仄暗い室内で少女の白い肌が、闇から滲み出るように浮かび上がっていた。
照度を極限まで落としたランプシェードの柔らかい暖色の光が、男女の影を壁に投射し影絵のように揺らしていた。
人間には全てを見通す事が難しい仄暗い室内も、艦娘の目を通せば闇などあって無きが如しだ。だがこの部屋に艦娘はいない。いるのは裸の男性と半裸の少女の二人。艤装を展開した女性はいなかった。
「……うぐっ…うっ…いっ…」
「声我慢すんな。聞かせろ」
男性が少女の華奢な両足を肩に載せ、自由になった両手が少女の豊かな乳房の形を変えていた。強く弱く力を変え、時折アクセントに桃色の乳首に指先で刺激を与えていた。
少女が男性の目を楽しませる為に身に纏っていた、頭部艤装に合わせた桜色のベビードールは肩紐が外され乳房の下まで下げられており、お腹の辺りで波打っている
少女はショーツを身に着けたまま男性に貫かれていた。同色の生地とレースで作られたショーツはオープンクロッチ式で、割り開く手間をかけるまでもなく少女の秘部を曝け出していた。
「…提督ぅ…イクゥ…イクのぉ…またイッちゃうのぉ…」
「遠慮するな。いけ」
少女に提督と呼ばれた男性の声は、二人の関係を知らない者が聞けば冷たい声に聞こえるだろう。だが少女は不遜な話し方をする自分の提督がとても優しい事を知っている。今も押し寄せる快楽で沸騰した脳が勝手に口走らせた言葉の一つ一つに応えを返し、その度に少女を安心させている。絶頂寸前で視界が白く狭まる中提督の顔を見れば、額から滴った汗が顎を伝い少女のお腹へぽとりぽとりと落ちていた。瞳は少女の快楽のポイントを冷静に観察しつつ欲情の色がゆらゆら揺らめいていた。
少女は安堵した。戦いの時には水の抵抗を上げ、移動の妨げになる大きな乳房だが、閨では提督と自分の快楽を繋げる繋げるフロートとなる。乳房を弄る提督の指が少女の乳首を捻り、知らず甘い声が上がった。
少女の膣壁がきゅんきゅんと不規則な動きで男性自身を締め付け、少女の宣言通りその時が近いことを提督に知らせる。提督は乳房から手を離し少女の腰を掴みスパートに入った。
回転数を上げた腰が角度を変え深く少女の膣壁を削り、最奥を何度も突く。
「ダメ!ダメなのぉ!そこはダメなのぉ!あっ、あっ、あっ」
「そうか。ここがいいの、かっ!」
提督は首を支点に少女の腰を持ち上げる。ベービードールが捲れオープンクロッチの隙間で繋がる二人の性器が少女からも丸見えになった。そこからはぐちょぐちょと淫音が響き、湧き出し泡だった少女の大量の愛液が重力に従いお腹に垂れていた。提督は上方向からから男根をガンガンと何度も突き刺し亀頭の先端を少女の一番深い所へ何度も押し当てる。
「うぐぅぅ、うぅ…うぅぅぅっ…うぐぅぅ!!」
艤装を全て解除している少女は提督の力に抗えない。肉体の強度も並の女性と変わらない。腰を持ち上げられながら繋がる二人の性器を見せつけられる少女は満足に喘ぎ声を上げられない中で絶頂を迎えた。
口元から涎が溢れ、焦点を結べない瞳に浮かんだ桜の花びらがゆらゆらと揺れる。高く上がったつま先がくの字に曲がり硬直していた。
膣壁が提督の精液を絞り出そうときゅうきゅうと収縮する。提督も限界だった。少女に絶頂を与える為だけにしていた我慢が限界を迎えた。子宮口に突き刺さった亀頭の先端から精液が飛び出し子宮を精子で犯した。どくんどくんと脈打つ度に子宮が精子で満たされていく。
「あぁぁぁぁ…出てるぅ…もっと…もっと…ほしいのぉ…」
上の空で少女が呟いていた。本人も何を言っているか理解していないだろう。全身から汗が吹き出て、陰部はちょろちょろと粗相をして自らの腹部を汚していた。
精液を全て吐き出した男性が上体を起こした。
「イヤなの…抜いちゃ…イヤなの…」
提督が体を離すと勘違いしたのだろう。朦朧とする意識の中、それでも少女はもっと繋がる事を希望する。
「ケツ上げろ」
提督自身、まだまだ収まっていない。少女の中にある男根は硬度を保ったままだ。提督は繋がったまま少女の体の向きを変えうつ伏せにした。腰を高く上げ抽送しやすい位置に調整する。
少女のショーツはO-バックだった。提督はショーツのクロッチ部分から溢れる愛液を親指に塗りつけ少女の菊門に差し込んだ。
「うぐっ!あっ、あっ、あっ…いいのぉ…」
提督にアナルの趣味はない。親指の中ほどまで差し込み浅い部分に指の腹で刺激を与える。少女の性感帯の一つだった。繋がったままの性器が愛液をさらに分泌しているのが伝わった。
「んぐ、んっ、はぁぁ、いぃ、て、ていとくぅ…」
オーガズムの波が去らない中での新たな快感。少女の腰がゆらゆらと揺れていた。
提督は差し込んだ親指はそのままに腰を動かした。ここまでの性交と菊門への刺激で膣内はとろとろに溶け、提督を迎えるように新たに蠢き出した。
まだ体に力が入らない少女は腰を高く突き出した姿勢で両腕には力が入っていない。肩口と顔で体重を支えている。
「うぅ、うぐ、いぃ、あぃぃ、きも、ちいぃのぉ…て、ていとくぅ…すきなのぉ…だいすきなのぉ…」
抽送の度に熱にうなされた少女の甘い声があがる。
「そうか。俺もだ」
少女を気遣っての緩やかな抽送。やがて少しづつ少女の体に力が戻ってくる。腕を立て少女は体を持ち上げると自分から腰を動かし提督の腰の動きに合わせる。
「うぅぅ…うぅ…だ、だいすきな…ていと、くに、も…もっと…きも、ちよ…ぐっぅなって、うぅ…ほしいの…ほんとうに…ほんとうに…だいすきなのぉ…」
涎をたらし目元を薄い涙で光らせている少女はすすり泣きにも似た声で咽び、提督に愛を告白し続ける。
「分かってる」
提督は一言だけ発すると、菊門に差し込んだ親指を抜き少女の腰を抱きかかえ、自身は臀部をシーツの上に落とし座り込んだ。繋がったままの二人は背面座位の形となる。
「見てみろ」
提督が少女に繋がったままの陰部を指差す。オープンクロッチの隙間から覗く少女の陰部は無毛だ。溢れる愛液でショーツをびしゃびしゃに濡らし大きく口を開けた膣口が提督の男根を咥えていた。
「いやぁ…はずかしいのぉ……」
少女は目を反らした。
「見ろ」
提督は命令した。
「うぅぅぅぅ…」
少女の頬が紅潮し、またしてもどろりと愛液が溢れた。提督は少女の性癖を理解していた。
「自分で動いてみろ。見ながらだ」
提督は二人が繋がる様をこれまで何度も少女に見せている。その度に少女は初めて見るかのように恥ずかしがり興奮する。提督も少女のその姿を見るたびに興奮を覚えるのだ。
「…命令…なの?」
顔を真赤にした少女が提督に尋ねる。
「そうだ。提督として命令する。やれ」
提督は少女に言い訳を与える。少女は提督の命令には逆らえない。そうだこれは提督の命令なのだ。
少女は反らしていた瞳を繋がった陰部に向ける。提督の黒ずんだ男根が少女の愛液にまみれ文字通り黒光りしていた。提督の腰に座り込んだ少女の可憐なクレパスは凶器とも思える男根を根本近くまで咥え、無毛であるが故に全てを晒していた。包皮がめくれ勃起し、膨張して大きくなった陰核が赤く充血していた。
少女が大好きな提督は、既に三度の精を少女の中に放っているが未だ硬度を失わず、頬を染めた少女が結合した陰部を見ることで更に硬度を増した気がした。
「うぅぅぅ」
少女は意を決し膝を開き、がに股の姿勢で腰を浮かした。提督がその腰に手を添え補助する。命令通り繋がった陰部をみながらゆっくりと腰を動かす。膣壁は少女の中から離れゆく提督を惜しむかのようにめくれながら男根に追随し、少女のなかにもどっていく。
「あぁぁぁぁ」
自らコントロール出来る快感の中、羞恥が少女の心を煽る。亀頭の傘付近まで引き上げた腰は下げねばならない。少女の幼く見える性器の膣口近くの肉が内側に巻き込まれていく。
「いやなのぉぉ」
少女は涙を流していた。提督から与えれる激しくも暖かい快楽には遠く及ばない。だが質の違う快楽が少女の背中の中心を駆け抜けていた。
「んぁ、ふぅ、あぁ、いぃ、んはっ…」
気がつけば少女は腰を一心不乱に上下させていた。膝は震え、今にも崩れ落ちそうになるが提督が腰を支えているため倒れる事が出来ない。
「どうしてなのぉ…ていとくぅ…きもちいいのぉ…」
「もっと気持ちよくなれ」
提督は背を倒し仰向けになった。少女も倒れ提督に乗る形だ。提督は腰を下から突き上げた。左手は少女の豊かな胸へ、右手は勃起した陰核へ伸びる。
「きゃうん!」
唐突な刺激に少女は対応できなかった。倒れ込んだことで繋がった陰部は見えなくなったが、先程まで淫らに提督の陰茎を咥える自らの陰部を見ていたのだ。胸をまさぐる左手の向こうで陰核を押し潰す提督の右手をイメージするのは難しくなかった。
「ていとくぅ!しずんじゃうの!イク、しずんじゃうの!」
自ら動いていた時から徐々に湧き上がっていた絶頂感が急激に訪れる。艦娘の轟沈は死だ。余りの気持ちよさに死をイメージした少女はまたもや白く沸騰する頭で、浮かんだ言葉を叫んだ。
提督が胸を弄る腕で少女の頭部を動かした。提督と目が合う少女は意図を即座に理解した。
首を伸ばし提督の唇に縋り付いた。舌が勝手に伸び提督の腔内になだれ込む。上下の口が繋がりくちゅくちゅ、ぐちゃぐちゃと淫音を室内に響かせた。
少女の頭の中は真っ白に塗りつぶされる寸前だった。もうこのまま死んでもいいと思った。やっぱり嫌だ。ずっと提督の側にいたい。沈む時まで繋がっていたい。でも提督は死んじゃダメなの!。
少女の思考は支離滅裂に千々に乱れた。
「いけ」
男根が強く締め付けられると同時の射精。四度目の吐精が少女の膣内を蹂躙する。少女は既に絶頂していた。提督が膣内に射精したことも理解できなかった。ただ死ぬと思うほどの快感の中、何か叫んだ気がしてただただ幸せな気持ちだけを揺蕩う意識の中で感じていた。少女が意識を取り戻したのは翌日、早朝の事だった。
■
「
「おはよう」
目を覚ました提督の前に暁型一番艦の暁がいた。提督の旗下にある二人の艦娘の内の一人だった。もう一人は
隣で寝ているはずの伊一九の姿はなかった。艤装を外し人並の力まで落ちてもやはり人間とは違う。その上、艤装を展開すれば有り余る馬力で燃料の問題さえ解決すれば一週間以上は寝ずに活動可能なのだ。提督が死ぬほど頑張って快楽の深淵を見せたとしても翌朝にはケロリと元気な姿を見せる。それが艦娘だ。
よく見ればベットは綺麗になっていた。体液まみれになり片付けるのも面倒になった提督は伊一九を綺麗に全身清拭しただけでそのまま寝てしまったはずだった。
「全くレディにこんなベットを片付けさせるなんて失礼しちゃうわ」
提督の疑問は直ぐに解決した。どんなに下駄を履かせても
体は小さくても暁は艦娘だ。艤装を展開すれば提督を持ち上げる事など容易いことだろう。
暁にこんな生々しい性事情を見せるわけにはいかない。後で伊一九は説教だと提督は思った。
「昨日は大変だったわね。泊地に深海棲艦が襲撃をしてくるなんて久しぶりだったし。入渠が遅れた人たちが何人か沈んじゃったわ…くすん」
そうだ。昨日は珍しく泊地に深海棲艦が侵攻をかけてきたのだ。幸いにも大侵攻ではなく、撃退には成功したが、後でいいと即座の入渠を怠った、まだ練度の低かった艦娘が二人轟沈してしまった。
伊一九が哨戒で深海棲艦を発見し、その第一報が遅れていたならば被害はもっと拡大していただろう。
戦果も虚しく、沈んだ二人の艦娘に涙する伊一九を慰める為肌を重ねたのだった。
「食事の用意が出来ているから早く顔を洗って食堂に来てね」
それじゃいくわね、と言いながら暁は寝室を出て行く。しかし途中でくるりと振り返った暁は笑顔で、しかし暁とは思えない妖艶な表情と口調で提督に物申した。
「早く暁を一人前のレディにしてよね。待ちくたびれてるんだから」