管理人のおぢさん×藤崎双葉ちゃんのお話とは別の世界線となっております。
恋は開く扉と共に
死神事件解決後
「私を助けてくれた桃井くんの力になりたい」
藤崎双葉さんはそう言って人数の少ない新聞部の為にと水泳部と掛け持ちする形で入部してくれた。
運動部との掛け持ちは大変じゃないかと思ったけど藤崎さんがそうしたいという以上、僕や橘さんは受け入れるだけだ。
それに、やっぱり事件を通して仲良くなった藤崎さんと部活に取り組むのは、僕としても楽しいし大歓迎。
こうして橘さん、藤崎さん、僕の三人で新聞部はスタートした。
新聞部結成の日から暫く、僕は今図書室の前にいた。
今日は調べ物があるからと図書室集合を橘さんから言い渡されていたからだ。
一番早く付いた僕が立て付けの悪い扉を開けようと四苦八苦していると、栗色の長い髪を纏めたポニーテールがとても良く似合う女の子――藤崎双葉さんがやって来た。
「どうしたの桃井くん。早く図書室に入りましょうよ」
小首を傾げてポニーテールを揺らせながら僕を窺う藤崎さん。
「うん、それはそうなんだけどさ、この扉がビクともしないんだ」
さっきから力いっぱい引っ張ってるんだけど全く動かない。
「あ、桃井くんちょっとよけて」
すると藤崎さんは僕の前に出て扉の下を思い切り蹴りつけた。
ガンっ!と大きな音がして扉が震えた。
「開いたよ」
さっきまでビクともしなかった扉が藤崎さんの手でスッと開く。男の僕でもビクともしなかったのに女の藤崎さんの手で軽く。
「う、うん、そうだね、」
コツがあるのは知っていたけど、藤崎さんみたいな女の子が真顔で扉を蹴りつけるのは想像出来なかったからびっくりしたよ。
というか、この扉は男女問わずみんなこうやって開けているそうな……。
そうやって呆けていた僕がふと見やると藤崎さんの髪に埃が付いていた。
「あ、髪に埃が」
今扉を蹴った時に枠に付いていた埃が落ちたのか?
「え?」
反射的に手を伸ばして藤崎さんの髪に付いていた埃を払う。
長いポニーテールの髪の毛に指を通して、何度か梳いてみると、埃はすぐに取れて、指の間を滑り抜ける髪の毛の感触が気持ちいい……。
「あ、ああ、あの……桃井くん……」
「え………?ああっ!ごっ、ごめんっ!」
「う、ううん別にいいの……。埃……取ってくれたんだよね?あ、ありがとう、」
「い、いやっ、うんまあ、」
半ば条件反射で髪を触ってしまったけど、女の子の髪を勝手に触るなんてマナー違反だった。
それもあんな感触を楽しむみたいに撫で梳くなんて……。でも、気持ちよかったのは本当だけど……さ。
そのあと図書室で調べ物をしたんだけど、藤崎さんと隣同士で座ったのと、さっき髪を触ってしまったせいもあり、お互い変に意識して調べ物どころではなくなってしまった。
僕と藤崎さんの頬はほんのり桜色に染まり、窓の外で舞う桜の花弁のように色付いている。
新しい学校生活以外にも何かが始まる――そんな予感がする新学期の出来事だった。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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北の告発
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サラダデイズ
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