「ギャピィィィ!! いでぇよぉ~~!!!」
診察室の中から、まるでガラスの破片が突き刺さったかのような悲鳴が轟き渡ってくる。
――勘弁してくれよ、次は俺の番だっていうのに……
俺は今、市内にある総合病院の待合室で、望まぬお呼びが来るのをじっと待ち続けていた。
「……」
最も、病院とは言っても、単に学校からの指示で血液検査に来ていただけなのだが。
「はい、終わりました。もう痛くないので、安心して下さいね☆」
診察室の中から看護婦のそんな声が聞こえてくる。こうなると、いよいよ次は俺の番である…………
――ああ、来ちゃうよ、ついに……!
刻一刻と迫り来るお呼びの前に、俺がすっかり怖気づいていた、その時だった。
「うぅっ、んっ……」
俺の目の前を、桃色の衣装に身を包んだ爆乳ナースが前屈みになって、どこぞへと歩いて行く。
――あ……あれは!
全身で腹痛を訴えているかのようなその体勢に、俺は彼女が腹を壊してトイレに向かっていることを確信する。
「間瀬さーん、間瀬優太さーん」
「すみません、ちょっとトイレに行ってくるんで待ってて下さい!」
俺は長椅子から立ち上がると、診察室からのお呼びを突っぱねて、爆乳ナースの後に続いたのであった――――
総合病院のトイレは改修を経て、男子トイレと障害者用トイレに関しては、全個室が洋式温水便座でとにかく立派な造りになっていた。
その一方で、予算の関係で手が回らなかった女子トイレの方は、今なお全個室が和式という、何とも大時代な造りになっていた。
――ま、俺にとっては好都合なんだけどな!
白昼の人気が無い病院の女子トイレにこっそりと忍び込み、先ほどの爆乳ナースが3つある個室の真ん中に入っていることを確認する。
「……」
俺は手前の個室に入ると、すかさず床に這って隙間からその先に映る世界を覗き見た。
「…………」
中央の個室では、ちょうど爆乳ナースが便器を跨いで、スカートをペロリとめくり上げたところだった。
――む、紫のTバック……!
視界に映るその艶めかしい下着姿に、本番前から俺の股間が熱を帯びてくる。ずっと爆乳に目を奪われていたけれど、その傍らで彼女はこんなセクシーな美尻を持っていたのか。
シュルッ!
爆乳ナースがそのTバックを勢い良くずり下ろし、そのまま尻をむき出しにして便器の上に屈む。すると、間髪入れず、すぐさま放尿を開始したのである。
プシャァァァァァァ……………………
透明の尿を延々と放水しているその光景に、俺は思わず見入ってしまう。そりゃあ確かにデカパイも良いかもしれないけど、やっぱり下半身だよ下半身。
「う~……う~~ん……!」
俺の視線に気付くこともなく、放尿を済ませた爆乳ナースが、どこかエッチな声音でうめきながら肛門を開いて脱糞を開始する。
ムリムリムリムリムリリッ……メリメリッ! ムリュリュッ、ムリメリッ! ブリブリッ、ビチャン!!
その量と臭いはすさまじく、便器の中は爆乳ナースがひり出した緩めのウンコで山が盛られ、程なくしてその臭気は俺の鼻腔にまで伝わってきた。
――ぐえっ、酷い臭い……何食ったらこんなウンコが出てくるんだよっ!
ブボオォォォッ!!
排便の後で爆乳ナースがトイレ中に響くような特大の放屁をする。
「くっさ~い」
彼女は一人で自分のオナラに突っ込みを入れているみたいだったが、全くもって同意である。正直なところ、こんなオナラはスカンクでも出せるとは思えない。
「ふふっ。でも、いっぱいウンチしたんだから、たっぷり拭かなくっちゃね☆」
「…………」
俺は爆乳ナースが尻を拭き終えるまで、ずっと床に這いつくばってその桃源郷を眺め続けていた。先ほどまで怖気のあまりすっかり縮んでいたチンコを、ビンビンに充血させながら――
トイレから出た俺は、速やかに診察室に戻って採血を受けた。
「間瀬さん、トイレ長すぎですよ。さてはエッチなことをされてましたね?」
「いやいや、ちょっと道に迷っていただけです。断じてそんな……」
「フフッ。冗談ですよ」
プスッ。
他愛ないやり取りをしながら、顔なじみのナース――有希代さんの手で、俺の腕に針が刺し込まれる。
「くっ……」
確かに痛くはあったけど、今の俺にはもはや悲鳴を上げるほどのものではなかった。
――はぁ~、良い眺めだったなぁ……
血を抜かれている真っただ中で、爆乳ナースの排便姿を思い浮かべながら頬を緩ませる。
「はい、終了です」
そうしていると、注射はあっという間に終わってしまっていた。
「はぁ~……」
そして、有希代さんは止血処置をしながら、いつまでも惚(ほう)けている俺に向かってハッキリとこう言い放ったのである。
「そのスケベ面、しっかり覚えさせてもらいましたからね」