このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
---フィン---
ドン!ドン!ドン!
っと、朝っぱらからドアを豪快に叩かれている。誰だよ?ドアを開けると、顔から血の気が失せたポールがいた。
「大変だ!モンスタートレインが、街に押し寄せて来た!」
はぁ?どこのバカだ?モンスターに追われたまま、街に逃げ込んだのか?窓から、外を見ると、そういう状況では無かった。大量のモンスターが列をなし、街に雪崩れ込もうとしていた。街の入り口で応戦する冒険者達。しかし、下層から次々に湧き出すように出てくるモンスターの列…はぁ?何が起きたんだ?
「今、この街にいる冒険者達で、フィンの処が一番レベルが高いんだ。頼む!アイツらをどうにかしてくれ!」
いや、あんなに大量だと…頭に適任者が浮かんだ。彼の部屋に急ぐ。後からポールも付いて来ているようだ。
彼の部屋に入ると…最中だった…
「あん?フィンも混ざるのか?」
「いや、そうじゃないんだ。モンスタートレインが街を襲撃しているんだよ」
彼は何かを思念する仕草をした。
「あぁ、これはマズイな。ティオネ、全員を起こして宿の前に集合だ!」
「了解です♪」
全裸で部屋を出て行くティオネ。それを唖然として見ているポール。
「援軍も呼ぶかな。楽しそうな戦いが出来そうだし♪」
物凄く楽しそうな彼。彼の表情を見た瞬間、一瞬モンスター達が可哀想だと思ったのは内緒だ。
---シュウ---
宿の前に集合したメンバー達。
「まず、街の入り口の防衛だけど、ロキ・ファミリアのエルフ以外に一任。後、アスナも直ぐ行ってくれ。守備リーダーはフィンだ」
フィン達が所定の場所に急いで向かう。
「エルフ陣は、フィン達の後方からの支援と回復要員だ。リーダーはリヴェリアだ。取り敢えず、回復を優先にしてくれ」
リヴェリアが頷くと、第2陣が出発した。
「殲滅隊は、僕とラムレム、今呼び出している戦闘バカ三人で行く。注意事項は、各階層を繋ぐ連絡通路を壊すなだけだ」
ラムレムと転移してきたバカ三人が、モンスター集団に突っ込んでいく。
「私達は?」
アクアが訊いてきた。
「上からの通路を守護だな。上の階層からも来るかもしれない。ダクネス、カズマが前衛、後方支援はめぐみん、ウィズ、回復、遊軍はアクアだ。まぁ、ドジ踏んだヤツは、カズマ以外はお仕置きをする。いいな♪」
「絶対に、死守します!」
意気込むアクア。
「お前が一番危ない。全滅したときのことを反省しろ」
コイツの油断クセが一番恐い。
「後、達也と深雪は、街の中に侵入したモンスターがいないかの探索と、居た場合は速やかに屠れ!」
「深雪は…昨晩、激しかったようですね。物凄く嬉しそうでしたよ」
と、達也。そうだったなぁ…って、深雪がこの場にいない。
「で、深雪は?」
「まだ起きてきません」
苦笑い気味の達也。疲れが残ったのか…反省しようっと。
「アスフィも達也達に協力して、ナァーザは、薬での回復だ。軽傷者を頼む」
一通り指示を出し、僕も出陣♪透過能力で地面を透過して、発生源の最深部を目指す。う~ん、リビングデッドが大量にいるフロアを発見。ここかな?『地獄の業火』で焼き尽くしていく。ここって、何階層だ?
リビングデッドの燃えかすから、魔石を発見。死体に魔石を埋め込むとリビングデッドになるのかな?
「お前は誰だ?」
振り向くと、話す事のできるリビングデッドがいた。
「お前こそ誰だ?」
聖水が滴る妖刀村雨を手にして、刃先を相手に向けた。
「何?聖属性だと…この世界にはいないはず…」
何か焦っている相手。
「お前が引き起こしたのか?」
「さぁな♪ここで、お前は退場だ!」
見た事の無いモンスターが地面から生えた。植物系かな?燃焼系魔法の『地獄の業火』を発動する。水分量が多いのか、思った程に燃えない。
「聖属性の魔法使いなのか?」
召喚陣が何枚か発現して、魔獣系が召喚された。
「地獄の門番ケルベロスだ!喰われてしまえ!」
ケルベロスは、地獄の王である僕のオーラにビビり、呼び出した本人を喰らってから、帰って行った。喰われたアイツのいた場所には、魔石が1つ落ちていた。魔石を拾い、思念を読み取ろうとするが出来無い。う~ん…どうするかな。役立たないし、有ると害を為す気がするので、その場で砕いた。
さて、どうするかな?植物系のモンスターの燃えかすを捜索。魔石無い…これは本体では無い可能性があるのかな。こういう場合、本体は地下茎になるのか?親木がいるのか?地下茎の存在をまず確かめる。燃えかすの周囲の地面を掘り起こす。何かがいた形跡のある穴があった。そこに、『ポイズンミスト』という毒性のある霧を流し込んでみた。暫く待つと轟音と共に、地面が揺れ始めた。翼を展開して、空中で様子を見る。しかし、何も地上には出て来なかった。空間の揺らめきも無いし、どういうことだ?違うフロアに移動したのか?地面の揺れは止まったようだ。
まぁ、上の階層でも行くかな?
---ラム---
う~ん…団長の言いつけを守っていない。階層を繋ぐ通路が壊されている。これって、連帯責任かな?青髪さんと赤髪さんの飛ぶ斬撃が壁に当たる度に、通路幅が広がっていく。レムのモーニングスターが炸裂する度に、地面が抉れていく。モモヨンさんの、ケリで天井が削られていく。そして、ラムの魔法で、ビビの入った部分は崩落して、通路自体が大きく成っていく…
「なんか、通路が広がっていないか?」
「気のせいだろ?」
暢気な会話が飛び交う。通路が大きくなるにつれて、モンスターの数が増えていく。まぁ、通路の面積が増えていますからね。このままでは通路が抜けられない。
ピキッ!ガラガラガラ~ドドドッ~ズド~ン!
ついに通路は行き止まりになった。
「あ!」
モモヨンさんが声を上げた。
「う~ん」
唸る青髪ゼノヴィアさん。
「マズくないか?」
事態の深刻さを感じ取った赤髪アイズさん。
「マズいですね…」
団長に慎重さを買われていたレムの顔には、いやな汗がダラダラと…
「連帯責任ですからね!抜け駆けはダメですよ!」
ラムは警告をした。お仕置き確定である。
---シュウ---
めんどくさいので、魔石を無価値にして、モンスターを一気に殲滅した。何で、先遣隊が来ていないんだ?アイツら、やらかしたのかな?あの中で一番常識の有りそうなラムの意識をモニタリングした。
『連帯責任ですからね!抜け駆けはダメですよ!』
はぁ?これって…まさか、通路を破壊したのか?アイツら、洞窟戦は向かないなぁ。はぁ~人選ミスに落ち込む。お仕置き確定だ。当分スルーしてやろっと。身体へのお仕置きは効果無いヤツらには。スルーされることが一番の苦痛になるようだった。
で、トレインの原因を探らないと…活動域を出る原因として、エサの確保が出来無いを考える。エサはパントリーに有るはずだよな。パントリーに向かう。
パントリーの入り口に辿り着いたのだが、入り口を塞ぐように、あの植物系のモンスターが生えていた。これが邪魔でエサが取れなかったのか?モンスターは僕を認識したようで、襲い掛かってきた。透過能力で、攻撃を透過してダメージを貰わないようにする。さっきは燃やしたから、今回は斬ってみるか。魔皇剣を手にして、茎を斬り裂いた。強酸性の液体をぶちまけるモンスター。普通の金属だと腐食しそうだ。いや、皮膚がただれるかぁ。
断面を解析する。固い表皮に護られて、内部を強酸性の液体が通っている。その内側に芯のような物がある。では、芯の部分にぶちまけた強酸性の液体を垂らしてみる。煙を上げて溶けていく芯。溶けた芯はホースのようになった。更に強酸性の液体を流し込んでいく。地下茎まで溶けないかの実験だ。
うん?斬り落とした上部の切断面から、根っこのような物が生えてきて、地面に潜っていく。これで増えるのか?多肉性植物みたいだな。根っこの部分の生え際を観察する。芯の部分から生えているようだ。となると、これが本体かな?新しく生えた根っこがどこに伸びるのかをモニタリングしてみようっと。
---ラム---
応援組の3名は逃げるように帰還してしまった。ラムとレムで街へと戻る。街は団長の指示により護られているようだ。
「ラムさん、団長は?」
リトルちゃんに声を掛けられた。返す言葉が見付からない。端的に言えば「ドジを踏んだ」である。しかし、そんなことを彼女には言えない。それは団長への援軍が送れないってことになり、心配のタネを増やすことになるから。
一流のメイド兼戦士を目指すラムには言えない…どうするか。
「出逢えなかった…」
レムが寂しげに呟いた。
「やらかしたんですね?」
って、フィアナちゃんの冷たい言葉が、ラムにもレムにも突き刺さる。
「下層へは降りられないってことですか?」
追い打ちを掛けるフィアナチャンの言葉…返す言葉が見当たらない。
---シュウ---
本体は下層にいるようだ。ダンジョンの壁の外側から、下へと向かっているようだ。当面は、相手にしなくていいかな。問題は、パントリーを防ぐアレの対処方法を見つけないと、カズマ達を安心して18階層へ送り出せない。
表皮を分析する。蛇の様に動けるので、固いけど柔軟性があるってことだ。考えられるのは、鎖帷子系ってことかな?う~ん、細い繊維状の物で織り上げられているようだ。繊維は水分を含有しているみたいだ。これが燃えにくくしているのかな?閃めきが突然舞い降りてきた。そうか、細い針で刺して、貫通できるかだな。試しに刺してみた。うんうん、貫通できる。織り目の隙間に刺せばいけるな。
目の前のモンスターに『ポイズンニードル』という毒針を放つ術を発動してみた。毒針は刺さる。しかし、芯まで到達はしない。そうか、芯を護る強酸性の液体で溶けちゃうのか…
う~ん…「混ぜるな危険」という言葉が脳裏で踊る。そうか、混ぜれば危険なんだよな
♪『クロリンニードル』という塩素系の針を放つ術を発動してみた。苦しみ出すモンスター。混ぜると危険なガスが発生し、茎に浸透しているようだ。経過観察をしていると、枯れていくモンスター。これで、解決だな。街へと戻るか。
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パントリーを開放しながら、上の階層を目指す。しかし、19階層と18階層を繋ぐ通路…塞がれていた。これか…あのバカ達のやらかしたことは…
う~ん、どうするよ、これ。ガレキを転移するにして、一体どの位の距離で埋まっているんだ?範囲が分からないと転移陣を作れない。一番楽なのは、床面を壊して、下に落とすことかな?それでいくかな。ガレキを少しずつ下の階層へ落としていく。
単調な作業が続き、飽きてきた。一気に落とすと、崩落する危険が大だし。ダンジョンの自己修復力を上回る破壊は避けたいし。なので、少しずつ落としている。しかし、飽きて飽きて、もうダメだ。誰かを遊びたいなぁ…
『深雪を強奪』を発動した。僕の目の前に深雪が現れた。
「えっ?どうして…ここはどこですか?」
「どっかのバカが崩落させた現場だよ」
「あっ…あぁ…」
深雪は状況を把握しているようだ。取り敢えず、深雪に襲い掛かる。
「な、なんでですか?」
襲われる理由がわからに深雪。
「飽きたんだよ。脱出することに。だから、深雪と遊ぶことにしたんだ♪」
「はぁ?」
服の上から弄る。見えない箇所を弄るのは、想像力が鍛えられる。
「えっ?ここで?」
透過能力で、服の上から深雪の乳房を口で味わう。
「あっ…前戯無しですか?」
頬を赤らめる深雪。えっ?これが前戯ですが…舌で乳首の感触を愉しむ。
「あぁぁぁぁ~もう、ダメです。悶悶と…」
自ら服を脱ぎ始める深雪。そうはさせない。両手首を押さえ、服を脱ぐ行為を阻止する。
「お願いです…熱いんです…あの…あれ…ください。きゃっ~♪」
真っ赤な顔をしてお強請りをする深雪。ドエスな僕は応じない。
「お願いです…ダメなんです…あぅ…」
まだ、あまりしていないのに達してしまった深雪。うっ、これからなんだよ、お楽しみは…全裸にして、失神している深雪と交わる。痙攣気味でヒクついたヒダが、何とも言えず気持ちが良い。手の平で、乳首と乳房を感触を愉しみ、耳タブをハムハムする。
「ズルいですよ。失神している最中に愉しむなんて…」
真っ赤な顔の深雪が呟いた。耳まで真っ赤だ。
「達した直後の深雪って気持ち良いんだよ♪」
「そうなんだ…じゃ、しょうがないかな…今度は私が上に…」
達した後の深雪は大胆になる。深雪を上にして、お互いに愉しんだ。
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気力が充実して、作業を再開する。僕の作業を後ろで見ている深雪。
「一気にだとダメなんですか?」
「あぁ、下の階層へのダメージがデカいと思う」
深雪が手伝い始めた。少しずつ地面を削っていく。だいぶ、進んだと思うんだけど…まだ18階層に辿り着けない。
「あぁ、飽きてきたな。また誰か呼ぶかな…」
「私じゃダメですか?」
真っ赤な顔をして、僕の顔を覗き込む深雪。
「ダメじゃないけど、暫く経ったってからの方が、気持ちが良いんだよ。見えない部分を休ませないとダメだよ」
「そうなんだ」
残念そうな深雪。
「誰にするかな?虐めがいがあるのがいいなぁ…いや、今後の作業を考えると魔法使い系がいいかな。剣士だと崩落しそうだし」