※この作品はR-18です。

Moon Light Another Fate a sequel   作:深緑 風龍

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DATA19 Origin of The World

-光の国-

 

 

ガルッチside

 

 

オーフィス「我、思う。ラクト、故郷、何処だ?」

 

 

ラクトの受肉から12週間経ったある日、ラクトに故郷の事について聞いてみた。そういえば、ラクトの故郷は聞いたことなかったな。やっぱり『End of The World』とは違う世界なのかな?

 

 

ラクト「私の故郷?」

 

未来「そういえば、ラクトの故郷聞いたことなかったね。どんなところ?やっぱりガルッチと同じ場所でも、名前が違うとか?」

 

ラクト「うーん、そうね…………。ガルッチの世界とは似ているけど、ちょっと違うんだよね。何より、………………滅んじゃったし。」

 

 

滅んだ?それって一体。

 

 

ラクト「言ってみれば、滅ぶ原因になったのは、あのお花の魔物。盾でも防ぐことすらままならなかった、私が死ぬことになった要因。」

 

ガルッチ「花?」

 

ラクト「そっ、花の魔物。」

 

英竜「花の魔物…………、花だったら、ゴジラ怪獣の『ビオランテ』が当てはまるけど………。」

 

ラクト「それは違うね。それに、ゴジラ怪獣は居なかったよ。居たのは……………黄色いお花。みんな其奴に殺された。」

 

オーフィス「?」

 

ラクト「元々私の故郷『Origin of The World』は、ガルッチの世界とは反転した世界。っていっても、ただガルッチの世界の住人の性別が反転してるだけ。」

 

 

あ、僕の世界が終焉なら、ラクトの世界は原初なんだね。っていうかTSかよ………。

 

 

ラクト「それに英竜お姉ちゃんほどじゃないけど、幸せに暮らしてたのは、事実よ。でも、あのお花がこの世界に出て来たとき、全てが壊れた…………。」

 

英竜「……………其奴の名は?」

 

ラクト「『フラウィー』。私の家族を、私の肉体、私の世界を壊した(殺した)、もう一つの『この世の全ての悪』。いいえ、存在そのものを消さなければならない『絶対的な悪』。

まだ『アンリマユ』の方が可愛いぐらい。」

 

オーフィス「フラウィー?」

 

 

皆首を傾げてる。確かに、僕も聞いたことはなかった。アンリマユの方が可愛いぐらいって事は、其奴は其処まで危険な存在って事なのかな?

 

 

ラクト「あれだったら、まだゼロノスがまし。彼奴は最早理不尽、いいえ、その表現では難しいね。

あればかりは、幾ら私でも─────」

 

ゼロノス『ちょっといいか?』

 

ガルッチ「うぉ!?ゼロノス!?」

 

ゼロノス『ラクトだったか?今フラウィーの話したか?』

 

ラクト「う、うん。」

 

ガルッチ「ゼロノス、フラウィーを知ってるのか?」

 

ゼロノス『ああ。彼奴の存在は、お前達が言う『この小説を見ている側』の者達より超えてる。』

 

ガルッチ「風龍さん以上に?」

 

ゼロノス『どうだろう。彼奴は色々と力を使えるし、何より『作者』という立場を捨てない限り、無敵と言っても良いだろう。

しかしフラウィーは、ちょっと処かかなりと言って良いほどおかしい。奴は『ソウル』とか言うものでパワーアップすると、ゲームで言う『セーブ』や『ロード』を使ってくる。』

 

 

………………チートじゃん。いや、チートすら超えてるし…………。

 

 

ゼロノス『まぁ、それでも、そのフラウィーに勝てる奴が居るけどな。』

 

ガルッチ「え?何処に?」

 

 

ん?何で僕のことジーッと見てんの皆?って、おいまさか…………。

 

 

ガルッチ「ちょっと待て、なんか期待してるだろうけど、僕其処までいかないけど?」

 

ゼロノス『いや、俺の勘じゃお前が唯一フラウィーに対抗できる。』

 

ガルッチ「いやいや、何言ってんの?一体何処に対策が─────」

 

ゼロノス『『刃』。お前の起源はそれだろ?』

 

ガルッチ「そりゃあそうだけ……………おい待て、まさか刃でフラウィーと対抗できるって言いたいの!?」

 

 

いやいや、確かに『この世の全ての刃』だけど、……………おいまさか、対抗できるって…………。

 

 

ゼロノス『なんか考えてるっぽいが、つまりセーブデータもロードデータ、つまりデータそのものをぶった切れって事だよ。』

 

ガルッチ「おいおい、データそのもの斬れとか、随分言ってくれるな…………。」

 

英竜「そもそも、君の刃が異常すぎるんだよ。バグウイルスだって、エンターキー押しただけで消滅したし。」

 

ガルッチ「いや掛かったときのウイルス対策をしてたお陰であって、刃は─────」

 

ラクト「そういえば、ガルッチの手で癌細胞を死滅させたって聞いたよ。」

 

ガルッチ「それは医療が─────」

 

未来「後は確か…………、──────」

 

ガルッチ「ストップ!!皆ちょっと買いかぶりすぎ!それに、僕のはあくまでも『斬る』だけで、それ以外は全くしてないよ。

第一、フラウィーって奴は、どんな奴なのかも知らないし、対策無しじゃどうしよもないんだ。少なくても、ラクトの故郷を奪った屑野郎は分かってる。」

 

ゼロノス『だったら─────』

 

ガルッチ「あのさ。幾ら僕の刃が便利だとしても、ちゃんと生きれるんだよ?これじゃあまるで道具扱いと変わりないよ!」

 

未来「………………ごめん、デリカシーが無かった。」

 

英竜「私も、確かに便利すぎたのか、ちょっと過信しすぎた……………。」

 

 

もう、そもそも全部が全部断ち切れるとしても、大切なものには絶対切り捨てるつもりなんてないからね?

本当の『この世の全ての刃』になるときは、それこそ大切なものも切り捨てるかもしれないんだから、そう言うのはやめてよね?

 

 

ゼロノス『確かに、愚策だな。お前の言うとおりだった。刃といえど、何者なのかも分からない奴の対策を練らなければならないからな。』

 

ラクト「……………そうね。でも、奴が使うのはセーブとロードだけじゃ無いってのは覚えておいて。」

 

 

フラウィーか…………。やれやれ、とんでもない敵がいるっぽいな。もしかしたら、ゼロノスより厳しい戦いがあるかも知れない。

そうなれば、やばいな。また新しい神話礼装を作らないと…………。まぁ、負けるつもりは無い。この平穏、必ず守らないと……………!

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