放課後。俺は養護教諭の西原早紀先生に付き添わされる形で市内の保健センターに足を運んでいた。用件は、先日実施された検便(女子限定)の提出である。
「先生、なんで俺が同伴しなくちゃならないんですか? これぐらい先生一人でも出来ることでしょうに」
「つべこべ言わないの。君はクラスの保健係なんだからこういう時に仕事をするのが当たり前じゃないの」
俺の疑問を軽くあしらいながら先生がスタスタと先を歩き続ける。そう、確かに俺はクラスの保健係だからこういう時には求められる存在なのかもしれない。だけど――
「それにしたって他のクラスにも保健係はいるじゃないですか。それなのに、どうして俺だけが先生のおともをさせられているんだって話です」
「さぁ、どうしてかしらね? 後でゆっくり自分の胸に手を当てて考えてごらんなさい」
先生が顔も向けずにそんなことを言い放つ。一方の俺は、全員の検便が入った容器を詰め込んだ紙袋を手にジワジワと興奮を覚えつつあった。
――この中に、間違いなく入ってるんだよな。うちの学校の女子のウンコが全部…………
俺はあれこれと妄想を捗(はかど)らせながら生唾を呑む。言うまでもなく容器には各女子たちの名前が書いてあるわけで、それを開けたら、つまり――――
「優太君、着いたわよ」
「えっ」
先生に声をかけられて俺はようやく我に返る。気が付くと、俺たちは1階の最奥部になる『検査室』の中へとたどり着いていた。
「お待ちしておりました。私、今回あなた方の検便を担当させていただく角井と申します」
「よろしく頼むわよ。ほら、優太君」
「あっ、はい」
先生に言われて俺は反射的に紙袋を検査員の男性――角井さんへと渡す。名残惜しいけどこればかりは致し方があるまい。
「それじゃあ優太君。私は1時間ほど角井さんの検便を手伝うからあなたはロビーで待ってなさい」
「えっ? 何でしたら俺も手伝いますけど」
「あなたに何が分かると言うの? 悪いけど、下心丸出しのウンコチェッカーはお断りよ」
「は、はい……」
結局俺は先生に追い払われるような形で検査室から締め出され、ロビーでの待機を余儀なくされてしまうのであった。
「はぁ……」
ロビーへと続く廊下を歩きながら大きなため息を吐く。何と言うか、言葉では言い表せない虚無感に苛まれていたのである。
――俺も見たかったな、女の子たちのウンコ……
何の知識もない俺が検査など出来るはずがないことなど分かってはいたものの、やはり心の中では口惜しい気持ちが渦巻いていた。
――あーあ、このまま帰っちまおうかな……
そんな俺が待機命令を無視して帰宅しようかと目論んでいたその時だった。
「あーっ、暇そうな人見つけちゃいました」
「?」
急に背後からそんな声が聞こえてきて俺は腕をつかまれてしまう。
「な、何だよ一体……って」
何気に失礼な言われ方をされたので俺は困惑気味に振り返る。すると、そこにいたのは桃色の衣装に身を包んだ20代半ばぐらいのナースの女性だった。
「どうも。私、ここで働いている入野このみと申します」
間延びしたような口調でナースの女性――このみさんが当然のように自己紹介をする。
「そ、そうなんですか……」
そうすると、自ずと俺も自己紹介で返すのが筋と言うものだろう。
「俺は間瀬優太。この近くの学校に通っている小学6年生です」
「へえ、優太さんですか……良い名前です」
このみさんが俺の名前に気を良くしたのか満面の笑みを浮かべてこっちを見据えてくる。とても可愛い顔をしているけれど、正直なところちょっと怖い。
「えっと……俺が暇なのは認めますけど、一体何の用ですか?」
「あー、そうでした。実はですね……」
このみさんが胸ポケットをガサゴソと探りながら細長いスティックのような物を取り出してくる。
「あっ」
それは、現在の検便で主流となっている基本中の基本とも呼ぶべき採取器具――『採便管』だった。
「このみさん、まさか……」
「はい。優太さんには今から私のウンチを採るのを手伝ってもらいまーす」
このみさんから採便を依頼された俺は、彼女に連れ込まれるような形で女子トイレの個室の中にいた。
「ほ、本当に俺がやっちゃっていいんですか?」
「はい。当院ではナースの検便は不正がないよう他の方に採ってもらうのが原則となっているので、私には優太さんが必要なんでーす」
このみさんが一段上の和式便器に跨ってスカートをまくり上げ、赤色のTバックに包まれた桃尻を露にする。
「そ、そんなパンティを穿かれていたんですね」
「あー、これは通気性があって健康に良いとか何とかで、角井さんが私に買ってくれたんです」
このみさんが秘話を打ち明けながらTバックをずり下ろして便器の上に屈む。
「…………」
その姿は妙に板についていて、気が付けば俺の股間は激しい熱に支配されていた。
「それじゃあ、先にオシッコ出しておきますね」
ジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロ…………
このみさんが俺に見守られながら放尿を開始する。その尿は透明で、剃毛されていた彼女の局部から勢いよく噴き出されていた。
「……今、私のオマ〇コ見ましたね? 優太さん、エッチです」
このみさんがジト目気味に俺を見据えてそんなことを言ってくる。全く、自分からトイレに連れ込んでおいて何を言ってるんだか。
「エッチなのはお互い様ですよ。ほら、そんな顔してないで早くメインディッシュの方も済ませちゃって下さい」
「それもそうですね。それじゃあ今から入野このみ、排便しまーす」
このみさんは間延びしたような口調でそう宣言すると、便器の中に採便シートを敷き、言葉通りその大き目の美尻からたくさんのウンコをひり出したのである。
ムリムリムリュリュッ……メリメリッ! ムリムリッ、メリリッ! ムリメリメリッ! ムリッ、メリリッ!
このみさんの肛門から出てくる糞便がシートの上に次々と盛られて行く。シートには防水機能が施されていたので、彼女のウンコは水に混じらずそのままの成分を保ち続けていた。
「ふ~~……終わっちゃった」
ブッ、ブビビビッ!
このみさんが終息の合図と言わんばかりの大きな屁をかます。どうやらこれで彼女の排便は終わったみたいである。
「おー……人参煮豆にモヤシにほうれん草、具だくさんですねー」
「実況はいいから採らせてもらいますよ」
股間の下を覗き込みながら自分のウンコを分析しているこのみさんを尻目に俺は採便を開始する。確かに彼女の言う通り、その便にはところどころに未消化物という名のブレンドが施されていた。
――全く……しっかり噛んで食えっての!
俺はこのみさんが最後に出したウンコの真ん中に採便管の先端を突っこんでグニグニとこねくり回す。すると、そこにはしっかり彼女の便が付着されたのである。
「はい、採りましたよ」
俺は採り終えた採便管をケースに戻してふたを閉め、このみさんの胸ポケットに入れてやる。とりあえず、これで俺の役目は終了なのだが……
「ありがとうございました~。あー、でもお尻を拭き終えるまでが検便だと思うので、もう少し待っていて下さーい」
「ですよね。そういうことなら喜んで」
俺はさり気なくこのみさんの尻を愛撫すると、彼女がフキフキを終えて全てを水に流すまでそばに居てあげたのであった――――
帰り道。俺は早紀先生が運転する車の助手席で、このみさんとの時間を思い出しながら一人惚けていた。
「…………」
彼女の可愛らしさは言うに及ばず、Tバック姿や排便姿が幾度となく脳裏を駆け巡って俺のリビドーを刺激する。
――検査はさせてもらえなかったけど、今日の来院は価値ある来院だったな、うん!
膨れ上がっているチンコを悟られないよう前屈みになりながら俺は確信する。しかし、そんな俺の勃起チンコなど先生にはお見通しだったのである。
「優太君。さっきから随分とチンポが元気なようだけど、ロビーで待ってる間に何かあったのかしら?」
「あ、すみません。何と言いますか、備え付けの雑誌にエッチな漫画があったものですから」
俺は適当にごまかしながら見抜かれていた勃起を釈明する。
「そう。それは別に構わないんだけど……」
すると、先生は一つため息を挟んでハッキリと俺にこう言ったのであった。
「あなた……さっきナースの検便を手伝いながら鼻の下を伸ばしてたんですってね?」