活気溢れる明かりの灯ってない会場の中、少女たちは顔を真っ青にして身体を腕で隠していた。
『ようこそ、お越しくださいました紳士の皆様! 今回の裏アイドルオーディションは粒ぞろいですよ!』
パッと暗い会場のステージに光がともった。
全裸で身体を必死に隠そうとする美少女が三人いた。
みんな顔を真っ青にして自分たちをいやらしく見る男たちに恐怖した。
必死に恥ずかしい部分を隠そうとする少女たちに観客は歓喜した。
ここは奴隷となるアイドルを競り落とされる通称「裏アイドルオーディション」の会場だった。
実際はオーディションとは名ばかりの奴隷オークションなのだが、扱う奴隷は全て売り出し中のアイドルということもあり、趣を大切にし「オーディション」と呼んでいる。
会場から少し声が聞こえた。
「前回買った、島村卯月はどうでしたか?」
「なかなかの上玉ですよ。浣腸したときの泣き顔と排泄を我慢させられるときの絶望した顔は一品もの。今度ビデオをまわしましょうか?」
「おお。これはこれはご丁寧に。それじゃあ、私もみりあの精飲シーンを厳選してお渡しします」
「お、赤城みりあちゃんですか? あんな小さい子を精液漬けにするなんていい趣味してますな?」
「そ、そんなことないですよ!」
アハハとテレ笑いをする悪魔たちに少女たちは震えた。
島村卯月も赤城みりあも、かつて自分たちが所属していた事務所のアイドルだった。
ある日、急に消息を絶ち、心配をしていた。
まさか、このオーディション会場に連れられて、売られていったとは夢にも思わなかった。
いや、この事務所が奴隷売買をしていたこと自身、初めて知ったことだった。
人気がありながら、トップアイドルになれなかった少女たちがどこに消えたのか初めて知った瞬間だった。
自分たちもここで売られてしまう。
そんな絶望的な事実に三人は助けてほしいとマイクを持った男に目で懇願した。
だが、マイクを持った男は容赦なく、三人の尻を順番に強く叩いた。
『さぁ、まず、最初のタレントをご紹介しましょう!』
小柄な少女の前でマイクを持った男は可憐でキュッと絞まった小さな尻の穴をこねた。
『この少女の名前は「輿水幸子」。年齢は14歳。血液型B型。身長142センチ……』
つらつらと述べられる自分のプロフィールに幸子は裸の身体を抱いた。
心の中では現状を理解できない混乱と男たちに対する恐怖で押しつぶされそうだった。
(な、なんで、可愛いボクがこんなことに……)
幸子は目の前の理不尽に絶望した。
実際、彼女のアイデンティティの「可愛い」が今の現状を生んだのだが、幸子に気付くことは出来なかった。
幸子の隣のふっくらした女の子に明かりが灯った。
「ヒィ……!?」
プルンッと胸が揺れ、慌てて隠した。
胸があまりにも大きすぎて、片手では隠しきれず、少女は両手を使って必死に自分の恥ずかしいところを隠そうとした。
否応無しに股間の毛が露になったが、胸を隠すだけで必死で股間の毛まで隠す余裕が無かった。
胸が大きいゆえのジレンマだった。
マイクを持った男は女の子の巨乳を軽く持ち上げるように揉んだ。
「ヒィ!?」
胸を揉まれ真っ赤になる女の子にニヤリと笑った。
『この少女の名前は「三村かな子」。年齢は17歳。血液型O型。身長153センチ……』
つらつらとプロフィールを読み上げ、さらに胸を鷲掴みにするように持ち上げた。
『なんと、バスト90センチの超巨乳! 見てください、この手に収まりきらず、あふれ出るおっぱいを!」
「い、痛い! む、胸を引っ張らないで……」
『しかも、大きいにかかわらずこの感度! 一級品のタレントになることは間違いなし!』
「た、たすけ……」
胸を乱暴に離し、プルンッと揺れるとマイクを持った男は小声で呟いた。
「お前の開始価格は二人より、上げてやるよ。その胸の分、贔屓だ。嬉しいだろう」
「そ、そんな……」
全然、嬉しくない贔屓にかな子は胸を隠すのも忘れ、真っ青になった。
次に男は隣でどこか諦めた顔をする少女、いや、女性を紹介した。
『続きましては、今回のオーディションでは最年長の荒木比奈。年齢は20歳。血液型A型。身長157センチ……』
他の二人同様、プロフィールをつらつらと述べられ、比奈は自嘲気味にため息を吐いた。
比奈はいつも、自分にはアイドルは向かないと思っていた。
自分は日陰の存在だから、一生、人の目に留まることのない人生を歩むのだろうと思っていた。
それを今の事務所が拾ってくれて、少なからず輝きだした。
日の当たる場所が見えてきたときに、また、日陰の世界に戻ってしまった。
いや、もっと、深い地獄に叩き落され、比奈は絶望よりも、諦めの境地が強かった。
(アタシの人生って……なんだったんだろう?)
他の二人と違って、今を受け入れる比奈にマイクを持った男は構わず続けた。
『彼女の特技はマンガを描くこと。彼女の転落やプレイ内容をマンガとして描かせて売るのも一興かもしれません!』
紳士とは言いがたいなんとも脂臭い男たちが湧いた。
きっと、頭の中で比奈に描かせるマンガの妄想で心をときめかせてるのだろう。
全員紹介を終わらせるとマイクの男はコホンッと咳払いした。
『それでは、ここから一人一人、参加者の皆様の質問を受けさせます。なにか要望がありましたら、なんでも言ってください!』
絶望で黙り込む三人に観客の男たちがなにか、番号の書かれたプレートを上げた。
「40」と書かれた札があがり、マイクの男はその男を指差した。
『アナタですね? さぁ、質問はなんですか?』
席から立ち上がり、男はニヤニヤとかな子を見た。
「かな子ちゃんの胸の感触を確かめたいですね? 採用したはいいが、硬かったら使い物にならない」
「ッ!?」
慌てて胸を隠そうとするかな子をマイクを持った男は手を掴み、阻止した。
笑顔で頷いた。
『それでは、胸の感触をどうぞ!』
「いや、たすけ……」
ジロリと舐められるように自分のみ胸を見る男にかな子は恐怖でなにも言えなくなった。
「これは悪いね」
男がステー人立つとかな子の両手でも隠しきれない巨大な胸を無遠慮につかみ出した。
「イッ……!?」
胸が変形するほど強く揉まれ、かな子は短い悲鳴を上げた。
男はエクスタシーに入ったように歓声を上げた。
「ほぉぉぉ!? これはいい乳だ! 揉めば揉むほど、柔らかくなるようだ!」
「い、いや……揉まないでください……」
力任せに自分の胸を縦に横にとおもちゃで遊ぶように弄繰り回し、乳首を引っ張った。
「ひぃぃ……痛い!?」
力ない悲鳴を上げるかな子に男はさらに乱暴に胸を苛めた。
「これはすごい! こんな胸は初めてだ、本当に十代なのかい?」
「いたい……やめて」
泣きながらかな子は男に哀願した。
男の執拗な乳責めにかな子は苦痛と恐怖に涙した。
しかし、時間が経つにつれ、だんだんとかな子の中で痛いとは別の違う感覚が芽生えてきた。
(あれ……なんだろう。おっぱいがなんか、温かくなってきた)
ジワァと乳首から白いものがあふれ出し、目を開いた。
「な、なんで!?」
いきなり母乳をあふれ出す自分の胸にかな子は信じられない顔をした。
マイクを持った男は嬉々として叫んだ。
「なんと、巨乳少女、かな子ちゃんはおっぱいから母乳を溢れさせております! 彼女の趣味はお菓子作り。もしかすれば、この母乳でお菓子を作ってくれるかもしれませんよ!?」
「そ、そんな……」
ゴクリと喉を鳴らす観客達にかな子はショックを受けた。
母乳が出ただけじゃない。
大好きなお菓子作りを自分の絞ったミルクで作れといわれたのだ。
純真なかな子でなくてもショックを受けずにはいられない出来事だった。
その様子にマイクを持った男はほくそえんだ。
(薬が効いてるようだな?)
実はかな子が飲食しているロケ弁やオヤツには女性の母乳を溢れさせる特別な薬を盛っていたのだ。
まさか、オーディション当日に薬の効果が効いてくるのは予想を超える嬉しいハプニングだった。
今にも母乳を飲みたがろうとする男にマイクの男は制した。
『さぁ、今回はこれくらい! このオーディションの後、抽選で百名様に「かな子の絞りたてミルク」をプレゼントします!』
会場が湧き、かな子は目で許してほしそうにマイクの男を見た。
だが、マイクの男はかな子の哀願など知る由もなく、新しい質問を求めた。
『さぁ次の質問はなんでしょう』
また、質問額の書かれたプレートがあげられた。
今度は「30」の文字で止まった。
『さぁ、なんでしょう?』
明らかに女の子にモテなさそうなオタッキーな男が涎をたらしながら立ち上がった。
「荒木氏はマンガを描けるといってましたな? ここで、手を使わずにマンガが描けるか、実験をしてほしいでござる!」
『おおっと! これはとんでもなくマニアックな質問。比奈ちゃん、出来ますか?』
「手、手をつかわずって、どうやって……」
質問を質問で返すが、実際は比奈はわかっていた。
そもそも、質問してきた男自身、比奈は顔見知りだったからだ。
この男は比奈のマンガのファンであり、またストーカーだった。
個人サイトにも何度も、卑猥な書き込みをされ、困っていたのだ。
アイドルになった後も、卑猥なメールを送られ続け、プロデューサーに相談したこともあった。
まさか、ここで出会うとは夢にも思わなかった。
男はニヤニヤと笑いながら、あらかじめ用意していたGペンを取り出した。
しかし、そのGペンは普通のサイズよりも遥かに大きく、柄の部分にはバイブらしい形をしていた。
「あぁ……」
そのGペンには覚えがあった。
以前、この男がリクエストしたシチュエーションの一つで、秘部にGペンを刺して、マンガを描くというものがあった。
あまりにも低俗で描く気になれず無視したリクだったが、この男はそれを根に持っていたらしい。
ステージに上がる男に比奈は嫌悪したように真っ青になった。
逃げようとした。
だが、マイクを持った男が羽交い絞めにし、逃げられなかった。
『まさか、オーディション会場で処女を散らされるとは比奈ちゃんもラッキーだね?』
笑顔でとんでもないことを言うマイクの男に比奈の恐怖に顔を染めた。
「マ、マンガなら描くから……そんなこと」
アイドルに興味なくても一生に一度しかない処女は大好きな人のために取っておきたかった。
その相手に自分を育ててくれたプロデューサーの顔が浮かび上がり、違う意味で真っ赤になった。
すぐに気を取り直し、哀願した。
「それだけはやめてほしいッスよ……お願い、やめて!?」
この哀願自身、無駄なものだと理解していた。
でも、言わすにいられなかった。
そして、これは後できっと、マンガとして描かされるんだと比奈は悟った。
諦めていたはずの感情が途端に消え、絶望が広がった。
「はい。チョッとずつ入れるからね?」
「ちょ……待って」
綺麗に閉じた秘部に張型のGペンが埋もれていった。
比奈は必死に許しを請おうと悲鳴を上げた。
張型のGペンがなにかにぶつかるように止まった。
「おぉ! 荒木氏の処女膜にぶつかったようでござる! これを貫けば、拙者が荒木氏の最初の男というわけですな?」
「そ、そんなわけ……ひぃぃ!?」
無遠慮に大切に取っていて処女がくだらないおもちゃによって散らされた。
ぶちぶちと肉を裂くような激痛が身体全体に襲い掛かり比奈の目が虚ろになった。
「あぁ……」
「おぉ、これは黄色いインクを出すのか?」
Gペンの先からたれる黄色い小水に男は子供のように喜んだ。
「でも、ちょっと垂れ流しすぎじゃないかな? これは欠陥品だね?」
「ひぃ!?」
比奈の身体を一切気遣わず張型のGペンを抜くとポタポタと赤い血が落ちた。
「はぁぁ……比奈ちゃんがこんな欠陥品だったなんて、拙者、ショックでござるよ」
とかいいながら、チャッカリ乳を揉みながら、男は比奈の手に自分の大切なものを奪ったおもちゃを持たせた。
「いらないからあげる。これでまた、マンガを描いてね。次は拙者の要求するマンガをね?」
「……」
自分を買う気でいる男に比奈は恐怖した。
知らず知らずのうちに買っていた恨みとこれから訪れる報復に比奈は生きた心地をなくした。
諦めも忘れ、また絶望する比奈にマイクを持った男は最後に震える幸子の手を掴んだ。
「さぁ、今回の目玉! 幸子ちゃんの質問だ!」
さっきの二人とは比べ物にならないほどの額のプレートが上がった。
幸子は怯えた。
(た、たすけて……プロデューサーさん)
震えながら大好きだったプロデューサーの顔を思い出した。
「100」と書かれたプレートがあがった。
『さぁ、質問は!?』
「幸子ちゃんが浣腸をどれだけ我慢できるか、見たいな? もちろん、いろいろな種類を試して!」
『おぉっと! これは幸子ちゃんの肛門を破壊しかねないとんでもない質問だ! でも、オーディションはどんな質問も答えないといけない義務がある。さぁ、幸子ちゃん、どれだけ耐えられるか答えてくれないか?』
「うぅ……」
マイクを向けられ、幸子は怯えた顔で背けた。
「か、浣腸って……そ、そんなこと、可愛いボクができるわけが」
『なんと、幸子ちゃんは皆様が許してくれるまで排泄はいつまでも我慢できると公言してます!』
「そ、そんなこと言って……」
途端に湧く観客の声援に幸子の心もとない反論はかき消された。
マイクを持った男はどこから取り出したのか真っ赤な荒縄をビシッと馴らした。
『さぁ、暴れないよう。縛らないとね?』
「ヒッ……縛るなんて、嫌です!」
マイクを持った男の巧みな技術により、幸子の綺麗な裸体は真っ赤な縄化粧へと姿を変えた。
俗に言う「亀甲縛り」で身体の自由を奪われると幸子は目線を左右に震わせ、助けを求めた。
「お、お願いします。なんでもしますから、許してください。キスしろというなら、します。ボクみたいな可愛い女の子とキスを出来るなんて……キャッ!?」
縛られた状態のまま、前のめりにされるように蹴られ、転んだ。
幸子のお尻の穴が観客全員に露になった。
観客たちの歓声に幸子は肛門を見られた恥辱と屈辱に涙を流した。
「な、なんで、可愛いボクがこんな目に……ボク、可愛いのに、なんで……」
呪文のように「可愛い」を連呼する幸子にマイクを持った男はまず、小さなイチジク浣腸を取り出した。
『種類といっても数多いので、最初に「イチジク」、次に「水」、次に「牛乳」、「グリセリン」、「ビール」、「酢」といきます!』
幸子に聞こえる程度の声でささやいた。
「ビールと酢はきつくって死んじゃうかもしれないな? まぁ、そのときは運が悪かったと諦めな」
「そ、そんな……」
恐怖で動けず、晒された肛門がキュッと閉まった。
全員、大爆笑し「可愛いぞ」と叫んだ。
全然、嬉しくない「可愛いコール」だった。
初めて味わう苦痛に幸子は歯を食いしばった。
必死にあざけりに耐える幸子の肛門にマイクを持った男はイチジク浣腸を刺した。
「ヒィ……ダメ、助け」
チュ~~と一瞬ではいる浣腸液に幸子は真っ青になった。
浣腸に慣れてないせいで早くも幸子の過敏な腸は限界を向かえ、汚い腸液を床にたらした。
「た、たすけ……」
ジョボジョボと汚い排泄物が垂れた。
あたりに悪習が漂った。
「可愛い顔をしてると出すものも可愛いんだな?」
「よ、ウンチアイドル! 可愛いぞ、ウンチ幸子!」
「可愛い」から今度は「ウンチコール」で観客は幸子を追い込んだ。
それを見ていた同僚のかな子と比奈は顔を背け、目を瞑った。
ここで同情したら、自分たちも同じ目にあうかもしれない。
幸子には悪かったが二人は彼女を見捨てることを選択した。
それを見たマイクを持った男はニヤッとした。
『なんと同僚のアイドルが幸子ちゃんの排泄を見て、自分たちも浣腸をしてほしいといっております!』
「え?」
信じられない顔で二人はマイクを持った男を見た。
ニヤニヤと笑うマイクを持った男の顔に二人は怯え、幸子を睨んだ。
筋違いの恨みを買い、幸子はかつての同僚にも恐怖を覚えた。
本来は恨むのは自分たちをここに追いやった男たちだったはずだ。
しかし、男たちの辱めにスッカリ心が折れた二人は男たちに逆らう勇気をなかった。
あるのは自分たちと同じ立場の幸子を恨んで蔑んで少しでも自分の立場を上げようとする醜い自尊心だけだった。
すぐに二人も同じように縄で縛られ、お尻を向けられた。
「いや、助けてください!?」
「いやっす! こんなの輿水さんだけお願いしまス!」
二人ともこれからされる浣腸に恐怖し、必死に幸子を生贄にしようと叫んだ。
『幸子ちゃんは友達じゃないのかい?』
「あ、あんなウンチ漏らす女の子、友達なんかじゃありません!」
最初に裏切ったのはかな子だった。
続くように比奈も普段浴びせない酷い罵声を幸子に与えた。
二人とも、自分だけは助かろうと必死に幸子を生贄に捧げようとしていた。
マイクを持った男はうんうんと頷き、笑った。
『仕方ないね。君たちはイチジク浣腸だけで勘弁してあげるよ。でも、これだけ嫌われてる幸子ちゃんにはお仕置きが必要だね?』
「え……?」
用意いされた洗面所に数え切れないほどの浣腸液、牛乳、ビール、酢を大量に混ぜられた。
見るからに怪しげな色を放つ浣腸液のブレンドに幸子は真っ青になった。
明らかに身体に悪そうな浣腸液をシリンダーに入れ、男は見せつけた。
「さぁ、これでお仕置きだ!」
「そ、そんな……そんなふざけた浣腸液を入れられたら、ボク」
今まで味わったことのない深い恐怖に幸子は涙した。
「お、お願いします……た、たすけてください」
幸子はかな子と比奈を生贄に捧げる発想が浮かばなかった。
男たちは自分の苦しむさまを見たがってると理解してたからだ。
もし、二人をスケープゴートにしようとすれば、友情がないと罰が来るかもしれない。
下手したら、違う浣腸液をブレンドされるかもしれない。
そうなったら、自分は死んでしまうかもしれない。
そんな絶望的な恐怖が幸子から二人を裏切るという選択肢を消させていた。
マイクを持った男はニヤリと笑い、幸子の肛門に全部盛の浣腸液を刺した。
「ひぃぃ……た、助け、あがぁがぁぁぁ!?」
獣のような悲鳴を上げた。
全部盛された浣腸液のキツサはさっきのイチジク浣腸を遥かに上回っていた。
便意など生易しい言葉だった。
まるで腸を八つ裂きにするような酷い激痛だった。
こんなの浣腸じゃなく、拷問だった。
身体を引き裂くような激痛に幸子は暴れまわった。
「あがぁがあぁ!? たすけ……あぎゃぁぁああああぁぁ!?」
暴れ狂う全身を引き裂く痛みに幸子は普段の可愛さからは信じられない悲鳴を上げ、床にのた打ち回った。
全身に襲い掛かる激痛が逆に身体全体を緊張させ、便を出すという作業が出来なくなっているのだ。
痛みを耐えれば耐えるほど、肛門を締め付ける力も増し、余計に幸子を苦しませた。
「た、たすけ……しんじゃう」
「幸子ちゃん……」
浣腸をさせられ排泄させられたかな子と比奈も自分たちの行いに始めて後悔した。
自分たちが浣腸を嫌がったあまり、幸子は命にもかかわりかねない痛みを伴っている。
後悔と懺悔を胸に絞められ耳を塞ぎたくなった。
そんな二人にマイクを持った男はニヤリと笑った。
『さぁ、まだ幸子ちゃんは排泄を我慢できるようです。今度は配合を変えて、浣腸をして見ましょう!』
「そ、そんな、それじゃあ、幸子ちゃんが、死んじゃう!?」
反論するかな子にマイクを持った男はニヤリと笑った。
かな子はまた、言葉をつむいだ。
幸子の二の舞になりたくなかったからだ。
いくら後悔して懺悔しても、自分も幸子と同じ目にあいたくなかった。
若干、十四歳にしてこれほどの非道を働く男たちだ。
年上の自分がなにをされるかわからない。
まだ中学生の幸子を犠牲にしても、自分も同じ目にあってるんだと言い訳し、免罪符を作り上げた。
いまだに悲鳴を上げ、助けを求める幸子にマイクを持った男はさらに配合を変えた浣腸液を彼女の腸に注いだ。
「ぎあああぁぁああああ!?」
白目を向いて悲鳴を上げる幸子に二人は縛られて耳を防げない耳を必死に塞ぎたいと願った。
一時間、二時間……
幸子は何度もデタラメに配合された浣腸液を腸に入れられ、苦しみを味わった。
それは文字通り、ただの拷問だった。
いくら助けを求め、許しをこいても男たちは幸子を許さなかった。
休憩を求めても、男たちは疲れれば疲れるほど、幸子にキツイ浣腸をしいた。
運良く排泄して、苦しみを乗り越えても、またその倍に増やされたデタラメなブレンドの浣腸液を注がれた。
すっかり、排泄のしすぎで赤く腫れぼったくった肛門はまるで言葉を喋る口のように何度も開け閉めを繰り返していた。
またブビッとすでに便の出ない校門からは黄土色に染まった汚い浣腸液を噴水のように溢れさせ、笑いを生んだ。
「可愛いくせに汚い芸を覚えたものだ」
「でも、あれはあれで芸の出来る奴隷として可愛いじゃないですか?」
口々に幸子を陥れる笑い声が響き、幸子の心はスッカリ折れていた。
顔は排泄の快感に目覚めたのか、だらしなく涎をたらし笑顔を浮かべ、言葉は呂律の回りきらず、壊れたように独り言を喋っていた。
「も、もう……許して……死んじゃう……ボク、死にたくないよ……」
肛門から汚い水をあふれ出さし、拍手が降りた。
その姿に、かな子と比奈も自分たちが招いた幸子の参上に心を痛め、泣いていた。
もう、誰も信じられないほど、三人は心をズタズタに引き裂かれていたのだ。
そんな三人にマイクを持った男は最後の司会を始めた。
「さぁ、このアイドルをいくらで落札する? まずは十円から!」
「え?」
三人は自分たちの落札価格を聞いて嘘と顔を上げた。
そして、気付いた、さっきまでの「30」や「100」の数字は記号ではなく、「円単位」の数字であることを……
ようするにプレートに「40」と書かれていれば、「40円」払うことになるのだ。
あまりにも安い自分たちの価値に三人は更なる絶望を味わった。
「まずはかな子ちゃんの落札は」
バンッとステージの上の電光掲示板に価格が書かれた。
『これはすごい! かな子ちゃん、過去最高の25円で売れました!』
「そ、そんな……」
子供の小遣いどころか、外で地面を見ながら歩けば簡単に見つかりそうな額に、かな子はショックを受けた。
『25円で売れたラッキーガールのかな子ちゃんには特別に搾乳機をセットし、後ほど、抽選でかな子ミルクをご提供します』
「ひぃ、いや……たすけて……」
無理やり立たされ、胸に牛に使いそうな搾乳機をはめられるとそれが首輪であるかのように引っ張られた。
「いや! 助けて!? 幸子ちゃん、比奈さん、助けて!?」
泣き叫ぶ、かな子に二人は聞こえてないようにギュッと目を瞑った。
「お願い、助けて!? こんなのいや!? 誰か助けてぇぇぇぇぇぇ……」
男に売られていくかな子に、浣腸のショックから抜けきれない幸子はだらしないアヘ顔のまま、かな子を見送った。
必死に助かろうと抵抗するかな子だが、努力もむなしく、まるで牢獄のようなガラスのショーケースに閉じ込められてしまった。
泣きながらなにかを叫ぶ、かな子だが、防音使用のショーケースのため、彼女の哀願の悲鳴は聞こえなかった。
道具を仕舞うようにかな子はステージから運ばれていった。
よく見ると必死にガラスのショーケースを叩くかな子の股間は黄色い小水を漏らし、乳も母乳があふれ出していた。
きっと、自分たちに助けを求めてるだろう。
先ほど、真っ先に自分たちを裏切り、一番に助けを求めるかな子に二人はなにも出来なかった。
自分が見捨てられたことを悟ると、かな子は崩れるように泣き出した。
ステージから消えた後も彼女の聞こえないはずの泣き声が二人には聞こえた。
もう二度とかな子とは会えないだろう。
もしかしたら、戸籍上からもかな子という存在どころか、彼女の親族も抹殺されるかもしれない。
ここにはそういうことが出来る人間が集まってるのだ。
「次に比奈ちゃんです!」
今度はすぐに結果が出た。
『おお、これは五円! 比奈ちゃん、妥当な値段で変われました!』
「そ、そんな……」
自分を買ったのはさっきの男じゃなく、悪臭漂う浮浪者風の男だった。
「マンガって儲かるんだろう? それで儲けて、妻のところに会いに行くかの?」
「い、いや……そんなのむり……」
浮浪者風の男はわかっていなかった。
マンガを描くのは想像以上にお金がかかることを……
画材や紙、環境だって必要になる。
その金の出所をまた、比奈の身体で稼がないといけないため、余計に金がかかる。
後で五円が惜しくなったとリコールされるなとマイクを持った男は苦笑した。
「さぁ、最後の目玉! 幸子ちゃんの値段をどうぞ!」
一瞬でかな子の25円を抜き、幸子の値段が三十円を切った。
ショックで動けない幸子にマイクを持った男は新たな浣腸液を取り出した。
『これはオプションです。これは我が事務所が作った特別な浣腸液で腸の中で膨れ、便を固める効果があります。固まった便は便を柔らかくする新たな浣腸液をしなければ、決して肛門から出ることが出来ません。これがあれば、いつでもどこでも、幸子ちゃんの苦悶に満ちた悲鳴を聞くことが出来ます。今なら、これを定期購入でセットでお譲りします。さぁ、いくらで買います?』
また飛び出るように値段が跳ね上がり、幸子の値段が五十円を切った。
男はさらにもう一押しと幸子にさっき言った浣腸液を注入した。
幸子のお腹が一瞬で石でも詰められたかのような強い違和感をうみ、また悲鳴を上げさせた。
「あぁぁあぁぁ!? いっそう、ころしてぇぇぇぇぇ!?」
悲鳴を上げる幸子にさらに値札があがった。
「あががぁあがぁああぁあぁああ!?」
悲鳴がまるで下等生物の雄叫びのように響き、小水を漏らさせた。
その姿に欲情した観客がさらに値札を上げ、ついに100円を切った。
マイクを持った男はこれくらいだなと、納得した。
『それでは幸子ちゃんの落札価格は103円です。よかったな、幸子ちゃん?』
「ウンチ出させて! お腹破裂する!? 死んじゃう!? ウンチがお腹を破裂させて死んじゃう!? 死にたくにないよぉぉぉ!?」
恥も外聞もなく、蛙のように膨らんだお腹を抱えながら幸子は必死に排泄を願った。
マイクを持った男はステージに上がった男に新しい浣腸液を渡した。
そう、これが便を柔らかくする浣腸液だ。
ただ、今でも満杯の幸子のお腹に新しい浣腸液が入るかは不安だったが……
新しく幸子のプロデューサーになった男は便を出すための浣腸液を幸子に注入した。
「ひあぁぁぁ!? これ以上、入れないでください~~~~~~!?」
本当に破裂するのではないかと思うほど、幸子のお腹がさらに膨らんだ。
もう、自分の足元すら見えないくらい幸子の身体は風船だるまのように膨らんでいた。
そこに彼女の可愛さなど一切無く、まるでギャグキャラの主人公のような滑稽さが漂っていた。
浣腸をし終えるとプロデューサーはいい仕事したという顔で額の汗を拭った。
マイクを持った男は幸子に呟いた。
『この状態で十分我慢すれば、排泄できるぞ。まぁ、副作用で便意の強さは十倍になるから余計苦しいかもしれないけどな?』
「ひ、ひぃぃ……お、おにぃぃぃ!?」
自分を苦しめようとする男たちに幸子は恐怖と苦痛のあまり、悪態をついた。
だが、実際、彼らは鬼なんて優しい存在じゃなかった。
むしろ、悪魔だった。
「しかたない。最後に幸子に人並みに幸せを与えたいと思うんだけど?」
落札した男はマイクを持った男に合図した。
マイクを持った男はニヤリと笑った。
『プロデューサーの最初の仕事として幸子ちゃんの無料開放が許されました。皆様、幸子ちゃんのマンコ、いつ出るかわからない肛門、悪態をつく口を存分にご堪能ください!』
「ひぃ……あぁぁぁぁぁぁ!?」
かな子と比奈が去ったステージでさらに何百人と要る観客に輪姦される恐怖に幸子は悲鳴を上げた。
かな子と比奈はある意味、まだ幸せだった。
これから、幸子はこのプロデューサーのもと、死ぬことよりも辛い人生を歩まされるのだ。
それは十四歳の少女が迎えるには残酷すぎて、救いの無い結末だった。
もう、幸子に幸せな未来はやってこない。永遠に……