このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
---シュウ----
「どうだ、何かわかったか?」
リヴェリアに訊かれた。
「あぁ…ただ、狙いがわからない。僕達はラキアと接触はしていない。だから、狙いは違うのかなって」
「狙うなら、ロキ・ファミリアだけど、参加は流動的だったしな」
フィンも考えてくれている。
「後、どこから漏れたかだ。ロキ・ファミリアの主力が参加だと、どうやって知ったか」
疑問の一部は、メイビスからの連絡により判明した。会話用魔法陣を開いて、地上のメイビスと会話をしだした僕。
「で、わかったことは?」
「ヘスティア・ファミリアにいる黒騎士を名乗る人物が怪しいです」
僕の記憶に無い人物。イレギュラーなのか?他の並行世界では遭遇していない。
「眷属なのか?」
「エイナさんに今、詳しく調べてもらっていますが、眷属ではあるようです」
「ソイツが起爆スイッチかもな。フィン、黒騎士って知っているか?」
「余り知らないが、ヘスティア様の処の前衛だ」
「この後、どうしますか?」
「このまま、潜る。取り敢えず18階層までは行く。ホームのガードレベルをあげて置いてくれ」
「了解しました」
魔法陣を閉じた。
「ベルは関与しているのかな?」
アイズが、かわいがっているらしいベルの事を思い、心配そうにつぶやいた。
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寝息が聞こえる7階層…僕と達也と深雪はテントから出ていた。
「深雪、結界でここを護ってくれ」
「はい」
「じゃ、達也、行こうか♪」
「はい♪」
やられたら10倍返しだ。
寝息の聞こえるヘスティア・ファミリアのホームに転移した。
「誰だ?」
早速見付かった。僕達の前に姿を現した黒騎士様。
「お礼参りにまいりました。黒騎士様♪」
怯んだように見える黒騎士。
「どうしたの?」
ヘスティアが目を醒まして、声を掛けてきた。
「敵襲のようです。ヘスティア様」
「なんですって?!みんな、起きなさい!敵襲よ!」
わさわさ起き出す眷属達。
「ヘスティアよ、お前達が先に仕掛けたんだ。償いはさせる」
「仕掛けた?何を言っているの?」
「そこの黒騎士の放った術で、うちのファミリアで2名被害が出たんだよ」
「だから、何を言っているの?」
「お前、ソイツの正体を知らずに眷属にしたのか?」
「正体?」
「なぁ、黒騎士さん。いや、邪龍さんとお呼びした方が良いかな?」
黒騎士の変化の術を、達也が解除をすると、人の姿だった黒騎士は黒いドラゴンへと変貌していった。
「貴様…何者だ。俺様の正体に気づくなんて…そこの女神は欺けたのに…」
「メイビス・ファミリアの団長シュウだ。なんで、うちのファミリアを襲ったのかな?」
「はぁ?そんな名の知れないファミリアなんか狙っていない。伝説のドラゴンのオーラを感じたからだ。誰の使い魔になったのだ?」
あ、オーフィス狙いなのか…それは考慮していなかったわ。
「教える必要性は無い」
ドラゴンキラーな剣を手にした。
「何…貴様…何者だ…その剣は…」
ドラゴンにとって致命的なオーラを放つ剣を前にして、狼狽える邪龍。
「この剣はサマエルの剣。ドラゴンには死を、神には激痛を、与える剣だよ♪」
邪龍は、ここから逃げだそうとするが、結界に弾かれて床に叩き落とされた。
「この建物には、強固な結界を張らしてもらったよ」
逃げ場を無くした邪龍が、僕に特攻してきた。居合い斬りで首を刎ね、彼に死を与えた。
「おい、そこのクソ女神、償いをしろよ!」
「神様になんてことを言うんだ?」
ベルが飛び出して来た。裏拳を腹部へめり込ませる、その場に倒れるベル。
「ベル君…」
ベルを心配そうに見つめる、女神ヘスティア。
「次はドイツが相手だ?」
「てめぇ~」
魔剣を手にしたヴェルフが襲い掛かってきた。達也が魔剣を分解して消滅させ、手ぶらのヴェルフの顔面に左ハイキックをプレゼントした。
「次は誰が相手だ?」
残るは女性だけか…うん?小人族の女性が、ナイフを手にして襲い掛かってきた。ならば、全員道連れで、『脱衣緊縛』『催淫』で地獄ツアーへ旅立ってもらった。
「どうします?」
女神を含む女性達の歌声をバックにして、達也に訊かれた。
「邪龍の魂に尋問かな」
黒幕が居れば、お礼参りの再開だな。あぁ、小人族の子…そそるなぁ…あぁ、調教したい…
「シュウさん、調教は別の機会にしてもらえますか?」
あ!そうだった、達也に僕の心はダダ漏れだった。邪龍の魂を手にして、二人で転移をして、この場から去った。
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「で、どうするんだい?」
朝、フィンに訊かれた。
「どうするって?」
「いや、だから、襲った奴らをだ」
「あぁ、もうしばいてきたよ」
「もう…って…」
ひどく驚いているフィン。僕の正体に気づいたリヴェリア、うすうす感づいているアイズ達は、さほど驚いた様子を見せていない。
「発案者と実行者、あとかばい立てした奴らに罰を与えてきた。だから、この件は安全だ」
「この件は?」
リヴェリアが訊いてきた。
「アレとは別のイレギュラーがいるんだ。ソレの原因がわからない。出現はランダムだから、特定の相手狙いでは無いかもしれない」
「どうするんだ?」
「カズマ達が死なない程度に演習できるように、18階層より上に出現させないようにしたい。19階層より下で出る分には、遭遇しない限り関与しない」
テントを片付けて、出発の準備をする。
「ここから先は、第二部隊が先頭だ。カズマ達は本隊で待機。お前らでは無理だから、ポーターをしていろ。アクアは回復要員だから、第二部隊を頼む」
---ヘスティア---
朝、地獄から解放された。全身体液塗れである。まだ、アレがひくついている。うっ…ベル君が英雄になったら捧げるはずだったのに…
未使用であるが、もう未使用で無い私…ベル君の倒れ居る処へ…這っていく。立ち上がる力はもう残っていないから。
「ヘスティア!大丈夫か?」
ヘルメスの声が…
「おぉ、派手にやられたな」
ヘルメスに見られた…こんな無様な姿を…
「あぁ、これか…これが邪龍か。これ、もらっていくよ。おい、運んでくれ」
ゾロゾロとヘルメスの子供達が入ってくる。黒騎士の遺体を、運び出している。
「そうそう、あの邪龍を眷属にした経緯を、訊かないといけないんだ。う~ん、風呂浴びたら、ギルドに来てくれ」
そういうとヘルメスが出て行こうとする。
「待って!ベル君を助けて!」
「無理ヤリ参加して、遠征ルールを破って、トンズラしたって…今回の遠征を企画したファミリアから苦情が来ている。詫びをしておけよ。ベルも含めて、全員でな」
「助けてよ~、ヘルメス!」
「悪い…俺のファミリアもやられたんだ。次、やったら潰される。だから、言われたこと以外はできない」
ヘルメスが去って行った。ヘルメス・ファミリアを潰せるファミリアの逆鱗に触れたんだ…どうしよう…
---シュウ---
階層主…アイズとアスナにまかせた。連携してお互いの長所を生かしつつ、短所を補っていく。良い傾向だ。
「あれが出稽古の成果なのか?」
フィンに訊かれた。
「そうだな。一緒に鍛錬をしないと連携は無理だ。相手を知らないと、長所も短所もわからないから」
「なぁ、こういうことは可能かな?うちのファミリアに来て稽古を付けてもらうとか」
逆出稽古か?う~ん…
「ちょっと無理だな。リトル達の講師は、うちのファミリアの団員で無いから、契約外になってしまう」
「剣士組だけって感じでは?」
「悪い。カズマ達で手一杯だよ。アイツらの鍛錬を見ながら、メニュを考え無いといけない」
「じゃ、出稽古の人数を増やしてもいいかい?」
「2名までだな。呼んでいないベートとかガレスが遊びに来る時があるから」
「えっ?ガレスとベートも行っているのか?」
あれ?知らなかったのか?
「たぶん、フィン以外の主力メンバーは全員来ているよ」
僕の言葉で、凹むフィン。
「僕だけ…仲間外れだったのか…」
「そうだ、もう1つの連携を見せてあげるよ。アイズ、アスナ!ダクネス、ベートとチェンジだ」
僕の指示通りに、スムーズかつ戦闘に空白時間が出来無いように、入れ替わる2組。
「こんな連携も出来るのか?」
「空白時間は、互いの組同士で躊躇が生じる。だから、空白時間を埋めるようにしたんだ」
鉄壁なダクネスを盾にして、ベートが攻撃を繰り出していく。
「トドメは、リトル、フィアナ!詠唱を開始しろ」
同時に詠唱を開始した二人。真逆な属性の魔法を詠唱している。急激な温度差を利用した寒暖術である。ダイヤモンド以外の固い装甲向けである。大抵の敵には有効なはずだ。ただ、同時着弾させる必要があるため、高度な術ではある。混乱した戦況で使えるかが問題だ。
今回の結果は、二人の寒暖術により、階層主は倒された。
「様々な連携が機能すれば、複数の敵相手でも、機能できる」
「どうやれば、そんな発想が浮かぶんだ?」
「フィン、場数を踏め。死にそうな戦場の場数だよ」
そして、18階層に到着。
---ヘスティア---
ギルドで尋問をされた。黒騎士とどこで知り合い、どうして眷属にしたかを…ベル君と仲良しでベル君がスカウトしてきたなんて言えない。はぐらかすような返答をしていく。
「ヘスティア、隠し事はダメだぞ。お前の立場が悪くなる」
ヘルメスが諭すように言う。だけど、ベル君は私が護る!
「ヘルメス、変わるよ」
昨夜の襲撃者の一人が現れた。
「いや、ここは俺だけで大丈夫ですよ」
「なるほどな…」
ニヤッと笑う襲撃者。何がおかしいのよ~!
「ベルと仲良くなり、ベルがスカウトをして眷属入りか。素性を調べなかったんだな」
えっ…何も話していないのに…お見通しですか?
「じゃ、僕なりの尋問をする」
いきなり、違う場所に連れ込まれた。手首で拘束されて、天井の梁につり下げられている。しかも全裸だよ~。
「言いたく無いんだろ?答えなくいいから。お前の身体に訊いてやるから♪」
身体に訊く?意味が…ぁぁぁぁぁあ~…股間に顔を埋めて、舐められている。そこは、ベル君に捧げるんだよ~止めろ~!
あっ…あっ…あぁぁぁぁぁ~…扉の中の柔らかい敏感な部分を、吸い込んで口に含んでいる。何、この感覚…ダメっ…身体の奥が熱い…
あっあぁぁぁぁぁ~…身体の中でノックをされている。叩かれる度に振動が内部から身体全体に響く。蕩けていく…
「なぁ、処女神を卒業するか?だいぶ、守備力が落ちているけど…」
まさか、ノックしていたのは膜なのか…
「やめて…やめなさい…それはベル君に…」
渾身の力を込めて言ったつもりだったけど、消えるような声しか出ない。
「身体に訊いているんだよ。お前の意志には訊いていないよ♪」
「お願い…聞いて…うぐっ…ダメ…いや…」
ノックが再開された。目の前の男の肩に両膝が載っている。身体は抵抗せず、彼を受け入れているようだ。
「お願いします…止めてください…そこだけは…あぁぁぁっ!」
新たな刺激を感じた。膜をすり抜け、更に奥に侵入されたようだ。最深部を舐められている。
「子供が産めなくなる…だから、やめてください」
言葉を聞いてくれたのか、肩から膝をおろしてくれた。だけど…彼の肉棒が侵入してきた。
「ダメ…やだよ~」
意識が闇に包まれていった。
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気が付くと、フレイアがいた。
「尋問は終わりよ」
いや、私自身が終わっていると思う。
「何、死んだような顔をしているの?処女神様♪」
えっ?昔のことだよ、そんなのは…
「ふっ、処女は護られているわよ。彼はそこまで鬼では無い。純愛は嫌いじゃないから。でも、あなたが隠し立てしたことは、逆鱗に触れた。だから、あなたの魂にしたの。身体は無傷よ」
魂に…物理的に護られても、魂と心は汚染されている。
「これくらいで済んで良かったじゃない。ベル君にまだ逢えるのだから」
え?
「彼は『神殺し』よ。アンタなんか、簡単に消せるの。でも、ベル君に対する愛情に免じて、この程度で済ませたようよ」
この程度って…いや、『神殺し』って…私より上の階位じゃないの…
「まぁ、せいぜい、この地上での生活は楽しみなさい。天界に送還されたら、違うお楽しみが待っているからね♪」
送還されたくない…確か天上界の神様よね…それを怒らしたの?私って…