デュエルはありません。
十代と共に近所の薬局へ虫よけスプレーを買いに来たカミューラ。
万年紅いスリットドレス姿の彼女を上流階級の人間と勘違いしている薬局店員が緊張する中、彼女は商品棚をあさる。彼女の長い髪が床につかないようにと十代は彼女の髪を持ち上げて、彼女の後ろに立つ。
そこへようやく虫よけスプレーを見つけたカミューラは喜びそれを手に取るが、ほぼ同時にそれを手に取った虫型眼鏡を掛け「ヒョヒョヒョ」と笑う小柄な男と、虫よけスプレーの取り合いとなり。
十代とカミューラの日常 譲れないもの虫除けスプレー
「ん~無いわねぇ~」
十代を連れて家からほど近い場所にある薬局店を訪れたカミューラは、お目当ての品である虫除けスプレーを探していた。
彼女が棚を覗き込む都度にさらりと揺れ、流れる艶やかな長い緑髪が、床に擦れる。ゴミはおろか埃も落としていないように普段よりしっかりと清掃している店内の床だが、あんな綺麗な髪が箒の様に床を擦る様は、店員や店長も見ていてハラハラさせられた。
遊城カミューラ──近くに住む奥様で見知った顔ながら、彼女の着ている紅いドレスからして、どう見てもお金持ちの貴婦人にしか見えず、粗相があってはならないと細心の注意を払っていたのだ。
だからこの店は清潔だと評判がいい。カミューラ婦人以外にも黒いドレスの金髪ショートヘアーのこちらも貴婦人らしいティラと名乗る女性がよくよく訪れることもあるので、余計に清潔さを保たなければならなかった。知る人ぞ知る貴婦人の訪れる店なのである。
当のカミューラは確かに過去貴族ではあったが、それは飽くまでも過去の話し。今は遊城十代という一人のデュエリストに愛されるただの主婦にして、自身もデュエリストなだけの、所謂平民と変わらない。ヴァンパイアの貴婦人であるという誇りは無論のこと喪ってはいない。そこは今でもヴァンパイアの貴婦人カミューラと名乗っているところに表れている。
そんな誇りを持ちながらも、貴族ではなくなっている彼女がこの店を利用するのも、それほど広い店ではない物の、自宅から近いというのもあってたまに薬を買いに来ることがあるというだけの話で他意は無い。
勝手知ったる薬局店。当然ながらある程度の配置は知っているのだが、本日の彼女の捜し物が中々見つからないでいた。
「時期が時期だからなぁ、売り切れって事もあるんじゃないかぁ? この時期虫除けスプレーなんてみんな欲しがるだろ」
「じゃあ十代の物をわたくしに戴けるのかしら?」
カミューラが悪戯っぽく聞くと、当然とばかりに十代は差し出す。
カミューラに求められて差し出さない物など遊城十代は持ち合わせてはいないのだ。
「ば、馬鹿ねっ、言ってみただけよ……本当に無いなら、夫婦仲良く使いましょう」
「へへっ、だな。だけどまあこの分だとやっぱ売り切れの線が濃厚かなあ」
その可能性は高いだろうと思われる。先月の終わり頃から急に暑くなってきたものだから蚊が爆発的に増えているのだ。
蚊に刺されやすい人というのは何もカミューラだけではなく、日本全国にいっぱい居る。
当然ながらこの街にもそういう人は沢山住んでいるだろう。飽くまでカミューラはその中の一人に過ぎない。薬局だってカミューラ一人の為に虫除けスプレーを販売しているわけでは無いのだ。
なら既に売り切れていたとしてもおかしくはないだろう。
「お前だけの為に売ってる訳じゃ無いしさあ」
「そんなことわかってるわよ。でも棚の奥の方を探せば一つくらい残っているかもしれないじゃない」
彼女はそう言って虫除けスプレーや、その類のものが陳列されていただろう棚を上から順に覗き込む。相変わらず彼女の髪の毛が床に付きそうになるが、今度は十代が両手で持ち上げてあげてそれを防いだ。
妻の髪が床で箒の代わりになってしまうのは十代としても気分が悪い。カミューラの美しく艶やかな緑髪にゴミなど付いて欲しくは無いのだ。
そんな十代の気遣いに頬を染めながら、カミューラは探す。諦めずに探す。一番上の見やすい場所には当然無い。二段目、三段目と見ていくものの、やはり見つからない。
十代はそのカミューラの様子を見て、陳列棚を必死にあさってる絶世の美女ってのも何か不思議な光景だよなと思う。特にカミューラは絶世の美女なのに加えてこのワインレッドのドレス姿。お金持ちの貴婦人と見られている事だろう。だから余計に不可思議に映るはずだ。
舞踏会にでも出て行きそうなワインレッドのドレスを着て、ごそごそと動く度に太股のスリット部が大きく開いて艶めかしい太股が露わになる。
後ろから見ているとドレスの胸部が緩んで彼女の大きな胸までが見えそうになっていて、十代は身体を張ってカミューラの姿を隠し、廊下を歩く人に苦笑いを浮かべていた。
「やっぱり売り切れなのかしら? ねえ十代、そっちはどう? って、あなた何してるのよ」
「う~ん、こっちも無いなぁっと、お前が服装も考えずにデカいお尻を後ろに向けてごそごそしてるからだろ。あとお前の長い髪の毛を持ち上げてるんだよ。床に付いて汚れたら嫌だから」
「うふふふ、なぁ~にそれ? 愛するわたくしをお守りしてくださっているのかしら?」
「なんでもねーよって、言いたいけど妻を守るのは夫の役目じゃんかよ……とまあそれはそれとしてさ、なあカミューラ、諦めて別の店に行った方が良くないか?」
「別の店ねぇ……」
無いなら無いで他の店に行くしかないのはわかっているものの、この炎天下を歩き回るのはあまり気が進まない。
十代は人間だから言わずもがな暑い。だからと言ってカミューラがヴァンパイアだからと暑く無いわけでは無い。日本の高温多湿な暑さは彼女の身体にも堪えるのだ。
といって彼女もこれ以上虫刺されに悩まされるのはイヤだった。痒いだけではなくお肌にも悪いのだから。
「もぉぉッ! どうして蚊なんぞにこんなに苦労させられなきゃいけないのよッ!」
若干諦め気味なカミューラは苛立たしげにその場にしゃがみ込むと、まだ見ていなかった一番下の棚の奥を覗き込んだ。
「あ……!」
すると棚の奥の方、他の薬の箱に隠れるような形で目を回した蚊のイラストが描かれたスプレー缶が一本置いてあった。
商品名こそよく見えないものの、どうやら虫除けスプレーに間違いない。
「ふぅ、あったわよ十代」
自分の髪を持ち上げてくれている十代に安心して微笑み。
これで炎天下の中を歩き回ることもなさそうだと思った彼女がそのスプレー缶に手を伸ばし、グッと掴み取った瞬間──
「ヒョヒョ、やっと見つけたぜ!」
彼女の横から伸ばされた手がほぼ同時にスプレー缶を掴んだのだ。
「……」
「……」
睨み合う美女と意地悪そうな表情の男。十代はカミューラの髪を持ち上げた体勢のままに固まる。
顔だけ右隣を向けるカミューラに、同じく彼女の方を向いた隣の人物。彼女の目に入ったのはフレームの真ん中がカブト虫のデザインという変わった眼鏡を掛けた背が低めの男。
青緑色の短髪に、黄緑色の衣服、赤色の蝶ネクタイと、カミューラのワインレッドのドレスよりも目立つ服装のその男は、彼女の手にした虫除けスプレーを手放さない。
「……手を離してくださるかしら」
明らかに自分と同じで虫除けスプレーが目的の男を威嚇するように睨み付けるカミューラ。
妖艶な美女の睨みというのは心胆寒からしめる物であるが、男には何処吹く風。
「お前こそ離せ」
一方男の方も引かない様子でにらみ返してくる。
カミューラほどの美女と手が触れ合っているというのに何の反応も見せていない。
「レディーファーストでしてよっ!」
「ヒョヒョ、レディってのはなぁ~、もっと若い娘のことを言うんだよオバサ~ン」
「なッ なんですって~ッ!」
思わず口さけ女のように口が大きく裂けるカミューラだが、これにも男が動じた様子は無い。
ただカミューラから虫除けスプレーを奪い取らんとする意思だけが感じ取れた。
「ということで、ここは若者のオレに譲りな──」
「イヤよ! 私が先に見つけたんだから私に譲りなさいなッ!」
「オレが先だぁぁ!」
「お、おい、やめろよカミューラ! あんたもよせって!」
カミューラは鋭く尖った牙を剥き出しにしてスプレー缶を掴んだまま離そうとはしない。
せっかく見つけたのにここで取られては、またもやカンカン照りの中を歩き回ることに成りかねないのだから彼女も必死だ。
尤もそれは男の方も同じで、歯を食いしばって彼女と引っ張り合っている。
そんな二人を止めようとする十代。彼としてはカミューラの側に立ちたいのだが、相手の男も同時に掴んでいた以上それはできないので、二人を止めるのが精一杯といったところ。
だが二人は共に譲らない。「オレが」「私が」と押し問答を続けている。
そんな感じで引っ張り合いになっていたところ、缶に掛かる力のバランスが崩れたのか取り合う二人の手から缶がすっぽ抜けてしまった。
「「ああッ!」」
ポーンっと飛んだ缶が入ったのは中立に立たざるを得ない十代の手の中だ。
「よくやったわ十代! さ、早くそれをレジに通して来なさい!」
「そっちのヤツは関係ないだろぉぉ!」
「おーほっほっほ、おあいにくさま。その人は私の旦那様なの。つまり私の味方ですわっ!!」
「なにィィッ!!」
残念でしたと勝ち誇るカミューラだったが、十代に冷や水を浴びせ掛けられた。
別に男の味方をするつもりは無い。再三だが十代としてはカミューラの味方をしたいのだから。
何が悲しくて自分の妻の味方に立てないという立場に立たされなければならないのか?
「なあカミューラ。同時に取ったんならやっぱりフェアに行こうぜ? オレとしちゃあさあ、カミューラの味方をしたいんだけどさあ。同時だったろ? 取ったの」
「じ、十代……」
「ヒョヒョ、残念だったねぇオバサ~ン。アンタの頼りの旦那はフェア精神なんて甘ちゃんな精神の持ち主のようだぜぇ?」
「う、うるさいッ!」
じゃあフェアに行くならどうする? ならばデュエルで、となったところで何かに気付いたのか「あッ」と十代が声を上げた。
「羽蛾さん? あんたひょっとしてインセクター羽蛾さんかっ!?」
「お? これはこれは、光栄だなぁ―、こんなところでオレを知ってる人に出会うなんて。サインでもあげようかぁ?」
男ことインセクター羽蛾は得意満面に言うとデュエルディスクを展開させた。
「知ってるの?」
聞いてくるカミューラに十代はこれは不味いと冷や汗を流しながら。
これはカミューラにはキツいかもという不安感から、インセクター羽蛾に出会えた悦びに打ち震えるという二律背反的な感情に十代は複雑だった。
「知ってるもなにも、デュエリストなら一度は聞いたことある名前だぜ? デュエルキングの遊戯さんも苦戦したことがあるっていう元全日本チャンプだ」
「はは、有名人ってのも困るなあ。変に顔と名前を知られて警戒されるからねぇ」
調子に乗った羽蛾に「すげー」と驚き「オレともデュエルしてください」と言う十代を余所に「インセクター羽蛾? 知らないわ」と切り捨てるカミューラ。
日本に移り住んでまだ二年と少しのカミューラが知らないのは当たり前。羽蛾が尤も活躍していたのはそれ以前のことなのだから。
「い、言ってくれるねぇ、まあ今日から忘れられなくなると思うけどね」
「ふん、“元”チャンプの癖にエラソーに。そんなに凄いのだったら虫除けスプレーくらい譲りなさい」
「ヒョヒョヒョ、それとこれとは別だぜ。オレだって蚊には悩まされてるんだからな」
「元日本チャンピオンとかいう割にはずいぶんとせこいわねぇ? それにインセクターって名前に虫除けスプレーは合わないのではなくて?」
「ヒョヒョ…… 今の内にほざいてろ。直ぐにオレのスーパーインセクトデッキでギッタギタにして吠え面かかせてやる!!」
「そちらこそ私のアンデッドデッキで痛い目に遭わせて差し上げますわ!!」
デュエル……!!
◇◆◇
数日後──
「アッ、アァ……ッ ァッ……アッ……っああ! っああ、はああっっ、っあ、っあ、じ、じゅう、だいっっ、じゅうだいっ、っああ、気持ちい、いっ、十代っ、じゅう、だいっっ」
「カミューラっ、かっ、カミューラっ。お前の中、程よく締まってっ、ああっ、ううっ、きもちっ、いいぜっっ、ううっ、くうっ、か、カミューラっ、カミューラっっ、」
裸の十代は自宅のベッドの上にて、同じく裸で四つん這いになっているカミューラの膣に後ろから挿入して、自身の腰を彼女のお尻にたたきつけていた。
当然彼の体勢からはカミューラの背中全体を見ることができる。彼女はいま膝裏まで届くその艶やかな長い緑髪をポニーテールに纏めているので、背中を隠す物は殆ど無い状況。
妖艶にして美しいカミューラの臀部から背中、長い髪にうなじ、尖った耳朶、その全てが見える。残念ながらこの姿勢では背中側だけ。彼女の豊かな胸は見えない。その代わりに十代はカミューラの背中に腹を押し付けて、背中側より豊かな乳房を揉みしだく。
「ああっ、ひゃうんっ、む、胸っ、乳房っ、乳首を、そんな風に、優しく、揉んでくださるっっ、なんてっっ、ああっっはああっっ、あひゃっ、ひゃふっ、じゅうだ、いっっ」
「カミューラの胸、乳房っ……相変わらず、大きくって、柔らけーっ、ああ、乳首っ、ほら、こんなに勃ってるぜ? 気持ちいいんだろ? 気持ちいいんだろカミューラ?」
片手五指。両手十指が食い込むのは白い乳房。白く豊かで大きな乳房だ。その人差し指と中指が乳房の膨らみの頂きに勃つ桜色の乳首を挟み、摘まんでコリコリと捏ねながら、カミューラの身に走る快楽を強めさせていく。口では彼女の緑色の艶やかな髪束を咥えて舌で舐め。凡そこの体勢でのカミューラの触れられる場所総てに触れていた。
「あむっ、あむっ」
十代が口に咥えたカミューラのポニーテールを口で啄み食むようにして彼女の髪の触感を口で味わう。
両の乳房には深く食い込ませた十指。揉み揉みと揉みしだいていきながら、手で押し潰す様に力を加えて乳房の形を変えさせた。
それでいながら勃起していた乳首に付いてはコリコリと捏ね繰り回す事を忘れずに。
遊城十代という男は、ヴァンパイアの貴婦人カミューラという女を。自身の大切な妻の身体を貪りつくしていく。
「カミューラっ、カミューラっ、……オレのカミューラっっ、オレだけのカミューラっっ、お前をっ、お前をっ、オレはどこまでもお前を愛し続けたいっ、ああっカミューラ!!」
「きもち、いいっっ、乳首ぃっ、ちぶさぁっ、十代に揉みしだかれてぇっ、摘ままれてコリコリっっ、こ、コリコリって、ああ、ンっ、やあっ、ああっ、十代っっ、じゅうだいぃぃぃっっ」
十代は揉みしだきつくした乳房と乳首を優しく撫でる。イク、イキそうなカミューラを寸前で止めて、また自分自身も寸前で止めて、彼女の背中から身体を離した。
だからこそよ~く見えている、背中の白い肌に数カ所赤い斑点が付いているのが。
「カミューラ……背中も噛まれてる」
「なんっ、ですっ……て……っっ……っああ、じ、十代っ、気持ちいいっっ、ああっ、っはああ!!」
カミューラは十代のペニスに膣内をかき回され喘ぎながら。背中の虫刺されについて考えた。
「あっ……あァっ……、あ、のっ……虫……男っっ、あい、つ、の、ああっ……、せい、で、……私の、お肌がっ、っああ」
と羽蛾に対する悪態を付く。
「仕方、ないさっ、カミューラっっ、負けちまったんだしっ、さっ、それに、さ、っっどんなカミューラも、綺麗だっっ、美しいよカミューラは」
「じ、じゅう、だいっっ、っあはあ!」
結果だけを言えばカミューラは羽蛾に負けてしまったのだ。流石は元全日本チャンプというところか。
尤も、羽蛾も彼女にギリギリまで追い詰められていたのだが……。そう考えればどちらが勝利してもおかしくないデュエルだったと言えよう。
ただ、一歩。カミューラは羽蛾という男の実力を見誤っていたという事。伊達にデュエルの世界で名を馳せている男では無いという事だ。
まあ、そうやって羽蛾が手に入れた虫除けスプレーは、直ぐに別の人物に奪われてしまったのだが……。
カミューラとの心地の良いセックスに射精感を覚えた十代は、彼女と話を続けながら腰を突き込んで、亀頭の先で子宮口を押し広げるとこみ上げてきた精液を注ぎ込む。
ドクっドクっドクっ
「アっ……ァァアアァァ──―っっ! じゅうだ、い、っっ、いっぱ、いっぱい出てるぅっ、じゅうだいの精子がっっ、私のっ、胎内っ、にっっ、っっっああああ!!!」
胎内に注ぎ込まれた十代の熱い精子と、自らに訪れた絶頂に身体を震わせるカミューラ。
どぷどぷと遠慮無く注がれる精液は勢いのまま壁に当たって飛び散り、子宮内を白く染め上げていく。
カミューラを妊娠させ、ヴァンパイアの子か、ヴァンパイアハーフの子を産み出すために。
「ねえ、じゅう、だいっ……、何カ所……っ……っ さ、刺されてる……の……っ……っ?」
「うん…… 3……じゃなくて4か……結構、赤くなってるっても、カミューラの裸を視るのはオレだけなんだからさ、あんまり気にすんなっよっと」
「んああっっじゅうだいっっっ!!!」
腰をカミューラのお尻にぴったりくっつけたまま射精を続ける十代は、彼女の背中にある赤い斑点を見て応えた。
「多分気が付いてないだけで、外でエッチしたりするときに噛まれてるんだろうな」
「さ、最悪っ……迂闊にセックスも……っ……できないじゃないっ……っっ!」
「ま、来週までの辛抱だって。来週には入荷するって言ってただろ?」
「そう……ね」
デュエルに負けた後、店員に入荷時期を聞いたところ、来週には入るということで我慢することにしたのだ。
あの後一応他の店も回ってみたのだが、やはりどこも売り切れだったのだから仕方がない。
炎天下の中を歩き回るという行動が無駄になってしまった。
「でも、傑作だったわね……あの、虫男……」
「あれはオレもびっくりしたなぁ」
カミューラに勝利した直後、来店してきた仮面を付けた男にデュエルを挑まれた羽蛾は、あっさりやられて虫除けスプレーを奪われてしまったのだ。
それも捨て台詞が強烈だった。
『これは害虫が持っていても仕方がないものだ。オレが貰っておいてやる。悔しければ勝ち取って見るがいい、尤も害虫に凡骨ほどの意地があればだがな』
「でも、あの人の声、どっかで聞いたことあるんだよなぁ」
「そういえばそうねぇ。私もどこかで聞いたような」
体勢を変えて再びセックスを始めた十代とカミューラは不思議そうに呟くのだった。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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コードギアス
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コードギアスR2
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此花トゥルーリポート
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FF4×FF6
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カオシックルーン
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学園黙示録
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ルパン三世 ワルサーP38
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幕末風来伝 斬郎汰
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ニードレス
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ヨルムンガンド
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少女少年
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北の告発
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サラダデイズ
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クレセントノイズ
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ひとひら(甲斐×理咲の近親相姦物)
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ESアザーワイズ(戒×瑠璃)
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遊戯王GX(十代×カミューラ)
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魔装機神(マサキ×モニカ)
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椎名君のリーズニングファイル
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RAVE(ハル×絶望のジェロ)