※この作品はR-18です。

Moon Light Another Fate a sequel   作:深緑 風龍

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DATA28 とある魔法少女との出会い

-海鳴市-

 

 

天音side

 

 

試合が終わってから暫くして、私はお買い物をしていた。修行の方も馴れてきましたし、また戦術の幅が広がったかもしれません。

 

 

天音「さてと、ザギさんから頼まれたリストはっと。……………ふむふむ、一応旅の時のお金も持っていますし、それを使いましょう。」

 

 

そう思っていたときだった。空を見上げたら、誰かが何かと戦っている様子が見えた。他の人は全く気が付いていないようだけど、一体アレは?

それに、凄く苦戦している気がします。って…………!

 

 

天音「急いで助けないと!!『天廻形態』!」

 

 

私はすぐさまシャガルマガラの翼を生やし、苦戦を強いられている人を救いに向かった。っていうかあの子が戦っているのって!!

 

 

『■■■■■■■■■■■■■■■■!!!!!!』

 

 

天音「…………『ベルゼブブ』。」

 

 

七つの大罪の『暴食』の枠組みに入る魔物が、何故此処に!?それよりは、あの子を助けないと!ワムウさん、貴方の力を使わせて頂きます!その前に…………。

 

 

天音「そこの貴方!下がってて下さい!」

 

???「ほえ?」

 

天音「早く!!」

 

???「な、何が起こるのか分からへんが、従った方がええと思うで!」

 

???「わ、分かった………。」

 

 

さて、嵐龍と泡狐竜、ワムウさんとシーザー師匠の合体技を、見せてあげます!

 

 

天音「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

私が持っている太刀を投げつけると、ベルゼブブの頭上に止まる。すると竜巻が起こり、その中に閉じこめた。

 

 

天音「『シャボンカッター』!!」

 

 

波紋を帯びた紫色のシャボン玉は、そのまま竜巻の中に吸い込まれていった。恐らくその中に入っているベルゼブブは、風に切り込まれ、更には波紋を帯びたシャボン玉に切り刻まれている頃でしょう。

因みに、紫色のシャボン玉には、致死率の高い猛毒で、今頃苦しみだしている頃でしょう。

 

 

天音「これで終いです!!」

 

 

すると、私の後ろにアマツマガツチが現れ、その竜巻の周りをグルグル回りながら上がっていき、水圧のブレスを放とうとしていた。

私もアマツマガツチの頭に乗り、天嵐ノ弓【光彩陸離】に持ち直し、矢を構えた。途端に矢は螺旋剣のように水に纏っていき、放つ準備が出来た。流石に他の人も気付くのではと思っていましたが、いつの間にかそこにいた人達は居なかった。っと思っていたら、よく凝らしてみると、ザギさんが手を振っているのが分かった。

もしかして、人払いしてくれたのかな?だとしたら、やりやすい。そう思い、ベルゼブブに狙い着けた。

 

 

天音「射抜け!!『大嵐豪水ブレス(テンペスト・シューティングアクア)』!!!」

 

 

アマツマガツチの水圧ブレスと私の水の矢が放たれ、竜巻の中に居るベルゼブブを貫いた。竜巻は消滅と同時に、ベルゼブブも消滅。

っと思っていたら、どういう訳かカード化していき、私の元にきた。

そこには、『分身』と描かれた『ベルゼブブ』のカードだった。

 

 

???「ちょちょちょ!!あんさん凄すぎやしませんか!?クロウカードの魔物を倒すとか、凄すぎやしませんか!?」

 

天音「クロウカード?クラスカードとは違うのですか?」

 

???「クラスカード?なんやそれ?」

 

???「それより、凄いんだね!さっきのはどうやったの!?」

 

天音「さっきのですか?うーん、言ってみれば私の能力を使って───────って、後ろ!!」

 

???「ほえ?」

 

 

女の子が後ろを向いた途端、先程投げた太刀が戻ってきて、今にもその女の子を斬り掛かろうとしていた。

 

 

???「ほえええええええええ!?!?!」

 

???「って、伏せるんや!」

 

 

妖精らしきものが、女の子の頭を抑えたと同時に、私の太刀がその子の髪がスレスレのところで外れ、そのまま私に向かってきた。

ですが、慣れた手つきで持ち手を掴み、そのまま背中にある鞘に収めた。

 

 

???「危ないやないか。もうちょいで胴体とお別れになるとこやったぞ?」

 

天音「すみません。ところで、貴方方は?」

 

???「あ、自己紹介がまだだったね。私は『木之本桜』。クロウカードっていうのを集めている魔法少女だよ。」

 

???「ウチはケルベロス。っていっても、ケロちゃんと呼んで。」

 

天音「桜さんにケロちゃん、ですね。私は『夢幻泡嵐天彗迴神龍』の月夜見天音と申します。元人間ですけど。」

 

ケロ「元人間?どういう事?」

 

天音「事情が事情で、簡潔に言いますと、……………………私一度死にかけてしまって。」

 

桜「ほえええええええええ!?!?!?!?!?!死にかけてたって、大丈夫なの!?」

 

天音「はい。この姿になったのも、お父様とお母様のお陰です。人間では無くなりましたが、代わりに先程の能力を得ました。」

 

ケロ「ほ、ほうなんか。あんさんも大変やなぁ…………。」

 

 

とは言え、クロウカードですか…………。ですが、何故でしょう?裏の魔法陣、何故か『夜天の魔道書』とよく似ている気がします。

そう思いながら、桜さんと一緒に地上に降り、形態解除しました。

 

 

ザギ「全く、相変わらずあの威力は凄まじいな。言うなれば、『A++ランクの対城宝具』か?」

 

天音「そうですね。人払い、感謝します。」

 

ザギ「もう少し周りを見て行動をして欲しいが、事情が事情だったんだろう。だが冷静にな。ところで、其方は?」

 

天音「この子は『木之本桜』と言って、クロウカードというものを集めている魔法少女と言っています。この妖精は『ケルベロス』。」

 

ザギ「け、ケルベロス!?」

 

ケロ「まぁ、ケロちゃんと呼んで。よろしゅうな。それで、あんさんは?」

 

ザギ「ザギ・ルシフェルだ。」

 

桜「変わった名前だね。」

 

ザギ「まぁ、宜しく頼む。桜。しかし、桜よ。クロウカードとは一体。」

 

 

私はクロウカードを持っていたため、それを見せた。裏の魔法陣を見た途端、ザギさんは驚いた顔になりました。

 

 

ザギ「さ、桜だったか。」

 

桜「ほえ?」

 

ザギ「すまないが、私の家に来てくれないか?確認しなくてはならない事がある。」

 

 

ザギさんは桜さんを引っ張り、ケロちゃんは首を傾げながら着いていきました。私は先に買い物があったため、それを済ませてから帰りました。

 

 

ザギ「間違いない。『夜天の魔道書』の魔法陣と一緒だ。一体どうやって?」

 

ケロ「うわー、ほんまに一緒やな。クロウカードとの偶然の一致にしちゃあ出来過ぎやしませんか?」

 

ザギ「このクロウカードという物と、『夜天の魔道書』に、一体なんの関連性が?」

 

アンジェリカ「どうかしたか?」

 

ザギ「アンジェリカ、もう良いのか?」

 

アンジェリカ「暫くしたら、回復できた。あのガルブレイクに寝る暇もなく、私を看病してくれた。」

 

ザギ「眠かった理由はそれだったか……………。」

 

アンジェリカ「それで、何かあったか?」

 

ザギ「これだが…………。」

 

アンジェリカ「……………確かに、少し出来過ぎだな。何か意味があるのか?」

 

 

アンジェリカさんも、分からないらしい。

クロウカードと『夜天の魔道書』。一体どう言う関係が?そう思いながら、私は料理をし終え、皆を呼んで御飯にした。

その後、桜さん曰く、一人でこの町に来たらしく、住むところが無いため暫く泊めて欲しいと頼んでいたため、ザギさんは快く了承してくれました。

でも大丈夫ですかな?修行は厳しいと思うのですが……………。

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