Moon Light Another Fate a sequel 作:深緑 風龍
-光の国-
ガルッチside
ふう、今日のノルマはクリア。
アラヤ「母さん、お疲れさま。」
ガルッチ「ふう、資料数兆もあったけど、英竜お姉ちゃんと母さん、未来に協力してやったら、結構速い速度で終わったしね。
さて、久々に何か作って────」
『ガチャ』
簪「ガルッチ!!!」
滅茶苦茶ドアがぶち壊されるぐらい開けてきたのは、更識簪。正義の味方であり、ウルトラマンセラフィムオーブと呼ばれている。
というか、なんであんなに慌てて───────
簪「お願い!!本音を、本音を!!!」
ガルッチ「本音?っていうか何があった?」
簪「このままだと、このままだと本音が、殺されて─────」
ガルッチ「待て待て!?一旦落ち着け!!こっちだって状況が飲み込めない!!兎に角、落ち着いて本音が何があったのか教えてくれ。」
簪「じ、実は私と本音は、とある村に行ったの。普通の村だと思って、中に入ったら、いきなり兵士達にお前は魔女かと聞かれ──────」
ガルッチ「中世末期の魔女狩りか。」
さっきのキーワードで、何で簪が焦ったのか分かったぞ。その時に魔女と疑われた2人は囲まれて、本音は恐らく簪を逃がすために囮になり、囚われの身になったんだろう。
ってなると、急がないと殺されるな。
ガルッチ「分かった、僕一人で行ってくる。」
簪「!!」
アラヤ「母さん!!相手は兵士でも一般──────」
ガルッチ「アラヤ、僕の性分忘れたか?大切なものを傷つける、または奪う奴は絶対許さない。拷問するなら、そいつの目玉を抉り。処刑するなら、口に超究極天元突破四川風超絶激辛麻婆豆腐をぶち込んでヤマアラシにして17分割し、挽肉にしてグラム98円で出荷してやらねばなるまい。」
アラヤ「そ、そうだった…………。っていうか、出荷は…………。」
ガルッチ「出荷はしない。だが、挽肉にはなって貰う。」
アラヤ「デスヨネー…………。」
さて、行く前にちょっと衣装替えだ。
───少年衣装替え中
全王神「ガルッチちゃん、ガルッチちゃーん。」
ガルッチ「呼んだか?」
全王神「うん、呼んだ………………え?」
母さんが滅茶苦茶固まってる。そりゃそうだ。今回僕が来てる衣装は、魔王らしい格好。いわばサタンが着ていそうな、っていうか借りた服装を纏っている。って、なんか泣きそうな顔になってるけど─────────
全王神「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!ガルッチちゃんがグレたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
ガルッチ「ちょっと待て!!母さん、これには事情があるんだ!!!」
英竜「如何した?」
全王神「英竜ぢゃぁぁぁぁぁぁん!!!!ガルッチぢゃんがグレたよぉぉぉぉぉ………!!!!」
ガルッチ「英竜お姉ちゃん!!僕はグレてないよ!?」
英竜「分かった、分かったからとりあえず何があったか説明して……。特にガルッチ。その格好したのには理由があるんでしょ?凄く似合ってるけど。」
ガルッチ「OK,単刀直入に言うから聞き逃さないでね。」
僕はすぐさま、この格好になった訳を英竜お姉ちゃんと母さんに伝え、その事は未来達に伝えた。代わりに、一人で行ってくるから邪魔しないでくれと伝えた。
英竜「ガルッチ…………、まさか─────」
ガルッチ「無論、そのつもりだ。僕は英竜お姉ちゃんみたいに、優しくないからね。しかも、大切なものを傷つける、または奪う奴には特にね。
滅ぼしてでも、本音を助けてくる。」
全王神「うわぁ、ガルッチちゃんが何時にも増してヤンデレオーラがビリビリ感じるよ…………。」
ガルッチ「時空転移『中世末期』!!」
僕はすぐさま地球に向かい、中世末期に向かった。本音を取り戻すために、本音を攫った人間共を報復するために…………。
-セイラム村-
よっと。さて、ここは何処かな?
『アメリカ・マサチューセッツ州 セイラム村』
なるほど、って事は『セイラム魔女裁判』が行われた場所か。兎に角、本音を探し当てて─────
「そこの怪しい者、何者だ!!さては、魔女か!?」
この兵士は…………、なる程。そう言うことか。
ガルッチ「そこを退け、人間。そんなおもちゃ如き、怖くもないな。」
「何?」
ガルッチ「ところで、一つ聞くが魔法という物は見たことは?」
「魔法?」
ガルッチ「やれやれ、見ず知らずの者に、しかも魔法も知らぬにも関わらず魔女というとか。これでは魔女と疑われた人達が可哀想だ。」
「何がいいた……………。まさか、悪魔!?」
ガルッチ「悪魔?違うな。我は魔王。絶望を司る大魔王なり!!」
「なっ!?大魔王だと!?」
ガルッチ「さぁ、死にたくなくばさっさとこの村から出ろ。今なら間に合う。家族を連れて、この村から出るのだ。」
……………自分で言うのもなんだが、これ大魔王が言う台詞じゃないよね?というかこれ、ガイアが一番上手くいってくれそうな気がするんだけど…………。
ガイア『なぁぁぁぁに言っちゃってくれてんの?自分で言うのもなんだが、これでも優男ですよ?声優的に悪役っぽく見えますけどね、我はそんなことしませんよ?』
でしょうね。って、さっきの兵士消えちゃったな。さて、中に入るとしようか。待ってろ、本音。今助けるからね。
「ねぇ、あの格好………。」
「そういえば、あの兵士逃げ腰になって、急いで家族を連れて逃げたけど、何があったのかしら?」
はやっ!?いや僕が言ったけど、流石に行動早くない!?そんなに怖かったの!?
英竜『いや、そのおぞましい声でその姿で言ったら、誰だって怖いでしょう。』
全王神『ガルッチちゃんが…………、ガルッチちゃんが……………。』
おい母さん、僕は決してグレてないからね?何でそこまでなの?オーディン、僕ってそんなにグレてるように見えるの?
オーディン『……………すまない、ガルッチ。弁解のしようがない。』
ロキ『俺も…………。』
ロキまで!?おいおいそりゃあんまりだろ………。ヘラ~、まさか君まで言わないよね?
ヘラ『えーっと、ノーコメントで。』
それやめて!?滅茶苦茶傷付くから!?おいサタン!!お前からも何か言ってくれ!!!
サタン『………………負けた。我がおぞましさより上回っていたとは…………。自害するしか───────』
おいぃぃぃぃぃ!!!!サタンが自殺しようとしてるんだけど!?誰か止めろォォォォォォ!!!
ビルス『お前って、たまにオルタっぽくなるよな?』
ウイス『ええ、今の貴方はオルタ化した超全大王神様ですよ?』
解せぬ……………。本音を助けたいだけなのに……………。
「あ、そうそう。さっき囚われたあの魔女の裁判。今日ですって。」
「あら、あの子幼いのに…………。」
「多分無理ね、だってあの少女達に魔女の疑いかけられたくないもの。」
ん?ちょっと聞いてみるか。
ガルッチ「あの、その囚われた人は、何処に居るんですか?」
「え?って、その格好何!?」
ガルッチ「話は後。兎に角、その囚われた人は何処に居るんですか?僕、その子を助けたいんです。」
「む、無理よ!しかも助けるだなんて…………。」
「それに、あの少女達に魔女の疑いかけられたくないもの。」
ガルッチ「…………大丈夫、僕が終わらせます。」
「え?」
ガルッチ「だって、その囚われた人を救いに来た、大魔王ですから。」
「大魔王?って大魔王!?」
ガルッチ「兎に角、場所を教えて下さい。その魔女裁判は何処でやるんですか?」
「あ、あの場所で。」
ガルッチ「ありがとう。さぁ、ここは時期火の海になります。今の内に逃げて下さい。」
「は、って待って。大魔王なのに、何でお礼を?」
ガルッチ「大魔王がお礼を言う理由が必要か?兎に角、早く。」
「わ、分かりました。」
さて、後悔させてやるぞ。本当の魔女を………いや、大魔王の恐ろしさを、教えてやろうぞ!!!
…………ところで英竜お姉ちゃん。
英竜『何?』
自分で言うのもなんだけど、恥ずかしい。中二臭すぎて、恥ずかしい…………。
英竜『でしょうね…………。顔真っ赤だってのが、目に見える。』
さっさと助けて、この場から去ろう。もう絶対この衣装着ない!!令呪を使われても着てやるもんか!!!!!
っとまあ悪態をつけながら、魔女裁判がやってる場所に着いた。えーっと、あれがあの少女かな?
「あの人魔女です!!あの人の魔術で私は、私は………………。」
「絶対に許せない!!絞首刑にしちゃってください!!」
本音「何で皆信じないのよ!!私は魔女じゃないのに!!」
「そう言って、私を何かの魔術をかけたくせに!!!」
はぁ、んじゃあ嘘も方便って事で、マジモンの魔術をかけてやろうかな?ヴォルデモート、確か許されざる呪文って、本気でやらなきゃ駄目なんだよね?
ヴォルデモート『ああ、そうだ。』
OK.そんじゃあ…………。
ガルッチ「『
「くぁ…………!?!?!」
「なっ!?何が!?」
「だ、大丈夫!?」
本音「え?この声、もしかして…………。」
『シャラン、シャラン…………。』
ガルッチ「道を開けよ。我は大魔王になるぞ。」
「だ、大魔王!?」
本音「……………え?ガルガル君?何その格好?」
ガルッチ「助けに来た第一声はそれか、本音。」
どうやら、服装が一部破けているが、それ以外は大丈夫そうだな。
「ちょっと!!一体この子になんの魔術をかけたのよ!!」
ガルッチ「磔の呪文。唱えれば、想像絶する苦痛を与えることが出来る、拷問魔法だ。つまり、我こそは大魔王。今回この魔女を救うために参上したのだ。」
そんなこと言ったら、村人達は大混乱。まさかの本当の大魔王が来るなんて、思ってもみなかったのだろう。って、裁判官が動揺して如何する。しっかりしろよ………。
「大魔王?え?本物!?え?じゃあこの魔術って、本物!?」
「ぁ………ぁぁぁあ………!!」
「ちょ、ちょっと!?嘘でしょ!?本物!?」
ガルッチ「本物も何も、正真正銘の大魔王だ。それより、よくも我が大事なこの者を酷い目に遭わせたようだな。」
本音「あれ?今日のガルガル君、なんだか違う…………。っていうか、なんだかノリノリな気がする………。」
ガルッチ「ちょっと黙ってて、本音。」
「そ、それじゃあ……………………。」
ガルッチ「いいか、村人よ!!本当の魔女は、彼女達だ!!!!偽りの魔女を作り出し、この大混乱を起こした元凶だ!!!」
「「「「「「「「「「!?!?!?!?!」」」」」」」」」」
ガルッチ「今ここで、大魔王直々が、神に代わってこの者を絶望の深淵まで叩き落としてやろう!!!!!!!」
あー、これ僕楽しんじゃってるな。色々と一線越えそうな気がする。
ガルッチ「本音、僕から離れるなよ。今から『ジャンヌ・オルタ』の宝具使うから。」
本音「う、うん。」
ガルッチ「クリフォト、『
『セット、ジャンヌ・オルタの宝具使用可能』
ガルッチ「全ての邪悪をここに………、偽りの魔女よ!!報復の時は来た!!此は、憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……………!『
ついでながら、彼の宝具も使いましょうか。
ガルッチ「『
『セット、合体宝具『
ガルッチ「地獄の具現こそ、不徳の報いに相応しい。汝は魔女!!大罪をもたらす者よ!!憎悪の炎と報復の槍に、死ぬがいい!!!!
『
そして、憎悪の炎は村を焼き、大量の杭と槍は、少女達だけでなく、逃げ遅れてしまった村人達にも巻き込まれ、串刺しにされてしまい、終わったときには、セイラム村は焼け野原に変わった。
全王神『…………ガルッチちゃん。ごめんね、私のせいなんだよね?』
え?
全王神『私がもっと頑張って仕事していたら、グレなかったんだよね?』
あの─────
全王神『真面目にやるから、もうグレないでね?』
いや母さん?
英竜『ガルッチ…………、後で帰ったらいっぱい甘えていいよ。』
英竜お姉ちゃん!?ちょっと!?
英竜『お姉ちゃん、ガルッチの気持ちまだ知らなさすぎたみたい。だから帰ってきたら、いっぱい甘えていいから。我が儘とかも聞くからね?』
もしもし?
未来『ガルッチ、まだ苦しんでたんだね…………。だから、あの格好を───────』
未来!?君もか!?
フラン『お兄ちゃん、明日から休んだら?仕事は私達がやっておくから。』
イリヤ『そうそう、今まで心身諸共疲れがたまってると思うし。』
こいし『その代わり、私達がお兄ちゃんの仕事、片付けておくから。』
フラン達もか!?もう…………、なんでさ……………。
ガルッチ「…………本音。」
本音「?」
ガルッチ「………後でこの衣装、サタンに返しにいって。僕すぐに、不貞寝するから。」
本音「あ………、うん。でも、助けに来てくれて、ありがとう。ガルガル君。」
その後、本音と一緒に帰ってきたや否や、英竜お姉ちゃんに滅茶苦茶頭甘えさせられた。んで、明日から休みを取らされてしまった。いやホントに、なんでさ。
そして、新たな次元として、魔女狩りすると大魔王が襲撃して村を滅ぼしてしまうと言うことがヨーロッパ中に響き渡り、二度と魔女狩りをしない代わりに、生贄を捧げるようになった。
おい、もういい加減にしてよね?というか、善悪二元論どんだけ重いんだよ…………。
しょうがない……………、もうマジでお姉ちゃんに甘えよう…………。