「…………」
本日入荷されたばかりの薄い本を片っ端から手に取りながら、表紙から漂ってくるエロスを基準に品定めを開始する。俺は今、市内で唯一の同人誌取り扱い書店『バナナブックス』にいた。
――なるほど、先日東京の即売会で売られていたという新刊は、噂通り上玉ぞろいだな!
新刊立ち並ぶ同人コーナーで、肌色率の高い同人誌たちを凝視しながら息を呑む。しかし、予算の都合もあって、俺が買えそうなのはせいぜい3、4冊程度が関の山だった。
――流石に小学生の懐だと、限界ってものがあるよな……だったら!
俺は目星を付けた同人誌を4冊ほど手に取って、カゴの中に放り込む。本当はもっと欲しかったのだが、財力の限界を考慮して、今回はこれで手を打っておくとしておこう。
――まぁ、生来の性癖を考えたら、この辺りが妥当だよな…………
俺が買うことにしたのは『Juicy Fish』『薙路地』『八乙女けんきゅう所』『パイナップルパトロール』――この4サークルが出した新刊たちだった。
「……」
話の方向性に違いはあれど、ジャンルはどれも『スカトロ系』である。
――まぁこの辺りをおさえておけば、差し当たって問題ないよな……!
より多くを求めようとするリビドーを抑制しながら、やや強引に自分を納得させる。そして、俺が同人コーナーに背を向けて、レジに並ぼうとしていたその時だった。
――あっ……!
ふと、俺の覗きアンテナが店の奥――トイレに向かっている女子高生の姿を察知する。
「もしもし、由香子だよ。うん、ごめんね、今ちょうどトイレに行くところだんだ……だからまた後で、ね」
「…………」
振り返ると、女子高生――由香子ちゃんが、電話をしながらそのままトイレに足を進めている姿が目についた。
――か、可愛いっ!
風貌だけでなく、ミニスカートとツインテールがあまりにも似合っていて、俺の性感帯のようなものを刺激する。
――よしっ……!
俺はカゴを隅に置くと、買い物を後回しにして迷うことなく由香子ちゃんの後に続いた――
バナナブックスのトイレは男女共用ながら、中で男女区別が施されている、極めて変わった造りになっていた。
――誰の案かは知らないが……ここのトイレ、最高だな!
一つだけポツンと構えている小便器を素通りし、俺は『男子専用』と書かれた個室の中に入る。なお、由香子ちゃんは既に『女子専用』の個室の中に入っていて、鍵をかけていた。
「……」
男子用トイレは温水型の洋式便所になっていて、ロイヤルブルーの便器が、まるでセレブの家のトイレと見まごうかのような青い光沢を放ち続けていた。
――いい便器だ……だけど、お目当てはそこじゃないってね!
俺は知っていた。この店の男子用トイレが玉座のような高級感を漂わせている一方で、女子用のトイレが予算の関係で、未だに和式便所であることを――
「…………」
俺は床に這いつくばると、大きく作られた隙間から、その先に見える桃源郷を覗き見る。すると、すぐさま視界にサーモンピンクの和式便器に跨る由香子ちゃんの尻が飛び込んできた。
――す、すげぇ!!
見た目からは想像もつかなかった予想外のデカ尻に、思わず瞠目する。しかもこれが見事な桃尻なものだから、全くもって興奮を禁じ得ない。
「ふぅ~~……」
ジョロジョロジョロジョロジョロ…………
大きく息を吐きながら、由香子ちゃんが勢い良く放尿する。
――すごいな。これは、相当溜め込んでいたに違いないぞ……
便器の中で飛沫が跳ね上がっている様を見ながら、急に笑いが込み上げてきそうになる。だけど、本番はここからだった。
「よいしょっと」
由香子ちゃんが、個室脇に設置されている手すりをつかむ。
「……」
この手すり、何でも女子トイレをリフォーム出来なかった店側が、詫びの意味で急きょ取り付けたという話である。
「う~~ん……」
由香子ちゃんがプルプルと尻を震わせながら、可愛らしい声で踏ん張り出す。なるほど手すり効果もあって、彼女の尻から実が出てくるのには、さほど時間を必要とはしなかった。
ムリムリムリムリムリムリムリムリ…………ビチャアッ!!
由香子ちゃんの肛門が開いて、そのセクシーな桃尻から、およそ漫画でしか見たことがないような巨大な1本糞がひり出される。
――な、なんてサイズだ……一体、何を食ったらこんなのが!
それは間違いなくリアルで見るには初となるデカウンコで、俺はしばらく驚きのあまり固まっていた。
「はぁ~……」
そんな俺の驚きなど知ることもなく、由香子ちゃんが惚(ほう)けたような声を上げながら尻を拭き始める。ウンコのデカさもあって、最初の一拭き目ではペーパーに便がベットリと付着していた。
「あーん、もう……」
由香子ちゃんが文句のようなものをたれながら、延々と尻を拭き続ける。俺はその光景も、瞬きさえせずにずっと脳裏に刻み続けていた。
「……仕方ないか」
尻を拭き終えた由香子ちゃんが、手に取ったペーパーを今度は便器の中でグイグイと動かし始める。おそらく、流れないことを危惧して、自分のウンコを細分化しているのだろう。
――へへ。まさか同人誌を買いに来て、こんなエッチなシーンに遭遇するなんてね!
ザザ~~ッ!!
由香子ちゃんが立ち上がり、全てを流してトイレを後にする。
「……」
残された俺は、ビンビンに膨れ上がったチンコをしごきながら、個室の中で絶頂を迎えていた――――
トイレから出た俺は、まだ興奮が抑えきれなかったのか、もう2冊ほど同人誌を追加してレジへと向かった。
追加したのは『あじつけのり』『GOLDEN DUST』――女子高生の排泄を取り扱っている、この2サークルが出した新刊たちだった。
――所持金がある以上……俺は、可能な限りのエロスを追求する!
新たなる決意を胸に、カウンター前の行列に並ぶ。すると、ちょうど目の前に並んでいた由香子ちゃんと、バッチリ目が合ってしまう。
「…………」
彼女は俺の勃起していたチンコと買い物カゴの中身を一瞥すると、ただ一言、こう言ったのであった。
「あのさ、君、ひょっとして……ううん、やっぱ言わないや」