このパーティーでダンジョンは間違っているだろうか 作:もっち~!
潜入捜査 その1*
---カズマ---
「何か魔法を教えておくか?」
団長が嬉し事を言ってくれた。この世界で、通用する魔法を覚えたかったから。前回の転生特典で、1名につき1つだけ魔法を習え、自分の物に出来る魔法のカードを持っている。
「う~ん…」
僕の最新のステイタス表を見て唸る団長。
「カズマの現状だと、転移魔法か会話用魔法陣程度だぞ。僕のって燃費が悪いから」
攻撃用途では無いのか…でも、逃げる時に役立ちそうだし、転移魔法を習った。
「ただし、現状では、カズマ一人だけでの転移で、飛び先はここに固定だ」
そうだ。俺の魔力の上限が少ない上、呪文を覚えるスキルが無い為らしい。団長の場合は、魔法陣を直接いじれるので、座標が分かれば、どこへでも転移できそうだけど、俺にはそんなスキルが無い。で、リアス達の場合は飛び先を呪文で指示できるらしいのだが、呪文は日本語で無いので、呪文の言語を覚える必要があるそうだ。なので、魔法陣を団長が作ってくれ、ここ、ホームの座標が書き込まれていた。
「あと…そうだ、アイズ。エアリアルをカズマに教えてやってくれる?」
アイズさんは快く、俺に魔法を教えてくれた。これで少しは戦えるかな?
「でだ…今、アスフィに、カズマ、アクア、めぐみんの為の練習装置を作って貰っている。なので、基本練習を繰り返しておいて」
僕達は基本動作を身体に覚え込ませていく。団長の言う通りにやってきて、少しずつではあるが、ステイタスの値が増えてきていたから。
---フィン---
無詠唱な魔法…あれは脅威で有る。リヴェリアを戦闘不能にし、僕を動けなくできるし。それもあのファミリアでは普通だと言っていた。
リヴェリアの受けたダメージはデカかった。ハイエルフとしての尊厳を砕く攻撃だったらしい。ハイエルフで無い僕にはわからない。
「思い出すだけで、身体の芯が熱い。彼は何者だ…」
リヴェリアの目には涙が溜まっている。耳は紅い…戦士としては、当分使い物にならないような。
「問題は、原因になったレフィーヤに似ている者だな。エルフの詠唱練習をしていたし…レフィーヤには妹か弟はいるか?」
「いません…そんなに似ていたのですか?」
「あぁ、リヴェリアが確認しに走り寄ったくらいにな。で、アイズが出稽古に行く際に付いて行って、何者かを探ってきて欲しい」
「えっ…リヴェリアさんが、こんな状態にされた相手をですか?」
レフィーヤがビビっている。まぁ、リヴェリアの姿を見ればそうなるかな。同じエルフ系だしな。
「ティオナはどうだ?アイズとは一番仲が良いだろ?」
「あぁ、まかしてよ。アイズのことは私にさぁ♪」
---ティオナ---
翌朝、アイズが出稽古に行く際に付いて行こうとすると、
「一緒に来るの?なんで?」
って、訊かれた。
「一緒に練習したいからさ~」
「やめた方がいいよ。ティオナじゃダメだと思う」
ダメ?
「じゃあね~」
って、走り去って行く。私は後を付いていく。アイズは豊饒の女主人の裏手にある建物に入って行った。私も続いて入ると、
バキッ!
後頭部に痛みを感じ、意識が闇に沈んでいく…
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意識が戻ると、何故か屋外にいた。身体を大の字に固定されている。目の前にはアイズと彼女と話す男性がいた。
「まず、飛ぶ斬撃かな。剣に風を纏わせて、それを放つイメージだ。例えば、」
男性は手にした剣を私に向かって振り抜いた。剣から斬撃が飛び出し、私の…パンツのサイド部分だけを抉り取った。下半身は半分見えている状態に…
「なるほど…」
「この距離なら、飛ぶ斬撃で無い限り、彼女は無事だ。まぁ、怪我したり、死んでも、アクアがいるし、安心してやれ」
「あの…後で手合わせを…」
あのアイズが恥ずかしそうに、モジモジしている。何だって…そんなにかわいいアイズは見た事ないよ~
「あぁ、わかった。今は、それを練習しろ。いいな」
「はい♪」
私は目を疑った、アイズの頬が紅く染まり、見た事のない笑顔だった。しかし、私の方を向いたアイズは、いつもの戦姫の顔になっていた。
周囲を見渡すと、確かにレフィーヤを少年仕立てにした者がいる。胸は私みたいだから、少女かな?魔法の詠唱練習を繰り返していた。彼女は何者だ?
「うん?リトルに興味が有るのか」
まるで気配を感じない、姿の見えない者が声を掛けてきた。
「貴様は誰だ?」
「僕か?身体に教えてあげる♪」
えっ…有り得ない。脱がされていないのに、乳首を…気持ちいい…身体の芯が熱い。身体の奥底から、何かが吹き出し、身体の中を流れて行き、パンツが濡れていく…
「ふ~ん、感度がいいなぁ」
股間辺りを舐められいる。蕩けていきそうだ。苦しい…頭がのぼせていく。思考が出来ない。
「おぉ~乳房が張って来たぞ。少しデカくなったかな。そうか興奮すると、こうなるのか」
はぁ…はぁ…息づかいが荒くなっていく。何かの術か?何かが私の中に侵入してきた。大きくて太く固いゴツゴツした物だ。
「あぁぁぁぁぁ~何をしている…やめてくれ…」
パシュッ!
ブラの端を抉られて、胸が露わになったようだ。
「アイズ、やればできるじゃん♪」
「シュウさん…私以外に手を出さないでください!」
アイズが怒っている…いや、焼き餅か。この男、アイズを本気にするために、私を囮に…
いきなり意識が闇に飲まれていった。
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「だから、ダメだって…」
「僕がアサシンなら、乳首を切り落とされているぞ♪」
ボンヤリとしていた視界が、はっきりしてきた。目の前で素手の男性と、木刀を手にしたアイスが戯れていた。
男性は、アイズの剣筋をくぐり抜け、彼女の懐に入るや、彼女の身体に悪戯をしていく。
「ツンツンはダメ…あぁぁぁ~」
「僕が剣士なら、片足は切り落とされているぞ」
アイズは、片膝を付き、肩で息をしている。
「えっ?イヤァァァァ~」
後ろからアイズを抱き締めて、胸を弄る男性。そして、地面へと叩き付けた。地面に貼り付いているアイズ。立ち上がれないようだ。
「今日は、こんなものかな?もう少しスタミナをつけろ。短期戦なら強いのだろうけど、長期戦だと死ぬぞ」
男性が私の方へと近づいて来る。アイズは気力を振り絞り、立ち上がっていく。
「ティオナで遊ばないで…私と手合わせをして…」
男性に斬り掛かるアイズ。手首を掴み、地面に叩き付けられて、唇を奪われるアイズ。
「戦意を纏いすぎだ。居場所がわかってしまう。奇襲の意味は無いぞ」
男性は立ち上がり、私に近づく。
『エアリアル』
アイズは風の魔法を纏い、男性に再度攻撃を仕掛けるが、
『エアスタンプ』
アイズが、叩き落とされた。彼女の身体は、地面に半分埋まるほどの衝撃を受けたようだ。
「だから、近距離で纏うな。バレバレだぞ」
そして、男性は私の胸の谷間に顔を埋め、両手で乳房を顔方向へと押していく。
「う~ん、それなりに気持ちいいなぁ。デカ過ぎるよりいいかな」
谷間を舐めているようだ。男性がいきなり身を横にずらすと、アイズの振り抜いた木刀が、私の額に叩き込まれた…
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どこかの部屋のベッドの上にいる。どこだっけ?
「おぉ、目覚めたか。どうだ?頭をかち割られて死んで、生き返った気分は」
って、あの男性が声を掛けてきた。死んだ?何でだ?う~ん…そうだ。アイズの渾身の一撃を額に…
「すまなかった。アイズの本気を引き出すには、囮が必要だったから」
焼き餅を焼かせる為の囮だったのか…って、生き返った?
「蘇生術を出来る者が、ここには2名いる。だから、多少無茶な鍛錬が出来るんだよ♪」
え…蘇生術?
チュッパチュッパ
さっきから会話の後ろで、何かの音がする。音源のする方を見ると、アイズが男性の男根に口で奉仕をしていた。不思議なんだが、彼女はそう出来る事が嬉しそうだ。どういう関係だ?
「どういう関係かぁ…弟子と師匠かな?僕らしい練習方法の結果、彼女を僕のエム奴隷にしてしまったけど、ははは、若気の至りです」
え?アイズをエム奴隷に…それは練習で無くて調教では?
「調教なんかしていないよ。ここには調教部屋なんか無いし」
私との会話をしている男性の固くなった男根を、自分で自分へと取り込んでいるアイズ。
「むしろ、アイズの玩具が僕かな?僕の意志とは関係なく、アイズがアレコレしているし」
まぁ、状況的に見て、男性の言う通りな気がする。
「そうだ!あのレフィーヤに似た少女は誰だよ~」
「それは言えない。ファミリアのメンバーで無い者に、言える内容では無い」
次の瞬間、私はロキ・ファミリアのホームにある私の部屋のベッドにいた。
---フィン---
ティオナからの報告。信じがたい物だった。アイズに殺されたけど、生き返ったとか。アイズはエム奴隷に調教されていたとか。アイズが自発的に男性と交わっていたなど…耳を疑う物ばかりだった。
「リヴェリア、蘇生術って、エルフの魔法体系にあるのかい?」
「無いな。それは神の領域だ」
そうなると、ティオナの話が真実だとすると、能力を制限されていない神が最低2柱、あのファミリアにいることになる。
「ロキ、神って眷属になるのか?」
「ならへんよ。神は神や」
って、ロキ。眷属でなくて、居るだけなのか?
「それにや、神が全て蘇生術を使える訳やないで。そうやな…聖属性の強い神やな。知っている限りやけど、この街ではおらんけどな」
聖属性の強い神か…
「天界にはいるのか?」
「おらへん。会ったことないで~」
天界にはいないのか…じゃ、どこにいた神なんだ?
「いるとすれば、そうやな~天上界とか、もっと上かな~」
天界より上の世界か…って、上級神じゃないのか?
---シュウ---
ミアに呼び出された。彼女の部屋に行く。
「お前に訊きたいことがあるんだ」
「何を?家賃値上げか?」
「はぁ?しないよ。そうじゃない。お前達は、何しに、ここに来たんだ?」
あぁ、そういうことか。ミアなら信用できるからいいかな。僕は僕達の正体は告げずに、目的だけを話した。
「その初級冒険者達が、ここで生きていけるように、サポートしているのか」
「まぁ、そんなところだよ。僕の職場の配下の者がミスしたんだ。上司としてミスを埋めることはしてあげないとね」
「職場って、どこだ?」
それは言いたくないけど、ここを出て行けと言われると、住処が無いし…まぁ、いいっか。
「フレイア達のいた世界より上の世界だ」
顔色を変えないミア。想像の範疇かな。
「そっか…その件はわかった。で、もう1つだ。シルをどうしたいんだ?」
うん?それは想定外な質問だ。答えを用意していない。
「どうって?意味がわからないけど」
「う~ん…そうだな。シルは好きか?」
「好きだよ。あぁいう妹枠はいいよね」
「うん?妹枠?彼女にしたいとかでは無いのか?」
「う~ん…小動物系は保護したい立場だよ」
「保護?」
「だって、なんか寂しそうなオーラだから。明るくしてあげたい。まぁ、彼女が望むなら、付き合うけど…僕なんか興味ないでしょ?彼女の興味は僕のマジックだし」
「お前、女心が分からないのか?困った男だ」
「まぁ、男だから女の心は分からないし、敵で無い限り、読む気もしない」
「で、アレは幻か?記憶を操作したのか?」
バレているのかな?少し心がドキドキする。
「膜かな?フレイアを脅す為に、アイツの目の前で破ったよ。だけど、後で再生しておいた」
「再生したのか…」
「それよりも、あぁ言うことにシルを、巻き込まないでくれる?僕を油断させる為に、黒猫にやらせたんでしょ?それこそ、記憶操作じゃないのか?」
「あぁ、そうだな…反省しているよ。たぶん、シルはお前に恋をしているぞ。アイツが望んだら、頼めるか?」
「自信は無いけど…努力します」
こうして、僕の努力目標が出来た。