犬夜叉の復活から二年後。
とある城。その大奥。日の本を統一した犬夜叉は、全国から、無数の美女や美少女を集めここに住まわせていた。
逆髪の結羅はそこにいた。両手足は鎖につながれ、身動き一つできないようになっている。そんな少女の腹は大きく膨れていた。肥満ではない。妊娠しているのだ。犬夜叉との間に出来た子。それも、10人目の子どもだ。
二年で10人とは多いように感じるが、これは犬夜叉が犬であるためだ。要するに多産。一度に何人も生まれているからだ。
医者の見立てによると、今度の妊娠もまた多産らしい。五つ子らしかった。なので、結羅のお腹の子は、正確には10~14人目の子どもだ。
「いやよ、半妖なんて。汚らわしい」
焦点のあっていない瞳。結羅はうわ言を繰り返す。だが、現実は無情。犬夜叉は結羅に出産を命令していた。
結羅に選択肢はない。
一度、妊娠した腹を叩いて流産してからは、監視が徹底。両手足を鎖につながれ、身動きできないようにされていた。
「なんでよ……なんで……あたしがこんな目に……」
少女のうわ言。それに応えるものは、誰もいなかった。
******
結羅が鎖に繋がれている部屋、その隣。
紫織はそこにいた。銀色の髪に褐色の肌。妖怪と人間の間に生まれた半妖の少女。
「結羅ったら、また文句言ってる。犬夜叉様の偉大な精子を分けてもらってるのに……なんて罰当たりなのかしら」
「そうよね。あたしなんて、手を振れたことも無いのに」
紫織の隣の少女、あやめが応じる。
「図々しい奴」
忌々しげに、神楽が追従する。
こくこく。無言でうなずく神無。
「ねえ。今度、結羅の食事に毒盛らない」
紫織が残酷な台詞を吐く。
「ちょっ! まずいわよ! 犬夜叉様に知られたら」
「えー。平気よ。だってあの女、不死身なんでしょ。誰も気づかないって。精神はもとから壊れちゃってるし」
「……言われてみれば、それもそうね」
あやめが応じる。
「じゃあ、今度。あたし丁度、蟲毒を持ってるの」
「うふふふ」
「くすくすくす」
女達の楽し気な会話は、深夜まで続いた。
******
一か月後。
逆髪の結羅が目出たく、犬夜叉の5つ子を出産した後。
紫織達は、結羅の食事に毒を盛ることに成功。
「ごふっ!」
と、せき込みながら、結羅は血を吐く。だが、誰も気にしなかった。犬夜叉にレイプされて以来、逆髪の結羅はいつもそんな感じだからだ。
計画成功。誰も気づいてない。紫織たちは、苦し気に血を吐く結羅を見て楽しげに笑う。犬夜叉様の寵愛を一身に浴びて、いやな奴。
それが大奥の皆の総意だった。
むろん、犬夜叉が結羅以外に種付けしないという訳では無論なかった。犬夜叉はちゃんと、他の女達にも種付けしているのだ。
結羅しかSEXしていないというのは女達の誤解。勘違いに過ぎなかった。
そのことを、ある日。
紫織は理解した。
「ひ、ひいいいいいいいいい!!」
紫織は情けない悲鳴を上げる。その表情は凍り、恐怖のあまり目は見開かれている。
少女の目の前には、犬夜叉。
日ノ本を統べ、余力でもって支那・天竺まで併合した大妖怪。
ついにこの日、紫織の元に犬夜叉が夜伽に訪れたのだ。
ああ、ついに、犬夜叉様の子を授かることが出来る。そうなればあたしは、皇子の母親。一生、贅沢が出来る。歓喜の余り、紫織が泣きながら犬夜叉を出迎えたのはほんの数分前。
だが、その喜びは、今では霧散。
理由は簡単。
犬夜叉の凶悪な性器を目にしてしまったからだ。
それは余りにも巨大。あまりにも異様。ギシギシと猛るそれは全長が1メートルを超えていた。
「お、お許しを!! は、入りません!!! そ、そんな巨大なの!!」
紫織が、泣きながら許しを請う。
だが、それを聞いた犬夜叉は激昂。
「何を言うか! 俺の子が欲しかったんだろーが!」
紫織を怒鳴り受ける。
「お、お許しを!!! 死んでしまいます!!! かように巨大なモノをお腹に入れては、股が裂けてしまいます!!!!」
「それがどうした!! いさぎよく死ね!!!」
犬夜叉の大喝。
泣きじゃくる紫織など無視。
一機に、男根を挿入。
「ギャ!!!」
それが紫織の最期だった。
余りにも巨大な犬夜叉の男根は、紫織の陰部を引き裂く。いや、それだけでは終わらない。子宮を引き潰し、骨盤を粉砕した男根はそのまま紫織の内臓を破壊しながら胴体を侵食。心臓を爆砕。脳天にまで達し、頭蓋骨に穴を開ける。
股間から、脳天まで。男根に串刺しにされた紫織の遺体。それはまるで奇怪な前衛芸術のようだった。
「けっ!! 使えねーおんな!!」
犬夜叉は乱暴に、男根を引き抜く。ばさりと、倒れ込む紫織の死体。
「くそがっ!!」
犬夜叉は悪態をつくと、紫織の頭を踏みつぶす。
ぶちっ!
後には、肉塊だけが残された。