月曜日の放課後。俺は二従妹(はとこ)のひよりちゃんに付き合わされる形でクラブ見学をしていた。
来年の進級とともに彼女にはクラブ活動が義務付けられるので、今のうちにどこに入るか目星をつけておこうという魂胆である。
「全く、どうして来年卒業する俺が下級生のクラブ探しに付き添わなければならないんだか」
「だって優兄ちゃん、家に帰ってもオチンチンいじるぐらいしかすることないんでしょ? だったらひよりがデート気分で連れ回してもいいかな~と思ってさ」
俺の隣で床上に胡坐をかきながら、ひよりちゃんがニヤニヤとチンコを見つめてくる。今現在、俺たちは弓道クラブが活動している道場に足を運んでいた。
「……だけど、それにしたってここは違うんじゃないの? 弓道とか面白くなさそうだし、ひよりちゃんには向いてないと思うぜ」
「そーかなぁ。みんなが的の中心を狙って必死にピュッピュしてる姿を見てると楽しそうだし、ひよりもやってみたいんだけどなぁ」
『…………』
俺たちの言葉が気に障ったのか、クラブの部員たちが射的を中断して訝しむような目でこちらを見据えてくる。
「申し訳ありませんが、ここに来ておきながら見学もせずに変な会話をされるのであれば今すぐにでもお帰り下さいませ」
そんな中、クラブの部長で俺のクラスメートでもある同級生――星塚弓音(ほしづかゆみね)がメンバーを代表して俺たちに物言いをつけてくる。
「私たちは全国大会制覇を目指して日々鍛錬に励んでいるのです。優太さん、その辺り分かっておいでですか?」
「全国制覇とは随分大きく出たものだな……2位じゃダメなのか?」
大きな目標を掲げている弓音ちゃんに俺は素朴な疑問を投げかける。しかし、彼女にとってそれは愚問以外の何物でもなかったみたいである。
「……お話になりませんね。優太さんはそのような考えでクラブ活動をされているのですか?」
「いや、俺は天文クラブで大会とか全然関係ねえから分かんないけどさ……別に2位じゃなくて3位の銅メダルでも良いと思わねえか? ほら、金と同じと書いて『銅』って読めるわけだし――」
弓音ちゃんから軽蔑の視線を受けつつも、俺が持論を展開していたその時だった。
ブブゥ~~ッ、ブブビッ!
前触れもなく辺り一帯を吹き飛ばすかのような爆発音が道場中に響き渡る。
『…………』
どうやら爆発源はひよりちゃんのキュートな小尻のようだった。
「テヘッ、さっき家庭科の調理実習でお芋いっぱい食べたからオナラが出ちゃった☆」
「ひよりちゃんのオナラって相変わらず臭いのな。スカンクどころかうちの従姉妹たちでもこんな屁は出せねえぞ」
俺は弓音ちゃんそっちのけでひよりちゃんのオナラに手厳しい突っ込みを入れてやる。
「あなたたち……」
だが、この大きな一発が弓音ちゃんを怒らせる決定打となってしまったのである。
「早々にお引き取り下さいませ。神聖な道場の中で下品な会話をするだけでは飽き足らず、そのような下劣な行為に及ぶようなあなたたちにはもはやここの敷居を跨ぐ資格すら認めるわけにはまいりせん」
『…………』
弓音ちゃんの心臓を射抜くかのような鋭い言葉に便乗するかのように部員どもが目で俺たちに無言の圧力をかけてくる。
「……帰ろうぜ、ひよりちゃん。射手座の俺を無碍(むげ)に扱うような弓道クラブの見学なんてやってらんねーよ」
「そうだね、ひよりだってオナラぐらいで目くじらを立てるような人たちとは関わりたくないもん」
これ以上は居られないと悟った俺たちは、弓道部員どもに背中を向けてそのまま道場を後にしようとする。だがその時、俺の耳にこんな声が聞こえてきたのである。
「……では皆様、引き続き練習を続けていて下さい。私はお手洗いに行ってまいります」
それは、間違いなく弓音ちゃんの可憐ボイスに他ならなかった。
「ひよりちゃん、ちょっと寄り道してから帰ろうぜ」
俺は隣で頬を膨らませているひよりちゃんにそっと耳打ちする。
「ん? 別に良いけど、どうしたの急に?」
「せっかくのクラブ見学なんだし、どうせなら元を取ってから帰ろうじゃないの、ね?」
俺はひよりちゃんの尻を優しく撫でると、彼女を先導する形で今度こそ道場を後にしてお楽しみの場所へと向かったのであった――
俺とひよりちゃんは、弓音ちゃんに先回りする形で道場脇のトイレに潜んでいた。
「もう、優兄ちゃんのエッチ☆ でも一緒にお覗きしちゃうんだから、ひよりもエッチなのかな」
「当たり前だろ、何を今さら言ってるんだか」
俺たちは二つある個室の手前側で息を殺しながら獲物を待つ。ここのトイレは男女共用だったので、覗きをするにはうってつけのラッキースポットだった。
――カチャリ。
ふと、入り口のドアが開いて誰かが入ってくる。
「……」
個室のドアに開けた小さな覗き穴から俺はここに来たのが弓音ちゃんであることを確信する。
「……今だっ!」
「うん!」
すぐに奥側の個室の鍵がかけられる音が聞こえたので、俺は小声でひよりちゃんに合図をして一緒に床に這いながら隙間の向こうを覗き見た。
『…………』
すると、視界に飛び込んできたのは和式便器に跨っている無毛の局部だった。
「優兄ちゃん、これって……」
「ああ、どうやら弓音ちゃんは和式便所を逆跨ぎで使うタイプの女の子みたいだね」
ひよりちゃんに負けず劣らずのツルツルな桃色マ〇コが艶めかしく、俺のチンコが即座に熱を帯びる。
「はぁ……」
だが弓音ちゃんはそんな俺 (とひよりちゃん)の熱い視線に気付くこともなく、これまた艶めかしい吐息を漏らすとその局部から勢い良く放尿を始めたのだった。
プシャァァァァァァァ…………
透明な尿が放物線を描きながら便器の中へと降り注がれて行く。
――そうか……弓音ちゃん、クラブの日はいつもここのトイレを跨いでるんだよな…………
あれほど無碍にされたと言うのに、俺は弓音ちゃんのオシッコ姿に必要以上の興奮を覚えていた。
「えへへ。ひより、弓音ちゃんのオマンマンをしっかり覚えちゃった☆ 偉そうなこと言ってたけど、ひよりと同じ無毛地帯だったんだね」
俺の隣でひよりちゃんがニヤニヤしながら弓音ちゃんの局部を凝視する。この辺りはさすが俺の親戚と言ったところである。
ショロショロショロショロ……
段々と尿の威力が弱まって、弓音ちゃんが数滴の飛沫(しぶき)とともに放尿を終わらせる。そして――
「うんっ、んふっ!」
ブゥ~~~~~~ッ、ブブブッ! ブビイィィッ!!
前触れもなく町中を吹き飛ばすかのような爆発音がトイレの中に響き渡る。
『…………』
間違いなく、爆発源は弓音ちゃんのナイスサイズな桃尻のようだった。
「あら、私としたことが……」
弓音ちゃんが恥じらいながらペーパーを手繰り寄せ、局部と放屁後の肛門周りを拭き始める。排泄観賞後の余韻なのか、俺にはその手つきが妙に卑猥な仕草のように思えていた。
「もう、何よこの臭い。弓音ちゃんのオナラの方がひよりのオナラよりもよっぽど臭いじゃない」
「言えてる。こんな目に染みるような屁が出せるなんて、ある意味才能のレベルだぜ」
想像を上回る悪臭に辟易しつつも俺とひよりちゃんは顔を見合わせ笑い合う。
どうやら俺たちはここでようやくこのクラブ見学に来て良かったと思うことが出来たみたいだった。
「ふぅ……」
やがて水の流れる音とともに弓音ちゃんが立ち上がり、パンティとフックにかけていた袴を穿き直して速やかにトイレを後にする。
『…………』
だけど、必要以上に興奮を覚えてしまった俺たちはすぐにトイレを出る気にはなれなかった。
「ひよりちゃん……悪いけど、頼むよ」
「やっぱりね。優兄ちゃんのことだからこうなると思ってたよ」
ギュム。
ひよりちゃんが勃起した俺のチンコを握りしめ、淫靡な笑顔を見せる。
「その代わり、後で優兄ちゃんもひよりのオマンマンをペロペロしないとダメなんだからね」
「分かってるよ。ひよりちゃんの考えなんて最初からお見通しさ……」
俺たちはどちらからと言うこともなく唇を重ね合わせると、互いの局部を愛撫しながら残り香漂うトイレの中で淫猥な空間を満喫した。
それは、どんなクラブ活動よりも刺激的で素晴らしい一時に他ならなかった…………