それではさっくりあらすじを書いておきます。
前回のあらすじ
クロとエレンが遊んだ。
「はえーよホセ」
これ以外何を書けと?
「サボんな!」
2人の出会いから数日、出会ってからはクロは毎日エレンと一緒に狩りをしたり、弓を使う練習をしていた。
だがしかし、
「う〜…」
なかなか弓の扱いは上達しなかった。
「どうして出来ないんだろう…?」
少し悲しそうな顔をしていた。何度も練習してもこんな感じが続いていた。
「そう焦る必要もないと思うよ?少しづつでいいから。」
「でも…」
「大丈夫、僕は待つから。それとも、僕のお手本を見るかい?」
エレンは優しい口調でクロを励ました。でもクロは俯いて、黙り込んでしまう。
「う〜ん…。……あっ!」
ふと、エレンは何かを思い出したかのように言った。
「どうしたのエレン?」
「そうだった!一度クロに見せたいものがあるんだった!クロ、少し休憩にして出かけない?」
クロは「う、うん。」と頷き、家に弓矢をしまう。そしてクロは家の中でいつもの出かける準備をして、外へ出る。
「それじゃあ行こうか。」
「あ…」
そういいエレンはベレー帽をかぶり直し、クロの手を引き、歩き出した。
数十分ほど歩いただろうか。そこは、あの花畑だった。
「ここは…この先だよ、行こう。」
そういい2人は前へと進んでいく。花畑には蜜を求めてミツバチ達が辺りをブンブン飛んでいる。
「ハチが沢山…」
「危害を加えなければ何もしてこないだろう。さて、そこの丘を登ろう。」
クロは言われるがままに丘を登る。思っていたよりも丘は大きく、少し登るのは大変だった。
「さて、着いたよ。」
少しして2人は丘の頂上へとたどり着いた。するとそこは…
「わあ…。」
丘の頂上からは、下にある花畑の全貌を眺めることができた。
「凄い…綺麗…」
「気に入ってくれたかな?僕のお母さんのお気に入りの場所なんだ。女性は男性よりも沢山色を識別できるって聞いたから、クロなら喜んでくれるかと思ったんだ。」
「うん、ありがとうエレン。」
優しく穏やかな風が吹く。2人の肌に触れるそれはとても心地がいい。
「悩んだ時や失敗した時はよくここに来るんだ。するとさ、すごく心が落ち着くんだ。」
エレンはそのままその場でねっころがる。その横にクロは腰を下ろした。
「でも、どうしてそんなに気を使ってくれるの?」
クロはふと、そんなことを訪ねた。
「う〜ん…。」
エレンはあのわざとらしい考え方をする。
「わかんない。でもさ、クロと一緒にいるとなんだか楽しいんだ。クロは嫌じゃないかな?僕と一緒にいるの。」
「ううん、嫌なんかじゃないよ?その…やっぱり最初に出来た友達だから嬉しくって。」
「そっか。実は僕もキツネ達以外で友達ができたのはクロが初めてなんだ。」
クロは「ええっ⁉︎」と驚きエレンの方を向いた。エレンはニコニコと笑っている。
「やっぱり僕も人間ではないから、バレちゃうと捕まえられて殺されちゃうし…ね?」
「あー…」
そういえばベレー帽を被っているから忘れていたが、エレンは半分がキツネなのだ。
「僕たち似た者同士だね。」
「そうだね。」
そういいお互い見つめ合いクスクスと笑う。
それから帰ってまた2人で練習を続ける。
「そう…そこをそうやって…」
「あっ!」
まだぴょんと跳ねたような感じではあったが徐々に上達はしていった。
「凄いよ、こんなに上達するなんて。」
「でも、まだ飛ばないかな。」
「それなら僕も手伝うよ。一緒にした方がコツがわかるかもしれないよ?」
そういうとエレンはクロの後ろに立つ。そして、弓を握るクロの手の上に自分の手を重ねた。
「あ…」
ドキッ
ふと、クロの鼓動が少し早くなったような気がした。
(なんだろう…気のせい…かな?)
そのまま反対側のクロの手にもエレンは自分の手を重ね、一緒に矢を握る。
そして、そのまま弓を引く。
その間もクロは胸がドキドキしていた。
(うう…少し胸が苦しいような…。それにしても…エレンの手…あったかい…。)
「クロ?」
「ひぇっ⁉︎あ、ごめん。」
クロは我に帰る。だが、そんなことを考えていたにもかかわらず、矢はしっかりと握られていた。
「だいたいこのぐらいかな…?よし、離してごらん。」
そう言われた通りにクロは手を離す。すると矢は真っ直ぐに放たれ、目の前の的に刺さった。
「そうそう、この感じ!この感じを忘れないでクロ。……クロ?」
「うぅ〜…///」
(な、なんだろ?この気持ち、まだ触れていたいっていうか…?あれ?今日の私おかしいのかな?)
「クロ?」
「ひゃっ⁉︎」
またクロは考え込んでいて、エレンの言葉を聞いていなかったらしい。
「どうしたの?体調でも悪い?」
「え?ううん。そんなことないよ。少し考え事。」
するとエレンは少しホッとした。
「なら良かった。何かあったら大変だからね。もし何かあったらいつでも相談していいよ。」
「う、うん。」
クロの手にはまだエレンが触れていた時のあの感覚が残っていた。
その日の夜。クロはいつものようにお母さんの墓の前で話をしていた。
「お母さん。今日はね、とってもいいところをエレンが教えてくれたんだ。お花畑のところにある丘の上なんだよ。それでね」
そんな風に今日も話していく。すると、ふと今日のあのことを思い出した。
「ねえ、お母さん。私ね、エレンに触れられた時に少し胸がドキドキしたんだ。これってなんなのかな?私は何か病気なのかな?私わかんないんだ。」
とはいえこんな風に言ってもお母さんはその質問に答えてくれるはずはない。でも、どうしても言いたくなったのだ。
「悩んでても仕方ないか。そのうちエレンに聞けばわかるかな?それじゃあ、おやすみお母さん。」
そういいクロは眠りについた。
その次の日。2人はあの丘の上にいた。
「今日はサンドイッチを作ったんだ。もし良かったら食べる?」
そういいエレンはバックから取り出したのは入れ物だった。中を開けるとそこには2つに切られたサンドイッチがあった。
「いいの?ありがとう!」
そういいクロはエレンが作ったサンドイッチを頬張る。
「ん!おいひい!」
「それは良かった。美味しくないなんて言われたら僕ショックだよ。」
エレンは笑いながら言う。
(エレンの笑顔…)
クロはじっとエレンの顔を見つめる。花を眺めながらサンドイッチを頬張る横顔。自分と大して年齢は変わらない。それでも時に凛々しく、時に幼く見える不思議なフェイスだ。
「?クロ?なんか僕の顔についてる?」
「あ、なんでもないよ。…えっと…お髭が…」
「なっ⁉︎」
エレンは慌てて顔をペタペタと触る。少し面白い。
「クスクス…嘘だよ。」
「もう〜、脅かさないでよ〜。」
そういい2人で笑いあった。
(エレンの笑顔を、見ていたい…)
ふとそんな感情が胸を過ぎる。そんなことを思った途端に胸がドキドキする。
(あれ…?なんだろうこの感覚…?これは…あの時の…。)
そう、それは昨日。エレンに手を触れられた時に感じたものだった。
「クロ?最近どうしたの?」
「ふぇっ⁉︎な、なんでもないよ!そ、それよりお花摘んでこようかな!」
そういいクロが立ち上がり、走ろうとしたその時
「キャッ!」
クロはそのまま転びそうになる。
「クロっ!ってあわわ!」
エレンがクロの手をつかもうとした、が、それも虚しくエレンと一緒にクロも転んでしまう。
「いてて…」
情けないな僕は。なんでこんなことで転けてるんだ。それよりも早く起き上がらないと…。それにしても、先ほどから顔に当たってるこの柔らかい感触はなんだろう?
気になった僕はそのまま起き上がろうとする。すると…
「っ⁉︎」
そこには服の上にある2つのたわわな膨らみが。
「こ、これって…」
ようやく状況を理解した。今僕はクロを押し倒しているような状態になっていた。
やばい、色々とやばい。前々からクロのことは気になっていたが。まだ思いも伝えてないのに、こんな状態ってのはクロの反応もあるし、何より僕の理性も…。
「うう〜…」
やばい!クロが目を覚ました!
「いたたた…」
痛みは少しあったが大して怪我はなかった。私はゆっくりと目を開いた。すると目の前には。
「っ⁉︎」
目の前のすぐ近くにエレンの顔があった。とても凛々しく、それと同時に幼い。
先ほどから心拍数がどんどんと上がっていく。
「あーええと…大丈夫だった?怪我はない?」
「え、う、うん。」
そういいエレンは慌ててその場を退いた。
本当は、もう少し見たかったのに…。
そんな思いが何処かにあった。もしかしてこの思いって…?
その日の帰り道、お互い少し気まずい空間が流れていた。なんせあの後だ。クロはきになる人が間近にいて、エレンはクロの2つの膨らみの柔らかさを堪能したからだ。
(怒ってるかな?)
(もう少し見たかったな…)
まあ、お互いに理由は別らしい。
「そ、それじゃあまたねクロ。」
「あ…」
そういいエレンは飛ぶようにその場を去って行った。
「…もっとエレンの側に居たかったな…。この思いはなんだろう?もしかして、これが「恋」?」
クロはその疑問を胸に秘めたまま帰ることにした。
今回も読んでいただきありがとうございます。光陽です。
ただいま一生懸命続きを書いております、
もうしばらくお時間を…(某親父ぃ風
タグの残酷な描写はまだ書いていないので消しておきました。
まずこれ官能小説のつもりで書いてるのにまだその類のことしてませんからね。まあ、アレです。エロゲでヒロインとエッチするまでの道のりが長いのと同じです。この作品は長く続くとは思いませんが…
まあ、それでも続けさせるように自分の左腕を切り落とす勢いで頑張ります。
ちなみに芝刈りデッキは持ってません。わからない人は結構です。
それではこの辺で失礼させていただきます。次回もお楽しみに〜。