Moon Light Another Fate a sequel 作:深緑 風龍
-光の国 トレーニングルーム-
ガルッチside
ガルッチ「なんだそのスキル?」
ザムシャー「あー、そういえばお前は『死滅願望』とかあるんだったな。ようはそれの最終進化スキルだ。」
修行から約3ヶ月、ザムシャーは突然『破滅願望』と言う名のスキルについて語ってきた。
ザムシャー「まぁあれはお勧め出来ないスキルだな。『完全特攻スキル』っていっても良いだろう。」
ガルッチ「ザムシャー、何でいきなりその話をし始めた?」
ザムシャー「お前のことだ。どうせ、そのスキルを取ろうと思うだろうし。」
ガルッチ「いや、知らない方が良いところもあるよ?だが、『破滅願望』って一体………?」
ザムシャー「……………此奴のスキルだが、使ったら最期。其奴は何も残らなくなる。」
ガルッチ「それって、消滅とは違うのか?」
ザムシャー「消滅って言って良いが、あれは違う。生も死も、過去も未来も、記憶も………………其奴が持っているその物が無くなってしまうって事だ。言ってみれば、『抹消』だな。」
抹消…………。つまり、生きていたことも、今までの事も全部、失われるって事?
ザムシャー「代わりに、絶大な力を得るのは確かだ。もう何者にも負けない、絶対的な力を得る。」
ガルッチ「……………何故態々?そもそもそのスキルを手に入れた人とかいるの?」
ザムシャー「…………………お前は知らないとは思うが、実際それを使った奴がいたんだ。しかも、そのスキルは『抑止力』の阿頼耶識に──────」
ガルッチ「また阿頼耶識かよ!?」
ザムシャー「まぁ、お前のお陰で二度とそのスキルを手にすることも無いから、少なくとも安心だがな。」
というか、暗躍にも程があるだろ阿頼耶識。ん?ちょっと待て?
ガルッチ「聞くけどさ、何でそのスキル知ってるんだ?」
ザムシャー「………………いやなに、そのスキルを知ってる奴がいてね。たまたま聞いたんだ。確か、間桐慎二だとか何とか──────」
ガルッチ「よし、ちょっとあのワカメを殺ってくる。」
彼奴があのスキルを知ってるとかマジで腹立つよ。なんだあの生意気な性格、何様だっての。もう一遍死んでみるか?
ザムシャー「ちょっと落ち着け、多分誤解してるぞ。」
ガルッチ「安心して、ザムシャー。灰すら残す気更々ない─────」
ザムシャー「それこそ待て!私と話をしていたのは、ショタの方の────」
ガルッチ「なんだ。だったらいいや。」
ザムシャー「其処は良いのか。」
ガルッチ「シンジだったら話は別。ウザさは変わりないが、何だかんだ言って優しく接してくれてるしね。8歳児とは思えんよ。
だがあっちの慎二は8歳児以下。呆れて物が言えん。」
ザムシャー「……………まぁ、気持ちは分かる。」
ガルッチ「そもそもあの小物でワカメな奴に人権があると思うか?よりにもよって英竜お姉ちゃんを侮辱して来やがったし─────」
ザムシャー「詳しく聞かせて貰おうか。いつものBARでいいか?」
ガルッチ「いいよ、たっぷり言うから。」
後日、間桐家の長男、間桐慎二は無残な姿で亡くなった。
ウワーヒドイナー、誰ガ殺シタンダロウ。酷イ人ガイタモンダナァ。(愉悦顔)
英竜「……………ガルッチ。」
ガルッチ「?」
英竜「ザムシャーが言ってたけど、慎二は私を侮辱してたんだって?」
ガルッチ「うん。」
英竜「OK,一緒に彼奴をO☆HA☆NA☆SHI☆しようじゃないか。」
ガルッチ「いいよ。僕も久し振りに暴れたいから。」
また後日、再び蘇った慎二だったが、今度は家諸共消滅した。その家の中には、間桐慎二らしき遺体があったそうな…………。
まぁどうでも良いけどね。(愉悦顔)