「さ、寒いな……」
込み上がってくる尿意とともに、俺は眠りの世界から否応なく引きずり戻される。
「……」
合宿4日目。俺が目を覚ましたのは文字通り『草木も眠る丑三つ時』と呼ばれるような時間帯だった。
――うぅっ、まだ眠いけどすごくオシッコがしてぇ……
流石の俺でも襲い来る生理現象には勝てなかったので、渋々ながらも立ち上がると部屋を出てトイレへと直行したのであった。
「…………」
「だからもうギョーザは懲り懲りだってーの……」
隣の布団で『らしい』夢を見ていた桃美ちゃんを起こさないようゆっくりと、音を立てないようにして…………
不運にも最寄りとなる2階のトイレが使用中だったので、俺はやむなく1階のトイレで放尿を済ませていた。
「全くよぉ……」
無駄に風通しが良く寒さばかりが響いてくる空間で、誰に聞かせるでもなくため息を吐いてみる。ここのトイレは男女共用で、自分で流せない自動洗浄型の小便器が二つと木製のドアと仕切りに囲われた和式の個室が一つという造りになっていた。
――覗きをするにはうってつけだけど、こんな時間に自分から使いたくなるようなトイレじゃねえよな……
そんなことを考えながら、満足に石鹸も置いていない洗面台で手を洗う。
「うわっ……」
寒さの影響か、落ちてくる水を受ける手が『冷たい』を通り越して『痛い』と感じるようになっていた、その時だった。
「おお、優太君ではないか」
ふと急ぎ足でトイレに入ってきた女性から声をかけられる。
「あっ……」
それは、幻でも錯覚でもなく今回の合宿の責任者――江上コーチその人であった。
「何だよ、アンタもトイレ起きかい?」
「うむ、これまでずっと沈黙していた便意が急に襲ってきてな……今のうちに出せそうなモノは全部出しておきたいのだよ」
江上コーチはそこまで言うと足早に和式の個室へと姿を消してしまう。
――便意……江上コーチが、便意……江上コーチが……
俺はその言葉を何度も脳内で復唱させる。
「ふぅ……」
そして、下の隙間から江上コーチが便器の上に跨ったことを確認すると、迷うことなく床に這ってその向こうを覗き見たのである――
「…………」
すぐに俺の視界が便器に屈む江上コーチの巨尻をキャッチする。
――いいなぁ、この眺め……やっぱり和式便所は最高だぜ!
正味、これで江上コーチの生尻を見るのは4度目となるのだが、それでも俺の股間はいつも通り激しい熱を帯びてビンビンに膨れがっていた。
「……んっ、んふうっ!!」
だが江上コーチは俺の熱視線に気付くこともなく気張り声を上げると、その肛門から絵に描いたような下痢便をひり落としたのであった。
ブリブリブリブリブリブリブリリッ!!! ブリビビビビビビビ!! ビリビチャッ、ビチャチャッ!! ブリッ、ブリッ、ブリビビビビビビビビビッ!!!
――すげぇ……まるで尻から茶色い滝が流れ出てるみたいだ!!
俺は瞬きすることも忘れてその光景を凝視する。
「むはぁ…………」
ジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロジョロ…………
一方の江上コーチは下痢便の後で当然のように放尿を開始する。その色合いは思った通り黄色がかっていて、以前見た時と同じように便器に降り注がれるたびムワムワと湯気を立てていた。
――へへ、夜のトイレも捨てたもんじゃねえぜ……!
「……んっ!」
ブウゥゥゥゥ~~~~ッ!!! ブブッ、ブビビィッ!!
放尿の最中、江上コーチが再び肛門を開いて大きなオナラをかます。その臭いはやはり強烈だったものの、俺はそんなことも忘れて彼女の巨尻に見入り続けていた。
「はぁ、はぁ……」
彼女が尻を拭き終え、水を流して立ち上がるその時まで――
「…………」
トイレでの一時を経て部屋に戻った俺は、備え付けのランプの明かりを頼りにして、持参していたお宝本を開いてオナニーに耽っていた。
――江上コーチ……江上コーチ……!
もちろん本はただの的に過ぎず、ひたすら先ほどの光景を思い出しながらチンコをしごいていた。
――このまんま大人しく寝られるわけがねえだろっ!
もはや眠気など完全に吹き飛んでいたけれど、それでも俺は気にかけることもなく湧き立つ想いを膨れ上がらせていた。
「うっ……!」
程なくしてチンコが臨界点を突き抜けて、的であるグラビアアイドルの顔や胸にビュルビュルと白い濁液を浴びせかける。
「や、やったぜ……」
発射後の脱力感の中で、俺は程良くぶっかけることの出来たページを見ながら言葉では言い表せないほどの達成感で満たされていた。
「へへ。最後までバッチリ見せてもらったぜ、『優くん』」
いつの間にやら俺の隣に座っていた、桃美ちゃんの熱視線に気付くこともなく――――