Moon Light Another Fate a sequel 作:深緑 風龍
-海鳴市-
天音side
試合が終わってから暫くして、私はお買い物をしていた。修行の方も馴れてきましたし、また戦術の幅が広がったかもしれません。
天音「さてと、ザギさんから頼まれたリストはっと。……………ふむふむ、一応旅の時のお金も持っていますし、それを使いましょう。」
そう思っていたときだった。空を見上げたら、誰かが何かと戦っている様子が見えた。他の人は全く気が付いていないようだけど、一体アレは?
それに、凄く苦戦している気がします。って…………!
天音「急いで助けないと!!『天廻形態』!」
私はすぐさまシャガルマガラの翼を生やし、苦戦を強いられている人を救いに向かった。っていうかあの子が戦っているのって!!
『■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!』
天音「…………『ベルゼブブ』。」
七つの大罪の『暴食』の枠組みに入る魔物が、何故此処に!?それよりは、あの子を助けないと!ワムウさん、貴方の力を使わせて頂きます!その前に…………。
天音「そこの貴方!下がってて下さい!」
???「ほえ?」
天音「早く!!」
???「な、何が起こるのか分からへんが、従った方がええと思うで!」
???「わ、分かった………。」
さて、嵐龍と泡狐竜、ワムウさんとシーザー師匠の合体技を、見せてあげます!
天音「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
私が持っている太刀を投げつけると、ベルゼブブの頭上に止まる。すると竜巻が起こり、その中に閉じこめた。
天音「『シャボンカッター』!!」
波紋を帯びた紫色のシャボン玉は、そのまま竜巻の中に吸い込まれていった。恐らくその中に入っているベルゼブブは、風に切り込まれ、更には波紋を帯びたシャボン玉に切り刻まれている頃でしょう。
因みに、紫色のシャボン玉には、致死率の高い猛毒で、今頃苦しみだしている頃でしょう。
天音「これで終いです!!」
すると、私の後ろにアマツマガツチが現れ、その竜巻の周りをグルグル回りながら上がっていき、水圧のブレスを放とうとしていた。
私もアマツマガツチの頭に乗り、天嵐ノ弓【光彩陸離】に持ち直し、矢を構えた。途端に矢は螺旋剣のように水に纏っていき、放つ準備が出来た。流石に他の人も気付くのではと思っていましたが、いつの間にかそこにいた人達は居なかった。っと思っていたら、よく凝らしてみると、ザギさんが手を振っているのが分かった。
もしかして、人払いしてくれたのかな?だとしたら、やりやすい。そう思い、ベルゼブブに狙い着けた。
天音「射抜け!!『
アマツマガツチの水圧ブレスと私の水の矢が放たれ、竜巻の中に居るベルゼブブを貫いた。竜巻は消滅と同時に、ベルゼブブも消滅。
っと思っていたら、どういう訳かカード化していき、私の元にきた。
そこには、『分身』と描かれた『ベルゼブブ』のカードだった。
???「ちょちょちょ!!あんさん凄すぎやしませんか!?クロウカードの魔物を倒すとか、凄すぎやしませんか!?」
天音「クロウカード?クラスカードとは違うのですか?」
???「クラスカード?なんやそれ?」
???「それより、凄いんだね!さっきのはどうやったの!?」
天音「さっきのですか?うーん、言ってみれば私の能力を使って───────って、後ろ!!」
???「ほえ?」
女の子が後ろを向いた途端、先程投げた太刀が戻ってきて、今にもその女の子を斬り掛かろうとしていた。
???「ほえええええええええ!?!?!」
???「って、伏せるんや!」
妖精らしきものが、女の子の頭を抑えたと同時に、私の太刀がその子の髪がスレスレのところで外れ、そのまま私に向かってきた。
ですが、慣れた手つきで持ち手を掴み、そのまま背中にある鞘に収めた。
???「危ないやないか。もうちょいで胴体とお別れになるとこやったぞ?」
天音「すみません。ところで、貴方方は?」
???「あ、自己紹介がまだだったね。私は『木之本桜』。クロウカードっていうのを集めている魔法少女だよ。」
???「ウチはケルベロス。っていっても、ケロちゃんと呼んで。」
天音「桜さんにケロちゃん、ですね。私は『夢幻泡嵐天彗迴神龍』の月夜見天音と申します。元人間ですけど。」
ケロ「元人間?どういう事?」
天音「事情が事情で、簡潔に言いますと、……………………私一度死にかけてしまって。」
桜「ほえええええええええ!?!?!?!?!?!死にかけてたって、大丈夫なの!?」
天音「はい。この姿になったのも、お父様とお母様のお陰です。人間では無くなりましたが、代わりに先程の能力を得ました。」
ケロ「ほ、ほうなんか。あんさんも大変やなぁ…………。」
とは言え、クロウカードですか…………。ですが、何故でしょう?裏の魔法陣、何故か『夜天の魔道書』とよく似ている気がします。
そう思いながら、桜さんと一緒に地上に降り、形態解除しました。
ザギ「全く、相変わらずあの威力は凄まじいな。言うなれば、『A++ランクの対城宝具』か?」
天音「そうですね。人払い、感謝します。」
ザギ「もう少し周りを見て行動をして欲しいが、事情が事情だったんだろう。だが冷静にな。ところで、其方は?」
天音「この子は『木之本桜』と言って、クロウカードというものを集めている魔法少女と言っています。この妖精は『ケルベロス』。」
ザギ「け、ケルベロス!?」
ケロ「まぁ、ケロちゃんと呼んで。よろしゅうな。それで、あんさんは?」
ザギ「ザギ・ルシフェルだ。」
桜「変わった名前だね。」
ザギ「まぁ、宜しく頼む。桜。しかし、桜よ。クロウカードとは一体。」
私はクロウカードを持っていたため、それを見せた。裏の魔法陣を見た途端、ザギさんは驚いた顔になりました。
ザギ「さ、桜だったか。」
桜「ほえ?」
ザギ「すまないが、私の家に来てくれないか?確認しなくてはならない事がある。」
ザギさんは桜さんを引っ張り、ケロちゃんは首を傾げながら着いていきました。私は先に買い物があったため、それを済ませてから帰りました。
ザギ「間違いない。『夜天の魔道書』の魔法陣と一緒だ。一体どうやって?」
ケロ「うわー、ほんまに一緒やな。クロウカードとの偶然の一致にしちゃあ出来過ぎやしませんか?」
ザギ「このクロウカードという物と、『夜天の魔道書』に、一体なんの関連性が?」
アンジェリカ「どうかしたか?」
ザギ「アンジェリカ、もう良いのか?」
アンジェリカ「暫くしたら、回復できた。あのガルブレイクに寝る暇もなく、私を看病してくれた。」
ザギ「眠かった理由はそれだったか……………。」
アンジェリカ「それで、何かあったか?」
ザギ「これだが…………。」
アンジェリカ「……………確かに、少し出来過ぎだな。何か意味があるのか?」
アンジェリカさんも、分からないらしい。
クロウカードと『夜天の魔道書』。一体どう言う関係が?そう思いながら、私は料理をし終え、皆を呼んで御飯にした。
その後、桜さん曰く、一人でこの町に来たらしく、住むところが無いため暫く泊めて欲しいと頼んでいたため、ザギさんは快く了承してくれました。
でも大丈夫ですかな?修行は厳しいと思うのですが……………。