東映版遊戯王──武藤遊戯×野坂ミホ
遊戯王デュエルモンスターズ──闇遊戯×真崎杏子
遊戯王デュエルモンスターズGX──遊城十代×カミューラ
遊戯王5D's──不動遊星×十六夜アキ
訳の分からない始まりとクロスオーバー。
あらすじ
不思議な空間に取り込まれてしまった恋人・婚約者・夫婦達。
上も下も無い真っ暗な空間、黒い空間に、立つ?彼彼女達は、空間の持つ愛する者への性的欲望の増大というフィールド効果に、それもまた良しと考え始め、誰ともなく愛のゲーム(交わり)を始めるのだった。そこに羞恥は無い。あるのはただ互いへの愛情だけ。
愛のゲーム
愛のゲーム
時空が交差する不思議な空間に取り込まれたそれぞれの世界に住むデュエリスト達とその愛する者達。
原因はわからないながらも、この空間には何故か性的欲望を増進させる空気が充満しており、それぞれのパートナーを持つデュエリスト達は、次第にその性的欲望を露わにし始めていた。
「あの、遊戯さん。大きい胸っていいですよね? 手の平全体で触れ合い掴めてさ、柔らかくて揉み応えがあって」
一デュエリスト、或いはデュエリスト夫婦として生活している栗色の短髪の少年遊城十代は、十代の妻であるヴァンパイアの貴婦人カミューラの豊かな胸を思い浮かべつつ、憧れのデュエリスト武藤遊戯(二人)に楽しげに同意を求める。
手に余りながらも、柔らかくもちもちしたカミューラのおっぱいは触り心地が最高なのだからとの自信を持ちながら。
無論、此処にはその妻カミューラも十代の隣に居る訳であり、当然として思い浮かべるだけでは済まない事になるのだが。
「こんなふうに」
「あっ、んン……! だ、ダメっ、ダメですわ十代っ……こんなところで……!」
「いいじゃんかカミューラ……、お前だってもう堪えられないんだろ? この変な感じにさ。オレも他のみんなも、もう堪えられないんだよ。オレたちがみんなの先駆け、切っ掛けとしてさ、事始めをしようぜ」
普段なら色事についてを人前で行おう等とは思わないし言わない十代だが。今現在は違ってきた。空間の空気に充てられて愛するカミューラの事を無性に愛したくなっていたのだ。とてもこの欲望を我慢できそうにない。誰しもがその状態に置かれており、十代は悩むのも我慢するのも馬鹿らしいとまで吹っ切れ、手を出したわけである。
十代のこの行動について誰も咎める者はいない。誰しもが同じなのだ。誰もがパートナーを愛したいのだ。
「じ、十代、あ、あァ……っ」
夫である十代にいきなり抱き寄せられて胸を揉みし抱かれたのは。太股裏にまで届く程の長い緑髪と、耳朶の尖った耳。真っ赤なルージュの引かれた唇に覗く鋭い牙を持つ、足首まである長いスリットスカートのワインレッドのドレスに身を包む、齢数百年を生きる妖艶な美女カミューラだ。
甘い声を上げて抗議するカミューラだが、その頬はもう既に赤く火照り、身体は性的疼きの中に置かれていた。
本来、人が見ている前でこの様な行為に及ばれれば彼女でなくとも抵抗するだろう。だが十代は手を止めようとしない。
それ処か行為をエスカレートさせていく。彼も彼女と同様に疼く身体を抑えられないのだ。
そんな十代とカミューラの様子に、遊戯(闇)もまた同意して、肩で切り揃えられた濃い茶色の短い髪の少女──恋人である真崎杏子を引き寄せると、彼女の胸を優しくひと揉み。
「うっ、あふっ、ゆ、遊戯……ちょっ、っと、こ、こんなところで」
「十代君の言うようにオレも好きだな……杏子の大きめで柔らかい胸は……。杏子、オレも我慢できない……、杏子もそうだろ?」
「う、…う、ん、そう、だけど……」
十代から問われて自身も性的疼きを抑えられない遊戯(闇)も、可愛い恋人である杏子の豊かな胸を服の上から揉みし抱く。
流石にカミューラのような巨乳というほど大きくはないが、十分揉み応えのある大きさで、単純に大きい小さいで分けるのならば間違いなく大きめの胸だ。
彼は惚れた女である杏子の程よい大きさの胸が大好きだった。
「そうだね、僕もそう思うよ」
「意見が同じだな相棒、ああいや、別世界の相棒? いや、武藤遊戯君と呼ぶべきか」
この空間には武藤遊戯。特徴的な幾つもの尖った房に分かたれた髪型の、小柄な少年──デュエルキングが二人居た。
武藤遊戯(闇)、そして武藤遊戯。二人の別々の遊戯は、それぞれに異なる世界線よりこの闇の空間。何も無い空間に転移してきたのだ。
大人しそうで穏やかな声の持ち主武藤遊戯は、別世界のもう一人の遊戯に自分の意見を伝えた。
ただ、彼の場合は真崎杏子の事を言っているのではない。
かつては杏子の事を好きだった彼だが、杏子の心がもう一人の自分に向いている事を知って大人しく身を引いていたのだ。
ならば彼、武藤遊戯が肯定する大きい胸の持ち主とは誰の事かと言うと、長い冒険や数々の事件の中であまり会う事が出来ないで居た自身の恋人の事だ。
その恋人とは──
「杏子ばっかりずるい~って、あ、でも、あっちは違う世界の杏子と遊戯君なんだよね。あ、あはは~ミホの知ってる同じ顔の遊戯君と杏子がイチャイチャしてるから、ミホ、ただでさえ変な気分になっちゃってるのに思わず焼けちゃったあ~っ」
「ミホちゃん、僕が二人居る時点でこの人達は僕らの知らない僕と杏子さん、ああ、えっと、真崎さんなんだってば」
「う~ん、わかってても焼けちゃうの~っ!」
元気に、そして騒がしく叫んだのは、藤納戸色、強い青紫色の腰下まで届く髪を黄色いリボンで結んだ、長いポニーテールが特徴的な少女、野坂ミホである。
彼女もまた同年代の女子よりスタイルがいい。だから遊戯も大きめの胸がいいという十代の言葉に同意していたのだ。因みに遊戯とミホの関係はというと、恋人同士であると同時に婚約者同士である。
「わかったミホちゃん。ぼ、ぼ、ぼ、僕も、ミホちゃんの胸を揉んで上げるよっ! な、なんだか変な気分なんだよね、僕も……」
もう既に十代がカミューラの。
遊戯(闇)が杏子の。
それぞれの大きな胸を大振りな手付きで揉みし抱いているのだ。そこには羞恥の欠片も無い。
「カミューラ、んちゅ、んんっ」
「んっ、んちゅ、じゅう、だいっっ、んむうっ」
この空間で初めて知り合った同年代の少年と大人の美女こと、遊城十代とカミューラに至っては口付けまでしている。ここで遊戯が何もしないわけには行かない。
愛する恋人の胸を揉んで上げたいと勇気を振り絞った。
この言葉を受けたミホは、火照る身体を遊戯に預ける。
ミホより彼女自身の身体を預けられた遊戯は、彼女の制服のボタンを外していき、その下のブラウスのボタンも外す。
桃色の可愛らしいブラジャーをずらしながら、手を差し入れた。
「はうんっ」
ミホが鳴き首を振る。長いポニーテールが揺れた。
鳴く彼女にどくどくと早鐘を打つ心臓の鼓動に従う様に、遊戯は彼女の胸の膨らみを揉んで、手を大きく回して揉んで、揉んで揉んでと止めども無く揉みし抱いていく。
「ん、んああ、ひゃうっ、ゆ、遊戯君っっ」
「ミホちゃんのおっぱい、や、柔らかいよ」
時に乳首を優しく捻りつつ、遊戯の手は止まらない。
「ゆ、遊戯君っ……!」
「うん……ミホちゃん──」
「遊戯君──んんうっ!」
不意にミホの唇を奪った。欲しくなったのだ、彼女の唇を。
自分の唇を奪ってくれた遊戯に、ミホも自分から抱き着く。
「ん、ううっふううっ、あむっ、んちゅううっっ」
遊戯とミホ、愛し合う恋人達は、会えなかった時間の分も含めて、多少強引な口付けを交わす。
強く唇を重ね合わせたまま、舌と舌を交合させ合い、互いに互いの唾液を交換、呑ませ合うという。
勿論婚約もしている自分達。普段もセックスは行っている。もう何度行ったのかわからない。その過程で深く口付け合う事も屡々。
だが、こんな他に大勢の人が居て、大勢の目のある中での、強く深く抱き締め合ってキスを交す行為は初めてであり、羞恥も覚えるという筈なのに。それがこの二人にも無い。
それどころか、この空間を満たす妙な空気のおかげで、普段以上に強引に求め合えている感じだった。
「ぷはぁっ、はあっ、はあっ、今までミホの事放っておいた分、たっぷり愛して貰うんだからぁ~~っ!!」
「ご、ごめんミホちゃん、でも、高校卒業後は一緒に住む予定なんだし、そんなに焦らなくても大丈夫だよ、んちゅ──」
そこから始まるキスの嵐は二人を燃え上がらせるには十分であり、この中で一番大人しそうな性格と声には似合わず、遊戯は手早くズボンのジッパーを引き下ろして、恥ずかしさも覚えぬままにペニスをさらけ出すと──
「ミホちゃんっっ!!」
ミホのスカートをずらしては、彼女の割れ目を己の男で探り当て、一息に差し入れた。
「あああァァっアアっっ! ゆ、遊戯……くんっ……っっ!」
いの一番にミホとセックスを始めてしまった。
遊戯がミホの膣奥まで挿れてしまうと、快感なのか痛いのか。
彼女は彼の背に回した手でギュッと強くしがみついた。
「ミホちゃんっ、痛い……?」
「だいじょぶ……っ、ミホ、遊戯君が奥に入ってきて気持ちいいっ……っ」
「してきた回数の割には僕ってまだエッチ下手くそだけど、精一杯ミホちゃんを気持ち良くさせてみせるよ」
「ゆうぎ……くん……」
ミホのポニーテールの髪を撫でながら頑張ると伝える遊戯に、彼女はキスを求める。
「ん……あむっ、ん……っ」
重なる唇と絡み合う舌。
唾液が混ざり互いの喉を潤していく。
向かい合って抱き合う二人はキスを終えると身体を動かし始めた。
「あ、ンっ……あっ……はっ、あああっ……ゆうぎ……くぅンっ!」
「ミホちゃん……っ」
腰の突き込みにミホの背中でポニーテールが揺れ、彼女の背中に回された遊戯の手をはたく様に撫でていく。
恋人から婚約、遊戯とミホの関係。幾度もの接触回数を重ね、重なり合わされてきた二人の秘部。
武藤遊戯の男性器と、野坂ミホの女性器。二人の愛の生殖器官は、今しっかりと繋がっており、溢れ出す愛液と共にずちゅっ、ずちゅっ、と抽挿による水音を奏でていた。
「あっ……、あっ、んあッッ、はあ、んっ」
喘ぎも次第に大きくなり、ミホを感じさせている事を実感した遊戯は、ペニスの粘膜と膣襞の擦れで生じる快感に悦び打ち震えながら、ミホと二人で愛の交合を続けた。
「う、うわっ! すげぇなあっちの遊戯さん。本番始めちまった……」
遊戯とミホがセックスを始めたのを見た十代は(流石は遊戯さん! デュエルキングともなれば一度切り替えると行動が早いぜっ!)などと考えながらも──
「カミューラ、俺達も負けられないぜっ!」
「ば、ばか、はあ、はあ、……な、なにを競ってるのよあなたは……っ」
自分も負けていられないと胸を揉みし抱いていた手でカミューラを抱き寄せ、空間の地面?へ静かに寝かせる。緑色の艶やかな長い髪が彼女の身体の周りに大きく広がり、空間の黒と、ドレスの赤と、彼女の髪の緑とで、彼女に見合う彩を作り上げた。
「カミューラ……綺麗だぜ」
「じゅう、だい」
十代は、彼女のドレスのスカートを蝙蝠の装飾が縫い付けられているスリット部の目いっぱいまでめくりあげて、白い美脚を左右に開かせると、黒色の色気漂う下着をずらし、股間の割れ目を露出させる。
露わにされた秘部は胸への愛撫で感じたせいか既にぐじゅぐじゅの洪水状態。
「……」
無言で自分のズボンをトランクスごと引きずり下ろすと、硬く大きく反りあがったペニスに表れた。
「十代……お、大きい……」
この空間の空気によって赤く色付いていたカミューラの白磁の頬。その赤みが更に増す。いつも見慣れている筈ながら空間の空気が原因か倍以上に大きくたくましく見え、妻として、女として、彼女は感じているのだ。その印の如く、ひくひくと蠢きを見せるカミューラの股間の割れ目から、透明に光る愛液が垂れた。
十代は、その洪水状態のカミューラの秘部、潤いを湛えた蜜壺に期待膨らむ己がペニスを押し当てると。
「カミューラ──……」
「あ、十代……」
じゅぶうっと。有無を言わさずに射し込んでいった。
「んはあァァッ──っっっ!!」
己が膣肉を割り裂いて入る、十代のたくましい男性器の挿入の感触に、カミューラの背が空間の地面に反る。毎日十代と愛し合っている筈。それなのに初めて彼に抱かれた時の様。彼女は初めてを思い出しながら、大きく口を開き鋭い牙を見せながら叫び喘いだ。
そんな彼女の腰を掴んで深く深く挿れていく十代は、彼女の最奥にまで辿り着いたところで、止まること無く間髪入れずの抽挿を始めた。
「う、ふう、カミューラっ、カミューラっ……、わかるかカミューラっ、オレたちいま、一つに繋がってるんだぜ? ああ、カミューラの中っ……、気持ちいいぜっ、はあ、はあ、いつもよりずっと気持ちいいっっ、オレのカミューラ……っっ」
「ああっ……あっ……あっ、あうっ……。んっ……んは、あっ! 感じ、ますわっ……、じゅう、だいっ、あなた、が、私の中を……っはああ、あ、うご、いてっっ」
十代とカミューラは夫婦という関係上ただ愛し合うだけのセックスに加えて子作りの為のセックスも行う。
その分だけ遊戯とミホより経験豊富である為、慣れた感覚で身体を動かし、安定した姓の交わりを交わしていく。
十代はカミューラの両脚を大きく開かせて、ねじり込むように腰を捻り、一番深いところまで亀頭の先端を到達させては、子宮の入り口をノックする。
「あっ、ああんっ! じゅ、十代っ、奥に届いているわっ……そこ、そこをもっと強くっっ……!」
「ここっ、だなっ! カミューラっ!」
グッと押し込んだまま腰を突き込み、己のたくましいペニスをカミューラの割れ目に根本まで挿れては、行き止まりである奥の口に亀頭を突き刺す十代。そのまま彼女の身体を抱き起して対面座位へと移行すると、彼女の背に流れる長い髪をかき分け腕を回して抱き締める。
合わせる様に、カミューラの側も十代の背に腕を回して二人は抱き締め合いながら、深く深く愛し合っていくのだ。それは甘い愛のゲーム。男と女の。
「あぁぁっ、ぁぁっ、アア……っ、い、いいわっ、突いてっ、突いてっ、んあっ、ああっっ、背筋がゾクゾクするぅぅ!!」
亀頭の先で子宮口を突かれるカミューラは、身体の奥から響いてくる振動に、びくんびくんと撥ねて甘い嬌声をあげ、長く美しい緑髪を振り乱す。流れる髪が十代の腕を撫でて、十代の腕からも快感が伝わりあがってきた。
腰の突きを緩める事なくカミューラを喘がせ続ける十代は、温かい彼女の肉に自分自身が包まれるという心地良い感覚を味わいながら、愛する妻カミューラを貪り尽くそうと抽挿を早めていく。
「い……っ、あぁ……あァンっ……ああっ! ひぁァ……っ、はああァっ、あああっっ!」
早まる抽挿に反応してカミューラの膣内も締め付けるように狭くなり彼の抽挿を拒む。
だがそれは許されない。膣内が狭まればそれを強引に押し割る。締め付けてくるなら襞に擦らせ、感じさせながら緩ませる。
カミューラに十代を拒む権利など無い。一度性交が始まれば最後まで受け入れるのが妻たる彼女の役目だ。
もちろんそれは十代にも言えること。二人は夫婦なのだからこうして愛を育むのは当たり前。
愛し合う為、子を作る為、十代とカミューラは毎日欠かさず交合する。家で、外で、ホテルで、デュエル後の熱い血潮の通ったままに。
十代は身体を貫く電気に促されるまま、その愛の証をカミューラの身体の中に解き放とうと腰を大きく突き込んだ。
「カミューラっっ!」
「じゅ、じゅうだっ、いい──あぅぅぅぅぅぅぅ~~~っ!!」
締め始めた膣内を熱い棒に串刺しにされ、身体の奥深くまで貫き通されたカミューラ。
彼女は肉を割る感触と粘膜同士の強烈な摩擦、子宮へと至る入り口をこじ開けられる感触に、大きく口を開けてヴァンパイアである証の鋭い牙を覗かせながら絶叫。
「出すぜカミューラっ!!」
ドクンッッ
「んはあッ!」
ドクンっ、ドクンっ、ドクン──。爆発する火山。噴き出すのは白いマグマ。十代はカミューラの子宮内へと、胎内へと、濃厚で濃密な精子を注ぎ入れていく。
「あッ あッぁぁぁぁぁぁ~~~ッ……ッッ、出て、います、わっっ!! 私の中っ、に!! 十代のっ、せえ、しっっ──……っ!」
カミューラの叫びは続き、下腹部の奥に広がっていく生温かい液体を感じて、自身の子宮内へ注ぎ込まれてくる精子の熱を感じて、叫びが次第に悦びの声に変わる。
「あつ、い、あああっ、熱い、わ。十代の精子……、私の中に、入ってきて……っっアア!」
愛する男の精子を受け入れる女の幸せを味わいながら、彼女自身の胎内へと出し尽くされた“一度目の射精”。その終わりを感じ、カミューラは身体を弛緩させた。
「はあ、あっ、十代……ああっ、はっ……、ァァっ」
「はあっ、ふうっ、なあ、カミューラ……、このままさ、もう一回しようぜ……、オレ、一回じゃ物足りなさすぎる」
射精を終えた十代はまだ足りないと二回目を催促。
遊戯(闇)と杏子。武藤遊戯に野坂ミホ。また別の視線もある中であっても、この妖艶な美女、ヴァンパイアの貴婦人にして遊城十代の妻──カミューラを求めていたいと。
周りを見ればみんなまだ愛し合っている最中なのだ。それぞれの愛を囁きながら。ならばまだ時間はあると。
カミューラの長い髪を撫でて指に絡めながら、艶やかな手触りを楽しみつつ、十代は彼女を求めていたいと伝えた。
伝えられた彼女は薔薇色に染まった顔に妖しい美を持つ微笑を浮かべながら、応じた。
「はあ、はあ……、……う、ふふ、いいわ……。でも、ここからは夫婦の営みですわ。私のお腹に十代の子を宿してくださる?」
「いいじゃん、此処で子供作ろうぜ! オレ達は夫婦なんだからさっ、別に遠慮も手加減も必要ないじゃんかっ!」
明るく笑う十代。その頬は赤く染まり、額や頬には汗が浮かんでいる。
カミューラの言う夫婦の営み──ここからは子作りだ。
「オレとカミューラの子を作ろうぜ……いつもと、同じように、さッ!」
ぬる……じゅぶぅぅぅぅっ
「はっ、あァァァアァァ──ッじ、十代っ、あっ、アっ、アア……ンっっ、はああっ、ひあっあ!」
再び抽挿を始め、十代とカミューラは二度目の交わりを始めるのだった。
そんな三組の恋人、夫婦の愛の交わりを横目に、完全に二人だけの世界に入っていた人間も居る。こちらも両サイドの髪が情報へと向かい幾束も尖った髪型をした少年、不動遊星。
肩までの美しい赤い髪、棒状の特徴的な髪留めで額の上へと巻き上げ纏められている長く伸ばされた前髪。名を十六夜アキだ。
彼らは周りのことが目にも耳にも入っていないのか、全裸になって肌を触れ合わせ、熱い口付けを交わしている。周りでは──
「遊戯……んちゅ、んううッ」
「杏子、んっ──」
遊戯(闇)と杏子──遊戯が杏子の胸部への愛撫に留まり、遊戯の腕の中で口付けを受けているだけという軽い愛情の交換に未だ留め置き。
「ミホちゃん、うう、くっ」
「ゆう、ぎっ。くっっ、ああっっ」
武藤遊戯と野坂ミホ──年相応とでもいうべき勢いのままのセックスを行い、またその愛し合う行為は続けられて。
「カミューラ……、いいぜ、カミューラっ」
「じゅう、だいっっ、十代ッ、はッァァ、あッ、いいわ、いいッ、ですわッ──ッあああ!」
遊城十代とカミューラ──夫婦らしく深く熱く甘く子作りを行い始めた。
その三組に対し、遊星とアキは、あくまで落ち着いてゆっくりと身体を重ねていた。
「う、ンっ……、はあ、ン……、あは……あっ、ゆう……せい……っ」
「アキ……」
ゆっくりと引かれる遊星の性器には、中に入っているときに絡まったアキの愛液がたっぷりと付着している。
それが潤滑液となり、たくましき男性器を再び挿入していくときも、一切引っかかる事なく奥まで挿れる事ができた。
「はあっ……! あああ……っ!」
膣の中に入りきると襞が絡みつき強く締まる。根本まで射し込まれたアキは大きめの喘ぎをあげて、僅かに背を反らせた。
硬く張り詰めた遊星の亀頭が、しっかりと子宮の入り口に吸い付き、彼の形に適合するかのようにアキの女性器全体が迎え入れている。
「どうだ、アキ……」
「いいわ……遊星……っ、遊星をっ……身体の奥で感じられてっっ……とてもっ、ああ……幸せ、よ……」
「オレは……、オレは今この目でアキを見ているだけで、この耳でアキの声を聞くだけで、アキの何かを一つでも感じられるだけで……幸せだっ」
「ふふ、んあっ! そんなこと、言って……もし私がいなくなったらっ、ああっん! ど、どうするの……?」
アキは、そんな遊星を自身の下腹部最奥へと迎え入れたまま頬を朱に染め、彼にとっての絶対に受け入れられない質問をした。
自分が居なくなったらどうする? そんな事は聞かれるまでもない。
「居なくなんてならない……。オレの居場所はお前だ……だからオレの居るところにお前は必ず居るんだ。答えはそれで十分だろう?」
遊星はそれだけを答えると抽挿を再開。
ただし、先ほどまでのゆっくりとした動きではなく、急加速をさせて。
「あッ……アアッ! ゆう……せいッッ……激しい……わッッ! あっ、ああっ、な、中が、えぐれ、るっっ」
「いじわるな質問をした罰だ。居なくなったらなどという言葉をアキの口から聞くのは……精神的にキツイ。それならまだ、ジャックやクロウにボロボロになるまで殴られた方がっ、余程にいい……!」
「んッ、んッ……んああッ! ゆ、遊星ッッ、遊星ッッ……!!」
突き込みの激しさと併せて溢れる愛液の量が一気に増す。
それがアキと遊星の結合部付近や、激しく打ち合わせられる股間部を洪水のように濡らしてしまい、遊星の先走る液と共に、立っている場所が何処かもわからない暗い空間の中へと飛び散っていく。
遊星の突き込み──それは正に抉り込む様な物で、ひと突きひと突きがアキの子宮口に届き、膣内や子宮口を削られるような激しい抽挿に彼女は狂いそうな程の快感を覚え、大きく喘いだ。
「んッッ、あうううッ! い、ああッッ、こんなッッ、こんな激しくされたらっああァァァァッッ!!」
「アキ、アキ、アキッッ! オレのアキっっ、オレだけのアキっっ!!」
摩擦で互いの粘膜が削れてしまうのではないかという激しい抽挿。
大きくいて、激しくあって、いと深くある……何処までも不動遊星と十六夜アキをただ一つに繋いでいる肉体と、心。
今までを共に歩んだ。これからも共に歩む。幾星霜の未来までもっ! 愛情と愛情の激突はそこへと辿り着く。一度の終結へ。
遂に限界を感じた遊星は最後に残った力を込めて思い切り突き込んだ。
「んあああああ────ッッ!!!」
「くッッ、アキッ、受け取ってくれこのオレをッッ!」
どくんッ! どくんどくん……!
最奥まで突き込んで子宮口を押し上げたところで思いの丈をぶちまけた遊星。
「ああッ! あァァァッッ、ゆう、せいぃぃぃぃ~~~~ッッ!!」
入る、不動遊星という男の愛の証が。十六夜アキという女を愛しているというその確かなる証が自分の中へと入って来ている事を、彼女は己が身で実感する。
どろりとした熱。それはアキへ、アキだけへと向けられるただ一つの指向性を持つ物だ。
熱い、マグマの様に沸き立ち吹き出す白濁は、彼女だけが受け入れる事を許された、遊星とアキの子宝へと繋がる液体。
遊星より注がれ来る子種の群体がアキの胎内へと貯留していき、妊娠へと向かう可能性を持つ熱い熱を感じながら、アキは反り返らせた身体から力を抜いて、静かに果てた。
遊星は全ての白濁を注ぎながらアキを抱き締めると──
「そういえば十代さんの質問に答えてなかったな」
「あ、んん……っ、な、に……?」
自分の中に注がれ切った熱い物。また未だ自身の中に収まっている愛しい男のたくましい愛を感じて意識が朦朧としているアキに、遊星は答えた。
「オレも、大きい胸が好きだ」
「どう……して?」
「答えはコレだ」
「んっ……んああ!」
遊星のたくましい胸板に押しつけられているアキの胸、カテゴリー巨乳。
「アキの胸が好きだから」
「ゆう……せい……。……ばか──」
同じ頃、遊戯とミホも絶頂の階段を駆け上っていた。
「ひっ! ああっ……やああっ!! ゆうぎ……くっ、ミホっ……あぁんっっ、ミホっ、いいよおっ!!」
ミホに打ち込まれる遊戯のペニス、それは締まりの強くなった膣内を強引に押し割っていた。
始めからペース配分も考えていない強めの抽挿を行っていた為か、もう余裕はなさそうな感じだ。
にも拘わらず。どちらか一方が先にイク事がないのは、二人の身体の相性がいい事と関係があるのかも知れない。
或いはそれ程に強い愛情にお互いを包み合っているからか?
「ミホちゃんっ! 気持ち……いいねっ!!」
「あっ、あうっ……う……ん……、うんっ、す、すごくっ、気持ちいいっ……っっ!!!」
男性器が女性器の奥までしっかりと挿れられている。結合部は挿入に併せてぐじゅうう、ぐじゅうう、と音を立て、いやらしい粘液を吐き出している。
擦れ合うペニスと膣肉は電気の様な痺れを生み出す。
その痺れに鳥肌が立ち、粘膜の摩擦は言葉に出来ない快感を、遊戯に、ミホに、与えている。
「ううっ、ううッ、気持ちいいよミホちゃんッ」
「ひうっ……あ、ああンっ! 遊戯、くん、ミホっ、ミホおかしくなっちゃう~~~~っっ!!!」
そんな心地良い時を共有する愛しい恋人である遊戯に、ギュッと抱き着いたミホは、彼女は小柄な体躯の彼を抱き締め、彼の耳たぶを噛んだり、キスをしたりして快楽に流されないようしがみつく。
「あっ、うああっ、ひううっ、み、耳たぶ噛んじゃダメだよミホちゃんっ! そんな事されたら僕保たないよっっ!」
「あっ、やっっ、ダメぇっ、そんな奥突いたらっっ、ダメなのぉぉ!!」
耳たぶを噛まれて感じた所為か、遊戯の限界が一層近くなった。
その為、彼は強引に肉壺の奥まで挿れてしまうと、その付近で襞に擦りつけるような抽挿を繰り返す。
それがミホには堪らなく気持ちいい為に、彼女の方が先に達してしまいそうになった。
この子宮に近い奥の部分こそミホの最も感じる部分なのである。
「んああっ! ミ……ホ……あぁッ……あァァッ……ホント、にッ、イっ……ちゃうッ……ッッ!!」
彼女は熱に浮かされる様に瞳をふやけさせ、甘く切ない声で喘ぐ。
竿の中程から根本までで繰り返される抽挿は、彼女の子宮口を、こつんこつんと叩き、開門を迫っていた。
それに併せて周りの肉が遊戯のペニスを締め付けてくる物の、それが余計に強く擦れ合う原因になりミホを、そして遊戯を、快楽の頂点へと押し上げていった。
「ミホちゃんッ、出すよッ!」
「いッ、いい……よッ! ゆうぎ……くんのッ、熱い精子ッ……ッッ、ミホに……ちょうだい……ッッ!!」
奥の方でしていたおかげで締まる膣内でも難無く子宮口に接触させる事ができた遊戯。
彼は、グッと腰に力を入れて亀頭の先で入り口にしっかり口付けると、込み上げてきた熱い精液をミホの子宮に注ぎ込んだ。
「ううッ! 出るッッ!!」
どくんっ、びゅく──。
「ああぁァァアア~~~~ッッ!!」
遊戯の精液が子宮の中に流れ込んできたのを感じたミホは、遊戯の背中に腕を回して力一杯しがみついたまま、絶頂に達して一際大きな嬌声をあげた。
「ん、ンうッ、熱い……熱いよぉぉ……ッ、遊戯君の精子が……ッいっぱ、い……ッ」
「ミホちゃん……」
「ハァ……ハァ……ハァ……んっ、遊戯君……」
“んっ、んうっ”
射精が止まると求め合う様に口付けを行いながら、舌を縺れ絡ませる遊戯とミホ。
絡み合う互いの舌に唾液を塗り込みながら、先に遊戯からミホの口内に進入して歯茎や粘膜をなぞり、今この瞬間にも身体で絡み合っている様に、舌を蹂躙した。
「あっ、ふううっ、んむうっ、ちゅぱっ、れる」
続けて、ミホから遊戯の口内に舌を入れられて、自分がされた様に、彼の歯茎や舌の裏側を舐めて舌を絡ませ、唾を飲んで貰った。
そうやって暫く舌を絡ませ合った二人はゆっくり唇を離した。
「んっ……」
そしてキスが終わるとミホは繋がったまま遊戯の肩に頭を乗せてセックスの余韻に浸る。
遊戯はそんなミホの腰まで届く長いポニーテールの髪を優しく撫でながら彼女に一言呟いた。
「おつかれさま、ミホちゃん」
「遊戯君こそ……おつかれさま……」
返事を返した彼女は遊戯の頬に自分の頬を数回すり寄せた後、もう一度彼とキスをして「もう離さないんだからね」と微笑んだ。
遊戯(闇)は杏子の胸を揉みし抱いていた手を、今は彼女のスカートの中へと入れていた。
「あッ、ふああっ、ゆ、遊戯っ、ゆ、指、奥まで来てっ、ああっ」
「杏子……愛している」
彼、彼女は、未だ深く身体を重ねて愛し合っている遊戯とミホ、十代とカミューラ、遊星とアキを見ながら、考えていた──そろそろと。
十代とカミューラに至っては三回目の性交に入り、夫婦として子作りを行っているのだ。他の二組も行っている行為は性交であり子作りにも繋がろうが、意識的に子作りを行っているのは十代とカミューラのみ。
それは彼と彼女が毎日愛し合い子作りを行っている為、空間の空気に酔わされるのなら結論子作りに進む事が寧ろ自然な行為。何もおかしくは無い。
それを横目に愛撫に留まり続けていたのは、人には人のペースがあるからに過ぎなかった。
遊戯(闇)もこの空間の出している男女を酔わせる空気に酔っていた。性的欲望を増進させる空気に。
悪い事ではない、自分達が自分達のパートナーとそれぞれを愛し合っているだけだからだ。
デュエリストたる者デュエルを行うべきなのだろうが、日常を過ごす恋人や夫婦同士の事を語らいながら、結果空気に呑み込まれて愛する者を愛するのもまた、男と女が故に仕方が無い。
杏子の陰唇は既に数度と達して濡れに濡れている。
「あ、う……ゆう、ぎ……」
真っ赤に染まった杏子の顔。遊戯(闇)自身の頬も酔いの回った青年の如く、朱に染まっている。
疼きに堪えられない。中指と人差し指を奥まで入れて、何度も優しく襞を擦っていた為に、手の平は達する杏子の勃起した肉芽を潮を受けてびしょびしょになっていた。
杏子の潮が遊戯(闇)の動悸を加速させる、早く、みんなの様にこの可愛い恋人を愛せよと。
(良いだろう。それもまたいいさ)
考えた遊戯(闇)は、ゆるぬるとした温かい杏子の中より指を抜いていった。
「ん、あっ」
両の眼を閉じて小さく呻いた彼女。とてもいい声色。
これを耳に遊戯(闇)は、くたっとしている杏子を寝かせたまま、自身は潔く衣服を脱ぎ捨てていく。
「あ、……遊戯、お、おおき……」
もうすっかり大きくなっているのは、当然愛する杏子の淫らな姿を見ていればこうなるのが必然さと笑い。
杏子の両脚を大きく開いて、彼女の脚の間に身体を入れ。
「杏子、行くぞ」
雄々しく屹立した己を杏子の割れ目に押し当てつつ腰を押し出し、ずっ──と、杏子の中へと。
「あっ──あァァァッッ!」
根元まで挿入。彼女の両脚を抱え持ちながら。
「さあ、杏子……ゲームの時間だ」
腰を前後に動かして。
「あっ、ああっ、はあうっ、ゆ、ゆう、ぎ……」
セックスという名の遊びではない真剣なる愛のゲームを始めるのであった……。
短編集内の各お話と投稿予定(未定)の続きやお話で読んでみたい作品はありますか?(ご期待に副える事が出来るかどうか分かりませんが、一ご意見としてお伺いしたいと思います)
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