初夏の日差しが真夏日を思わせる日曜日。俺は二従妹(はとこ)のひよりちゃんと一緒に近所の市民プールへと足を運んでいた。
「優兄ちゃん、誰もいないね。これって完全にひよりたちの貸し切り状態だよね?」
「その通り! つまり今日はこのプール、俺たちだけで好き放題遊んじゃってオッケーというわけだ! 行くぞ、ひよりちゃん!」
「うん!」
俺たちは無邪気にプールサイドを疾走しながら準備体操をすることさえも忘れて水の中へとダイブする。
ちなみに、金銭的な都合で俺もひよりちゃんも新しい水着を買う余裕などなかったので、ありきたりながら海パン&スクール水着という出で立ちでこのプチリゾートに臨んでいたのである。
「でいっ! ひよりアクアガスボンバー!!」
ゴボボボボッ!!
「やったなぁ! お返しだ、アト〇ックサンダーボルト!!」
グリュグリュッ!!
ひよりちゃんが水中で俺に尻を向けてオナラをしてくれば、俺も負けじと某ゴー〇ド聖闘士の技の名前を拝借してひよりちゃんの股間を指でグリグリと突き回す。
「あーっ、優兄ちゃんのエッチ! そんなことしてると、アイオ〇スみたいに逆賊になっちゃうんだぞ!」
「おいおい、先に排ガス攻撃してきたのはひよりちゃんの方だろ? それにア〇オロスは逆賊なんかじゃない、裏切り者の汚名を着せられた悲運の武人なんだっての!」
同じ射手座のアイ〇ロス兄さんを賊扱いされたことに少しムッとした俺はひよりちゃんの股間をさらに指先で刺激する。
「もう! こうなったらひよりだって容赦しないんだからねっ!」
だがひよりちゃんも俺のチンコを握りながら応戦する。これは彼女が言うところ『ひよりチンコキャッチ』という必殺技である。
――いや、水中攻撃だから『ひよりアクアチンコキャッチ』になるのかな……どうでもいいけど!
俺たちはプールの真ん中で盛りの獣の如く互いの股間をせめぎ合う。
すると、程なくしてそんな戦いに水を差すかのような怒鳴り声が聞こえてきたのである。
「おやめ!!」
『――っ!』
俺たちは互いに体をビクンと反応させて反射的に動きを止めてしまう。
そして、声が聞こえてきた方角――プールサイドの入り口側を見やると、そこには見覚えのある女が赤いビキニ姿で佇んでいたのであった。
――コイツは……
そこにいたのは、かつてアニメグッズ専門店『アニメイド』で、店員を相手に高圧的な態度と高笑いを披露していた絵に描いたような高慢女――高菱レイラだった。
「あなたたち、公共の場を何だと思っているの? 見苦しいったらありゃしない」
「うっせーよ。貸し切り状態だったから、他人に迷惑かけない範囲でヤンチャしてただけじゃねーか」
見下すような目つきでこちらを見据えてくるレイラに反論する。しかし、そんな俺の反論は彼女にいともたやすく鼻で笑われてしまうのであった。
「ふん、躾のなっていない子猿たちに礼儀をわきまえろと言うのが無理な相談よね」
「何よ! ひよりたちが猿ならお姉さんなんてエッチな水着を付けてる盛りのメス猫じゃない!」
相変わらずの高圧的な物言いに今度はひよりちゃんが食ってかかる。
「……ま、高潔な雌ライオンであるこの私が猫に見えてしまうお猿さんたちに何を言ったところで理解する頭なんてないわよね」
だがレイラはそんなひよりちゃんを軽くいなすと、踵を返してどこぞへと行ってしまったのである。
――あ、まさか……
俺はその動向にある確信を抱いてひよりちゃんに目配せをする。
「……」
どうやらひよりちゃんも同じことを考えていたらしく、俺の顔を見ながら一つ大きく頷いて見せる。
「……行くよ」
「うん」
俺たちは端的な言葉を交わすと、適度な距離を心がけながらレイラの後を追いかけたのであった――――
市民プールのトイレは男女共用で、小便器が2つと和式の個室が1つという昔ながらの造りになっていた。
「予想通りだったな。こんなに行動パターンが分かりやすい女も珍しいぜ」
「だよね」
鼻持ちならない高慢女――レイラが個室に入ったところを見計らって、俺たちは小さな声で会話をする。
そして、彼女がその粗末な一人部屋に鍵をかけたのを確認してから床に這い、背後から同時に大きな隙間の向こうを覗き見る。
『…………』
すると、そこには和式便所に跨るレイラの見事なまでの美尻が浮かんでいたのである!
――す、すげぇ……相変わらずのエロ美尻だぜ!
俺が彼女のトイレを覗くのはこれで2度目となるのだが、その光景にはやはり興奮を禁じ得なかった。
「えへへ。このお姉さん、お尻の右側にホクロがあるんだね」
「ああ、言うなればチャームポイントってヤツだよな」
レイラの右臀部に刻まれたホクロを見つけてひよりちゃんがニヤニヤと笑っている。
「はぁ……」
だがレイラは俺たちのそんな視線に気付くこともなく、ため息とともに長めの放尿を開始したのである。
プシャァァァァァァ…………
レイラのオシッコが透明の放物線を描きながら便器の中へと注がれる。
そして、俺たちは――
「ひよりちゃん、アレを頼む」
「オッケー☆」
俺の指示ですかさずひよりちゃんが下の隙間から手鏡を忍ばせて、見事な角度で位置取りを完了させる。
『…………』
そこに映し出されたのは、紛れもなく現在進行形でオシッコを出しているレイラの放出部分――つまり、彼女の局部だった。
「わっ、すごいね優兄ちゃん。この人のオ〇ンコ、お毛々がビッシリ生えそろっちゃってる」
「そうだな……全く、自分を雌ライオンとか言っといて、股間に雄ライオンの鬣(たてがみ)みたいな立派なモン生やしてちゃあ世話ないよ」
レイラの局部を眺めながら俺たちは小声でクスクスと笑い合う。ちなみに、今回こんなこともあろうかと手鏡の持参を考えついたのは俺の方だった。
「ひよりちゃん、そろそろ」
「うん」
程々のところで手鏡を引っ込めて、俺たちは再び尻を凝視する。
「くっ……んっ……」
ブボオォォォッ!!
すると、肛門が大きく開かれて大きなオナラが飛び出してくる。
「うわ、くっさ……この悪臭、まさに毒ガステロだぜ」
「ホントだよ。この人って雌ライオンを自称してたけど、ひよりに言わせたら雌のスカンクだよ……」
レイラの放屁に辟易しつつも俺たちは顔を見合わせて笑い合う。口ではこんなことを言っているけれど、俺たちは明らかにその官能的な情景に興奮を抑えられないでいた。
「ううっ、出そうだわ……」
程なくしてレイラの尻がプルプルと動き始め、メインイベントの様相を示してくる。こうなってくると、もはや無駄口を叩いている暇などない。
「う~~んっ…………!」
結局レイラは俺たちの視線に気付くこともなく艶めかしいうめき声を上げると、その美尻から巨大なウンコを産み落としたのであった――
ムリムリムリムリムリムリムリムリッ…………メリリリリッ!!!
『…………』
その排泄物はギャグ漫画でも滅多に見られないような大型で、まるで黄色や黄土色を交えた茶色いツチノコが出産を遂げたかのようだった。
「はぁ、はぁ……」
ひり出し終えたレイラが妙に淫靡な吐息を漏らしている。
「う~~っ……」
その一方で俺の隣では、その脱糞現場を一緒に刮目していたひよりちゃんが俺以上に興奮しながら鼻息を荒げていた。
「全く……」
大きすぎて流れないと思ったのか、レイラがペーパーを手繰って便器の中にあるウンコの細分化を始める。
――高菱……レイラ…………
それは前に覗いた時とほとんど変わらないデジャブのような光景だったけど、明らかに以前よりも熱い何かを俺の股間にほとばしらせていた。
「ふぅ……」
細分化を済ませたレイラが当然のように尻(とマ〇コ)を艶めかしい手付きで拭き始める。
『……………………』
俺たちはその光景を、瞬きすることさえも忘れてじっと見入り続けていた。
ザザァ~~ッ!!
やがて、尻を拭き終えたレイラが水を流しながら立ち上がる。
「……」
そして、俺たちはそのタイミングに合わせる形で身を起こし、洗面台の方へと移動するのであった。
「あら。お猿さんたちがこんなところに何のご用かしら?」
「うっせーよ、この子が腹壊したからトイレ待ちしてただけだっての。な、ひよりちゃん」
「そうだよ。ひより、ウンチしたいのをずっと我慢してたんだからね」
個室から出てきたレイラに声をかけられて、俺たちは反射的にその場しのぎの嘘で対応する。
「そう。だったら遠慮なく使うがいいわ」
「言われなくてもそうするに決まってるだろ」
「ふん。お猿さんでも一丁前にトイレを使うなんて、世の中も変わったものだわね。オ~ッホッホッホッホ」
レイラはそんな俺たちにやはり高圧的な態度を貫き続けると、高笑いとともにトイレを後にしたのであった。
「……何だありゃ。さっきまで必死になってウンコひり出してた女が言うようなセリフかよ」
「だよね。ひよりたちにバッチリお尻とオマンマン見られてるのを気付きもしないでおめでたい人だよ」
残された俺たちは率直な見解を口にしながらレイラが出てきたばかりの個室に入って鍵をかける。
『…………』
そして、便臭の残り香漂うその空間で欲情しながら激しいキスを交わす。
「ひよりちゃん……今日はしっかりお兄ちゃんのチンコの味を堪能してもらうからね……」
「優兄ちゃんこそ、ひよりのオマンマンをたっぷり吟味させちゃうんだからね……」
こうして俺たちは文字通り『盛りの猿』と化して、互いの体を求め合うのであった――――