これから忙しくなりそうです。では、あらすじを
前回のあらすじ
クロに恋心が芽生えた。以上
「…」
許せエレン!(逃走
「あ、逃げた!」
「畜生!あのクソガキ!」
ここはとある村。そこには2人の男がいた。
「あのガキナニモンだ?こんなものを俺たちは金貨と思っていたのか!」
そういい2人の手にあったのは森で出会った1人の少年から貰った金貨の筈だったもの。
だが、今その中はその辺に落ちている石ころばかりだった。
「間違いなくあれを見たときは金貨だった!」
「しかも、村の奴らに話しても誰も信じてくれやしねえ!」
そういい2人でその少年の愚痴を言っていた。
「なあ、俺たちであいつを探さねえか?」
「へへへ、俺も賛成だ。とっちめてボコボコにした挙句にぶち殺してやる!」
その男たちは銃を持っていなかった。そのため手元にあるのは斧だけだ。
「こいつしかねえけど、ガキ1人ならこいつでなんとかなるだろ。」
そういい男たちは道具を一式揃えて、森へと出かけるのだった。
クロの家にて、今日もクロは出かける準備をしていた。すると
コンコンコン。
ドアをノックする音が聞こえる。
「はーい。」
そういいクロは帽子を被って出る。
「やあクロ。」
するとそこにいたのはエレンだった。
「あ、エレン…」
(今日も来てくれたんだ。)
クロにとって何よりも嬉しいことだった。ここ最近はこうしてエレンがクロの家に毎日来てくれるのだ。
「準備は出来てる?」
「うん、行こう!」
そういいクロは家を飛び出し、エレンとともに出かけることにした。
(きょ、今日は少し頑張ろうかな….?)
クロはここ最近で本を読んで理解した、きっとこれは恋。そうに違いない。
(そう、私はエレンに恋してる!)
そう思い、クロは話しかけた。
「ね、ねえエレン!」
「ん?どうしたの?」
「きょ、今日は狩りをするんだよね?」
「うん、そうだよ。クロが弓の扱いが上手くなったから見て欲しいって言ってたからね。」
そういえばそうだった。弓矢も持って来ている。
(そうだ!ここでいいところを見せれば、きっとエレンも私のことを好きになる筈!)
「わ、私に任せてよ!」
クロは胸を張って言う。その際に少し胸が揺れる。クロ本人は邪魔なだけと思っていたが、その割と成長のいい2つの膨らみは男が好むとその本には書いていた。それならエレンをおとすのに役立つ筈…。
エレンの反応は…案の定その2つの膨らみを見たエレンはこの前のことを思い出してしまう。
あの時に顔に触れていたその膨らみ。とても柔らかくて、暖かい。
(な、何を考えているんだ僕は!)
そういい頭をブンブン振り回す。
「エレン?」
「あ、いや、なんでもないよ!
そうだね。せっかくだし、クロの実力見せてくれよ。」
「うん!任せて!」
そういい2人はいつもの川へと向かうことにした。
いつもの川のほとり。いつものように獲物が来るのを待っている。
「まだかな〜。」
「来ない日もたまにあるからね。まあ、ゆっくりと待っていればそのうちくるよ。」
そういいエレンはあくびをしながら待っている。すると、獲物の代わりに現れたのは…。
「ったあ〜…疲れた…」
「っ⁉︎クロ!こっち!」
「あ、うん!」
そこにいたのはこの前エレンが騙したあの二人組だった。
「あの人たちって…」
「ああ、あの時君を殺そうとした男だ。
しかもあの後渡した金貨は偽物だったんだよな…」
するとクロは驚いた。
「偽物なんて作れるの⁉︎」
「もっと的確にはその辺の石ころを化かした感じかな?お母さんが昔ものや自分を変現させるおまじないを持ってるんだ。」
「ええっ⁉︎そんなことができるの⁉︎」
その辺になると魔術や妖術といったレベルになる。普通になんでもできるだけではなくまさか魔術まで使えるとは思っていなかったのだ。
「まあ、限度はあるかな。とにかく、ここを凌ぐ為にも…これを頭に乗せて!」
そういい渡したのは1つの石ころだった。
「どうするの?」
「僕たちを全くの別人に化けるんだよ!」
そういいクロの帽子を外し、石ころを乗せた。そして、呪文のようなものを唱え始める。そして、数秒してから…
「ドロン!」
ポンッ!
そんな音とともにあたりに煙が沸き立つ。とはいえ、そんな大した量ではない。
「うう…」
クロはゆっくりと目を開ける。するとそこには全くの別人がいた。
「ね?驚いた?」
「え?誰?あなたエレン?」
「そうだよ。まあ、このフォルムはよく村で買い物をする時に使ってるね。偽名はエリックだ。」
そういいウインクしながらグッドのサインを送る。
「水面を見てごらん。すごく変わってるから。」
そういいクロは川を除くと…
「ええっ⁉︎」
そう、そこには自分の本来の姿と似ても似つかない女子が写っていた。クロとは相反して目が青く、髪が白かった。
「これじゃあクロじゃなくてシロだね。」
「ほんとだね。」
そういい2人で「クスクス」と笑ってると。
「ん?向こうに誰かいるのか?」
と男たちの声が聞こえる。
「二人組か…よし!なんとか切り抜けるか!クロ行くよ!」
「行くって…どうするの?」
「何か言われても普通に受け答えすればいいのさ!」
男たちはその場所に着くと、そこには2人の男女が2人でくっついていた。するとこっちに気がついたらしい。
「おっとすまねえ…取り込み中だったか?」
「ううん、大丈夫だよ!おじさんどうしたの?」
その少年が話しかける。きたのはこっちなのだからそれこそ言わなきゃダメだな。
「いや、この前俺たちを騙した悪ガキがいてよ…そいつをとっちめてボコボコにしてやろうと思ってな。」
「ふーん…おじさんも大変だね。それに、この辺は色々野生動物が出るから気をつけてね!特に熊とかは。」
そういい少年は少女とともに立ち上がる。
「シロ、行こう。」
「うん…」
「じゃあねおじさん!」
そういい二人組はどこかへと行ってしまった。
「なんとかなったね…。」
クロはほっとした表情で言う。
「剣を竿に変えるのが大変だったな…。」
そう言い竿にデコピンをすると、普段からエレンが腰に刺しているレイピアに戻った。
「おそらくあの様子だと僕とクロを殺す気だろうね。」
するとあの時のことを思い浮かび、クロはゾッとした。
「大丈夫。クロは僕が守るよ。」
「エレン…。」
そんな姿に見惚れてしまうクロがいた。
(エレン…好き…)
この言葉を本当はエレンの目の前でしっかりと言いたい。でも、なかなかそんな勇気が出ない。それに知り合ってまだそんなに経ってない。だから、もう少し仲良くなってからの方がいいと思う。
「今日はもう帰ろうか。あいつらが追ってきたら厄介だ。」
「うん、またねエレン。気をつけてね。」
そう言いエレンはクロに手を振り去って行った。
「大丈夫かな?」
クロは多少胸騒ぎがしたが、エレンなら無事だと言うことを信じるしかなかった。
クロと別れたエレン。
「さて、どうしたものか…」
あの男達が割と執念深く追って来るのなら奴らを抹殺するのが一番塩梅なのかもしれない。でも、そんなことをしたら、きっとそんな姿を見たらクロはきっと悲しむ。
「あいつらが諦めてくれるならそれが一番なんだが、クロを助ける為とはいえ少しやりすぎたかな?」
そんなことを口ずさんでいると、前の方から声が聞こえた。
「見つけたぞ。あの時はよくも騙してくれたな。」
そこには2人の男が立っていた。2人とも片手に斧を持っている。
「おや、あんたらはあの時の…」
「そうだよ。あの人狼はどうした?」
「さあ、知らないね。この森に聞いてみれば?」
エレンは少し煽るような口調で言った。
「なら、その口を開かせてやるよ。」
そう言い男達は前へと歩み寄る。だがエレンは、
「ふふふっ…あっはっはっはっは!」
エレンは高らかに笑い出した。
「何がおかしい!このクソガキ!」
そう言い1人の男が近寄り斧を振るう。が
スパン!
斧の先の部分が切断され、地面に落ちる。
「な…」
「幾らそっちが2人でも、武器がそれじゃあ勝ち目はないね。こっちはレイピアだ。部が悪い、今なら見逃すから諦めて帰るんだ。」
「それなら!」
そう言いもう1人がその手斧をエレンへと投げつけた。だが
「ふん!」
カーン!
高らかな金属音と共に斧は弾かれた。
「くそっ!覚えてろ!」
そう言い2人は逃げようと後ろを向いた。だがしかし、そこには。
「な⁉︎」
「何⁉︎」
目の前には先ほどまで道があったのに目の前には木があった。それだけではない。今いるこの場所が木に覆われ、逃場が無くなっていた。
その間にも、エレンは目を赤く光らせ男達に近寄る。
「は、ははは…ゆ、許してくれ…。な、なんでもするからよ…。」
「か、金ならやるから!な?」
するとエレンは歩みを止めた。そして、口を開く。
「なんでもするって言ったな?」
「お、おう!男に二言はねえ!な、なあ?」
「え?お、おう。」
男達はビクビクと怯えながら言う。
すると、男達の背中に先ほどまであった木が無くなり、道が開かれた。
「2度と僕達の目の前に現れるな!目障りな人間共が!」
「「ひぃぃ〜!」」
そう言い男達は逃げ出した。
帰り道。
「今日は疲れた。」
これで少しは奴らも来なくはなるだろう。あれだけのものを見れば流石にこの森には何かあると考える。
「少し力を使いすぎた…。帰ったら寝よう…。」
そう言いフラフラとした足取りで帰路へと歩む。
実はあの時の2人が見たものは幻影だ。そう、エレンは母から授かった力を全て解放し、森全体を化かしたのだった。
「…やはり殺すべきだったのかな…?」
しかし、断末魔がもしもクロに聞こえていたら?クロに返り血を浴びた自分の姿を見られたら?
「…クロにそんな姿…見せたくないな…。」
クロに嫌われたくない。クロのことが好きだから。もしあいつらが何かするならクロを守りたい。そのためにも奴を殺すべきなのかもしれない。
しかし、クロは優しすぎる。誰に対しても親切で本人自身も穏やかなのだ。そんな娘が、人狼という理由だけで正体がバレたら殺されるなんてあまりにも残酷すぎる。
それに…
「…それでも……人間を許せない…。」
エレンには人間を許せない訳があったのだ。
「次来た時は、殺してやる…。」
エレンは夜の森をゆらゆらと歩き、帰った。
今回も読んでいただきありがとうございます。光陽です。
辛うじて生存してます…なかなか執筆は捗りませんが…
陸上人生も終わりが少しずつ近づいています。せめて悔いのないよう努力していきたいです!
勉強や資格は…まぁ…お察しください。
それにしても…新しいイナズマイレブンは3DSなんですかね?スイッチとかだったら絶対買いませんからね僕。
雑談はこの辺にして失礼させていただきます。もしよかったら僕の他の作品も見ていってください!
まあ…大した作品ではないんですがね…^^;
それではみなさん!次回もお楽しみに〜!