お漏らしエッチ
お漏らしって興奮するよね?わからない?
「え?まあ…うん///」
今回もよろしくお願いしまーす。
数日後のあること。エレンたちが暮らしている森から少し離れたところにある王国。その名前はカリバルク王国。この国はある1つの聖剣によって作られたという言い伝えがあり、その剣の名前からこの国名がつけられたという話だ。
そんなカリバルク王国宮殿にて、ある悲劇が起きたのだった。
「…お母様…。」
ガイル・カリバルク。彼の母親が謎の急死をつげた。現在、ガイルの母の死因を調査している最中だった。
ガイルはただショックだった。昔からよく、森へ連れて来てもらい、一緒に遊んでいた。いつも優しく、時に厳しく育ててくれ、愛情を注いでくれた。そんな大切な人が急に亡くなったのだ。
「…ご主人様……。」
アイナはその様子をただ傍らから見ていた。
(申し訳ありません。私はこうして傍らから貴方を見守ることしか今は出来ません…。)
ただ俯き、黙るガイル。
しばらく待つとガイルは立ち上がる。
「どちらへ行かれるのですか?」
「調査の進展を調べたい…君も来てくれるか?」
「はい、仰せのままに…。」
アイナはそういうと黙ってガイルの後に続いた。
(あの噂が本当なら……母様を殺したのは……。)
ガイルの背中を見ながらアイナは、1つの可能性を頭の中に巡らせていた。
同時刻、カリバルク王国の隣国の別の村では。
「今日の夜、グラディウス王の命により、森を燃やす!この森を燃やし、土地の開拓とともに害獣及び人外を駆逐する!皆、良いな⁉︎」
1人の男が声をあげた。それに呼応するように村の男たちは声を上げた。
「「「おおおおおおおおおおお!」」」
そんな村の男たちが奮い立ったきっかけはこの前起きた男の死だった。その死体を連れ帰って埋葬し、それ以外にもこれまで村で何人もが行方不明になる事件が起きていた。
今回、この死体発見により、森にいる何者かによる殺戮行為が原因と判明し、森を焼くことになったのだ。
その光景を物陰に隠れて、1人の少女は聞いていた。
「まずいです…あの死体の埋葬を興奮のあまり忘れてしまいました…。」
兄の前では殺してしまった人は必ず埋葬していた。しかしこれはあくまでも兄に自分は残酷な生き物だと判別して欲しくなかったからだった。
「早くこの森を出て、お兄様のところへ行きますか……。」
そういい少女は動き出そうとしたが、
「ねえ君、今暇?」
後ろから1人の男に声をかけられた。振り向くとそこには案の定1人の男が立っていた。
「ねえ、そこで隠れて何してるの?そんなことしてないで俺と遊ぼうよ、夜までさ。」
「遠慮しておきます。私は帰ってすることがあるので。」
そういい離れようとしたが、腕を掴まれる。
「そう言わずにさあ」
「ふんっ!」
勢い良く掴まれた腕を振り払う。そして、男の顔面にサマーソルトを決めた。
「あがっ!」
「今!」
カレンは走り出した。すると、走り出した勢いで帽子が取れてしまう。
「しまった!」
現在は魔力の節約のために耳を隠していない。すると案の定、男の視界にそれが写ってしまった。
「な、じゅ、獣人だ!獣人がいたぞ!」
その声とともに先ほど集まっていた男たちがそっちの方を向く。
だが、クロの走る速度は並の人間では到底追いつけ養い。村人の何人かに見られてしまったが、なんとか森の中へと振り切った。
「おい見たか、今の…。」
「ああ、間違いない。以前いたあの化けぎつねにそっくりだ…。」
「まさか子供が生きていたとは…。」
村の男たちはざわざわと喋り出した。
「団長、いかがなさいますか?」
1人の騎士が最初に森を燃やすことを告げた大男に告げる。
「グラディウス王に報告しろ!そして森を燃やすのをすぐにするように許可を得てこい!」
「はっ!」
そういい男は離れていった。
この出来事が、この国だけではなく隣国、そして隣国のところにあるエレンの森にまで巻き込んでしまうことは、まだこの時は誰も予想などしていなかった。
「今日も平和だね、エレン。」
そんなことも知らないエレンとクロ。2人で河原で魚釣りをしていた。
「うん…。」
「…エレン?」
エレンは1つ気になっていたことがあった。
ブルーノのことだ。またいつクロに襲いかかるのかわからない。ブルーノと再開してからかれこれ一週間は経過しただろうか?だが、向こうはなかなか動こうとする素振りを見せない。
(諦めてくれたってことは…無いよな…?)
「エーレーンー?」
気がつくと目の前にクロの顔がすぐそこまであった。
「わわっ⁉︎クロ⁉︎」
「隙あり!」
そのまま後頭部をホールドし、クロはエレンの唇にキスをした。
「もう、さっきからずっとぼーっとしてるんだもん。しっかりしてよ。」
「あ、ああ。ごめんごめん。少し考え事。」
「何か悩んでるの?」
「悩んでる訳ではないよ、気にしないで。」
エレンはあの時のことも考えるとクロの前でブルーノの名前を上げることは避けておいた方がいいだろうと思った。
「エレン、何か心配なことがあったら、いつでも私を頼ってもいいんだよ?」
「うん、ありがとうクロ。」
それでもエレンの不安は消えなかった。
(奴がいつ襲ってくるのかもわからない。しっかりと身構えておかないと…)
普段なら襲撃されてもエレンなら間違いなく撃退できる。だが、現在左手を怪我している上にブルーノは以前よりも強くなっていることがわかった。
(今の僕に勝ち筋はない。精々、命を捨ててもクロだけは守ってみせる…。いや、死んでしまっては守れないな…。必ず生きて、奴にクロを渡させない!)
エレンは左手を眺め、今はブルーノが来ない事を願った。
その日の帰り、エレンとクロはそれぞれの場所へと別れるところだった。
「送るよ、クロ。」
「ううん、大丈夫。もしかしてエレン、心配してくれてるの?」
「…まあ…そうだね…。」
クロはいつもの笑顔を浮かべている。怖くないのだろうか?
「クロ、君は怖くないのか?」
「…怖いかな。」
クロの表情が少し固くなる。聞くべきではなかったとエレンが後悔したところでクロは続けた。
「でもね…エレンがいるから。」
「え?」
「私にはエレンがいるから…。エレンを、信じてるから…ね?」
「クロ…。」
クロはこっちへと歩み寄り言う。
「私はね、エレンなら絶対にブルーノに勝てると思うの。だから、何も心配しないで?」
エレンは「でも」と言おうとしたところで人差し指で口を抑えられた。
それからは言葉は出なかった。ただ2人で見つめ合うだけの時間が流れる。
しばらくしてから先に口を動かしたのはクロだった。
「ねぇ…エレン…。今日、エレンのお家に行ってもいいかな?」
「え?」
「私、エレンのお家で泊まりたいな。」
クロは上目遣いでエレンを見つめる。
「…うん、いいよ。」
クロは本当⁉︎と喜んだ。そのままエレンに抱きつき、キスをした。
「こらこら、クロは甘えんぼさんだな。」
「えへへ、だって嬉しいんだもん!じゃあお家で待ってて!私、荷物取ってくる!」
「あ、待って、本当に、大丈夫?」
するとクロは足を止めて、こっちへ振り返る。
「私は、さっきも言ってるけど、エレンを信じてる。だから…エレンも私のこと、信じてくれるね?」
「…わかったよ。僕は君を信じる。」
エレンも流石にお手上げのサインを送った。
「じゃあ、行ってくるね。
わたし、信じてるから!」
そういいクロは走り出した。
(信じてるよ…エレン…。わたしは…)
ひとりでに暗くなってきた森の中を走る。
クロの目には涙が浮かんだ。
(エレンが助けに来てくれるって…。)
クロは家までたどり着いた。そこには1人の男が待っていた。
「おやおや…この時間に来るとは思ってたけど…エレンはどうした?」
「…ブルーノ…。」
藍色の髪色、藍色の瞳、クロと同じように頭から飛び出てる耳。そう、ブルーノだ。
「エレンはどうしたんだ?これでは伝えたいことが伝えれないよ。」
「教えない…殺すつもりでしょ?」
「どうだろうね?」
ブルーノは怪しい笑みを浮かべる。
(どうしよう…ブルーノがいるのは大体察してたけど…私が戦っても勝ち目はない…。)
エレンを帰らせたのはこのためだ。怪我を治してからブルーノと戦わせる為に、今戦ってしまっては間違いなくブルーノ相手では勝ち目がないからだ。
(エレンは何としても私を守ろうとしてくれてる….。でも、それでも私は…それ以上にエレンに生きて欲しいから…だから!)
クロは決意を固め、ブルーノに話しかける。
「ブルーノ、お願いがあるの…。」
「ん?」
するとクロは服を次々と脱いでいく。そして、下着だけとなった。
「私の身体は捧げる…。でも、エレンだけは…エレンだけは助けて…。」
「…断る。」
「どうして?あなたの目的は私を取り返すんでしょ?」
「君はエレンに全てを捧げた。つまり君の身も心もエレンのものだ。だから奴を殺して、その全てを奪う。それが僕のやり方さ。」
そのままブルーノは服を取り、クロに渡した。
クロは「そんな…。」と声を漏らした。
「君の身体はもう奴のものになってしまった。奪うからにはまず奴を殺してからしなければ僕は気が済まないんだ…。」
ブルーノがクロに近づく。クロは警戒をしている。後ろに下がろうとするが、後ろから吠える声が聞こえる。
「バウバウ!」
「グルルル…」
後ろを振り向くとそこには数匹の狼がいた。
「な…」
「君には少しの間寝てもらおう…。」
そういいブルーノはクロに腹パンを決めた。
「うぐっ!」
そのままお腹を抱えブルーノを睨むクロ。しかし、徐々にその意識は遠くなっていき、目の前が真っ暗になった…。
「さて、あとはエレンが手紙を見てくれればいいだけだな…。」
ブルーノは気絶したクロを背負い、狼達と共にうちへ帰ろうとしていた。
「あの力を満月無しで使う方法、僕は見つけてしまった…。これでエレンにはもう勝ち目が無さそうだね…。」
そういい空を見上げる。
すると、普段この時間帯にしては少し明るいような気がした。
「ん?」
ブルーノはクロを他の狼に預け、気を登り、遠くの様子を見た。
「ここからじゃ見えにくいな…何かあったんだろうか?」
そのまま降りてきてクロを再び背負う。
「まあいいさ…。来い、エレン…。お前の腕が治ったら最期だ!」
それとちょうど同じくらいの時間帯。エレンは何やら嫌な予感がした。
(もしかしたら….いや、そんな事は…!)
何かの間違いであってほしい。いや、間違いになってしまっても夢オチであってほしい!そんな想いの中、森の中を縫うように走る。
少しして、クロの家までたどり着いた。
「クロ?」
ドアをコンコンといつもの強さで叩く。
だが、反応はなかった。
「寝てるのかな?」
もし勘違いだった時の為に軽い反応のふりをして、内心では不安でドキドキしながらドアノブに手を置いた。
カギは空いていた。
「クロ!」
ドン!
強くドアを開く。やはりクロのどこにも見当たらない。
(すれ違った可能性は?)
それを考えていたが、1つの手紙が原因でその可能性は一瞬にして否定された。
「手紙…。」
エレンは慌てて手に取り、中身を読んだ。
『 3日後に来い、終わらせてやる。
ブルーノ』
「ブルーノ…。」
怪我は少しづつではあるが回復はしている。しかも予想はちょうど3日後程で完全回復となる。
「ちょうどいい、終わらせてやる!
そしてクロを取り戻す…。」
そういいエレンがクロの家を出たと同時に森の奥から気配を感じた。
「誰だ⁉︎」
そう声をあげると森の方から声が聞こえた。
「お兄様?」
「⁉︎カレン!」
エレンはその方向へと向かう。するとそこには服のあちこちが汚れているカレンの姿があった。
「どうしたんだその格好⁉︎何かあったのか?」
「はい…ごめんなさい、お兄様…。あれだけお兄様の忠告を聞いておきながらこんなことになるなんて…。お兄様こそその手…。」
「これ?大丈夫、大したことないよ。」
それからカレンからエレンは事情を聞いた。
「森を燃やした⁉︎なんてことを…。」
「はい。私のせいで森は燃やされてしまいました…。あの森には多くの生物がいたというのに…。」
信じられたなかった。いくら獣人の報告例があっても森を燃やすなんて事態は初めて聞いた。
(最早自然などどうでもいいと言うのか…)
「お兄様、ところでクロさんは?いないみたいですが…。」
「…それが…さらわれたんだ…。」
「な、なんですって⁉︎まさか人間に…」
「いや、人間じゃない。別の獣人に…。こんな手紙が置かれてた…。」
エレンはカレンに置かれていた手紙を見せた。
「これは…お兄様が話してた…。」
「ああ、あの狼だ…。」
エレンは手紙強く握った。
「そろそろこの怪我も治ってくるところだ…。
カレン、お願いがあるんだ…。」
「はい?」
エレンは少し考えて、カレンの顔を見つめて言った。
「アレの使用を許可してほしい。」
するとカレンは大きく目を見開き驚いた。
「お兄様、本気で言っているのですか⁉︎アレを使ってしまえばどうなるかわかりませんよ⁉︎」
「構わない!僕は救いたい、クロを、大切な人を!」
「クロさんはあなたの死を望みません!ですから使用は」
「死なない。」
カレンは「え」と声を漏らした。
「死なないよ、僕は、絶対に、死ねない。」
エレンは後ろを向いた。そのまま剣を引き抜き、地面に突き刺した。
「3分だけだ。3分ならなんとかなる…。それまでにやつを倒せる。だから…。」
カレンは諦めたかのようにため息をついた。
「わかりました。でも、無茶はダメですから。お願いですよ?お兄様!」
「わかったよ、じゃあ、始めようか。」
今回も読んでいただき誠にありがとうございます!
光陽です。
戦闘色が強くなってきましたね。あまり上手く表現できないかもしれませんが、あくまでもこれはメインエッチなんでその辺は大目に見ていただけると幸いです。
「これから多くなるのにね。」
うぅ…それを言われると…。
最近アズールレーンしてます。艦これの小説書けないのこれが理由です。待ってる方には本当に申し訳ないです。そろそろ書かなきゃとわかってもついついアズールレーンをしてしまいます。
こ、今度こそ書くから…(適当
はい、では今回はこれであとがきとさせていただきます。
では最後に、いつもの挨拶に飽きたので最後に一言言います。
ロ ド ニ ー は マ マ