バーチャルソリッドスレイブ
「ふぅむぅ……」
出来上がったばかりの発明品を見下ろし、池袋晶葉は難しい顔をして腕を組んだ。
「つい目が入って、つい出来心で、つい改造して、つい放置していたら……」
ついを四回連続で繰り返す変な文法を起用しながら、晶葉は組んでいた腕を解いた。
「まさか改造VRを誰かが持っていくとは……私のではないが」
ヤベェと言いたげな顔で晶葉はかけていたメガネのブリッジを上げた。
「まぁ、死ぬことはないし……」
口笛を吹きながら振り返った。
「大丈夫だろう!」
責任を完璧に放棄のツラで晶葉は逃げるように事務所から出ていった。
改造したVRの持ち主が今、大変なことになってることに気づいておきながら……
事務所で自慢するために持ってきていたVRを家に持ち帰ると三好紗南は難しい顔をしていた。
「私のVR……」
机の上に置いたおもちゃを眺め、目を細めた。
「こんな形だったっけ……?」
明らかに自慢しに行った時よりも一回り大きくなったVRに紗南は小首をかしげた。
「……」
VRを持ち上げ、念のためつけた名札を確認した。
「私のだな」
確かに自分が買った名札に自分の名前が書かれており、紗南は改めて自分のVRを見た。
「……」
ほんの少し鋭利なデザインがどこかオタクの心を鷲掴みにした。
「ま……いっか♪」
紗南は形の変わったVRを鼻の上にセットした。
「えっと……」
本体のスイッチを入れ、コントローラーを握った。
「あれ……?」
VRの画面に映ったソフトを認め、紗南は目を瞬かせた。
「新しいソフトが増えてる……」
買った覚えのないソフトを起動させた。
「とりあえずやってみよう……」
VRの画面から眩い光が点滅した。
「キャッ……!?」
あまりの強い光に紗南は一瞬、小さく意識が遠くなるのを感じ、よろめいた。
「あれ……?」
光が止むと紗南は妙な浮遊感を覚えた。
「よ、酔ったかなぁ?」
ガタッと膝をつくと紗南の意識が混濁の波へと沈んだ。
「え……?」
気が付くと紗南は自分の足に絡まる気色の悪い触手を認め、目を見開いた。
「こ、これってぇ……?」
足首に絡まった触手がシュルシュルと螺旋を描くように膝から腿へと蛇のように絡ま昇った。
「ひ、ひぃ……」
身体を絞めた触手が両腕を引き締め、無理やり身体を十字に固定した。
「い、いやぁ……」
触手で身体を絞めつけられ痛みを覚えると紗南は恐怖に口をパクパクと開いた。
「ぐ、ぐるじぃ……」
苦悶の声を上げると紗南は身体にまとわりつく触手が少女の感じやすい乳首や淫核の部分を服の上からなぞり突き、甚振った。
「や、やめて……!」
顔を真っ赤にして身体をくねらす紗南に触手は調子を良くしたように涎のように先端から粘液を吐き出した。
「ひ、ひぃ……きもちわるい」
寒気を覚え鳥肌を立てる紗南に触手の動きがより細かくなった。
「な、なに!?」
首に纏わりつきながら触手の先端が紗南の服の中へと潜り込んでいった。
「だ、だめぇ……」
触手に縛られた手足を広げられ関節を決められたように腕を反対側に軽く引っ張られた。
「い、いたいぃ……」
腕を千切り折られるのではという恐怖に涙を流す紗南に一本の触手が目の前に現れた。
「っっっっ!?」
触手の先端はまるで男の亀頭のように卑猥な形をし、馬のような巨大さで子供の涎のように先走り液を吐き出していた。
「た、たすけ……ウブォ!?」
悲鳴を上げようとした紗南の口に触手の亀頭が無理やり入り込んだ。
「ううううぅうぅぅぅ!?」
舌の上に広がる粘液の甘くも生臭い味に紗南は目を見開き首を上げた。
「うぐぅん!?」
舌の上を転がる触手がさらに口の中へと潜り込み、喉の奥へと侵入した。
「うぐぐぐぐぐぐううううぅぅぅぅ!?」
喉を盛り上げ胃の中まで入り込む触手に紗南は息を封じられ、鼻からふぅふぅと呼吸した。
(ぐ、ぐるじぃ……)
目を見開いて泣く紗南の中の触手の先端の尿口口を広げ、ねちゃねちゃとした生暖かい粘液を吐き出し、ドバァと音を立てた。
(な、なにこれぇ……?)
胃の中に無理やり流し込まれる粘液に紗南は頭が混乱した。
(お、おなかがあついぃいいいぃぃぃ!?)
熱い粘液が胃の中を満たし、無理やり腹の中へと流し込まれると紗南の細かった腰がムクムクと広がり、鳴き声を上げるカエルのように大きくなっていった。
「うぐううううぅぅぅぅぅう!?」
服を破き、膨れ上がった自分の腹に紗南は絶句した。
(お、おなかやぶげるぅううぅうぅ!?)
身体を締めあげていた触手がさらにキツく締まり上げ、ハムのように肉が盛りあがった。
「いっっっっぎいいいいいいぃいぃぃぃぃぃ!?」
目が回り悲鳴を上げる紗南に喉の奥の触手が乱暴にピストンされた。
「あががががが……あがぁ!?」
乱暴に喉の奥をかき乱され、紗南の中にあった理性が薄れていった。
(ぷろでゅーさ……たすけ……)
目が裏返り、身体の力が抜けると手首がダランとした。。
「……」
身体の動きを止め、白目を剥く紗南にもう一本の触手が彼女のズボンに入り込んだ。
「……」
身体の柔らかい触手が股下に絡まり、柔らかい秘裂の入り口を叩いた。
「……」
反応のない紗南に触手は閉じられた割れ目にミチッと音を立てて入り込んだ。
「うぐぅ!?」
紗南の失っていた意識が覚醒した。
「ッッッッッッ!?」
ズボンの中へと入り込んだ触手を認め、紗南は目を見開いた。
(こ、これってまさか!?)
ゾッとする紗南に触手の亀頭が固い膜にぶつかった。
(い、いや……こんなの……)
触手の先端が紗南の固い壁を槍のように乱暴につき貫き、肉の引き裂かれる痛みが襲い掛かった。
「ウッグアアアアアアァアァァァァァァアァァアァァァ!?」
重い悲鳴を上げると履いていたズボンの股下からジワァと赤いシミが広がった。
「あぁぁ……ああぁぁぁ……」
目がグルグルと回り処女を奪われたショックに紗南は涙を流し泣いた。
(こ、こんなことってぇ……)
意識が遠くなる紗南に触手の先端からまた新しい粘液が流し込まれた。
(わ、わたしはぁ……?)
胃に流し込まれた粘液から身体がポカポカするような温かみを覚え、紗南の薄れかかっていた脳が不思議な恍惚感に染められた。
(き、きもちいい……?)
牛の腹のように膨れ上がった腹に熱い塊が広がり、脳が震えた。
「あぁぁ……あぁぁぁぁ」
膣内を埋まった触手が激しい、ピストン運動を起こし、血の広がったズボンのシミをさらに広げた。
「うっぎいいいいぃいぃぃいいぃぃい♪」
目を見開くと紗南は自分の中で広がる気持ち悪い気持ちよさに五本の指を広げ、震えた。
(だ、だめぇ……♪)
触手を咥えた口を上へと上げ、身体が貫通されたようなポーズになり、紗南の身体が浮かび上がった。
(な、なにもかんがえられなくなるぅ♪)
苦しいだけなのにそれを気持ちいいと感じる自分の身体に紗南の可愛い目が潤んでいった。
「はぁぁ……はぁぁぁ……」
鼻の穴から胃の中に流し込まれた粘液が逆流し、零れた。
「ひ、ひぃ!?」
触手によって持ち上げられた身体が炭酸の入ったペットボトルを振るように激しく揺り動かされた。
「ひ、ひいいいいぃいぃいいぃいぃっ♪」
腹の中の粘液を激しくシェイクされ、紗南は強い吐き気を覚え、頭が真っ白になった。
「あ……あぁぁぁぁ」
胃の中から鼻の穴ぐらいしか出入り口のない粘液が暴れまわり、紗南の中が爆発しそうになった。
「ウ、ウゴォ」
口の中から触手がペットボトルロケットのように弾けとんだ。
「うっげえええぇえぇええぇえぇぇ!?」
口の中から汚い水芸のように勢いよく粘液が飛び出すと紗南は目を剥いて息を吐いた。
「はぁぁ……はぁぁ……はぁぁぁ」
涎のように口から粘液を垂らし、目を泳がせると紗南は自分を取り囲む触手を認めた。
「い、いやぁ……」
身体へと巻き付く触手に紗南は首を振り悲鳴を上げた。
「た、たすけ……うぐぅ!?」
猿ぐつわするように口の周りに触手が巻き付き、身体を埋めるように触手がまとわりついてきた。
(ころ……され……るぅ……)
紗南の身体を触手は丸い球体になるように絡まり、飲み込まれた。
「……」
静かな静寂が紗南の意識の消失と共に現れ、部屋の中の空気を凍らせた。
二度と音が鳴らないように……
「あ……?」
気が付くと紗南は病院のベッドで寝かされていた。
「わ、わたしはぁ……?」
点滴を打たれた身体で首を横へ向けた。
「あ……」
大好きなプロデューサーの顔を認め、手を握られてることに気づいた。
「……紗南」
力強く手のひらを握られた。
「気が付いたか?」
優しく笑うプロデューサーに紗南は掠れた声でつぶやいた。
「わ、わたし……へんなゆめをみてたよ……でも、なんでだろう?」
頭が混乱し、自分がなんでベッドに寝ているかも考えた。
「でも、おもいだせない」
儚げに笑う紗南にプロデューサーはクスッと笑った。
「今はなにも考えなくっていい……」
頭を優しく撫でられた。
「ここは夢の世界だ」
「え……?」
紗南はプロデューサーの言葉に疑問を覚えた。
「この世界は全てが0と1で構築された夢の世界……」
プロデューサーの顔が邪悪にニヤけた。
「もっとこの夢を楽しめ……」
「ひ、ひぃ……!?」
プロデューサーの身体が糸を解くように触手へと代わり、寝入っていた紗南の身体へと襲い掛かった。
「や、やめぇ……」
疲労で動けない紗南の身体に触手が絡みつき、少女の子宮に卵を産みつけるため、陵辱を行おうとした。
その目には彼女が大切にしていたVRがハメられていた。
それは現実と虚空か……
紗南はそれを理解できないまま陵辱されていった。
二度と戻れない人間の世界へと夢をはせながら……
永遠に夢の中を泳ぎながら……
そして、VRは……
「……」
紗南から取ったデータをもとに新しく作ったVRを作業台に置き、晶葉はどこかタガの外れた笑みを浮かべた。
「ふふっ……」
その目はタブーを犯し、そのタブーを破ることの快感に身を染めた光を放っていた。
「次はとっても怖いイメージが脳に直接行くように作ってみた」
振り返ると実験動物として捕まえた少女がボールギャグを噛まされながらガタガタと震え泣いていた。
死ぬほどの恐怖を植え付けられるために……