※この作品はR-18です。

ハーミットの彼女は最強の達人!?   作:赫月志織

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BATTLE6行動

なっつんが養子になってから1年が過ぎた頃。

私宛に手紙が来た。

 

【拝啓 黒羽夜依様

いかがお過ごしでしょうか?

ずっと連絡出来ずにすみません。

父からようやく手紙を出してもいいと許可をいただきました。

きっと楓のことが気になっていると思いますが、心配には及びません。

楓の担当医をしていた女性がこの度ボクたちのお母さんになることが決まりました。

今まで厳しかった父も優しくなり、こうして手紙を出すことが出来ました。

施設の生活はまだ大変だと思いますが、頑張ってください。】

 

となんとも堅苦しい文面で

(なっつんソレあかんやつー)

私は居ても立ってもいられなくなり、施設を飛び出していた。

もちろん、先のことなんて考えていない。

 

手紙に住所が書いてあったので、とりあえずそこへと向かった。

「ひゃーでっか。」

何故、自宅の住所ではなく会社の方の住所なのか着いた時点では不思議だったんだけど

7歳の子供の姿じゃ、普通に見てもでかいビルが圧巻だ。

目の前の自動ドアを通り、エントランスにある受付のお姉さんに声をかける。

「あ、あの。」

「あら、お嬢ちゃん。どうかしたの?」

「私黒羽夜依って言います。谷本夏くんいらっしゃいますか?」

「夏ぼっちゃんですか? 少々お待ちください」

子供だからと追い返されたりはしなかったけど、果たして谷本のおじさんが会わせてくれるかどうか。

 

「はい・・・・・・はい。夏ぼっちゃんに用があるようなのですが」

暫くして、電話が終わったようだ。

「まもなく社長の谷本が迎えに参りますので、お待ちいただけますか?」

「わかりました。」

待つこと数十分。

エレベーターから谷本のおじさんとなっつんが降りて来た。

「ほぉ。君が黒羽夜依くんか。」

「久しぶりですね。夜依さん。」

エレベーターが開くなり、私に駆け寄ってくるおぼっちゃまなっつんとその後ろを歩いてくる谷本のおっさん。

「夜依さん!?」

いくらおぼっちゃまスキルを身に着けたとはいえ、これは違和感が・・・・・・。

「夏。構わない今まで通り話して差し上げなさい。」

「はい。さっきは驚かせて悪かったな。」

「いや、ホントびっくりした。」

「ははは、夏から話は聞いているよ。確かに可愛らしいお嬢さんだ。」

「と、父さん・・・・・・」

なっつんが谷本のおじさんに私の話をしてたのか意外。

「手紙が来て、その楓ちゃんのことが気になって・・・・・・」

真っ赤になって弁解しようとしているなっつんはめちゃくちゃ可愛いんだけど、ここに来た訳を見失っては本末転倒だ。

「そうか、君は楓とも交流があったのか・・・・・・」

谷本おっさんは、少し考えるそぶりを見せた後。

「そうだな・・・・・・どうだろう。夏に楓のところへ案内させよう。ただ、夏は大事な跡取りだ。1つ条件がある。」

「なんでしょう?」

余程の無茶ぶり、無理強いじゃなければ引き受ける気は満々だったんだけどまさか、あんなこととは・・・・・・

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