時刻は深夜。あたりは闇に覆われ、かすかな星明りだけが頼り。
当然だが、人の姿は全くない。皆、家で寝ている時刻。この時間に起きているのは、村や町を守る衛士や兵隊ぐらいのもの。あるいは、夜が商売の女ども。
そんな時間、人里離れた深い山の中。そこには巨大な谷があった。深さは100メートル近く。幅は50メートルほど。そんな谷の全長は数百メートル以上もある。
それだけなら、大自然の雄大さを賛美していればよい。だが、その谷は不自然だった。まず、谷の崖部分。そこには気が全く生えておらず、草もまばらだ。崖には、岩などが無く地面がむき出しているのにだ。
普通、土の部分には植物が生えるものなのに……。谷間になっていて日当たりが割るとしても、それは少々不自然だ。
次に、谷の中にある建造物の存在。その建造物は球形で直径は30メートル程。中々に巨大なそれは、黒色。月明かりをあびて鈍く光っている。
興味深いことにその建造物、宙に浮いていた。否。浮いているのではない。崖の両側から、紐のようなものが無数に伸び、球体を吊るしている。
建造物は、すっぽりと谷の中に納まっている。まるで球体が、人の目に触れないように隠しているようだった。
谷の上、建造物を見下ろしている人物が一人。
「ふうむ。これが物の怪の隠れ家に違いありませんね」
その人物が、見たままの感想を述べる。性別は男。黒髪黒目。法師のいでたちをしており、実際そうだった。
身長は高くも低くもない。横幅も同様。太ってもいないし、痩せてもいない。平均的な体格。年齢は18歳といったところか。大人びつつもあり、幼さもあり。中途半端な年齢。
さて、この人物。名前を弥勒という。女たらしだが、妖怪退治の腕前は一流というのが、衆目の意見だった。
さて、この法師、なぜこんなところに一人でいるのかというと、理由は簡単。三日ほど前に立ち寄った村で一夜を過ごした美しい村娘に、恐ろしい妖怪がいて、近隣と村々が次々に滅ぼされている。妖怪退治屋に依頼を出したが、討伐に向かったまま音沙汰がないという話を聞かされたからだ。
女たらしのこの法師。それは大変、早速この私が成敗いたしましょうと安請け合い。妖怪の本拠地を探し出して、今に至るという訳だ。
「やれやれ、それにしても……この髪は中々良く出来ている」
弥勒は素直に、周囲に張り巡らされた髪のことを褒める。神力溢れる法師だから見えるものの、普通の人間には見ることなど出来ない。
これでは、妖怪退治屋が手も足も出なかったこともうなずける。きっと、この見えない紙に引っかかって全滅したんでしょう。
「なんまいだぶ、なんまいだぶ」
いささか適当な調子で念仏を唱え、死者の霊を弔う。
と、そのときだった。髪の玉、その一角で髪が蠢く。小さな、人が一人通れるくらいの穴が開く。
その穴から、一つの人影が出てくる。恐らくそれが、この建造物の主にして、大量虐殺の犯人であろう。
その人影は驚くべきことに、女。それも、まだ幼い少女だった。
娘の年の頃は10代中ほど。黒髪赤目。ボブカット風の髪。キリッと気の強そうに吊り上がった瞳。白皙の肌。
着ている服は、くノ一風。動きやすさを重視しているらしい。服の面積は小さい。胸元を大きくはだけ、その豊満なオッパイを見せつけている。丈も短く、股間すれすれの長さしかない。魅力的なすらりとした太ももが目に眩しい。一言で言ってしまえば、巨乳美少女だ。
その娘を見た瞬間。
「私の子を産んで下さらぬか!?」
そう、弥勒は声を掛けていた。
否、声を掛けるだけではない。
すかさず懐から、破魔の札を取り出す。瞬時に札へと神通力を込めた弥勒は、娘へと札を放つ。
シュバッ!
高速で飛翔する札。
それは、狙い違わず、娘のオッパイに命中。
「え?」
茫然とした様子の娘。目を見開いて、オッパイに張られた札を見つめる。
だが、次の瞬間、破魔の札が効果を発する。
「キャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
娘の上げる悲鳴。札に妖力を吸引されているのだ。オッパイをおさえ、苦しげにもがき、地に倒れる。
だが、破魔の札は即席のもの。すぐにその効果を終え、ひらひらと地に落ちる。
だが、それで十分だった。なにせ、この時点で、娘の妖力は全て吸収されてしまっているのだから。後に残されているのは、妖力の使えないただの女妖怪。超一流法師として、霊力も筋力も兼ね備えた弥勒にとって、もはや敵ではない。
無防備にたおれる娘へと弥勒は近づき、
「美しい娘さん。私の子を産んで下さらぬか?」
再度の問い。
「はあ、はあ、誰が、人間なん、かと!」
息も絶え絶えといった様子で、肩で息をしながらも、娘は反抗。涙で瞳を濡らしながらも、気丈に弥勒を睨み付ける。
「そうですか。では無理やりにでも手籠めにすることとしましょう」
そう宣言するや、弥勒は瞬時にふくを脱ぐ。一瞬の早業。次の瞬間には、一糸まとわぬ裸になっていた。
その弥勒。彼の股間についた男根。それは巨大に膨張。ヌロヌロと我慢汁を溢れさせていた。
「え? うそ?」
一方の少女。こちらは、目の前の現実が信じられないようだ。弥勒の怒り猛った巨大男根を見て、駄々をこねる幼子のように首を振る。
だが、現実は無情。弥勒は、妖力を奪われマトモに身動きも出来ない娘の服をつかみ、強引に引き千切る。
「い、いやあああああああああ!!」
娘の悲鳴。夜の森の中を反響していく。それを背景音楽として楽しみながら、弥勒はその男根を少女の股間。おマンコへとあてがう。
弥勒のヌラヌラとした我慢汁が、少女の陰毛を濡らし、マンコを淫らに染める。
「い、いや! やめて! お願いよ!! 何でもするから!」
少女の懇願。これに弥勒がニヤリとする。
「何でもか……。では、娘。今から私は、幾つか質問する。正直に答えれば、犯さないでやってもよいぞ」
弥勒がそう言って、娘に提案をする。
「は、はい! 何でも答えます!! だから犯さないで!!」
娘の答え。
「その一。娘、おぬしの名は?」
「ゆ、結羅です。逆髪の結羅」
「逆髪の結羅か。甘美な名だ」
弥勒は一瞬、満足そうな顔を見せる。
「その二、この辺りの村々を追って村人を虐殺していたのは、お前か?」
この問いに、一瞬、結羅は逡巡を見せる。正直に答えたものか、迷っているのだろう。
「クソ女!! 嘘をついたり、黙ったりしたら犯すぞ!!」
ドスを利かせて、弥勒が怒鳴る。
「ひい! は、はい。あたしです! あたしがやりました!」
結羅の答え。
「なぜ何の罪もない村人を殺したりしたのだ?」
弥勒の目がすうっと細まる。
「……」
結羅は答えない。弥勒から目をそらしている。
「答えよ!」
弥勒の一喝。同時に、弥勒の男根がほんの微か、少女の秘所に分け入る。
「ひい!! 答えるわよ!! 答えるから抜いて!!」
少女の懇願。
「さっさと答えればいい物を」
弥勒はそうつぶやきながらも、マンコから男根を抜いてやる。
「楽しかったからよ」
結羅の返答。
「楽しかった? 遊びで殺したとでもいうのか?」
弥勒の問い。
「そうよ。あいつらが弱いのがいけないのよ。弱い奴は殺されて当然」
少女の答え。それはまるで、開き直ったかのよう。
「そうか。なるほど確かに。弱いのが悪いな」
弥勒もそれに同意する。
「そうでしょ? この世界は弱肉強食なんだから! うふふふ。楽しかったわ。命乞いする村人たちを無茶苦茶に切り刻んでやったの。最初に指を一本一本、全部の指を切り落とすの。それが終わると今度は眼球を……ひい!」
少女の自慢話。それは最後まで続けられなかった。弥勒が、結羅のマンコに男根を挿入したからだ。それも一気に。前戯も何もなしに。
結羅のマンコは裂け、傷口から鮮血が噴き出る。
「イタイ!! イタイ!! イタイ!! やめて!! ぬいてよ!! 約束が違う!!」
結羅の叫び。弥勒の約束不履行を糾弾する。
「知らん。お前が悪い!! この世界は弱肉強食なんだからな!!」
弥勒の大喝。同時に、少女の小さなマンコに締め付けられていた男根が、その怒りを放出。少女の性器内に、精子をまき散らす。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ!! 人間なんてえええええええええええええええええええええええええ!!」
少女の悲痛な叫びが、森の中で響き渡った。
******
一夜明けて。
「いっぐ、ひっぐ」
逆髪の結羅は泣いていた。少女のお腹はデップリと肥大。昨夜、弥勒によって限界まで精子を挿入されてしまったからだ。
「そんな……そんな……人間みたいな下等生物とSEXするなんて……もう、お嫁にいけない……」
結羅は絶望していた。強く逞しいオスと結婚して強い子を産む、それが鬼娘のあこがれの一生だからだ。
だが、もう結婚なんて出来ない。人間と交尾したメスなど、誰が嫁に取りたいと思うのか? だれもいない。
いや、結婚どころではない。人間と交尾するなど、一族の恥だ。
そして、結羅本人にも、鬼としてのプライドがあった。
少女は、股間から血の混じった白濁液を垂れ流しながら、よたよたと立ち上がる。
行き先はすぐそこ。自分の巣の中。
目的の物はすぐに見つかった。赤い髑髏だ。結羅は、その髑髏を壊す。中から出てきたのは櫛。少女の本体が、その櫛だった。“魂移し”と呼ばれる技術によって、魂を肉体から分離、その櫛へと移しているのだった。
逆髪の結羅は、虚ろなレイプ目で、その櫛を見つめる。
やがて少女は意を決した。櫛を手に取り、力強く握りしめる。
ピシリ、ピシリ。少女の櫛、魂の入ったそれに、ヒビが入り始める。
「御父様、お母様。先立つ不孝をお許しください」
それが、少女の最期の台詞だった。次の瞬間、櫛が砕ける。魂を砕かれた少女は即死。その美しい肉体は、霞のように消える。
こうして、人々を虐殺する悪の妖魔、逆髪の結羅は討伐された。
人々は弥勒を褒めたたえ、彼のことを称賛。あちこちで、英雄の子を孕みたいという希望者が続出。女に困ることはなかったとさ。
めでたし、めでたし。