「はぁ……はぁ……」
この悪辣なゲームが始まってからどれくらい経っただろう。
菜々は自身の身に起きた現実が信じられず何度とない自問を繰り返し、そのたびに涙を流していた。
「も、もう……ゆるしてぇ……」
床に這いずりながら好奇な目で自分を見つめる男たちの視線に菜々は無様に両肘をつき裸の尻を高くあげて震えていた。
割れた尻の谷間からは細長いチューブが肛門を貫きドクドクと音を立てて謎の液体を流し込んでいた。
見てもわかるとおりチューブを使った浣腸責めであった。
「く、くるしい……」
床に着いた拳を握りしめ、菜々は何度と無い苦痛を訴えかける。だが男たちはそんな少女の嘆きを聞き応えのある音楽のように耳を澄ませ、肛門に埋め込んだチューブからドクドクとさらに濃い黄土色の液体を流し込む。
「ほら、もっとケツ穴を絞めろ!」
パシンッと乾いた音が響く。
「ひ、ひいいぃぃい……」
尻タブを叩かれ背中を仔犬のように反らせると菜々は潤んだ瞳で床に置かれた餌入れを見つめる。
「こんなこと……ひとのすることじゃないです」
ゴムポンプを握りしめ何度も菜々の腸内に刺激の強い黄土色の液体を流し込むと男はニヤニヤして笑う。
「どうだうんちをたれ流すジュースは美味しいか?」
「も……もういれないでぇ……おなか、くるしい……」
ゴムポンプが握りつぶされる度に先が枝分かれしたチューブの片方につけらえた土壌色の液体が菜々の腹の中へと流し込まれグルルと嫌な音をあげる。
「ひ、ひぃ」
腸内に流し込まれる黄土色の液体の不快感に菜々は歯を食いしばる悲鳴を上げて哀願する。
「もうゆるしてぇ!」
ゴムポンプを握りしめた男はマイクを持った左手を口に添える。
「レディースエンドジェントルマン! 今宵もやって参りました少女たちの生き地獄と人身売買のエンターショー、『Rゲーム』へ!」
喝采と拍手が湧く。ゴムポンプが握りしめられ腸内に流し込まれる黄土色の液体が腹の中で弾け、割くような激痛を与える。
苦痛を感じる度に菜々は幸せだったデビュー時代の思い出を思いだし、歯を食いしばり裸の乳房を冷たい床へと押しつける。
「ぷ、ぷろでゅーさー……」
涎と一緒に菜々の口から出る絞り出すような声が漏れる。菜々は裸の身体を隠すことも許されず肛門に埋め込まれたチューブから絶え間なく流し込まれる黄土色の液体に菜々は鳥肌を立てる。
「今回のプレイヤーはなんと破竹の五連覇を残し続ける名実共に糞我慢のお姫さま、安部菜々にお越しいただきました」
また割れんばかりの喝采が飛ぶ。男は場を沈めるように演技がかった「まぁ、落ち着いて」のポーズを取り、チューブの片割れの入った黄土色の液体が溜まったバケツをカメラに写す。ステージの上に設けられた巨大スクリーンに菜々の被虐心をそそる泣き顔とバケツに注がれた黄土色の液体を見せる。
「今、破竹のお姫さま、安部菜々の小汚いケツ穴の中には過去、彼女が打ち破ってきた『負け犬』共が垂れ流した糞尿をグリセリンの浣腸液やビール、さらに複数の合法ドラッグで溶かし熱した『うんち浣腸液』が流し込まれてます」
「ひ、ひぃ……い、いやぁ!?」
自分の腹の中に流し込まれてるものの正体に身の毛もよだつ嫌悪感に菜々は吐き出しそうになる。何度と耳をふさぎ、現状を否定しようと心の中で悪夢から目を覚まし、布団から起きあがりたいという願望を望んだ。
今、起きてることこそが現実で布団の中で眠っている自分が妄想だと気づいていながらも菜々な何度もこの状況があべこべであってほしいと願った。
腹の中に他人が垂れ流した糞尿が溜まる感覚に菜々は遠目からわかるほど強い鳥肌を立てる。男は菜々の栗色の髪を掴み、目の前の絵皿を見つめさせる。
「い、いたいぃ……」
「今、安部菜々の夕食として出されているこのミルクはゲーム視聴者の善意から集めさせていただいた多人数の精液をブレンドし、さらにそこに医薬制限の入った強力な下剤を混ぜ込んだ『下剤入り精液餌』です」
「う、うぐぅ……」
鼻を突く精液の青臭さに菜々は胃の内容物が逆流するのを感じた。真っ青になって嫌悪感を露わにする少女の顔がスクリーンとしてアップで映し出され、男たちの狂喜乱舞が舞い踊る。
「未だ無敗の排便アイドル安部菜々。今や、便を出すよりも溜めてる時間の方が長いといえる彼女。その少女のためにこしらえた下剤入りの精液。さぁ、彼女が完食するまでぜひ、その惨めな姿を鑑賞してください」
そマイクを持った手を離し、乗馬に使う鞭を握りしめ、ビシンッと鋭く乾いた音が響く。
「あぐぅ……」
糞尿の浣腸を流し込まれたまま鞭で臀部を叩かれ、菜々は短いを悲鳴を上げる。
「ほら、さっさとしないともっとキツイゲームに参加させるぞ」
「わ、わかりました。わかりましたからもうひどいことしないでぇ」
菜々の悲愴な顔に覚悟が決まり、『下剤入りの精液』を犬のように……固形物と化した餌を食べ始める。
「うぐうううぅぅぅ!?」
冷めて塊と化した精液に混ざられた下剤が胃の中で溶け、腸内に針を刺すような刺激を与える。会場に「ぐるる」というみっともない音がまき散らし菜々の羞恥心に火をつける。
「も、もうゆるしてください……こ、こんなのあんまりです」
「弱音を吐いてないで餌を食え。この駄ウサギが!」
「うぶぅ!?」
絵皿に顔を押しつけるように男の足が菜々の頭を押さえつけ強引に精液を食べるよう強要する。
(も、もうゆるじでぇ!?)
十分、二十分……気が遠くなるように時間をかけて……
いや、実際は五分と経っていない。
あまりにも常軌を逸した辛い現実が菜々の中の『時間』を長くし永遠に思えるほどの体感時間を味あわせていた。
「うぐぅ……ゆるじ……ぐへぇ」
チューブを植え付けられた肛門からぶっぶぅと美少女が出したとは思えない汚い音を出る。男達は「くっせぇ」とわざと鼻を押さえ笑い声を上げる。
(く、くやしい……ひぃ!?)
下剤入りの餌を食べてる最中に足に着けられた鎖付きの枷が滑車を滑り天井へと持ち上がる。菜々の小さな身体が片足を上げて、立ち上がる。
「ひ、ひあぁぁ……」
顔を精液で汚し情けなく舌を出す菜々の小さな身体が天井に肉でも吊すように逆さ吊りになる。
「ひぃ……み、みないで……」
身体が逆さ吊りにされ片足が床に降りようと無理やり開脚させられれる。霰もなく秘部も肛門も男たちに見られる。身体が注に浮き、ぶらぶらと揺れるたびに菜々の小さな身体も左右に揺れる。それと同じように身体が揺れる度に菜々の小さな身体とは対照的に大きすぎる乳房がぷるぷると揺れ、男たちの目を楽しませる。
「いやぁ……おろしてぇ……こわいぃ」
天地が逆転し足一本で身体を逆さに吊らされ、菜々は極限状態になりパニックを起こす。
「さぁ、糞我慢のお姫様安部菜々のおよそ一ヶ月ぶりの排便をエンターショーをお楽しみください」
男は手に掴んだチューブを無理やり肛門から引き抜く。ズボッと気持ちのいい音が流れる。雷に打たれたような凄まじい便意の音が腹か漏れる。そして……
「イッッヤアアァアァァァアァアァアァァ!?」
ぶっぼっぶばばばばぶりぶりぶりぃいいいぃいぃぃぃ……
と爆音のような排便の音が会場全体に響きわたり汚い音楽を奏で広げる。
「ひぃぃ!? と、とまってぇ! おねがいとまってぇ!? みちゃいやぁぁぁぁぁぁ!?」
爆音のようなぶりぶりという音を立てて、菜々の肛門から這い出るように黄土色の固形物が少女の小さな身体にかかり異様な臭いを放つ。
「ひっぐ……ひっぐぅ……お、おねがい……こ、ころしてくださいぃ……いっそ……しにたい……ひぁぁぁ!?」
未だに便を垂れ流しながら泣き続ける菜々を弄ぶように男は宙づりにされた身体が振り子のように回し、排泄された便が周りに飛び散るよう演出する。幼子がおもちゃを弄ぶような滑稽で残酷な光景であった。
「も、もう……だれ……か……た……すけ………………て……」
繰り返される汚辱と拷問、そして嘲り笑われる自分の運命……
菜々は何度と堕ちる覚悟を繰り返し、そのたびに折れない心が絶望を当たる。
『解放して』
叶わない希望がかえって菜々の「生きたい」という渇望を残し、地獄を歩かせ続ける。