※この作品はR-18です。

このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか   作:もっち~!

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変貌

 

---カズマ---

 

ステイタスの更新。『エアリアル』の多発で、intとMPは増加傾向だが、STRが増えない…

 

「力不足だな。装甲の固い敵だと、屠れないぞ」

 

って、団長からアドバイスされる。う~ん…どうすれば良いのだ?アスナ師匠の剣は、速度優先な為にレイピア系なので、参考にならない。

 

「カズマ、アマゾネスを師匠にしてみたらどうだ?あいつら、テクニックスルーのパワー勝負タイプだし」

 

アマゾネス?このファミリアにいたかな?

 

「ここにはいない。今度、遊びに来させるよ。打って付けのヤツがいるから♪」

 

狂乱ファイター系だと、引きますよ。

 

「まさに、狂乱ファイターだよ。気合いで、敵を屠るはずだよ」

 

次回のダンジョン演習時に呼んでくれるらしい。

 

 

 

---シュウ---

 

食事時、混ざっていてもわからない。人数の多いファミリアだから、下っ端の顔なんか、覚えていないのだろう。

 

「おい、お前…食事に参加していたのか?」

 

リヴェリアに見付かってしまった。

 

「遊びに来たら、食事タイムだったから…ははは」

 

「あっ、シュウ。どうしたんだ?」

 

ティオナに声を掛けられた。

 

「今度のダンジョン演習に参加してくれないかな?パワーファイターにしたいヤツがいるんだけど、僕達のファミリアにはいないタイプだから」

 

「いいよ♪アイズと潜れるのか…楽しみだな」

 

嬉しそうなティオナ。

 

「おい、パワーファイターなら、なんで俺に声を掛けないんだ?」

 

ベートに声を掛けられた。

 

「格闘系のパワーファイターならいるんだよ。だから、別の機会にね」

 

「おい、お前。この後、暇か?」

 

リヴェリアに訊かれた。

 

「暇っちゃ~暇だけど」

 

「ならば、買い物に付き合え!」

 

え?命令形…女性の買い物は苦手だけど…逃げようとしてのだが、首根っこを押さえられた。

 

「逃がさぬ!」

 

えっ?

 

--------

 

リヴェリアの買い物に付き合う。連れて行かれた先は、この前シルと立ち寄った洋服屋さんだった。

 

「お前が見立てろ!」

 

え?僕、コーディネーターでは無いんだけど…全裸が一番だよ、なんて言ったら魔法を撃ち込まれそうだし。う~ん…

 

若葉色のブラトップ、オレンジ色のブラウス、オーシャンブルーの膝上スカートに白のサンダルを見立てた。リヴェリアは反論せず、自分にあったサイズの物を手に取り、試着室に消えた。暫くすると、出て来た。

 

「う~ん…見違えるような感じだ。これが私か…」

 

こうして見ると、胸のサイズは手頃なんだ。う~ん…揉みたい…リヴェリアは気に入ったのか、代金を支払い、着てきた服を手提げ袋に入れて、店を後にした。

 

「なぁ、髪型はこれでいいのか?」

 

う~ん…僕好みにすれば良いのかな?リヴェリアとキャッスルドランへ転移した。

 

「ここはどこだ?」

 

彼女の問いをスルーして、突然の転移に驚くリヴェリアを、僕の部屋に連れ込み、椅子に座らせた。

 

「何をするのだ?」

 

髪の毛を濡らして、シャンプーをして、トリートメントで髪の艶をアップさせた。頭部を後ろにある枕に載せ、顔のケアをしていく。蒸しタオルで表面の油脂分を浮かせて、毛穴の汚れを除去して、保湿オイルでマッサージをした。

 

「出来たよ♪」

 

姿見の前に立つリヴェリア。

 

「これ…本当に私なのか?」

 

あの時して上げられなかったことをして上げた。そして、地上へ転移して戻った。

 

 

 

---リヴェリア---

 

ホームに戻ると、フィンが妙な事を言う。

 

「本当に、リヴェリアなのか?」

 

「何を言っているんだ、フィン」

 

「嘘だろ…別人だぞ…」

 

ベートが目を丸くして驚いている。そんなに変貌しているのか?自分ではわからないけど。

 

「どこで、変身したんですか?」

 

ティオネに訊かれた。どう答えれば良いか?

 

「あっ…この香り…シュウにして貰ったんですね?」

 

アイズが正解を言った。なんで、わかったんだ?

 

「どうして、わかったのだ?」

 

「髪の毛の香り…シュウがヘアケアをしてくれるときの香りだから」

 

って、ことはアイズもしてもらっているのか…

 

「リヴェリア、彼とどういう関係なんだ?」

 

フィンに訊かれた。どうって言われてもなぁ…

 

「買い物に付き合って貰って、服を見立てて貰っただけだ」

 

「それって、デートですか?」

 

レフィーヤが妙な事を言う。

 

「デートでは無い、買い物だ!」

 

「いや、デートって言うんだよ、そういうのは」

 

って、ティオナ。そうなのか…耳が熱くなっていく。

 

「えっ?まさか…遅咲きの初恋か?」

 

フィンが驚いている。初恋?耳がますます熱くなっていく。

 

「そ、そんなじゃ…無い…うんうん、違う」

 

「ふ~ん…リヴェリアでも、女は捨ててないってことじゃな。がっははは♪」

 

ガレスに笑われた。耳がぁあぁぁぁ~

 

「彼には世話になりっぱなしだな。アイズもレフィーヤもだし。お礼をしないとダメかな?どう思う、リヴェリア」

 

うん?何を訊かれたんだ?

 

「どうって…う~ん…」

 

「珍しいな。上の空だったのかい」

 

あぁ、そうかもしれない。

 

 

 

---シュウ---

 

ミアハ・ファミリアを訪れた。ナァーザに相談をする為だ。彼女に作って貰いたいサンプルを渡す。

 

「コレを作って欲しいんだ。材料は草なんだよ

 

原料のサンプルも渡す。

 

「う~ん、見た事無い草だね」

 

「ダンジョン内には無いから」

 

「うん?どこにあるの?」

 

「言えない。出来るか出来無いかだけを教えてくれるかな?」

 

「効能は何?」

 

「MPの回復…」

 

「えっ?」

 

この世界には無い薬剤の製作を頼んでいるのだ。本拠に行けば、いくらでも増産できるのだが、ここからだと時間的に遠いのだ。なので、現地で作れれば、便利だと思って…

 

「夢のような薬だよね?」

 

カズマとめぐりん対策に必要なのだ。カズマは最大MPの上限が低いし、めぐりんは爆裂魔法を1回しか撃てないから。この先に4名、いや将来的にはアクアを女神に戻し、主神にするから、3名で潜れるようにしてあげたい。

 

「製法は?」

 

「青汁と一緒だよ」

 

「絞るだけ?」

 

「なるべく加水しないで濃い方が良いんだけど、それだと飲みにくいからね」

 

「大量に作れれば、大金持ちだな」

 

「僕達のファミリア以外には使わせないよ。原料を取る手間を考えたら、他のファミリア分は難しいから」

 

「そこをなんとか…」

 

「借金返済か?」

 

ダンジョン内での怪我でナァーザの片腕は義手で有る。その義手の代金は借金で、ミアハ・ファミリアの没落に関係しているとか。

 

「10億有れば足りるんだよな?」

 

「うん…」

 

「ナァーザとやりたい時にやらせてくれる?」

 

僕の申し出を聞き、顔と耳を真っ赤にするナァーザ。

 

「シュウ…冗談を言うなよ…私の身体にそんなに価値は無いよ~」

 

「身請けしてもいいよ。その気になったら言ってくれ」

 

「う~ん…ちょっと来て…」

 

僕の手を引き、彼女の部屋に連れ込まれた。そして、僕の目の前で全裸になるナァーザ。

 

「ねっ…価値無いでしょ?」

 

僕は彼女の前に、15億ほど転移させた。

 

「これ、使ってくれ。名目は観賞代でいいから」

 

僕は彼女の前から、転移して消えた。

 

 

全裸のナァーザの目には涙が…まぁ、どこの世界でもミアハの借金返済はしているし。予定調和ってことだな。自分のホームに戻り、自分の部屋でまったりとうたた寝…

 

-----

 

ドアをノックする音で目覚めた。アイズが添い寝をしている。いつの間に来たんだ?あぁ、ドアを開けないと。ドアの前にはミアハとナァーザがいた。

 

「どうしたんだ?」

 

「どうもこうもない!どういうつもりだ?」

 

ミアハが激高している。

 

「何を怒っているんだ?見当が付かないよ」

 

なんでアイズと添い寝をしているかも覚えていないのに…

 

「ナァーザの身体に15億払ったそうだな」

 

あぁ、アレか。

 

「払ってないよ。あれは観賞代だ。足り無いのか?いくらならいいんだ?」

 

「そうじゃない!なんで、こんなに払うんだよ~!」

 

「価値感は人それぞれ違う。違うか、ミアハ?」

 

「そうだけどな…なぁ、ナァーザをお前に渡せば、ナァーザは幸せになるのか?」

 

「ならない。ナァーザはミアハの処にいた方が幸せだと思う」

 

「じゃ、なんで…」

 

「ナァーザはどう思うんだ?」

 

「ごめんなさい…シュウには私ってお金の亡者に見えたんでしょ?依頼品を大量生産して大儲けって…」

 

まぁ、あんだけの借金があったらな、しょうが無いと思うけど。

 

「ナァーザ、お金に拘りすぎだ。もっと、楽に生きろよ」

 

目が点になっているナァーザ。何か驚くような事を言ったかな?

 

「生きていれば、楽しい事、辛い事、苦しい事、嬉しい事、哀しい事なんかがあるけど、全部、生きる上のスパイスだよ。全部を受け止めて生きて見ろよ。死んだら…もう、何も出来無いんだから…」

 

まずい、リヴェリアの姿が…フィードバックしてきた。あの時、僕は何も出来無かった。うっ…部屋を飛び出す僕、その後を誰かが付いて来るが、

 

「メイビス、後を頼む。ダメだ」

 

僕は遠くへ転移した。感情が暴走すると、この世界が危ないだから、遠くへ…

 

-------

 

「ここって、どこ?」

 

気持ちを落ち着かせていると、ナァーザの声がした。あれ?なんでいるんだ?

 

「ここは…僕のお気に入りな場所…エデンの園だよ」

 

「え?エデンの園…それって、天界だよね?シュウ…あなたは何者?」

 

何も言いたくないスルーする。湖の畔に生えている知恵の樹を眺める。心が落ち着くのだ。あの樹を見ていると不思議とね。

 

「ねぇ、シュウ…」

 

僕と樹の間にナァーザの顔が出現した。目を軽く閉じたナァーザが、僕に迫り押し倒した。

 

「シュウ様、何度も言っていますが、ここでそういう行為は禁止ですよ~」

 

ミカエルの声がした。モニタリングしているのか?返事をしたいのだが、ナァーザの口で、僕の口は塞がれていた。

 

「まったく…あなたと言う神…裸は厳禁ですよ。したら、また出禁にしますからね♪」

 

そうだろうな…このまま、寝ちゃうかな。

 

 

 

 

目が醒めると、自分の部屋のベッドで、ナァーザと全裸で交わっていた。なんでやねん?

 

『ミカエルに引き取りを要請されましたよ』

 

って、メイビスから念話が届いた。

 

 

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