CP:オリキャラおじさん×相原軍是
復讐屋って結局何すればいいわけ?
復讐屋って結局何すればいいわけ?
明るい青緑の毛先が優に膝下へ届く長い髪を、ツインテールに結わえた少女。相原軍是と。
まる禿げ頭の中年のおじさんが、公道で人を待っていた。
待っていたのだが、とにかく距離が近い。軍是がおじさんに変わった腕、義手を巻き付けて、おじさんに頬擦りしているのだ。
おじさんは『ぐ、軍是さん、ここは公道ですから』と否定しているものの、強くは引き離さない。それもそうだ。自分に甘えてくれる婚約者を引き剥がせるほどに、おじさんは非情な人生を歩んできては居ない。意思も難くない。愛してくれた人は彼女が初めてで、初めて故に自分も甘くなってしまう。
これが軍是のように裏社会・闇世界で生きてきた元殺し屋ならば簡単に引き離すだろうが、軍是はおじさんにぞっこんラブで、毎日おじさんとエロトピアな世界を体験しているため、基本がおじさんに甘える姿勢なのだ。
「も~ッ、軍是ばっかりずる~いっ!」
そんな軍是に抗議の声を上げるのは、腰下まで届く長い黒髪の、エプロンメイドゴスロリ服という、凄い衣服を着た軍是と変わらずな美少女。自治は美少年な愛河内ニチモ、彼、いや、彼女もおじさんのことが好きなのである。
もちろん、ニチモはおじさんと結婚できないことは分かっているし、エロトピアなことも出来ないということは十分承知だ。ただ、おじさんの裏表の無い誠実な優しさに毎日触れている間に、おじさんに惚れてしまったのだ。
軍是には伝えてある。軍是はおじさんの婚約者なのだから。軍是としては手で扱いてあげるまではおじさんに許した。扱かれる様になってから事務所のケーキに被害が無くなったのはいうまでもないが、それ以前に何も無しじゃいくら何でもニチモが可哀想と思ったので。但しそれ以上はダメ。纏わり付かせたり、アブノーマルなプレイは。
抱き着くくらいまでなら許した。正直言えば軍是も友達とは言えこと恋愛が絡むとそこは別なのだが軍是は女でニチモは男。乗り越えられない壁があるし、ニチモ自身自分で律している。である以上は、多少は、と許しているのである。それにおじさんから見たニチモは可愛い孫のようなもの。今更、倒錯的恋愛には発展しない。
ただし、基本は頭と髪を撫でて貰うことだけしか許さない。軍是は軽い女に見えて、恋には独占欲の強い女だったのだ。
で、社長はおじさんな何でも屋兼復讐屋だが、現場リーダーは軍是。おじさんも軍是の言うことに従わないとイケない。
そんな三人が待っていたのは――。
「OH~! オヒサシブリサマデスネ~」
短い金髪の上にカウボーイハットを乗っけた、これもまた女子高生な少女。アメリカンスタイルで露出過多なのが特徴気味。武器は拳銃。見た目通りだが物騒だ。名をポーラ・ライツ。その名の通り日本人ではない。
「お久しぶりっこ」
続いて挨拶してきたのは、中学生と思わんばかりの背丈の小さな桃色髪の短髪の少女、百々栄代。世に言うアホ毛という髪がとても長いのが特徴的。武器はこの体格で信じられないことに、対戦車砲。どこにそれを扱う尽力があるのか。
最後に。武器は埋葬拳という巨大なガントレット。今は普通の装いの、赤髪ロングヘアの少女。二重人格であるらしいが、今は凶暴な方の人格が出ているらしい。なんでもお仕事関係のお話をするときは童友ともかさんが出てくるようだ。
「お久しぶり。大金のおじさん」
凶暴だが彼女の中では1億円をくれたおじさんということで、おじさんへの好感度は高いらしい。正確には軍是は婚約者同士なのだから愛し合っているとして別として、待ち合わせ場所へとやってきた三人に、おじさんの事務所で働いている相原軍是と愛河内ニチモの二人を足して、彼女たちは以前まで五人でトリガーハッピーズという裏社会でもそれなりに名の売れた殺し屋集団をやっていた。今は堅気に近い職に就いている。そんな元トリガーハッピーズの中でのおじさんの評価は高い。
復讐のためには金に糸目は付けない。一般人にして、億というお金の暴力を平然と使う渋い男として捉えられているのだ。最も、恋愛感情を持っているのは軍是だけ。その一歩手前がニチモだけで、他は友人としてみているのだが。
「で、今日は…………とりあえずキッサテンにでもイクカ」
暑い日だった。
◇
それぞれが、それぞれのコーヒーを頼んでいく中、一人、軍是だけはミルクどばどばのコーヒーを持って来たのである。
「ぐ、グンゼ、スゴイネ、そんなミルクイレテハ、ミルクのアジしかしナクナリマスネ」
確かにそうだろう、ポーラの言うとおりだ。だが軍是は。
「おじさんとのエロトピアで、おじさんのをいっぱいのむんだよ。これが美味しくて、おじさんも私も気持ち良くなって続きをするわけ。そうしたらもう身体中にびりびり電気が走って達すんの。おこちゃま達にはわっかんないかなあ~、この気持ち良さ」
ポーラ、栄代、ともかが一斉にコーヒーを吹いた。そりゃ吹きもする。他人のエロトピア事情を、喫茶店で話されたら。他の客の目もあるというのに。
「そこからはもう、最高の時間の始まりなんだよ。赤ちゃんを作るって話をしてるんだけどさあ、私、妊娠したら産むよっていうと、おじさんカッコいいんだよねェ~。『是非とも子供を作りましょう軍是さんと私の子供を』って、中に出してくれんの。ね? おじさん」
「え、ええ、まあ、私も軍是さんとの子供は早くほしいですし」
「だからもうずっと中なんだよ。愛する人から中に出されるのって本当に気持ちが良いんだよ。もう他に何も要らなくなって、目の前の愛するおじさんだけが居ればいいんだってさあ」
軍是がおじさんとのエロトピアな一日と、毎日を語り出す。どんなプレイをしたとか。飲んでみた味の違い、濃いときと薄いときの違い。キスはまずは軽く啄み合って、続いて片方が相手の唇の中に舌をいれて、口内をかき回しながら舌同士を絡ませ合う。
次ぎには逆に相手の口内に舌を差し入れ、かき混ぜては舌の裏筋を舐め上げながら、舌同士をきゅっと強く抱き締め合うように絡ませ合う。唾液は互いに飲ませ合い、キスの余韻に浸りながら十分近く口付け抱き合ったまま離れない。
離れると、銀色にも透明にも見える混ざり合った唾液が二人の間に伸びて。
おじさんと軍是の愛の毎日を聞かされているポーラ、栄代、ともかの三人は、だばーっとコーヒーを口から垂れ流していた。あまりにも甘い。想像していたよりもずっと甘い。おじさんと軍是の実質的な夫婦生活に、コーヒーが砂糖ミルク味になったように感じてとても飲めそうに無いのだ。
三人は思う。いい加減にしろと。
「ストップ、ストーップ、オジサンとグンゼがどれくらい深く深く愛し合っているのかはワカリマシタ。ここはまあ相談とやらにウツリマショウ」
ポーラはこれ以上おじさんと軍是の甘い話を聞いていられないと、強制的に軍是の話を打ち切った。軍是は不満そうだが、軍是は今もおじさんの膝の上に座って、彼の肩に頭を載せ、ツインテールの片方をおじさんに撫でられてご機嫌なため文句は出ない。
だが、ニチモ除く他のメンバーははそれを見ているだけでも、砂糖を吐きそうになるくらい口の中が甘かった。
正直言えばいい加減にしろと言いたい。ニチモはニチモで人差し指を加えて「いいなー」とか言っている。この三人の事務所名はシュガーにでもした方が良いのではとポーラは本気で思った。
「でねー、相談ってのがさあ、何でも屋の方は何でもやれば良いから分かるんだけど。復讐屋の方が今ひとつ何処までやれば良いのかがってね。おじさんは殺しは嫌なんでしょ?」
「ええ、出来れば殺しなしの復讐屋で」
軍是とおじさんが話すと栄代が割って入った。
「徹底的な嫌がらせは?」
「それもなくはないんだけどさあ、相手が逆上して依頼人に襲いかかったらアウトじゃん。こっちに来たら来たで、まあ私のスリングなら徹底的に痛めつけて、二度と嫌がらせさせないようにはできんだけどね~」
ともかも話しに入る。
「依頼料次第では私も手伝ってあげようか?」
「いや、一般人相手にともかのガントレットじゃ死ぬでしょ?!」
「そこは私も普通のナックルを使うわ。正直得物が変わると扱いづらいけれど、同種の武器なら何とかなるでしょう」
おじさんの左隣に座っていたニチモが。
「私はいつでもオッケーよ 」
自信たっぷりに言うが、彼女の武器チップソーでは確実に相手が死ぬ。それではダメだ。だが使いようもある。
「おじさんおじさん」
頬にキスした後、頬ずりをしている軍是はニチモの提案に。
「ニチモのチップソー、脅しには抜群だよ? 今度この人に手を出したらどうなるかって」
再びポーラがそれもいい案だと軍是とおじさんに伝える。
「殺されるかも知れない脅しはキュウキョクの脅しデスネ。そういう意味ではニチモのチップソーもヤクダツオモイマス。ああ、因みにココで明かすと、ワタシタチモ、コロシから手を引きました。オモテのシゴトとしてナンデモヤみたいなのハジメマシタデース。コレからは、ソウゴ依頼することもアルカとオモイマスので、ヨロシクデース」
おじさんがポーラの手を握ろうとすると。代わりに軍是がポーラの手を握る。片手はおじさんの首に掛けたままで。
応答するのはおじさんだが。
「こちらも心強い提携会社が出来た事は何よりも嬉しいです。ポーラさん、ありがとうございます」
「アイカワラズ、コシが低くてテイネイネ。ソウイウ所、オジサンの好感度は高いよ。グンゼが惚れたのも納得デース……。ただ、グンゼは執着心? 独占欲強すぎマース」
「生憎と、私にとってはおじさんに近づく女はみんな敵だから。昔の仲間とか関係ないんだよ」
ギチギチッ、と義手の音が不気味に鳴る。ある種の警戒音的な意味合いも持つそれにおじさんは。
「軍是さんっ、っんん」
「んんっっ――!」
軍是の頭を自分の方へと思い切り引っ張り、彼女の唇を奪った。喫茶店の客がいるど真ん中で。舌を差し入れ、彼女の舌を絡め取り。ただ奪うためだけのキス。言葉にしてみれば、君は私の女なんですから気にしないでください。私は貴女だけのものです。
言葉で伝える必要は無い。深く深く口付けを交わしていれば自然に伝わる愛の言葉。こんな喫茶店のど真ん中でも、おじさんと軍是は愛し合うのだ。
「んんっ、んっン」
軍是の甘い声が店内に響く、ポーラ達は飲んでいたコーヒーをえろえろと口から汚く吐き出す。そのくらいに唐突に行われたキスは甘い物。
一人。
「このケーキ甘ーい♪」
喜んでいるのはニチモだけだった。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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少女少年
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北の告発
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サラダデイズ
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クレセントノイズ
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ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
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ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
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遊戯王GX(十代×カミューラ)
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魔装機神(マサキ×モニカ)
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椎名君のリーズニングファイル
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RAVE(ハル×絶望のジェロ)