このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
この世界に来て随分と経つ。ロリ巨乳の女神が降臨する前に、離脱しないとな。ジム、ファルコン、フレイに、離脱の準備をし始めるように指示をした。
「で、どうするんですか?」
って、ジム。何を?
「彼女達を…」
彼女達?
「娘さん達ですよ!」
おぉ~、そうだな。どうするかな。この世界に置いていきたいけど…
自分の部屋で、離脱の準備をしていると、アイズ達が入って来た。
「お父さん…捨てないで…」
僕に抱きついていきアイズ。
「捨てないよ。どうしたんだ?」
「工房の道具類が無くなっているし、炉の火が落ちていた…」
リヴェリアが、悔しそうに言葉を吐き出した。
「どこに行くの…ねぇ、お父さん!私達も連れて行ってよ!」
う~ん、どうするよ。僕も子供達と別れるのは辛い。でも、連れて行っても大丈夫なのか?この世界から見たら、連れ去りだと思うんだけど。
「ねぇ!どういうこと!」
今度はシルが入って来た。フレイは説得に失敗したかな?
「どこに行くの?ねぇ!ねぇ、答えてよ!」
僕の胸倉を掴み、物凄い剣幕のシル。抱きついていたアイズでさえ、僕から離れた。
「なんで?なんでよ!」
こんな感情的なシルは初めてだ。
「僕達は、この世界の者では無いから…そろそろ、元の職場に復帰しないといけない時期なんだよ」
この世界に来たのは、フレイ、ジム、ファルコンのやり残したことを、満喫する為である。それもだいたい遣り尽くしたから…
「この世界では無い…ねぇ、どこの世界なの?」
「僕のいた世界は、異種族共存で平和な世界だよ。のんびり暮らすのには最適かな。でも、僕のいる職場は戦乱地域ばかりだ。だから、危ないから連れて行けない」
嘘はいけないので、言える範囲で正直に話しておく。
「戦えるようになります。だから…ねぇ、お父さん!」
アイズの目は…いい目だ。いい面構えだ。この世界では一人前の冒険者になれると思う。だけど、僕の部隊では…
「戦地で食事を作ります。私は戦えないから」
シルも精一杯自分をアピールしてきた。う~ん…
『連れて行ってあげたら?かわいい姪っ子が一杯…嬉しいよ、私はね』
って、姉ちゃんから念話が届いた。いいのか?まぁ、上司の姉ちゃんがいいなら、いいのか?
「わかった。最終確認だ。アイズは、この世界に戻れなくても付いて来るかい?」
「私はお父さんと一緒にいたい。約束を護ってくれたお父さんの傍にいたいの」
僕は僕の駒をアイズに入れた。
「今入れたのは、僕の仲間の印だ。それが無いと、この世界から出られない。次、リヴェリア…戻れなくなってもいいのか?」
「ハイエルフの里を出る時に決心しています。どこまでもお供します」
彼女にも駒を入れた。
「ティオナはどうする?」
「連れて行ってください。もっと、色々な事を教えてください」
彼女にも駒を入れた。
「ティオネは…フィン狙いだったよな?お前は残るだろ?」
「ティオナと別れるのは無理です。つらすぎます。妹と一緒に連れて行ってください」
彼女にも駒も入れた。
「シル…ミアに会えなくなるぞ」
シルは無言で、僕から駒を奪い、自分で入れた…はぁ?意志表示は?!
「えへへへ♪これで、一緒に行けますね?」
小悪魔的な笑顔で、僕の心を弄ぶ、あの女神の娘…
「全員、入れたようだから、僕達の仲間になった。僕達の本当の正体を明かさないとなぁ」
僕と娘達とシルで、僕のお城に転移した。
「ここって?え?お城?」
転移した先は玉間であった。僕は正式な装備に着替え、玉座に座った。
「え…お父さんって王様なの?スゴい…黄金色の鎧だし…」
アイズが驚いている。いや、みんな驚いているかな。
「ここは、僕のお城のキャッスルドランだよ。僕の立場はファントムドラグーンと呼ばれる幽玄龍騎士団の団長だ。フレイ、ファルコン、ジム、アイリスは僕を守護する親衛隊のメンバーだ」
「フレイは、やはり、シュウさんの配下だったんですね」
頷きながらシルが言った。
「そうだよ。で、娘達とシルには親衛隊付属の予備隊に入って貰う。まだ、前線に連れて行くレベルで無いから」
「予備隊って?」
アイズに訊かれた。
「練習生って感じ」
あ…城の住民達が興味深そうに、娘達を見ている。その中には…
「え?なんで…私がいるの…」
アイズが悲鳴に近い声を上げた。
「アイスは3人目かな?赤髪、お前に預ける。鍛えてくれるか?」
「わかった。期待に応えるよ」
フェニックスの翼を持つアイズが、娘のアイズに近寄り、練習場へと連れて行った。
「ティオナは、ティオナと青髪だ♪」
ティオナと青髪ゼノヴィアが、娘のティオナに近寄り、練習場へと連れて行った。
「えっ!フィン…さん…」
ティオネが驚いた声を上げた。あぁ、うちの副官か。
「僕の副官で、この城の指揮官のフィンだよ。ティオネの知っているフィンより歳上だ。で、フィアナの父親だよ」
「えっ?フィアナ姉さんの…」
衝撃的な事実だったのかティオネが固まっている。コイツは…
「弓使いのようですね。では、私が教えます」
エルフのエルが、ショック状態のティオネの手を引き、練習場へと消えていった。
「残るはリヴェリアか…リトルとフィアナ、引き続き頼むよ」
「「はい♪行きましょう」」
二人はリヴェリアの手を引き、練習場へ…
「あの!私を忘れていませんか?!」
激高対応のシルを忘れていた。まずったなぁ…
「シュウ、私には私よね♪」
『魅了』持ちのシルが現れた。
「私もいるんだ…」
「料理係がいいらしいから、厨房へ頼む」
「了解♪さぁ、行きましょう」
これで、予備隊の配属は決まったかな?
「なぁ、この世界の私はどうするんだ?」
赤毛の女性が声を掛けてきた。
「どうするかな。アストレアの傍で天寿を全うして欲しいんだよ、どうすればいいかな?なぁ、アリーゼ♪」
---アリーゼ---
急にシュウがやって来て、話があると私を連れ出した。シュウの後をついていく。連れて行かれたのは、治外法権のホテルの一室だった。
「で、話ってなんだ?」
聞き耳防止の為に、ここは何度か利用している。他言無用な話なのか?
「アリーゼはどうされたいんだ?」
シュウの言っている意味を理解するのに、しばらくかかったが、意味を理解すると耳が熱い…
「そっち系を望んでいるのか?」
うん?理解した内容が間違っていたのかな?
「どういう意味だよ?!」
「この先、どう生きたいんだ?」
どう生きる?う~ん…
「シュウと…それなりの関係になって、」
「それは出来無い。違う道を選択してくれ」
出来無い?
「なぁ、嫌いなのか…」
「嫌いじゃない。嫌いなら、話なんか聞かないし、二人っきりになんかならない」
「じゃ、なんで…出来無い…んだ…」
「僕はこの街から出る。だから、もう一緒にはいられない。アリーゼは、この街でアストレアと共に生きるんだよ」
「出る?どこに行くんだ?遠いのか?」
「遠いよ…もう、会えないと思う…」
「連れて行ってくれないのか…」
「アリーゼはここにいた方が幸せになれる。だから、連れて行けない」
「足でまといなのか?」
シュウは答えずに、唇を重ねて来た。ズルい!私の唇の隙間から舌を潜入させて、私の口の中を支配していく。私の舌はシュウの舌により、調教されて行く。腰が勝手に動く。シュウに気づかれたようで、全裸にされて交わってきた。
上下の口を制圧され、何も出来無い私。彼のしたいようにされているだけ…乳房が上下に揺れ始めた。段々揺れは激しくなり、千切れそうな感覚になる。恐怖…絶頂に似ているのかな…蜜がどんどん湧き出ているようだ。
「う…うぅぅぅ…ううう…うぅぅぅぅぅ~…」
うなり声しか出ない。舌を制圧されているからか。そして、全身にシュウの体液が撒かれた。こんなに大量に溜まっていたのか?
「はぁ…はぁ…はぁ…」
恍惚…そんな表情では無いかな。何もする気が起きない。シュウの放った体液に塗れる幸せに酔いしれている。
「大丈夫だよ。明日になれば、記憶から僕は消える」
消える…なんで…身体が動かない…シュウに抱きつきたいのに、床に這いつくばっている。
「まぁ、僕が消えても、世の中は変化しない。だから、気にしないで生きろ」
シュウの後ろ姿。ここに置いて行くの…ねぇ、連れて行って…
『言っただろう、連れて行けない。僕のことは記憶から消える。いなくても問題は無いよ…』
シュウの声が遠くへと去って行く。待って!ねぇ…!
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目覚めると、自分の部屋のベッドの上だった。なんか悪夢を見た気がする。全身がねっとりしているし…油汗系かな?シャワーを浴びてすっきりして、階下へと降りる。
「おはよう、アリーゼ」
笑顔のアストレア様。
「おはようございます。なんか、悪夢を見たようで、寝た気がしないですよ」
「今朝は、どんな男との夢?」
リューに訊かれた。ここ最近、色々な男性との夢を見ている。欲求不満だろうか?
「う~ん…どんな男かぁ…思い出せない…印象に薄い男だよ」
「早く行かないと、どやされますよ、二人共♪」
そうだね。店長は気が短いから…リューとメイド服を着て、お店へと急ぐ。冒険者相手の弁当を毎朝、売っているのだ。お店の寄宿舎…アストレア・ファミリアのホームから出て中庭を横切り、お店の裏口から入った。
「リュー、アリーゼ!弁当は出来ているよ。さっさと売りなよ!」
ミアは気が短すぎる。まったく…弁当の箱を、店の前の屋台の上に並べる。既に、同僚のルノア、クロエが、売り始めていた。
「弁当だよ~ん!」
声をあげて、弁当をアピールする。
「弁当を2つくれるかな?」
子連れの男性に声を掛けられた。どこかで会ったような…弁当を2つ渡し、代金を受け取った。男性は子供と共に去って行く。この後ろ姿…どこかで…
ぱっこ~ん!
後頭部に激痛…目の前にはお星様がキラキラ…
「ほら、朝からぼぉ~っとするな。売れ!」
ミアの拳固かぁ…相変わらず痛いなぁ…目の目には先程の男性は見えなくなっていた。あれって誰だったっけ?
---アストレア---
目の前で弁当を頬張っている親子…
「アリーゼを頼むよ、アストレア♪」
美味しそうに弁当を平らげた父親に言われた。
「はい。謹んでお受けいたします。シュウ様…」