学校帰り。俺は、通学路から少し離れたレンタルショップに足を運んでいた。今日はここで獲物を探すのだ。
「……」
アニメのDVDが立ち並ぶコーナーで、品定めをしているフリをしながら若い女性を探す。正直なところ、可愛ければ小学生でもアラフォーでも一向に構わない。
――くそっ、野郎ばかりかよ……
見渡す限り男の客ばかりが目に留まり、思わず舌打ちする。おいおい、ここは女人禁制じゃねーんだぞ。ギャルの一人や二人来てたって、おかしくないだろうに。
「…………」
俺はアニメコーナーから動いて売り場中を練り歩き、無駄に広い店内で『女っ気』を探す。しかし、どこのコーナーに目を凝らしても、いる客と言えば暑苦しい野郎ばかりだった。
――しょうがねえ、ならば……!
俺は女性客の獲物をあきらめて、店員にターゲットを絞り込む。実を言うと、現在店員の中に一人ほど、若い女性が混ざっているのである。
「……」
売り場の片隅から、カウンターにいるその姿を確認する。こっそりと視線を向けると、ちょうど彼女が会計をしている真っ最中だった。
「返却期限は一週間となっております、ありがとうございました~~」
可愛くもやや気丈そうな風貌とは裏腹に、爽やかな笑顔で応対する姿が微笑ましく、いつ見ても股間が熱くなる。俺はポケットから以前もらったレシートを取り出して、小さな声で彼女の名前を口にした。
「……高塚陽子」
俺は誰に聞かせるでもなく彼女の――陽子ちゃんの名を呼ぶと、レシートを戻して一つ息を吐く。女性客がいない以上、もはや狙うは彼女ただ一人である。
「…………」
俺は知っていた。彼女がいつも、午後四時になると休憩に入ることを。そして、最初に店の外にあるトイレへと直行することを……
――もうちょっと、かな……
時刻は現在、午後三時半。事が起きるには少し時間が早すぎる。
「……」
俺はカウンター周りの作品を物色するフリをしながら、『その時』を待つことにした。もちろん、陽子ちゃんの動向にしっかりと気を張り巡らせながら…………
店の壁に設置された大型時計が、午後四時を告げるアラームを鳴らす。それは、俺にとってまさに『合図』だった。
「すみません、休憩入りま~す」
陽子ちゃんが野郎の店員たちにことわりを入れ、カウンターを離れて店の外に出る。
――それじゃあ、俺も入らせてもらおうかな……
俺は自然体を装いながら店を出ると、適度な距離を開けながら、店の裏手へと足を進める陽子ちゃんの後に続いたのであった――
店の裏に設置されたトイレは、男女別々ながらも入り口にドアがなく、どちらからも入り放題という自由な構造になっていた。
「さて」
俺は内部が丸見えの女子トイレに目を向けて、個室のドアが一つほど閉まっていることを確認する。そして、周囲に人気がないことも確認しながら女子トイレに足を踏み入れると、床に這って下の隙間から閉まったドアの向こうを覗き見たのである。
――おぉっ……
すぐさま視界にザラザラとした尻が映る。下半身までバッチリ見えるその後ろ姿に、俺はこの尻が陽子ちゃんの尻であることを確信する。
――形は良いんだけど、ちょっと見た目には悪い『汚尻(おしり)』って感じだな……でも!
手入れが悪いのか元からなのか、あまりキレイな尻には見えなかったけど、不思議と俺の股間にはいつもと変わらぬ熱が迸(ほとばし)っていた。見た目の可愛らしさとのギャップが、俺のチンコを刺激したのだろうか……
プシャァァァァァァァ…………
陽子ちゃんが右手の指を尻に添えながら放尿を開始する。その色は黄色く、ザラザラ尻から見えるにはあまりにもお似合いの汚さを醸し出していた。
「うっ、んっ……」
俺の視線に気づくことなく、陽子ちゃんがふんばり出す。どうやら、休憩時間に便乗してウンコまで出してやろうという魂胆らしい。
――……だったら、しっかり見せてもらうぜ陽子ちゃん!
俺は鼻息を荒げつつ、そんな陽子ちゃんが肛門を開き、汚い尻からウンコをひり出すところを凝視した。
ムリムリムリムリッ……ムリュッ! メリメリメリッ、メリリッ! ムリムリッ! ムリュリュ!
陽子ちゃんの肛門から、緩めの便が次々と姿を見せて便器の中へと落ちて行く。その臭いは強烈で、俺の鼻腔に容赦なく突き刺さる。
――何だろう、こんな汚い尻なのに、俺……俺……!
俺は嗅覚を陽子ちゃんの便臭で満たしながら、彼女の尻を視覚を通じてしっかりと脳裏に焼き付けた。
そして、彼女が拭き終えて立ち上がったところで、俺は男子トイレの個室へと移動して、速やかに膨れ上がるリビドーを発散させたのであった――――
トイレでの情事の後で店内に戻った俺は、垂れ幕の下がったアダルトコーナーの前を素通りする。気にならなかったと言えば嘘になるが、今の俺に需要がなかったのは本当の話である。
――そもそも小学生の俺が借りられるわけがねーんだし、それに……
あの光景を目の当たりにした直後とあっては、どんなAVも霞んでしまうと言うもの。ならば、今の俺には無用なコーナーである。
――それに、やっぱり俺はアニメが見たいもんな!
俺は再びアニメコーナーに足を運ぶと、今度こそ数点ほどレンタルしてから店を出て、家路についたのであった。お気に入りのアニメをカバンの中につめて。そして、汚い尻の甘美な記憶を胸の中につめ込んで――