学園に入り丁度1年と少したった頃。……あれからどうなったって?俺には何やら女の子を発情させてしまうようなフェロモンを持っていたらしく。品行方正で通っているハズの聖クロニカ学園でヤリチンと化していた。
なぜこうなったかと言うと、半年前かな?北野さんとの間に起きたあの事件のあと、遂に本番をしてしまい、案の定北野さんが言いふらすということをしてくれたお陰で、学園での俺のあだ名は「女啼かせ」とか「テクニシャン」とか「狼」とかそんな感じで前から目立っていたのに更に目立っていた。ほぼ毎日取っかえひっかえな感じでやってしまっている。
どうしたものかと一限目を上の空で受けている時、ガラガラッと教室のドアが空いた。
そこに立っていたのは金髪に少し黒のメッシュかな?が入った髪をした目つきの悪い聖クロニカ学園の制服を着た男だった。
そいつは入ってくるなり教卓の横に立ちドスの聞いた声で
「転校生の羽瀬川小鷹です。」
とだけ無愛想に言って自分の席についた。転校初日から遅刻かよ!ってけその頭とか目つきとか完全に学校間違えてるでしょ!怖っ、怖っ。
ほら社会科の先生気が弱いからビビっちゃってるじゃん。やめたげなよ。まったく。
案の定授業が終わっても誰も話しかけない。まぁそりゃそうだろうな。こんな品のいい学校にこんなヤバイやつ来たら関わりたくないのも分かる。
仕方ないから俺は命懸けで声をかけてみる。
「羽瀬川小鷹だっけ?名前あってるかな?俺の名前は住之江魁皇、宜しくね?」
とりあえず無難な自己紹介をかける。すると、向こう側はガンを飛ばした血走ったような目でこちらを睨む。うわ、これは話しかけちゃダメだったかな。ヤバイ奴だったか。しまったな。と後悔をしていた。
「お、おう。よろしく……」
あ、あれ?なんか顔と見た目以外普通だ。これなら行けるんじゃないか?
「良し。これからこれは小鷹って呼ぶから小鷹も俺のことを魁皇って呼んでくれ。」
反論とかされないかなーと不安になっていると急に涙ぐんだ顔で、
「ありがとぉ……魁皇だな!覚えた!これから宜しく!」
そう言って急に元気になったから色々と質問して交流を深めてみた。前住んでた場所とか、好きなタイプとか、スリーサイズとか。スリーサイズ聞いた時の返しは面白かったな。
何でも彼の髪の毛は天然だそうだ。母親がイギリス人らしい。最初の第一印象は最悪だが話してみるとイイヤツだった。人は見かけによらないって言うよな。
次から小鷹回どす。