このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
---カズマ---
そして、ダンジョンへ…俺とダクネスが前衛、後衛にアクアとめぐみん。そして、少し間隔を開け、万が一の時の為にと、団長、リアス、シーグヴァイラ、アスナ師匠、深雪さん、エミリアさんがいる。
「カズマ、隙が多いぞ」
団長から指示が飛んでくる。ヤバいと思われる時、アスナ師匠達が飛び出して来てくれる。もし、死んでも団長が甦らせてくれる。元女神であるアクアでさえも、甦るのには驚いた。一体、この人は何者なんだよ。タダのエロ神では無いんだろうな。
CADというデバイスのおかげで、めぐみんの爆裂魔法は炸裂せず、順調に下へと進む。
「少し休むか」
団長の一声で、休む俺達。しかし、団長達は何かが来ても言いように、臨戦態勢のままだ。そんな団長の背中にめぐみんが貼り付く。
「あぁ、寝息だ…めぐみんは疲れたようだな。じゃ、前衛組は3名で♪」
「無理です。めぐみんを起こしましょうよ!」
死ぬのがイヤな俺が、団長に直訴した。
「あ?こいつの寝起きは機嫌が悪い。ここで撃ち込まれたら、困る!」
団長の言うことも分かるな。めぐみんは団長の背中が好きらしい。疲れると団長の背中に貼り付き、オンブ状態で寝ることが多々ある。無理やり起こすと、ブチ切れることも…しかし三人では…ダクネスは戦う気が以前よりあるが、なんせ攻撃がまるで当たらないし。
俺の魔法は、このダンジョンではあまり効果が無い。アクセスの街よりも、ここの方が敵が手強いのだ。アクセスの街での敵相手に使った、俺の姑息で巧妙な攻撃方法では、ここのモンスター達の怒りを買うばかりであった。
エネジードレインにしても、ここのモンスター達は魔力を持っていないので、効果がまるで無いし。団長曰く「魔石を窃盗すれば倒せる」と言うのだが、魔石を窃盗できた験しが無い。団長は易々と魔石を強奪できるのだけど。経験値の違いなんだろうな。
「じゃ、リアス、前衛に行って。リアスだと魔石を砕くから、両腕を切り落とす感じでアシストして」
「はい」
リアスという紅髪の少女が返事をした。彼女は別の世界で、優しくて強い魔王を目指している悪魔の少女で、優しくて強いエロ神である団長の下で、修行中なんだそうだ。悪魔がエロ神を師匠にしていいのか疑問だけども。
「腕がなければ、多少は楽だろ?カズマ♪」
ですね。リアスは滅の力を、装備として具現化させている。なので、滅の剣で触れた部分は滅するのだ。
「うん?イレギュラーかな?派手に戦ってるみたいだ」
遠くに人だかりが見える。その中央には黒い大きなモノが動いている。
「この距離なら、ここまで来ないかな」
このダンジョンには、イレギュラーと呼ばれるモンスターがいるそうだ。通常の数倍以上の強さらしい。俺達初心者組では無理な相手だと覚えている。出逢ったら、死んだと思えか、めぐみんの爆裂魔法に賭けるしか無いそうだ。
が、土煙が近づいて来た。
「はぁ?討ち漏らしたのか?おいおい、初心者パーティーがいるのに」
呆れるように言う団長。
「カズマ達は後ろに下がっていろ。めぐみん、悪いけど降りてくれるか?」
めぐみんは団長の声に反応して、眠そうな目を手で擦りながら、団長から離れた。
「深雪、やるぞ!」
「はい♪」
団長が『ファイアーストーム』を発動し、深雪さんが『コキュートス』を発動した。前者は灼熱系、後者は凍える系で、2つの術が合わさると、大抵の物は破壊できる。
2つの術が交差した瞬間、近づいて来た土煙が一瞬で消えた。
「う~ん、前方の冒険者達にも直撃したかな?」
「かもしれませんね。まぁ、上級者であれば、避けられるでしょ」
2つの術共に、広範囲系であるので、周囲にも被害は出る。まぁ、爆心地以外は合わさっていない分、威力は少ない。けど、それそれ単体でも、結構な威力だと俺は思うんだけど…
団長は『強奪』を発動して、このフロアに落ちている魔石を回収していく。俺の『窃盗』とは違い、イメージした物をイメージした範囲で強奪できるらしい。『窃盗』の上位の術らしい。
「おぉ、結構拾えたな」
団長は手にした袋に魔石を仕舞っていく。
「お~い!てめ~ら、何をしやがるんだぁぁぁぁ~!」
前方から誰かが叫びながら、走って来た。土煙と戦っていたパーティーの人かな?
「どうしました?」
「どうしたも無いだろ?なんだ、あの魔法は?死ぬかと思ったぞ!」
あぁ、やはり…団長と深雪さんはスルーしている。声をかけた俺が対処か?
「何の話ですか?」
「誰がやったんだ?お前が団長か?」
「俺は違います…僕は初心者です」
「そうだよ。初心者パーティーがいるのに、討ち漏らすって、おかしいだろ?」
団長が割って入ってきた。まさか、初心者押しで通すつもりでは?団長はめぐみんをオンブして、あやすような行動をしている。
「子連れでダンジョン?有り得ないだろ?」
団長と深雪さんが、目の前の相手に、お揃いの結婚指輪を披露した。
「こういうことだ。初心者パーティーに怒鳴り散らすって、どこのパーティーだよ。ギルドに提訴しようかな」
なんて、ふざけたことを、のうのうと述べている。子連れでダンジョン攻略って、有り得ない設定だと思うが。団長も深雪さんも、顔色を変えずに平静でいる。それが、真実味を帯びているんだと思う。
「じゃ、どいつが放ったんだ?」
「後方から飛んで来たよ」
って、表情をいっさい変えずに、後方を指差す団長。俺よりも口八丁な人がいるとは…
「そうか、悪かったな、疑って」
俺達よりも後方へと、文句を言う相手を探しにいく騙された人。
「まずいな。帰ろうか」
団長と深雪さんの力で、ホームへと『強制転移』をして逃げ帰る。
---フィン---
ベートが帰ってきたが、妙なことを言う。行きにあった初心者パーティーが、帰りには居なくなっていたと言う。僕達は誰にも会っていない。どこに消えたんだ?そして、あのイレギュラーを、一撃で倒した術師も見つけられなかったようだ。
「おい、ベート。その初心者パーティーが、放ったんじゃないのか?」
「う~ん…若い夫婦とその子供達のようだった。あんな魔法を撃てそうなツラのヤツはいなかったぞ」
リヴェリアの質問に答えたベート。
「顔で判断したのか?」
ティオナが呆れるように言った。
「俺みたいな上級者は顔を見ればわかるんだよ!」
う~ん…49階層での大爆発といい、とんでもない術師がいる気がする。49階層の床をぶち抜いて、48階層までヒビを入れる威力って、有り得ないだろうに。そして、さっき…リヴェリア、レフィーヤの詠唱でも倒せなかったイレギュラーを一撃で粉砕って。
「フィン、地上に出たら、情報を集めよう」
僕は、リヴェリアの提案に頷いた。
---シュウ---
まずいな。接触を避けてきたロキ・ファミリアに遭遇してしまった。どうするかな。中庭でカズマ達の練習を見ながらボンヤリとしている。
「また、マジックを見せてください」
大家さんのお店の看板娘、シルがやって来た。彼女の要望通りに、マジックを披露する。手品のタネを探すシル。
「う~ん、わからないな。教えてはくれませんよね?」
「それは引退する時だよ。現役でタネ明かしは出来無い」
そして、今回も最後に花を一輪出して、シルへプレゼントした。
「で、私の…奪ったんですか?」
何か言いづらそうなシル。たぶん、膜の事なんだろうな…それ以外、思い当たる事が無い。再生させたとは言えないので、
「何も奪っていないけど、何か無くなったの?」
と、伝えた。
「いえ…それは…うっすらとした記憶なので…」
耳まで真っ赤になったシル。遠くからこっちを見ているミアの目付きが恐い。記憶が消えなかったのか?それだとマズいな…
「また、来ます♪」
嬉しそうに、お店に消えていくシル。
---フィン---
地上に戻り、手分けをして情報を集め始めた。その結果、ヘルメス・ファミリアとフレイア・ファミリアという2つの強豪ファミリアが惨敗したらしかった。双方とも、多大な被害を受け、今は活動を自粛しているらしい。
「どこにやられたんだ?」
リヴェリアに訊かれた。
「誰も言わない…ただ、仕掛けなければ、手を出さないそうだ。両方とも目障りだという理由で手を出して、反撃に遭ったそうだよ」
「うちならどうじゃ」
ガレスが訊いてきた。
「う~ん、どうだろうな。手を出さなければ問題無いなら、手を出さなければ良いはずだけど」
「ベートが相当頭に来ているからな…早まったことをしなければいいが…」
リヴェリアが心配そうに言った。
翌日、ホームの庭に、瀕死のベートが倒れていた。
「強烈な雷撃魔法か…身体の表面に高圧な電流が流れて、火傷をしているし」
リヴェリアが身体の具合を調べ、回復術を掛けていく。頭のてっぺんから足に掛けて幾筋もの火傷がある。電流の流れた跡のようだ。
「街中で、こんな強烈な雷撃を放つなんて…詠唱に時間がかかったはずだ。気づかないベートでは無いだろうに」
威力が大きければ大きいほど、詠唱時間は比例して長くなる。まして、撃ち込む相手が見えていないと、こんなピンポイントで撃ち込めない。そんな相手をベートが見逃すはずは無かった。
「考えられることは、何だい、リヴェリア」
「う~ん…無詠唱…もしくは呪文での発動だな」
「可能なのか?」
「そうだな。そういう魔法体系もあるだろうな。ただ、そんな術師がいたら、ヘルメス様やフレイヤ様は放っておかな…そうか、無理な勧誘で怒りを買ったのかもな」
それはあるな。しかし…どこのファミリアにも属さずに潜るかな?
---シュウ---
久しぶりに買い物だ。ポーターとしてちはや、忍を連れ、ガードにリアス、シーグヴァイラを伴い。あと、アスフィもだ。
まず、中古屋さん。素材になりそうな中古品を漁っていく。カズマとダクネスの装備を造ってあげようと思うのだ。僕には錬金釜というチートアイテムがあるので、素材さえ揃えば、大抵の物を錬金できる。あと昔、創造神を務めていたので、創造能力も有るが、この世界にあってはいけない物が、出来る可能性があるので、使わない方向である。
「あぁ~、団長、これ買って♪」
アスフィに強請られた。何かのパーツらしい。それを買い、ちはやに持って貰う。何点かめぼしい物を購入して、いつもの屋台で、じゃが丸君を大人買い。オーフィスやめぐみん、深雪へのお土産にするのだ。
「えっ!買い占め…」
後ろから哀しそうな声がした。振り返ると、哀しそうな表情の金髪の少女が立っていた。買った中から、5つほどプレゼントして、その場から立ち去る。暖かいうちに、深雪達にも食べて欲しいから、家路を急ぐ。
そして、ホームに着くと、
「なんで、アイズさんがいるの?」
深雪が驚きの声をあげた。え?居るはず無いだろと、振り向くと先程逢った少女がいた。
「あ、あのですね。代金を…」
「あれはプレゼントだよ。だから代金はいらない」
モジモジしいる彼女の視線は、じゃが丸君にロックオンしている。そういうことか。
「一緒に食べていきな」
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「すみません。お茶もごちそうになって」
「いいって。こっちも大人買いしたから。悪かった買い占めて」
この世界のアイズは、小動物系で大人しそうだった。ツンデレなアイズは苦手だからな。
「ここは冒険系のファミリアなんですか?」
食べ終わって、中庭に練習へと向かうカズマ達を見て、そう訊いてきた。
「まぁ、初心者だらけだけど。練習見てみる?」
彼女を中庭に案内した。そこでは、アスナを師匠として、カズマ、ダクネス、リアス、シーグヴァイラが剣術を学んでいた。その隣では深雪を師匠として、エミリア、リトル、めぐみん、アクアが魔法の練習をしている。
「え?レフィーヤ?」
リトルを見てレフィーヤの面影を見たアイズ。まぁ、似てると言えば似ている。リトルは、並行世界に於いて、レフィーヤとヘルメスの間に出来た子供である。見た目はレフィーヤをボーイッシュにした感じである。
「誰か知り合いに似ているのか?あの子は、リトルって言うんだよ。まだ半人前だよ。詠唱間違いがたまにあるし」
しかし興味は剣士組のようだ。
「私も練習しようかな?」
え?アイズの相手出来るのって…アスナに近寄っていくアイズ。彼女が何をしたいかがわかったアスナから、救援信号が届いた。
「アイズ、僕が相手をしてあげる」
振り返って僕の方へ来たアイズ。彼女に木刀を手渡した。僕も、僕専用の木刀を二降り手にして、アイズと向き合う。
「二刀流?」
「おいで、アイス♪」
アイズの剣筋は知っている。色々な並行世界で彼女を見て来たから。なので、弱点もわかっている。
「アイズ、遅いぞ!エアリアルに頼りすぎだ!」
「そうかもしれない…」
「いいか、エアリアルを使うと、敏捷性の経験値は稼げない。魔力にもっていかれるから」
「そ、そうなんですか…」
「魔法攻撃になる。だから、経験値は魔力、知力へ多めに振り分けられる」
「そうなんだ…もっと、教えてください。お願いします」
鍛錬好きは、僕も好きだ。なので、鍛錬の相手をしていく。
---リヴェリア---
最近、アイズが出稽古に出掛けているらしい。どのファミリアにだ?興味がある。アイズを虜にした冒険者に会ってみたい気がするのだ。これまでは暇さえ有れば、単独で潜っていたのに、今では出稽古に出掛けている。この変化は何だ?出稽古に出掛けるアイズを尾行する。
「なんだ、リヴェリアもか」
フィンも尾行していたようだ。
「団長として、気になるよ。彼女が出稽古に行きたくなる理由がさぁ」
「あぁ。まさか、男目当てってことは、無いだろうと思うけど」
「まぁ、見れば分かるだろう。それに、団長として、お礼も言わないとダメだと思うんだ。連日彼女が、押し掛けているし」
「そうだな」
アイズは、じゃが丸君の屋台で、じゃが丸君を大人買いしていた。お土産かな?そんな気配りが出来る様になっていたのか。
大量のじゃが丸君を抱えて、西地区へと入っていった。この辺のファミリアだと、ヘスティア様か、ミアハ様かな。う~ん、アイズが出稽古に通うファミリアでは無い気がするけど…それとも、ファミリアに属していない剣士かな。その可能性はあるな。
この街一の人気店で、私達のファミリア御用達の酒場、豊饒の女主人の横の路地を入っていった。どこに行くんだ?角から見ていると、豊饒の女主人の裏手に建っている建物に入っていった。私達も追っていく。そこには、何も看板は出ていなかった。ここは、誰の家だ?
塀の向こうから、声や音がする。リヴェリアと二人耳を澄まして聞いてみる。
「そこで、何をこそこそしているんですか?」
知らない男性に声を掛けられた。
「何でもない」
「ふ~ん、不倫カップルか?ここで、変なことしないでくださいよ。子供達が通る路地ですから」
って、え?不倫カップルに間違えられた。そう言い残すと、その男性は、件の家へと入って行く。
「今のは眷属か?冒険者らしさを感じなかったが」
冒険者だと街中でも、それなりにオーラを纏っていたりするが、彼からは何も感じなかった。元冒険者って感じでも無かったしなぁ。
しばらく待っていると、アイズの声が聞こえた。
「今日もよろしくお願いします。更なるご指導をお願いします」
「あぁ、こちらこそ、よろしくな」
アイズの出稽古の相手は、先程の男性の声では無かった。木刀がぶつかり合う音が複数している。数名が練習をしているようだ。それと共に、詠唱も聞こえる。
「これはエルフの詠唱だ。ここはファミリアだな」
オラリオの一般家庭では、エルフの詠唱練習なんかしないから。
---フィン---
「隙があるぞ。僕が敵だったら、腕は無いと思え」
「はい!」
「じゃ、次は格闘で行くぞ」
「えっ…いや、それはちょっと…いやっ…ダメですよ…」
アイズの声が少し違う。なんか困惑しているような雰囲気が感じられる…ふと隣を見ると、リヴェリアの顔が赤い。耳までもだ。
「何をしているのだ、アイズ。そんな甘い声を…」
リヴェリアが呟いた。何かを感じとったようだ。そう言えばいちゃついているような…僕達と一緒にいる時に、聞いた事の無いトーンである。それに、ダメと言いながら、拒否していない感じだし。何をしているんだ?
「あぁ~ん…乳首を摘ままないでください」
「はぁ?嫌な事をしないと、身体が覚えないだろ?」
「嫌じゃないです…でも、練習中はダメっ…」
嫌じゃなく、練習中はダメって…練習以外では…僕の中で、妄想が広がっていく。
「僕が敵だったら、心臓を撃ち抜かれているぞ!」
「ダメっ…そこはツンツンしないでぇぇぇぇ~!」
何をしているんだ?周囲は何故止めないのだ?あっ…リヴェリアが詠唱をしている。
バキバキバキッ!
次の瞬間、塀は破壊された。
「あれ?敵襲かな?」
落ち着いた男性の声。
「フィン、リヴェリア…なんで?」
哀しそうな目のアイズ。手には木刀を持っている。あれ?襲われていたんじゃ…
---シュウ---
「どうしたんだ?」
ミアがやってきた。結構な爆音だったしな。
「そこの二人が、塀を壊して入って来たんだけど…」
侵入者二人を指差す僕。
「ロキの処の団長と副団長か…これはどういうことだ?私の私有地に乱入するとは…」
ここは借地であるので、所有権はミアにある。
「いや…これは…」
フィンが慌てている。
「レフィーヤ…なんで…」
リヴェリアがリトルを見て、呟いた。そして、駆け寄る。リトルのオーラに恐怖色が混ざる。
バコッ!
素早く二人の間に割り込み、リヴェリアの腹部に、軽く裏拳を当てる。吹き飛ぶリヴェリア。
「彼女が怖がっているだろ?なんで、わからないんだ?僕は仲間を傷つけるヤツは、神であろうと許さない」
僕が臨戦態勢を取ると、仲間達も臨戦態勢になっていく。アイズだけが戸惑っていた。リヴェリアに向けて、『催淫』を発動した。エルフ系には拷問に近いはずだ。彼女には縁の無い刺激が、彼女の奥底を襲う。苦しみ悶える。高潔なハイエルフとしては、受け入れられない刺激だろう。
「おい、リヴェリアに何をしたんだ?」
「仲間に危害を加えようとした罰だ。少し地獄を見て貰う」
リヴェリアは性的な欲求と戦っている。手が胸や下腹部に伸びるが、行為をためらう。人前で出来無いよな。ハイエルフとしてのプライドがジャマをして、人前で自慰行為なんか出来無いはず。ふふふ。
口からヨダレを流し、下腹部からもヨダレが流れ出ている。この辺で終わらせるか。術を解除した。荒い呼吸のリヴェリアはその場に倒れた。全身が痙攣をして、視点が定まっていないようだ。
「塀の修理代金は、ロキ・ファミリアに請求しますからね」
「お前…」
今度は背中に背負っていた槍を手にして、フィンが襲い掛かってきた。しかし、エミリアの魔法で足元が氷らされ、動けなくなる。
「何…無詠唱だと…」
「珍しいのか?ここでは、無詠唱が基本だ。彼女はエルフの魔法を学びたいから、詠唱の練習をしていただけだよ」
リトルに視線を向けて、フィンに言った。
「詠唱している最中に襲われたら、自分もだけど仲間を救えないし、助けられない」
フィンとリヴェリアを、ロキ・ファミリアのホームへと『強制転移』させ、『創造』で塀を直す。
「えっ?魔法で直せるのか?」
ミアが驚いている。
「まぁ…これ、秘密ですよ。大家さん♪彼らには高い請求をしてくださいね」
そして、練習を再開した。アイズの剣筋を避けて、アイズの近くに行き、身体に悪戯をする。乳首をつまんだり、乳首をはじいたり、おへそをグリグリしたり、下腹部をツンツンしたり。
「ダメですってぇぇぇぇ~!あぁ、太股が震える…」
「隙があるから、懐に入られるんだよ。隙を減らせ!僕がアサシンだったら、死んでいるよ♪僕だから、エロ行為で済んでいるだよ」
「一理有るが、惨い練習だな」
って、ミア。
「だって、身体で覚えないと、咄嗟の時に動けないでしょ?」
「そうだけどな…だが、アイズは嫌がっていないように見えるが、どうなんだ?」
って、ミア。え?アイズを見ると、顔も耳も紅く染めて、僕を見つめていた。瞳は潤んでいるのかキラキラして見える。あっ…淫乱化…しまった、やり過ぎた…