犬夜叉の復活から一週間ほどあと。
それは樫の木。となる村、そのはずれに立っている。高さは十メートルほど。幹の太さは樫の木としては平凡なもの。何処にでもあるような、一般的な木。
そんな木の上。そこに今、一人の少女の影があった。その少女は、一本の枝に腰かけていた。
少女の名前は“逆髪の結羅”。鬼族の娘だ。
黒髪赤目。髪型はボブカット、赤目はきりっとしている。その服装は、くノ一風。胸元を大いにはだけ、ミニスカから太ももを大胆に露出したその姿は、活動的な印象を与える。
そんな少女は、中々の美少女。さらに加えて、白皙の肌に、豊満な乳房。すらりとした長い脚。
女性の象徴ともいえる胸や太ももをおおいに露出するその姿は、男共の視線を一身に集めるだろう。もっとも、その場にいるのは少女一人だけだが。
さて、この少女、リラックスするためだろうか? 木の幹に背中を預け、枝に両足を挟み込むようにして座っている。
そう、そうなのだ。枝に両足を挟み込んで座っているのだ。そして、前述のように、少女が穿いているのはミニスカ。それも、超ミニだ。スカートの丈は、辛うじて股間を隠せるかどうか、といった程度の長さしかない。
当然の結果として、少女の股間は木の幹に接触。心地よい刺激を少女の陰部へと伝えていた。え? パンツ? そんなものはない。時代は戦国時代なのだ。この時代、女性たちは下着を身に着けていない。
「ううん。気持ぃーわぁ」
サクランボのように愛らしい少女の唇が動き、熱い吐息を漏らす。この台詞からもわかるように、少女は感じていた。
だが、無論、その程度では満足できない。
少女は、一本の細い枝を手折る。ミニスカをめくり、自身の陰部へと突き立てる。
「あん」
可愛らしい声を漏らす。その腕はピストン運動を開始。初めはゆっくりと、だが、やがて高速で振るわれる。
「ああああああああああああああああああんん!」
少女の嬌声。腕だけでなく、腰まで動かす。狂ったような動き。女性器で枝を振りながら、少女はその下半身を、幹に擦り付ける。
上気した頬。焦点の合わない瞳。次の瞬間、少女は絶頂に達した。
「あああああああああああああああああああああああああ!!」
ビュッ! ビュッ!
股間から噴き出す愛蜜。太陽光をあび、ネラネラとしたきらめきを放つ。淫らな放物線を描くそれ。ネチャリとした音。愛蜜が地面を濡らす。
「はあ、はあ、はあ」
少女の荒い息。先ほど絶頂したばかりなのだ。呼吸が乱れるのも無理はない。
だが、それも十秒ほどのこと。この少女、見かけは人間だが、その正体は鬼なのだ。人間とは体力も性力も段違いに高い。
平静に戻った少女は、不敵に笑うと言葉を紡ぐ。
「うふふふふ。待っていてね、犬夜叉。その首を取って、あたしのコレクションに加えてあげるから」
そう言うと同時、少女はアヤトリを始める。
もっとも、鬼の少女がやるアヤトリ。ただのアヤトリではない。その糸は、髪でできていた。さらに、少女の妖力をあびることにより、無数の髪が生きているかのように蠢く。髪の向かう先、それは村。犬夜叉の住んでいるところだ。
******
一方の犬夜叉。木の上に登って、ボーと空を眺めていた。
犬夜叉は退屈していた。
なぜ退屈なのか? 理由は簡単。性欲を持て余していたのだ。この村には年頃の娘が殆どいない。
しかも、その娘たちにしても使えねー奴等ばかり。犬夜叉の巨大男根の一撃で、文字通りの意味で股が裂けてショック死。あるいは失血死したのだ。
近隣の村から何人かの娘をさらってはみたものの、結果は同様。皆、泡を吹いて死んだ。
「ケッ。退屈だなー」
犬夜叉が呟いたときだった。女の甘い香りが漂ってくる。
「ん? 愛蜜の匂い?」
近い。この村の外れあたりだ。犬夜叉はそう推測する。しかもこの愛蜜、若い娘のものだ。しかも、付近に精子の匂いはない。
精子はないのに、愛蜜だけ? それはつまり、娘が自慰行為中であることを示す。
「ってーことは。男に飢えてるってことだな」
犬夜叉はそう結論付ける。
早速犬夜叉は、愛蜜を漏らす娘の元に向かうことにした。
だが、
「ん? なんか当たったか?」
途中、何もないところで何かに当たる感触。紐状の何かのようだ。だが、何も見えない。
「ま、いっか」
大した強度でもないし。このまま進もう。犬夜叉はそう考え、見えない紐を無視して娘へと向かう。
全力疾走だ。娘の元には、あっと言う間にたどり着いた。
******
一方の娘。逆髪の結羅。
少女は困惑していた。
「なに? どうしてここが分かるの?」
結羅は無数の髪を操り、犬夜叉を捕獲しようとしているものの、すべて失敗。犬夜叉が頑丈過ぎるのだ。全ての髪が容易に断ち切られている。
しかも、それだけではない。どういう訳だか犬夜叉は、こちらの居場所が分かっているようなのだ。
「変ね……髪は見えてない筈なのに」
結羅の呟き。犬夜叉の様子から言って、髪が見えていないのは明らか。鬼が操る髪なのだ。霊力の高い行為の巫女ぐらいにしか見えない。
しかし、犬夜叉は確実にこちらに向かっている。それも全力疾走で。この分ではすぐここに辿り着いてしまう。
そう思った結羅は、木の上に立ち上がる。座ったままでは、戦闘を行うことができないからだ。逃げるという選択肢は、結羅にはない。
結羅は鬼。純潔の妖怪。一方の犬夜叉は、出来そこないの半妖。負けるはずなどない。
自信満々に結羅が立ち上がった時、犬夜叉が到着。
ダン。と、荒々しい音と共に、結羅の立つ枝の先に着地する。目と鼻の先。互いの距離は2メートルもない。
「うふふふ」
結羅が妖艶に微笑む。飛んで火にいる夏の虫。結羅は多数の髪を一斉に操作。犬夜叉を髪でグルグル巻きにする。それはまるで芋虫の様。今までのように、一本や二本ではない。何千という大量の髪。これで身動きできるはずもない。
「何て綺麗な銀髪……操るのが楽しみ」
そう言って結羅は、ミニスカの中に左手を差し入れる。クチャクチャ。淫らな音。自慰行為だ。結羅は自分で自分のおマンコに指を掻きいれ、その膣壁を爪でかく。
同時に、右手で腰の短刀を抜く。ネチョリ、ネチョリ。左手でクリトスを弄り、股間から愛蜜を垂れ流しながら、結羅は犬夜叉に近づく。
「あああん! 気持ちいい!」
結羅が嬌声を上げる。男の前ではしたない真似をしている……などと言う感覚は結羅にはない。犬夜叉は出来そこない。単なる獲物でしかないからだ。
白皙の頬を上気させながら、少女は短刀を構える。
「動かないでね、動くとその綺麗な銀髪が血で汚れちゃうから」
結羅の残酷な宣告。同時に、短刀を振るおうとする。
逆髪の結羅はこの瞬間、犬夜叉の首がちょん切られる姿を幻視した。
だが、そうはならなかった。
「うおおおおおおお!!!」
獣の咆哮。犬夜叉は、無数の髪を強引に引き千切ると、結羅に突進したのだ。
「あん!」
強烈なタックル。逆髪の結羅は、可愛らしい悲鳴をあびて、バランスを崩す。地面に落下。その背中を強打する。
「くっ!」
慌てて、結羅は立ち上がろうとする。だが、出来なかった。上から犬夜叉が降ってきたからだ。
「ごふっ!」
結羅の口から、空気が漏れる。犬夜叉が馬乗りになり、結羅の身体を圧迫したからだ。
「あんた、女にはもっと優しく……」
結羅の悪態。それは最後まで続けられなかった。犬夜叉の男根が目に入ったからだ。いつの間にか、犬夜叉は全裸になっていた。
その犬夜叉の股間に着いた凶器。それはすさまじく巨大。結羅の胴体ほどもある。それがギチギチに膨張、盛大に猛っていた。
「ひっ!」
少女の顔が恐怖に染まる。慌てて結羅は、犬夜叉から逃れようとした。だが、全ては遅かった。
「おりゃああああああ!!!!」
獣の叫び声。
ドン!
異音とともに、犬夜叉の男根が、結羅のマンコに突き刺さる。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
結羅の絶叫。鮮血が舞った。