「ねえ留里子。この夏を乗り切るおニューのパンティってどんなのがオススメかしら?」
「そうね、あなたの場合は名前とその魅力的なボディを強調する意味で『Iバック』なんてのが良いと思うわよ。ね、優くん?」
「いや、うん。まあ、そうかもなんだけどさ……」
その淫猥なやり取りと周囲のきらびやかな衣類たちに赤面し、思わず目を伏せがちになってしまう。
「……」
俺は今、従姉妹の愛姉さんとその友人のOL――小口留里子さんに無理やり連れて来られる形で、近所のランジェリーショップへと足を運んで……いや、運ばされていた。
……周囲の女性店員と女性客たちの視線があまりにも痛々しい中で。
「なあ。俺、どうしてもここにいなくちゃダメなのか?」
「当たり前じゃない。あたしたちは優くんのセンスを見込んだ上でここに連れて来てあげたのよ? 分かってるの?」
「そうよ優くん、お姉さんたちの好意に応えられないような子は、こうなっちゃうんだからね?」
ギュム!
「あうっ」
言うが早いか留里さんの手がチンコに伸びてきて、タマごと強く握りしめてくる。
「ちょっと待て、周りがみんな見てるんだぞ」
「そうね……私、ここで男の子のオチンチンを握っちゃうのは二度目だから、みんなイケない目線を送ってきてるわね……」
留里さんの手にどんどん力が込められてきて、痛みとともに妙な気持ち良さが込み上げてくる。しかし、流石にここで絶頂を迎えてしまうわけにはいかない。
「タ、タンマ。俺、ちょっとトイレに行ってくる。品定めはそれからにさせてくれ」
「あら? トイレとか言って逃げるつもりなのかしら?」
「逃げねーよ。つーか、逃げたってアンタの場合は家まで押しかけてくるんだろ? だったら俺も腹を括ってやるさ」
俺は留里さんの手を払いのけると脱兎の如くトイレへの一時避難を敢行したのであった。
『…………』
愛姉さんと留里さんに、生温かい目でニヤニヤと見守られながら…………
「やれやれ……」
洗面台の鏡で自分の顔を見ながら俺はひたすら気持ちを落ち着かせる。ここのトイレは男女共用になっていたものの、小便器は存在せず和式の個室が2つだけという造りになっていた。
――そりゃあ売ってる物を考えたら、男性客に考慮するわけがねーよな……
俺は一つため息を吐いて備え付けの消毒液を両手にすり込ませる。
――全く、なんで俺の周りにはあんな痴女みたいなのしか出てこないのかね……
しかし、何をしようとも留里さんの強烈なキャラクターが脳内に鮮明に浮かび上がってきて俺に怖気を植え付ける。そりゃあ確かに美人だし、悪い人ではないけれど。
――ちょっと俺には苦手なキャラの部類かな……
ネガティブなことを考えながら無意識のうちにまた一つため息が出てしまう。
そして、なおも俺が売り場に戻ることに及び腰になり続けていたその時であった。
「……それでさ、その子がブラの上に吐いちゃったせいで見るも無残なゲロブラが完成したってオチ」
「やだ、何それ。なんか微妙にエッチぃ展開じゃん」
そんな会話とともに足音が聞こえてきて、トイレの入り口でピタリと止まる。
――カチャッ……
そして、入り口のドアを開けて入ってきたのはセーラー服に身を包んだ二人の少女だった。
「あっ……」
反射的に彼女たちと目が合ってしまい、俺は思わず赤面する。
「あれぇ~~? 男の子がこんなところにいるのは頂けないなぁ~~」
だが、すぐさま少女たちの片割れ――ショートカットの元気そうな子がイタズラな笑みを浮かべながら俺の顔を覗き込んでくる。
「いや、なんつーか、俺は単に無理やり連れて来られたクチだから……」
「へぇ~~。でもその割には鼻の下、伸びてるよ~~?」
俺は懸命に弁解を試みるものの、元気っ子はなおも追及の手を伸ばしてくる。
「こらこら小夏、あんまり探りを入れたら可哀想だよ。そのぐらいにしときなって」
一方で、もう一人の少女――三つ編み眼鏡の地味っ子が、軽い口調ながらも俺をかばってくれる。
「……そうだね、千秋の言う通りかもしれない。ごめんね、ボク」
ギュム。
自分でも度が過ぎたと思ったのか、元気っ子――小夏ちゃんが謝りながら俺のチンコを揉んでくる。
「ほら小夏、今のうちにトイレ済ませておくんでしょ」
「はいはい、分かってるわよ」
そして、地味っ子――千秋ちゃんに促されると、彼女は右側の個室に入ってしまったのである。
「ごめんなさい。でも、あの子だって悪気があってあんなことを言ってたわけじゃないんだから、それだけは覚えておいてね」
「別に気にしてねーから大丈夫だぜ」
「そう、良かった。それじゃあね、ボク」
ギュム。
程なくして、千秋ちゃんもまた俺のチンコを一揉みした後で左側の個室へと消えて行く。
――……もちろん、簡単なお返しはさせてもらうけどな!
俺は即座に床に這うと、迷うことなく大き目に設けられた下の隙間から個室の中を覗き見てやった。
「…………」
右側の個室に目を凝らすと、そこにはつい先ほどまで俺をからかっていた小夏ちゃんの尻がプリンと浮かび上がっていた。
――へへ。いいねえ、女の子の和式スタイル……
便器に跨る小夏ちゃんの屈み尻をしっかりと目に焼き付けながら今度は左側の個室に目を凝らす。
「…………」
すると、そこにはつい先ほど俺に助け舟を出してくれた千秋ちゃんの尻がドドンと浮かび上がっていた。
――なるほど。小夏ちゃんほどの美尻じゃないけど、この子はなかなかの隠れ巨尻なんだな……
彼女たちの桃尻を交互に眺めつつ、俺は互いの良い部分を吟味しながらチンコを熱くさせる。
「そんじゃオシッコ出しまーす」
「もう、言わなくていいから勝手に出しちゃいなさいよ」
だが彼女たちは俺の熱い視線などつゆ知らず、尻を出したままで能天気な会話を交わすと二人同時に放尿を開始させたのであった――
プシャァァァァァーーーー!!(チョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロチョロ…………)
小夏ちゃんの局部から噴水のような勢いで黄色いオシッコが飛び出てくる。片や千秋ちゃんはと言うと尿の勢いは控えめで、まるで公園によくある『立形水飲水栓』を見ているかのようだった。
――いいよな、玉握りのお返しだと思えば……!
俺はこんなこともあろうかと持参していた手鏡を隙間に這わせてまずは小夏ちゃんの局部をチェックする。
――おっ、これは……
そこに見えたのは剃毛の跡すら存在してない文字通りの『ツルマン』で、俺はしっかりと彼女のマ〇コを見ることに成功した。
「……」
続いては隣の隙間に手鏡を移動させて千秋ちゃんの局部を映し出す。
――うわっ、ジャングル!
そこに見えたのはビッシリと生えそろった文字通りの密林地帯で、俺は視界に広がる彼女のマン毛に心から驚嘆した。
――全く、尻もマ〇コもオシッコも対照的な女子高生を見比べるのは眼福の極みだぜ!
俺は鏡を引っ込めて再び彼女たちの尻に心行くまで熱い眼差しを送る。
『…………』
しかし彼女たちは軽く股間を振るうと立ち上がり、拭き取りタイムを期待していた俺をあざ笑うかのように水を流して個室から出てきたのである。
「やばっ」
俺はあわてて立ち上がると、目にも止まらぬ速さでトイレを後にして、愛姉さんと留里さんの待つ売り場へと戻ったのであった――――
「俺としては愛姉さんにはヒョウ柄のIバックをイチオシしたいね。このノーパンよりもヤラシイ感あふれているパンティはまさに愛姉さんのためにあるようなものだよ」
「留里さんはエメラルドグリーンのTバックなんてどうだろう? 妖艶なエロスもいいけど、たまにはこういう煌(きらめ)くエロスを試してみるのもいいと思うぜ」
トイレから戻ってきた俺は、自分でも分かるほど積極的になりながら愛姉さんと留里さんの下着選びに情熱を注ぎ込んでいた。
……間違いなく、先ほどのトイレの件で精神が高揚していたのだろうけれど。
「ねえ優くん。さっきまでと随分テンションが違うけど、トイレで何かいいことでもあったのかしら?」
愛姉さんが俺の差し出したIバックを取り上げて、淫靡な瞳でこっちを見据えてくる。
「いや、それは……」
「正直に言っておきなさい。君はもう、完全に包囲されているのよ?」
ギュム!!
そして留里さんが俺の差し出したTバックを取り上げて、チンコを握りしめながらこっちを見据えてくる。
「わ、分かったよ! 正直に言うからその手を離してくれっ!」
あまりの激痛に耐えかねた俺は観念して先ほどの『アレ』を包み隠さず打ち明けることにした。
「白状するのね。じゃあ、ゆっくり聞かせてもらうから、こっちへいらっしゃい……」
「わっ、ちょっと」
「だったらお姉さんも同伴させてもらうわよ、ウフフ……」
そう、強引に連れ込まれてしまった試着室の中で――――