼に感じさせたいと強く願ってしまうのです。
短い髪の年上の、色気のある女性に対して。
長い髪で16歳というまだ少女として分類されてしまう色気に劣る私。
先ほどのビデオの女性と私という女が正反対だからこそ彼の行為が裏切り行為であると私は断じるのです。
「……っん~、そんなんで良いのかぁ?」
言葉に詰まりながら呟いた彼を、私はベッドの縁へと誘導します。
木椅子で始めるかベッドで始めるかその日その時次第ですが、私が犯される時に使うベッドであり。
交接終わりに時間があれば彼と二人で小休止として眠る事もある私と彼の二人だけのベッド。
どんと彼の身体を押してベッドに座らせる私。
「っと、危ねーなぁっ、突き飛ばすんじゃねえよぉ」
文句ばかりの彼を無視し、ベッドの枠の縁に腰を掛ける形となった彼。
息をつかせずに私は自身のタイトスカートをたくし上げました。
「お、おいおい、積極的っつーか、それじゃあ痴女だぞユーフェミア皇女よぉ」
タイトスカートをたくし上げた私は彼の前で下着を脱ぎます。
「お黙りなさいっ、変質者であるあなたにだけはどうこうと言われたくありませんわっ!」
脱いだ下着を膝に下ろし、脚を折り曲げながら引き抜いていくと。
私は脱ぎ立てのその下着を先ほどまで彼が座っていやらしいビデオを鑑賞していた木椅子の上に置きました。
流れのままに羽のスカートはそのまま垂れ下げさせたまま、白いタイトのスカートだけを腰までたくし上げ。
「お、おおっ、そんなことしてるとマジで痴女だな……」
「うるさいですっ」
私自身の秘所を彼の目に映るようさらけ出させたまま、そっと彼に歩み寄り。
ベッドの縁に脚を掛け。ぎしりと音を立てながらベッドの上へと私は上がります。
ふと見遣る彼の股間を。
「大きい……、でも、憎らしい……」
其処には私以外の女が交接している姿を観て屹立させていた、彼のたくましい男が反り起ったままで在った。
瞑目する彼の膝上に、私は股を開いて立ちながら、ゆっくりと腰を下ろしていきました。
股を開き、秘所を彼の男の先に宛がい、腰を下ろしていく私。
「はあっ、ああぁぁあぁぁ~~っっ」
腰を下ろすと、彼の膝を隠し擦れ合うようにして私の公務服の羽スカートが広がっていきます。
私の膣口が彼の陰茎先端の肥大した部位を呑み込んでいきながら、私の膣内を押し割っていく。
私は喘ぎながらぞくぞくびりびりとした快感に身を任せます。
「お、おおっ、おおおう……いきなり、来るかよユーフェミア皇女ぉっ」
まさか御自身が私に犯される立場になるとお考えでは無かったのか。驚きと戸惑い、そして彼自身も私に呑み込まれていく快感を味わい喘ぎの様な声音を上げます。
こういう行為ですが、時々あるのです。私が彼を犯すという立場に立つ事が。
私から積極的に彼を犯す事が。私はいつも犯されるばかりの女では無いのです。
「お、お黙り、な――あっああ~っっ!」
入ってくる先端部。膣口がくぱあっと、大きく割れて。
閉じられていた内側の肉が彼の形に沿うように割れ開かれていきます。
「あ、ああっ、ああっう!」
準備も無く彼を犯した私の膣内は十分には濡れて居らず。
水分の少ない襞をたくましい男がこすりあげていくその瞬間に。
これまで彼に犯されてきた事で彼との交接に馴れた膣内は締め付ける様に彼自身に絡みつく。
私は彼を犯しながら、僅かばかりの痛みと大きな快感に襲われるのです。
痛くも気持ちいい。この瞬間さえ愛おしく感じて堪らない。
「うっ、おおっ、ユフィっ、ちょっと待てって!」
制止してくる彼。その彼を連日受け入れている私は、であらばこそ分かりました。
彼の男が既に性的な湿りを帯びていることに。
なんという屈辱でしょう。
彼は私以外の女の交接を観て射精までしていた。
許されざる裏切りの証が私の中で感じられました。
「ま、待ちませっ、んっ」
先端の肥大した部位。亀頭と呼ばれる男性器の一部位を呑み込んだ私の秘め処は、挿入されてくる彼を奥へと誘導するように広がっていき。
亀頭の首より下の茎の部分をじゅぶじゅぶと呑み込んでいった。中程まで来ても止まらずに挿れていき、私は一息に彼の膝まで腰を下ろしきる。
「はあっああぁぁ――!」
喘ぎ叫ぶ私。
「ううっ」
唸る彼。
こすれ合う肉と肉。こすれ合う私と彼。あんな見せるために創られた造り物の映像ではありません。
本当の交接です。彼が観て良いのはあのような造り物ではなく、演じられている映像では無く、私という女だけ。
そうして私とだけ触れ合っていれば良い。他を観る必要なんて無いのだと身体で分からせて差し上げます。
「はあっ、はあっ、はあっ、ん……どう、ですか? あの様なっ造り物とっ、わたくしと……どちらが、よろしいですか……?」
彼と私の股間同士、隙間無く触れ合わせたままに私は彼の膝上へと座り込む。
腰の後ろ半分を覆う公務服の暖色の羽スカートが彼の膝に広がり、私のお尻と彼の膝を隠している。
両脚で彼の身体を挟み込んで、そうして膝を立てながら私は彼にそっと抱き着いた。
「ゆ、ユーフェミア皇女よぉ、こ、これじゃお前が俺を犯してんじゃねーかよぉ…っ、俺ぁ犯される側かぁ……っ?」
「久方ぶりに、犯して、差し上げましたわ……、はあ、はあ、いつも……いつも犯されるだけの女では、ありませんの……わたくしっ、あっ、はぁぁ……っ」
自慰をしていた彼の男性器はたくましさをそのままに私の最奥までを入りきっている。
先端部位が子宮への入り口を押し込んで無理に口を開いて吸い付いているのが良く分かります。
どくっ。
「あっ!」
不意の射精。挿れたばかりだというのに行われた射精に、私は私の子宮へと出され来た精子の熱を感じて喘いだ。
どくっ、びゅくっ。
「んっ、あああ――出て、る……、出て、います……わたくしの、中に……、あなたの精子が」
「そ、そりゃ出るだろっ、前戯無しで濡れてもねェ膣に、奥の奥まで挿れられて締め上げられたら我慢できるかっっ!」
理不尽だと呻く彼。
「ふ、ふふふっ、そう、でしょう? どうです、か? これが、これが本当の交接……、おぢさまがして良いのは、わたくしとの交接だけ……、わたくしの中に出すの、気持ちいいでしょう……?」
すりすり。
「お、おおう」
膣内射精を受けつつ、抱き着いたまま頬を擦り込むようにして擦り付けると、彼は小さな呻きを上げた。
ああ、本当に今日は私が彼を犯しているのですね……。この様な昼の日中から……、とても珍しい日だわ……。
「おぢさま……、証明なさい、な……」
擦り付けていた頬を離し、彼の濁った瞳を見つめながら私は宣告する。
あのビデオの映像の女と私。私を愛している、私がタイプだというならば行動で証明して見せなさい。
「長い髪と短い髪、どちらがお好きですか?」
短い方が好きなどとお答えになさいましたなら、あなたの男を締め上げて、締め落として差し上げましょう。
愛液の湧出がまだ少ない間ならばその様な事も出来るかも知れません。射精もまだ一度目ですもの。膣内の潤いはまだ足らない事でしょうし。
「か、髪はなぁ、長い女のが好きだぜェっ……、ひ、膝裏に届くくらいの思いっ切り長ーい髪をした女が好きですよおっ、具体的には桃色でふわふわで艶々な長い髪の女が好きでございますですよおっ、これでいいかよおっ」
分かりきっていた答えに少しの満足を得る私。
開き直ったかのように叫び答える彼を見つめながら私は続く質問をぶつけました。
「まだ、です……、あなたから視てではなく、わたくしの世代から視て……、大人の女性か、それともわたくしくらいの女性か……、どちらが、お好みですの?」
年上などとお答えになられたら私、本日持っている拳銃で何をするか分かりませんからね?
「と、年下……、年下の、思いっ切り年下のっ、具体的に言うなら16歳の可愛い女が大好きでございますですよぉ~っ、はいっ」
「まだっ」
私は迫る。言葉では無く行為で示しなさいと。
すると彼は。
「あ、ああ~~っ、ユーフェミア皇女の長い髪がキレーで好きだなぁ~っ、なんか綺麗すぎて触りたくなってきたぜぇ~っ」
密着している私の後頭部に手を添え、私の髪をその五指で捉えながら、優しく静かに撫で始めました。
「ん――」
梳き通されていく髪。私の長い髪の中を流れる様に彼の手指が通されて毛先を滑り抜け。
また通されては撫でられ、愛撫されていく。
彼の男を身体の奥へと迎え入れたままで行われる髪への愛撫。
私は気持ち良くて、心地良くて、彼の右肩に頭を乗せながら身体を休めます。
「はああ、気持ちいいです……、もっと髪を撫でなさい……」
「はい、分かっておりますよユーフェミア皇女殿下ぁ……機嫌直せよぉ~、たかがエロビデオの女優に嫉妬してどうすんだよぉ~なぁ」
「そういうことをなさる御自分が悪いのだと自覚なさい……、おぢさま……、わたくしをお求めになれば、子を成す為でも、情欲を満たす為であっても、こうしてきちんと交接して差し上げますので……、あの様な造り物の映像は全て処分してください」
「ぜ、全部っ?! ちょ、待てっ、お宝全部っ?!」
髪への愛撫が止まる。
「手を動かしなさいっ、わたくしはまだ許した訳では無いのですよっ?」
「は、はいぃ、皇女殿下の仰せのままに致しますですよぉ……でもよぉ、理不尽すぎねェ?」
「理不尽ではありません。わたくしを想い自慰行為をなさるのならばまだしも、他の女性の交接などをご覧になって自慰行為をなさる事は即ちわたくしへの裏切りと受け取りますっ」
「う、裏切ってねェじゃん俺っ?! 男なんだからAVやエロ本で抜く事もあるだろっ?!」
まだ仰いますか。
「裏切りですっ。世間ではどうかなど関係ありませんっ。わたくしとおぢさまの間ではそれを不貞行為であるとわたくしは断じたのですっ!」
私は隠し持っていた拳銃を取り出し、彼に抱き着いていた右手を離してソレをちらつかせます。
「うおっ、お前っ、なに持って来てやがんだっっ」
「護身用ですわ……、ですけれど、わたくしを裏切る方には暴発してしてしまうかも知れません♪」
拳銃を視た彼の表情が青ざめます。心なしか私の膣奥を押し上げたままで居る彼の男も別の意味で張り詰めた様になっておりました。
くす、私、脅迫などしておりませんのに。
「わ、分かったっ、分かったからっ、全部処分するからその危ねェモン仕舞えっ」
「どういたしましょう? わたくし、髪への愛撫を止めても良いとはまだ一言も申し上げておりませんのに誰かさんのお手が止まってしまっておりますわ? ああ、暴発してしまうかも」
彼の右肩に頭を乗せているまま、囁くように呟くと。
「ああ~っ、ユーフェミア皇女の長い髪っ、触りたいですなあっ、ずーっと触り続けて居たい物でございますねェっ、若い女性、特に16歳の可愛い女ユーフェミア皇女はこの世で一番ですっ、はい……!」
彼の五指が髪結いの、髪留めの根元に差し入れられて、私の大きく纏めたポニーテールの髪の中をまたその五指が泳ぎ始めます。
髪に絡みつく五指。さらさらとすーっと、髪の中を撫で梳かれていく感覚が伝わってきますね。気持ちいいです。
「そうです……、そうしてあなたの好きなわたくしの長い髪を撫で梳くのです……ああ、気持ちいい」
執拗なまでに私は私の髪を愛撫させる。
年上の短い髪の色気のあるあのビデオの女を忘れさせるために執拗に。
「な、なあっ、機嫌直った??」
「うふふふ、さあ、どうでしょう」
相変わらず抱き着いたまま拳銃を逆手にちらつかせながら、本日の半休は始まりを告げたのです。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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少女少年
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北の告発
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サラダデイズ
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クレセントノイズ
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ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
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ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
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遊戯王GX(十代×カミューラ)
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魔装機神(マサキ×モニカ)
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椎名君のリーズニングファイル
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RAVE(ハル×絶望のジェロ)