このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
---シュウ---
アイズとリヴェリアをフレイ経由でミアに預け、アリーゼ達と潜った。
「なぁ…瞬殺…すぎるだろ…」
アリーゼが驚きを隠せないでいた。戦闘に飢えていた僕、ファルコン、ジム、フレイの手により、交差したモンスターは次々に血柱を上げて、灰になっていく。そして、モンスターの群れはいなくなると『強奪』で、魔石を回収。
「手際も良すぎるし…」
リューも驚いてる。あっ!階層主…フレイが瞬殺。そして、18階層へ。
「なんか、最短記録で18階層に着いた気がする」
リュー、アリーゼの手を借りずに到着した。
「どうする?潜る?戻る?」
団長のアリーゼに確認した。
「う~ん…ここで1泊して戻ろう」
殆ど駆け下りてきた感じなので、アリーズとリューは、疲れ切っているようだ。
「じゃ、4名で遊んでくれるね♪」
僕達だけで19階層へと走って行った。
---アリーゼ---
「なんだ?アイツら…フレイが、伸び伸びと戦っていた。あんなフレイは初めてだ。私達に遠慮して、手加減していたのかな?」
宿を取り、部屋に入って、ベッドで横になって、リューに訊いてみた。
「そんな感じだね。普段は私達に経験値を稼がせる為に、ここ一番でしか速効なんかしなかったよね」
ショックだった。アイツらのお手並みを拝見と思ったのだが、次元が違ったのだ。私達は何も出来ずに見ているだけ、18階層まで走り込んだだけだった。
「あれが、伝説の英雄達の戦力ってことかな…」
アストレア様から聞いた彼らのこと。たった一人で三頭一対を消し去ったシュウ、たった一人で神々の大ゲンカを止めたファルコン、たった一人で異種族戦争を止めたジム…伝説だと思っていた英雄が、目の前に現れたのだ。
「フレイも秘密があるのかな…」
リューは想い人フレイのことが気になっているようだ。
「まぁ、訳有りなんだろう。あまり、気にするなよ」
「そうだけど…」
---シュウ---
地上に戻って、魔石を換金して、人数割りで収益を分配した。
「私達は、1匹も倒していないぞ!」
「参加者には公平に分ける。これがルールだよ」
アリーゼの訴えを却下した。これで何を買おうかな…アイズとリヴェリアに何かを…
「アリーゼ、付き合って♪娘達にお土産を買いたい。見繕ってくれよ」
「私が?私は…女っ気は無いよ」
「いいから♪」
アリーゼの腕を掴み、洋服屋さん…いや、ヘファイストスのお店に向かった。
「装備か?」
「練習用だと、何が良いかな?」
安い装備を売っている支店に入った。安くてもヘファイストス・ファミリアの商品、それなりの品質である。
「アイズは剣士で、リヴェリアは魔法使いかな?」
「アイズは速度優先にしたいからレイピアで、リヴェリアは…杖か?」
アリーゼが見繕ってくれ、得物と防具を少し買い込んだ。
「なぁ、アイズに剣を教えてあげれくれるか?後、リューに頼んでリヴェリアには魔法をさぁ」
「あぁ、わかったよ。でさぁ…私には何を教えてくれるんだ?」
僕に教えられる物?女としての悦びくらいしか思い浮かばない。
「女としての悦びなら、教えてあげられるけど…」
怪訝な顔のアリーゼ。
「なんだ?それは?戦闘の役に立つのか?」
「う~ん…生きる上で役立つかな?」
「そうか、じゃ、ソレを教えてくれ」
「そうか…今夜、アリーゼの部屋に行く♪」
豊饒の女主人のシルの部屋に行くとアイズが抱きついて来た。
「お帰りなさい♪」
「ただいま。アイズとリヴェリアにお土産だ。気に入るといいけどな」
二人に装備を手渡した。
「で、アイズはアリーゼに、リヴェリアはリューに習えよ。隣で戦いたいなら、彼女達くらいの実力は手にしろよ」
「うん♪」
「わかりました♪」
1階で食事をして、アストレアの待つホームに帰宅した。
---アリーゼ---
夜…ドアがノックされたので開けるとシュウが立っていた。
「遅くなってすまない。アイズがやっと寝付いたよ」
アイズはシュウと添い寝をしないと、中々寝付かないらしい。リヴェリアは少し歳上なので、一人でも寝付くそうだ。
「で、女の悦びって何だ?」
『身体停止』
彼は何かの術を発動した。身体が動かない…だけど、衣服の感触がいつもと違う…
「あっ…何をした…うっ…」
太股が震える。下半身に力が…
「なぁ…シュウ…はぅ…うぅぅぅ~」
股間から生暖かい体液が滲み出ている。これって、淫乱化…私はエルフでは無いのに…
「アリーゼ、正解だよ。四肢の動きを止めて、性的刺激の感度を倍化する術だよ♪」
耳が熱い…
「あぁぁぁぁ…」
「天にも浮かぶ気分だろ?それは、女性にしかわからない刺激だそうだ。いいか、死んだら、その刺激は二度と手に入らない。生きている証拠だからな」
生きる気力を養う鍛錬なのか?口元からも体液が…
『催淫』
シュウの術で、目の前の景色がコマ送りのように見え始めた。これは、瞬間的に意識が飛んでいるのか?私の身体をシュウが抱えてくれている気がする。
『脱衣』
次々に術が発動されていく。その度に、生きていた良かったという刺激が…
『緊縛』
身体を縄で縛られた。縛られるって、こんなにも気持ちが良いのか。
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朝の目覚め…気持ちが良い。身体が軽くなった気がする。溜まっていた何かが、流れ出した気がする。あれ?肌がスベスベだし…脚のむくみも解消していた。シュウが何をしてくれたんだな。何をだろうか?
シュウの部屋へ向かうと、アイズとリヴェリアが添い寝をしていた。
「おぉ、おはよう…娘が…抱きついて離れない…」
「お父さん、夜中にどこへ行ったのよ~」
「師匠、アイズが大変だったんですよ!」
夜中に私の部屋に来たので、夜中に目を覚ましたアイズは、捨てられたと思い、リヴェリアの部屋で癇癪を起こしたらしい。
「すまない…大人には大人の事情があるんだよ。アイズもリヴェリアも大人になったら、教えてあげる。だから、そんなにぶんむくれるなよ」
苦笑いしているシュウ。
「団長からも言ってくださいよ~」
って、アイズ。アイズとリヴェリアは、アストレア様の恩恵を受けている。なので、私のことを「団長」と呼ぶのだ。
「昨晩は、ありがとう…シュウ♪」
「どういたしまして」
「え?お父さん、団長と夜の仕事をしていたの?それなら、そうと言ってよ~」
「う~ん…」
娘にやって欲しくないことは、自分もしないようにしているシュウは、困った顔をしている。まぁ、あれは仕事では無いからね。
「そう、仕事よ、アイズ、リヴェリア。極秘会議だったの。極秘だから、アイズ達にも言え無かったのよ」
助け舟を出してあげた。
「そうなんだ…疑ってごめんなさい…」
困った顔のシュウは、アイズとリヴェリアに抱きつかれていた。
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「で、何をしたの?」
見回りと称して、円卓商会の経営するホテルの1室に、シュウと来た。
「手は出していないよ。って言うか、触れてはいない」
「だから、何をしてのよ!」
「女としての悦びの体験だよ。精力を使い果たしてダウンしたから、その後は、美容術をアレコレと♪」
「肌がスベスベなのも、むくみが無いのも、シュウのおかげ?」
「まぁ、そんな感じだよ」
「私は女としての魅力は無いのか?手を出さないって…」
そんなことを言うつもりは無かったのだが、つい口から出てしまった。
「魅力?有るよ…『脱衣』」
服が一瞬で脱がされて、全裸になった。私の全裸をガン見しているシュウ。ただそれだけなのに、感じる…太股が震えている。
『緊縛』
一瞬で、縄で縛られた。何?この魔法体系は?
「あっ…」
縄の刺激がいい…腰を自らゆっくりと動かす私。何?この刺激は…
「うっ…」
全裸になったシュウが抱きついて、唇を重ねてきた。そして、彼の舌が私の口の中に…気持ちいい…蕩けていきそうだ。
「いいのか?」
唇を離して訊いてきた。意味は分からないけど、次の刺激が欲しくて、頷いてしまった私。
「うぅ~痛っ!あぁぁぁ~いぃ…」
身体の中で彼の何かが蠢いている。彼の手の平が、私の胸を包み込み、マッサージ?
「あぁ~いい…もっと…」
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意識がはっきりしてきた。今まで、意識をロストしていたのか?体勢が変わっている。私の口には、彼の…彼の舌は私の下腹部を舐めていた。彼の鼻息が、股間の谷間を通り抜けて行く。新鮮で生きていて良かったって刺激…
「うっ…うぅっ…」
彼のモノが有り得ない大きさになり、喉を奥を直撃した。苦しいよ~
「おいおい、大丈夫か?がっつきすぎだよ」
そして、精力、体力の限界…彼の隣で添い寝♪
ホームに戻ると、ファルコン達に訊かれた。
「どこを見回っていたんですか?」
って。
「治外法権地帯だよ」
って、彼が答えた。
「あぁ、あそこ見回りは必要ですね」
バレていない…良かった。
---フレイ---
僕のやり残したこと…この街をもっと良くすることだ。封印の間の罠により、前周回は、途中でリタイヤしてしまったし。団長達が来てくれたおかげで、書類の山と格闘することも無く、新人ギルド員のエイナの怒る顔をみることは無くなっていた。
「フレイ様、明日、休みを貰っても良いですか?」
「構わないけど…デートか?」
「違いますよ。友人に会いに行くんです♪」
友人?前の周回では無かったなぁ。団長がやらかした影響か?
「友人って?」
「アストレア・ファミリアのリヴェリアです。私と彼女の母親が友人なんですよ」
やらかした影響だな。どう作用するんだろうか?
「いいよ、行っておいで。あそこなら安心だ」
安心なのか?団長…エルフ系は苦手だよな…嬉しそうなエイナを見ていると、ダメとは言え無いけど。
翌日、心配になり、アストレア・ファミリアへと出勤前に寄った。
「フレイ、珍しいなぁ。出勤前にサボりとは」
「サボりで無いですよ。見回りです」
早速団長が絡んできた。
「あぁ、エイナが心配で来たのか♪」
「うっ…」
「図星かぁ♪リヴェリアの部屋でリューとエルフ談義しているぞ」
「団長…」
「あぁ、僕か?エルフは苦手だよ。ましてリヴェリアの親友に手を掛けるなんて、しませんって」
軽く背中をはたかれた。それならいいけど…
「それより、アレってそろそろだろ?」
パス・パレードですね。そうだ、監視を強化しないと。
「動きがあったら、お知らせします」
ファルコンさん、ジムさんの世界では防げ無かったらしい。ファルコンさんの世界のアリーゼは命は助かったのだが、治った後も、日常生活に支障の出る大怪我だったらしい。ジムさんの世界では、ジムさんの腕の中で…
この案件が、僕にとっての第1の関門になるな。
---シュウ---
他のファミリアからの依頼で潜ることになった。18階層で1泊して、さらに下の階層へ行くらしいが…18階層までに仕掛けてくるだろうな。僕だったら。油断しがちの10階層前後に罠かな。
フレイ、ジムも合流して、ランスロット達には、アストレアのガードを頼んだ。アイズ達はミアの処に預けることになっている。
ファルコン、ジム、フレイと密談。密談、密会をするには、円卓商会のホテル『一期一会』…これが定番である。治外法権だし、ジムの所有だし♪
「で、何が出そうなんだ?」
フレイに訊いた。
「僕の時は、15階層でゴライアスの大群でした」
「10階層で砲龍の大群がいいなぁ♪」
希望を口にした僕。
「いや、砲龍を10階層へ運ぶのは不可能です。18階層を通過するときにバレる上、そもそも砲龍を捕獲できる能力が有るなら、ダンジョンで仕掛けないと思います」
ファルコンが冷静な返答をくれた。そうだよな。
「あっ、団長!床を落とすのはダメですよ。階下で被害がデカくなるから」
ギルドの責任者としてフレイが、冒険者の身の安全を確保したいようだ。
「落とさないよ。それじゃつまらないだろ?」
「それよりも、前みたいにお店をしませんか?」
って、ジム。案件後のことを考えるとは…気が早い。
「あぁ、そうだな。フレイ、どこか土地の売りは無いのか?」
「今回の仕掛けた奴らのホームの土地くらいかな?」
「じゃ、ソレに、ツバを付けておいてくれ」
「了解です♪」