アンジュ・ヴィエルジュR-18短編集 作:闇のアルドラおじさん二号
タイトル通り(?)生嶋兎莉子ちゃんが様々な動物から凌辱される内容です。
獣姦、凌辱が苦手な方はお気を付けください。
それでは、よろしくお願いいたします。
獣欲の虜
ピチャリ、ピチャリ。
密室の中、水滴が落ちるような音が響く。
「んっ……あっ……」
その音に合わせるかのように、くぐもった声が混じる。
止まる様子の無い「それ」から与えられる刺激に、少女は小さな嬌声を上げていく。
「お願い、もう止めて……」
刺激に身体がだんだんと恭順していく中、少女――生嶋兎莉子《いくしまとりこ》はそれでも懸命に耐えようとしていた。
七月の太陽が高く昇ったある日。
その日も、普段通りの穏やかな一日となる筈であった。
平穏に過ごせるように、願わくば何か一つ良いことがありますように。アパートの部屋を出る前に、そんなささやかな願いを兎莉子は頭に浮かべた。半ば習慣と化したその願掛けのような物も、今までならば叶わないことは無かったのだ。
登校途中で自分の元に野良の子犬が駆けてくることに気付いた兎莉子は、膝を屈め、犬と目線を合わせて話しかけた。
「おはよう、ワンちゃん」
「ワフッ、キャンキャン」
「今日も学校だよ。最近は学校に行くのが楽しみなんだ」
「キャンキャン、ワン」
「うん、頑張るね。ワンちゃんも元気でね」
別れの言葉をかけ、一人と一頭はそれぞれ別の方角に歩いて行った。
傍から見れば奇怪に見える光景も、兎莉子にとってはごく自然な出来事である。
青・黒・赤・白の四つの世界が世界(ワールド)接続(コネクト)によって繋がった後、一般に青の世界と称される地球に住む少女達に、身体能力の大幅な向上や超能力の覚醒といった異能の力の発現が確認された。各世界において異能の力を持つ少女達はプログレスと呼ばれ、プログレスの保護・育成を目的に青蘭島に作られた教育・研究・学術機関である青蘭学園に集っている。
エクシードの最大の特徴は、誰一人として同じエクシードを持っていないことだ。たとえ、エクシードの行使によって得られる結果が同じだったとしても、その過程はそれぞれのプログレス達によって異なる。
そして、青蘭学園に通う兎莉子もまたエクシードを持ったプログレスだ。兎莉子のエクシードは「動物との会話や動物に力を与えることが出来る」といったもので、彼女は自身も大好きな動物と直接会話を交わせるのである。
「おーい、兎莉子ちゃーん」
通学路を歩いていると、突然自身の名を呼ぶ声が背後から聞こえた。兎莉子は振り返り、走りながら近づいてくる少女の姿を確認する。少しの緊張による為か顔を少々赤らめ、弱弱しくも返事をした。
「お、おはようございます。美海ちゃん」
「うん、おはよう。今日も良い天気だね」
美海と呼ばれた少女はそう言うと、兎莉子の横に並んで歩き始めた。
少女の名は日向美海。青蘭学園の生徒にして生徒会長でもある。プログレスとしての実力も高く、また誰に対しても明るく接する彼女は様々な人物と交友関係を結んでおり、学園の中でも彼女のことを知らない人の方が珍しい。美海とクラスを同じくする兎莉子も、美海の友人関係にある。恥ずかしがり屋で人見知りな性格の持ち主である兎莉子にとって、人とすぐに距離を縮めようとする気質の美海は、出会った当初はやや苦手な存在だった。だが、明朗快活なその人柄に次第とほだされ、また美海を介して自身の交友関係も徐々に広がっていったこともあってか、今では大切な友人だと兎莉子は思っている。
「(えへへ、今日は美海ちゃんと一緒に登校出来ました。早速良いことがあって、嬉しいなあ)」
友人との登校という何気ない、しかしささやかながらも確かな幸福に兎莉子は顔を綻ばせる。その表情は幸せを噛みしめる、ごく普通の少女のそれであった。
平穏が崩れるきっかけは、友人からの些細な「お願い」からだった。
放課後のホームルームが終わり、特に部活動や課外活動などをしていない兎莉子は帰り支度をしている。すると美海が目の前に立ち、話しかけてきた。
「ねえ、兎莉子ちゃん。ちょっとお願いがあるんだけど良いかな?」
「はい? えっと、どうかしましたか?」
兎莉子は帰り支度の手を止めて答える。美海が改まって自分に何か頼みごとをするということはこれまで無かった為、少し緊張した面持ちとなる。
「あ、えっと、お願いって言っても大袈裟なことじゃないんだけど。兎莉子ちゃんは動物とお話しが出来るんだよね?」
はい、と頷いて答える。
「実はカトリーヌちゃんがね、飼っているペットのことで困っているらしいんだ」
「オベールさんがですか」
ほとんど話したことの無いクラスメイトの名前を告げられ、少々困惑した。
「それで、もし良かったら、兎莉子ちゃんにも協力してほしいんだけど……駄目かなぁ?」
美海は手を合わせ、お願い、と言って頭を下げる。兎莉子は慌てて頭を上げるように言いながら、考えた。あまり面識の無い人と関わることに恐怖心と抵抗感が無いことも無かったが、もしかしたら自らが助けることによって仲良くなれるきっかけとなるかもしれない。また、そもそも困っている人を自身の力で助けられるのかもしれないのだ。断る理由は最初から無かった。
「分かりました。私の力がお役に立てるならば、ご協力します」
ありがとう、と美海は兎莉子の手を握り、オーバーアクション気味にブンブンと縦に振る。
「良かったあ。じゃあ、カトリーヌちゃんがペットを連れてきてくれるらしいから、一緒に待ち合わせ場所に行こっ」
兎莉子が帰り支度を済ませたことを確認すると、美海は兎莉子の手を握り、そのまま駆けだした。
「まっ待ってください、もうちょっとゆっくり……」
「あはは、早く行かないと待ち合わせに遅れちゃうよ」
息を切らしながら走る兎莉子は勿論、彼女を引っ張っていく美海ですら、この後に起こる出来事など考えてすらいなかった。
二人は待ち合わせ場所とされた公園に到着する。ベンチに座りながらちょっとした話をしていると、公園の入口に人影が現れ、二人に近づいてきた。
「お待たせいたしましたわ、ミス日向。この子が例の……あら、そちらは?」
カトリーヌはチラリと兎莉子に目を向ける。歩き方や振る舞いが優雅で、どことなく高貴そうな印象を受けた。
「こ、こんにちは、オベールさん」
兎莉子はおずおずと話しかける。
「ファーストネームで良いですわよ、ミス生嶋」
もしかしたら自分のことを記憶されていないのでは無いかと心配していた兎莉子は、カトリーヌが自分のことを覚えていることに安堵する。
「うん、カトリーヌちゃんが困っているって言ったら、一緒に来てくれたんだ」
「まあ、そうでしたの。たしかにミス生嶋は動物とお話しが出来ますものね。とにかく、力になってくれてありがとうございます。嬉しいですわ」
「あっ、いえ、そんな……」
笑顔を浮かべるカトリーヌを見て、どこか照れ臭く感じた。
「わー、おっきいワンちゃんだぁ。この子がカトリーヌちゃんのペットなの?」
「そうですわ。名前をクロードと言いますの」
二人の会話に合わせるように、兎莉子はカトリーヌの傍に佇む大型犬に顔を向ける。
白い毛並は丁寧に整えられており、きちんとおすわりの姿勢をとっている様子から、カトリーヌがこの犬に愛情と手間暇をかけて接していることがうかがえた。
「グレート・ピレニーズ、ですか?」
「その通りですわ。お詳しいですわね」
グレート・ピレニーズ。フランス原産であり、古くから家畜の番犬として活躍した超大型犬だ。体高80センチにも届く体躯と威風堂々としたその佇まいは、カトリーヌのペットとしてふさわしい高貴さを纏っている。
「すっごくもふもふしてるね。ちょっと触っちゃおうっと」
美海が触ろうと近づいた瞬間、それまで大人しくしていたクロードは突然大きく吠えだした。カトリーヌは慌てて吠えないよう命令する。
「わっ、ど、どうしたの?」
若干距離を離した美海は心配そうに尋ねる。
「相談したいのはこのことですわ」
クロードが大人しくなってから、カトリーヌはポツポツと話し始める。
「実は最近、この子が急に言う事を聞かなくなりましたの。私と遊んでいたら、突然様子が変わったように吠え始めたり、吠えないように言っても中々止まりませんの。普段はとっても良い子ですのに……」
グレート・ピレニーズは基本的には非常に穏やかで行儀がよく、忠誠心に溢れた犬種だ。しっかりと躾けられた個体ならば、急に吠えるようなことはそう無い。
「まだ噛みつかれたりしたことはありませんけど、このまま手が付けられなくなってしまったら大変ですわ。それでミス日向なら頼れるのではないかと思って、相談を持ちかけましたの」
「そっか、それは困ったね……。でも兎莉子ちゃんなら何か原因が分かるんじゃないかな」
突然話を向けられ驚いたものの、そもそも自分はカトリーヌに協力する為にここへ来たのだと思い直し、口を開いた。
「分かりました。どうしてクロード君が急に吠えるのか、原因を聞いてみますね」
「お願い出来ますか、ミス生嶋」
「任せてください」
カトリーヌと美海から期待の籠った眼差しを受け、気恥ずかしさを感じたものの、同時に自身の異能の力が人の役に立つことを嬉しく思った。コホンと軽く咳払いをして、兎莉子は集中する。
「クロード君、何か伝えたいことがあるのか、私に教えてほしいな」
母親が子どもに言い聞かせるかのごとく、ゆっくりと諭すように話し始める。このように話しかければ、動物は自身の気持ちを伝えようとしたし、実際にこれまでは会話に失敗したことは無かった。
しかし、予想も付かないことが起こる。
クロードはしばらく身動きもせずに兎莉子の言葉を黙って聞いていたが、大きく唸ると兎莉子に向かって跳びかかったのだ。
「危ない!」
クロードの巨体がぶつかる前、美海が咄嗟に兎莉子の腕を引いたことによって特に怪我などは起きなかった。だが、カトリーヌが持つリードによって抑えられながらも、クロードは尚も兎莉子に対して吠え続ける。
「クロード、止めなさい! どうしてミス生嶋に跳びかかるの!」
しばらく唸り続けていたものの、カトリーヌが懸命に言い聞かせたことによってか、クロードはようやく大人しくなった。
「大丈夫、兎莉子ちゃん?」
「怪我が無かったのが幸いでしたけど、本当に申し訳ありませんわ、ミス生嶋」
美海は心配そうに兎莉子を見つめ、カトリーヌは頭を下げる。
「み、美海ちゃんが助けてくれましたし、大丈夫ですよ。カトリーヌちゃんも頭を上げてください」
兎莉子は声を震わせながらも答えた。
三人はしばらく無言でいたが、沈黙を破るように美海が口を開いた。
「それで、兎莉子ちゃんは何か分かった?」
美海の言葉に兎莉子はハッとした表情を浮かべる。
「どうかなさいましたか?」
カトリーヌは訝しげな視線を向けるが、兎莉子は慌てて頭を振った。
「あっ、いえ、何でもありませんよ。えっと、それでですね。クロード君のことなんですけど、ちょっとカトリーヌちゃんに言い辛い悩みがあるみたいで。それが原因で少し暴れん坊さんになってしまったみたいです」
少々早口で捲くし立てるかのように言葉を繋げる。
「私に言いづらい悩みって、クロードは私に何か不満でもありますの?」
「あっ、えっと、そういう訳では無いんですけれども」
妙に歯切れの悪い言葉を続ける兎莉子に対して、カトリーヌは一層怪訝そうな表情を浮かべる。それを振り払うかのごとく、兎莉子は尚も言葉を並べた。
「そ、それでクロード君を私のアパートに連れて行ってからじっくりと悩みを聞いて、それを解決してあげたいなって思うんです。私の住んでいる所、ペットを入れても大丈夫ですので」
「そうしていただけるならば、私としてもありがたいですけど……本当に大丈夫ですの? さっきみたいなことが起こるかもしれませんわよ」
愛犬と級友のどちらにも気を配っている故か、殊更不安そうに言う。
「大丈夫ですよ。こういうことは慣れています。それに、クロード君はとても良い子ですよ。さっきクロード君と少しだけ話した時、それが伝わってきましたから」
兎莉子は笑顔を浮かべる。カトリーヌはしばし考え込む素振りを見せていたが、自分ではどうにも出来なさそうだからこそ人に頼ったのだと思い至り、兎莉子の提案に従うことにした。手に持っていたリードを兎莉子に渡す。
「それではクロードのことをよろしくお願いいたしますわ」
「はい、きっと悩みを解決してみせますから。じゃあ、私の家に行こうか、クロード君」
二人に別れの挨拶を済ませ、兎莉子は帰路へと向かおうとする。クロードは了承の意を示すかのように一吠えすると、リードを持った兎莉子に大人しく付いて行った。
「どうしよう……」
帰り道、兎莉子は独りポツリと呟く。
悩みを抱えている、というのはあながち嘘では無い。だが、その内容が内容であった。
有体に言うと、クロードは発情期を迎えていた。雄として雌と交尾をして子孫を残したいという本能が強くなり、それが高じて吠えたり跳びかかったりしてしまうということを、兎莉子は自身の能力から理解してしまったのだ。
犬の発情はどのように抑えれば良いのだろうか。まさか雌犬を探して、交尾をさせるという訳にもいかない。グレート・ピレニーズ程の体躯を持った犬種との交尾に耐えられる犬など、野良ではいないだろう。それに、人のペットを勝手に交尾させることなど、兎莉子には考えられなかった。
「やっぱり、ちゃんとカトリーヌちゃんや美海ちゃんに話せば良かったのかな」
家のすぐ近くまで来て、兎莉子は遅い後悔をする。二人に頼られ、つい見栄を張って解決すると言ってしまったのだ。
ようやく住んでいるアパートに着く。クロードは帰宅途中、飼い主ではない兎莉子に逆らうことも、無駄吠えをすることも無かった。その様子を見て、兎莉子は少しだけ安堵する。
「(ううん、大丈夫。クロード君が良い子なのは本当だもの。こうしてちゃんとお行儀良く付いて来てくれたし。きっと何とかなる、よね)」
ある種の願望を胸に浮かべながら、兎莉子とクロードはアパートの中へと入っていった。
「ただいま」
アパートでの一人暮らしをしているものの、つい習慣となっている帰宅の挨拶を口にする。勿論、返事は無い。
自身に跳びかかってきたのが嘘のように大人しくしているクロードの足を拭き、リードを外して一人と一頭は部屋の中に入る。
クロードが特に興奮する様子も無く、好奇心からか部屋で歩き回っていることを確認した後、兎莉子は考え込む。犬の発情を抑えるには、散歩をしたり一緒に遊んだりして、そのあり余るエネルギーを発散させれば良いと聞いたことがある。犬との散歩や運動は兎莉子にとっては慣れたものだった。
早速制服から動きやすい服に着替えようと服を取り出す。制服を脱ぎ、そこに薄い半袖のブラウスを着た。
その間もクロードはただ歩き回っているだけであった。きっと、そのまま大人しくしているだろうと考えた兎莉子は、そのまま制服のスカートを下ろす。
だが、クロードが人間の油断を誘える程に知能が高いということを、兎莉子は理解していなかった。
スカートを下ろした途端、クロードは早足で兎莉子に近づき、身体をなすりつける。
「きゃっ。もう、くすぐったいよ、クロード君。そんなことしたら駄目よ」
兎莉子は急に身体を擦りつけてきたことに驚きつつも、軽くクロードを制止する。だが、クロードはまとわりつくのを止めようとしない。あろうことか、兎莉子の太ももを舐め始める有様であった。
ピチャリ、ピチャリ。
舌の動きは止まらない。そして、その舌は白いショーツ越しに兎莉子の秘所に辿り着く。
「あっ、やっ、駄目。そんなところ舐めちゃ駄目だよ……」
何とかクロードを引き離したが、興奮した様子は治まっていなかった。否、むしろ無理矢理離されたことによって、その興奮はより高まっていたと言っても過言では無い。
兎莉子は怯えながらも、どうするべきか考えていた。とりあえず、早く用意したジーンズを履いて、そうしたらクロードを宥めよう。そう考えついた時だった。
ピロリピロリ。ピロリピロリ。
部屋に電子音が鳴り響く。音源は自身の後方にある、先程脱いだスカートのポケットに入っている携帯電話であった。
携帯電話は着信音を鳴らし続けている。
半ば反射的に音へ反応し、一瞬後ろを振り向くと。
気が付いたら、兎莉子はうつ伏せの体勢になっていた。すぐさま、ずっしりとした重みが自分にかけられる。
状況を理解出来ないでいた兎莉子が、恐る恐る首を後ろに向けると、クロードが自身を抑え付けていることが確認出来た。前脚で兎莉子の両腕を、後ろ脚で両足を抑え付けていた。何とか抜け出そうともがくものの、平均的な女子高生と同等かそれ以下の運動能力しか持たない兎莉子にとって、クロードの50キロに及ぶ体重から抜け出すことは不可能だった。
「く、クロード君、離して。重いよ」
兎莉子は声を震わせて懇願する。
だが、クロードはそんなことなどお構いなしとばかりに、顔を兎莉子の秘所に近づけて鼻をスンスンと鳴らした。下着越しにかかる鼻息が、兎莉子の性感を微かに刺激する。
「んっ……汚いから嗅いじゃ駄目だよ……」
与えられる僅かな刺激に、思わず淫靡な嬌声が混じる。
しばらくそれが続いた後、唐突に鼻息が止まる。
「や、止めてくれたの?」
しかし、その声を無視するかのようにクロードの暴走は治まらなかった。兎莉子のショーツを咥えると、それを力任せに引きずり下ろした。
「ひゃんっ」
兎莉子の秘部が外気に当たり、つい声を上げる。
そして一瞬の隙も逃さないとばかりに、クロードの舌が恥部を這う。舌は大陰唇や敏感なクリトリスを往復し、その度に兎莉子は嬌声を漏らした。
「舐めちゃ駄目ぇ……んあっ」
温かい舌は着実に兎莉子に快感を与え、また誰にも見られたことすら無い局部を動物に舐められているという非現実感からか、頭とは裏腹にその身体は確かに反応を示していた。兎莉子の性器からは犬の唾液だけではないぬめぬめとした液体が少しずつ溢れ、舌が這った際の水音は大きくなっていく。
とうとう、ぴっちりと閉じられていた小陰唇が開き、ピンク色をした膣口が現れた。クロードは容赦なく膣口までも舐めていく。
「はんっ……中舐めないで、お願いだから……あっ」
次々と与えられる快楽に、兎莉子の意識は白んでいく。
クロードはいったん舌の動きを止めると、兎莉子が特に強く反応を示したクリトリスの周辺を重点的に責め上げていった。
「あっ、あっ、はぁ、はあぁ」
ただでさえ霞がかかったように頭が真っ白になっているにも関わらず、より敏感な部分を激しく責められ、兎莉子は一層声を大きく上げる。
「もう止めて……イっちゃう、イっちゃうからあ」
懇願空しく、クリ責めは止まらない。
クロードはとどめとばかりに、大きく勃起したクリトリスを甘噛みする。その刺激は雷に撃たれたかのように感じられ、絶頂の引き金となった。
「あっ……ああぁぁぁぁぁ」
兎莉子は叫び、手足を縦にピンと伸ばして全身をビクビクと震わせる。股間の周りはコップの中の水を溢したかのような洪水を起こし、フローリングはびちゃびちゃとなっていた。
「んあっ……んえっ」
身体の震えは今以て続き、そのオーガズムの大きさを全身で表しているようであった。
だが、快楽の地獄はまだ終わることは無い。
ようやく震えを止めようとしている兎莉子を余所に、クロードは一度唸り声をあげると全身の体重を彼女に乗せた。兎莉子のことを抱えるように前足を下に潜りこませ、顎を背に乗せる。そして、20センチに達する一物が兎莉子の膣口に当てられた。
「何か固い物が当たって……えっ」
性知識も経験も無い兎莉子にも、本能によるものか「それ」が何かを直感する。
「あっ、駄目、それだけは駄目。私は雌犬じゃないの、私と交尾しちゃ駄目なの」
必死に抜け出そうと、身体を左右に振り、これまで以上に強く抵抗した。
だが、そのか弱い抵抗を制止するかのように大きく吠えると、腰を少しずつ前方に寄せていく。
「止めて、私に発情しちゃ駄目。あっ、熱い物が入ってきて……」
愛液が大量に分泌されていた故か、犬の肉棒は膣内にゆっくりと、しかし確実に入っていった。
「あうっ……く、ひ……」
クロードのペニスは兎莉子の処女膜に辿り着くが、赤子の手を捻るかのようにあっさりとそれは裂かれる。これまで誰にも触れられなかった聖域への門は簡単に破られるのであった。
人間の物とは比べ物にならない程に巨大な肉棒の圧迫感と、処女膜が裂けた痛みに声を震わせている間もペニスの侵入は続く。陰茎がある程度の深さまで辿り着くと動きは一旦止まった。
「あっ……止まってくれた……?」
掠れ声で呟く。
だが、兎莉子が一瞬気を抜いた時、膣内に入ったペニスが乱暴なくらい強く子宮を叩いた。
「ひぐぅっ……」
クロードが腰を前後に振り始める。人間のそれとは比較にならない速さで、バンバンと腰を叩きつけるように、激しい勢いで交尾を行う。深く呼吸をしながら、飢えた獣のように貪欲に兎莉子をむさぼっていく。
「はぁ、はあぁ、激しすぎてっ……お願い、せめてもう少しゆっくり動いて……」
犬のペニスが子宮口をコンコンとノックする度、兎莉子の言葉や意思とは裏腹に本能はその激しい快楽を貪ろうとする。膣内は肉棒をより締め付け、肉ヒダが絡んでいった。
前立腺液や愛液でぬるぬるとなった兎莉子の穴に男根がねじ込まれ、膣壁をこすりあげて子宮を叩いたかと思えば、また素早く引かれていく。前後運動は止まらない。それは何十回も繰り返され、いつしか兎莉子が感じている物は痛みと圧迫感だけでは無くなっていた。頭は切れかけの電灯のようにチカチカとしていく。クロードの激しすぎる交尾に意思を委ねてしまえば、快楽に溺れて気絶してしまうかのようにすら感じられた。
にちゃにちゃという交尾の音。クロードは興奮から吠え続ける。そしてその意思はエクシードによって兎莉子の脳に刻まれていく。この雄が雌として兎莉子を強く求めているということを本能から感じ取った。
「ひっ、ひぃ、んあぁ、はぁっ、はぁっー……」
激しい交尾の中、徐々に膨らんでいく快感が全身を駆けていく。筋肉を震わせ、汗をだらだらと流し、呼吸の秩序も乱れていく。
絶頂一歩手前という状態になり、最後の抵抗とばかりに尻を動かした時、兎莉子は異変に気付いた。
気づけばクロードのピストン運動は止まっている。だが、そのペニスは大きく膨らみ、膣内でがっちりと固定されていたのだ。
「(大きくなって……駄目……出しちゃ駄目)」
兎莉子はそう言ったつもりであったが、実際は掠れ掠れでとても声になっていない。
犬のペニスには、亀頭球という尿道球腺が膨らむことによって現れる機能がある。その役割は膣内でペニスをロックして、雌を逃がさないことである。そして、亀頭球が膨らむことによって起こることは。
直後、大量の精液が兎莉子の膣内に流し込まれる。
「あ、あ、ああぁぁ……! はぁっ、はぁっ、はーっ、あぅ……!」
止むことなく次々と流し込まれる精液の衝撃によって、ついに兎莉子は達する。絶頂に身体を震わせている最中でも、精液の勢いが止まることは無かった。
「んぁっ……熱いのが入ってきてぇ……あはぁ」
熱い汁が子宮をいっぱいにしようと尚も送り込まれていく。クロードは舌をはあはあと出し、交尾の快感に心から浸っているようであった。
クロードは兎莉子に覆いかぶさるのを止めて、体の向きを反対にすると、肉棒に残った精液や前立腺液をさらに放出していく。
「お腹がいっぱいで……苦しいよ」
下腹部が一杯に満たされていく感覚に、兎莉子は呻いた。勿論、それでも射出は止まらない。
兎莉子にとっては無限のように感じられた――1時間弱程の射精が続くと、次第にペニスの瘤が縮まっていく。肉棒が抜かれ、溜まりに溜まった精液を全て出しきった満足感からか、兎莉子から離れると何事も無かったかのようにクロードは眠りこけてしまった。
栓を失った膣内からは、じゅるりと淫らな音が流れ、大量のサラサラした精液がフローリングを汚していった。
「シャワー、浴びなきゃ……」
兎莉子は弱弱しく立ちあがると、シャワールームによろよろと歩いて行く。
汗、唾液や愛液、そして精液をシャワーで流していく。激しい交尾の証拠のようにぱっくりと開いた小陰唇から、膣内に流し込まれた精液を掻き出す。出てくる精液を全て排出した後も、自身の中に精液が残っているかのような感覚を覚えた。
シャワーを浴び終え、部屋に戻って汚れたフローリングを掃除する。カトリーヌに、明日の朝クロードを彼女の下へ返す旨の連絡だけをすると、全てを忘れる為に生まれた姿のまま布団へと倒れ込んだ。
「んっ……熱い、よ」
兎莉子は自身の秘部から確かに熱を感じ取っていたが、全て真夏の暑さのせいにして、早く眠りに付けるよう祈り続けた。
朝、倦怠感と共に兎莉子は目覚める。布団から出ると、既にクロードは目覚めていたようで、昨日のように部屋の中を歩き回っていた。暴れる様子など、微塵も見受けられな
い。
「…………」
クロードを責める気持ちは当然あったが、同時にどこかふわふわと宙に浮いたような感情も覚えていた。
結局兎莉子はクロードに何かをすることはなく、部屋に置いておいたドッグフードを皿によそってクロードに渡し、自身もトーストを食べ始めた。
朝食を食べ終え、学校へ向かう準備を済ませる。兎莉子はクロードにリードを付けて、話しかける。
「学校に行く前に昨日の公園に行こうね。カトリーヌちゃんの所に帰らないとね」
そして、一人と一頭はアパートを出る。いつもの願掛けを忘れていることに、兎莉子は気付いていない。
公園に着くと、既にカトリーヌは到着していた。兎莉子が来たことに気が付くと、駆け足で近づく。
「おはようございます、ミス生嶋。それで、クロードはどうなったのでしょう?」
「……大丈夫ですよ。クロード君、少しエネルギーが余っていて、それを発散させたかっただけみたいでした。昨日、一緒に運動をしたら、今日はすっかり大人しくなりましたよ」
言葉に詰まりながらも、兎莉子は笑顔を浮かべて答える。
「まあ、そうでしたの。たしかに、最近クロードの運動が不足していたかもしれません。今後は意識して定期的に一緒に運動をするように心がけますわ」
「ええ、きっとクロード君も喜ぶと思いますよ」
「それで、あなたはクロードに何かをされたりしませんでしたか、ミス生嶋?」
兎莉子は再び言葉に詰まる。しかし、まさか犬にキズモノにされたとはとても言えず、結局何も無かったとだけ答えた。
「とにかく、本当にありがとうございました。これはどうお返しをすれば……」
「大袈裟ですよ、カトリーヌちゃん。でも、そこまで言ってくれるなら、何か私が困ったことがあったら頼っても良いですか?」
「勿論ですわ。オベール家の名に誓って、あなたをお助けすることを約束いたしますわ」
カトリーヌは大仰に言い放ち、その様子に兎莉子は困ったような笑顔を浮かべる。
「えへへ。じゃあ、私は先に学校に行きますね。また教室で会いましょう。……クロード君も、またね」
カトリーヌの返事を受け、背中を向けるとバウ、ワウという二吠えが聞こえてきた。兎莉子にはその言葉の意味を感じ取れたが、何も聞こえなかったふりをするのであった。
数日が経った。
兎莉子は今まで通りに平穏な日常を過ごしていたが、その中でどこか地に足の付かないような感覚を常に覚えている。この感覚に意識を任せると、クロードに犯されたことを思い出しそうになる為、何も考えないように努めていた。が、そうやって目を逸らそうとしても、その熱っぽい感覚は自身の中で存在を主張し、膨れ上がっていく。その為か、普段はその真面目な性格から優等生として扱われていた兎莉子は、学園の教師から何度か「いつになくボーっとしている」といった心配する言葉を受けていた。
それからまた数日が経過した放課後。兎莉子は覚束ない手つきで帰り支度をしている。自身の中に生まれた奇妙な感覚は、日が経った現在でも消えないどころか、微かにではあるが自身の感情の占有率を増やしていった。
どうしてこうなってしまったのだろうか。兎莉子は沈思に耽る。
「……りこちゃん、兎莉子ちゃん!」
ハッとなって顔を上げると、目の前に美海が立っていた。
「もう、兎莉子ちゃん、どうしたの? 最近何だか様子が変だよ?」
美海は心配そうに兎莉子を覗き込む。慌てて首を振って返事をした。
「あっ、ごめんなさい。何でも無いんです、最近ちょっと夏バテしちゃって、それでボーっとなってしまっているのかもしれません」
「えー、本当に夏バテなの? 何だかそんな風には見えないけど……。」
兎莉子は美海の発言を遮るように捲くし立てる。
「そ、それでどうかしましたか、美海ちゃん」
「えっ、あ、うん、えっと」
その兎莉子らしからぬ様子に困惑したものの、言葉を続けていった。
「実はまた動物のことで困っているって言う子がいてね。それで、カトリーヌちゃんの時みたいに兎莉子ちゃんに協力してもらえればなあ、って思ったんだけど。でも、体調が悪いなら無理はしなくて良いよ、多分私一人でも何とかなると思うから」
「いえ、ご協力します。させてください」
兎莉子は即答する。
「う、うん。でも本当に無理してない?」
「大丈夫ですよ。それに、私の力が誰かの助けになるのでしたら、これ程嬉しいことはありませんから」
「うーん、それなら良いか。じゃあよろしくね、兎莉子ちゃん」
「はい、頑張ります」
兎莉子は本人なりに力強く答えた。
間髪入れずに頼みを引き受けた理由に嘘は無い。兎莉子にとっては、自分の能力を頼ってくれる美海の願いを無下に断れなかったのだ。そして、美海には言わないでいたが、何かに没頭していればそれが気晴らしになると兎莉子は感じた。あわよくば胸の中のつっかえが取り除かれるかもしれない、そんな淡い期待を込めて、兎莉子は依頼を引き受けたのである。
兎莉子が美海に連れられ、学園の昇降口へ向かうと、既に一人先客がやって来ていた。少なくとも、兎莉子とは面識の無い人物であった。
「お待たせ、ディアンナちゃん」
「美海、遅いわよ。狩りは迅速な行動が命なんだから。って、あれ、そっちの子は?」
「あっ、えっと、初めまして。生嶋兎莉子と言います。今日はお手伝いとして美海ちゃんと一緒に来ました」
初対面の人物との会話故に、人見知りがちな兎莉子はしどろもどろと言った対応になる。
「私はディアンナ。三日月の女神、なんて呼ぶ人もいるけど、ディアンナで良いわ。よろしくね、兎莉子」
ディアンナは右手を差し出し、おそるおそると言った様子で手を伸ばす兎莉子の手を握ると、親交の証とばかりに縦に大きく振る。
「頼りになる子がいるって美海が言っていたけど、あなたのことだったのね。動物と会話が出来るそうね」
「は、はい。そうです」
「そんな子が味方してくれるなんて頼もしいわ。ありがとうね」
ディアンナに褒められ、兎莉子は恥ずかしさから顔を真っ赤にして俯く。
そんな兎莉子に助け舟を出すように美海が会話に割って入った。
「もう、兎莉子ちゃんをあまりからかわないの。それで、私達にお願いしたいことって何? ペットが逃げたって聞いたけど」
「ペットじゃなくて狩猟対象候補よ。青蘭島には狩りを楽しめそうな強敵が全然居ないからね。私が候補を育て上げて、将来の獲物にしようと思っているの」
「えー、何か物騒だし可哀想だよ。それで、何の動物が逃げたの?」
狩猟対象というからには、鹿でも飼っていたのだろうかと兎莉子が考えていると、ディアンナは一枚の写真を取り出した。
「これよ」
「これは……」
写真に写っていたのは、ピンク色をした一頭の豚であった。
「どうして、豚なんですか?」
おずおずと兎莉子は尋ねる。
「ふふ、豚は成長したら猪になるのでしょう。私が育て上げたこいつが凶暴な猛獣となった時、それが狩りの始まりよ」
「……たしかに豚は猪の先祖と言われていますけど、豚と猪は全然違う動物ですよ」
「嘘、でしょ……?」
兎莉子の隣に立っている美海が物知りだねーと呑気な声を上げている中、ディアンナは動揺と落胆の様子を隠せずにいた。
「コホン、と、とにかく私はこいつを見つけたいの。私は学園の裏の森の中を探すから、あなた達二人には学園内やその近辺を探して欲しいの。学園の厩の近くに繋いでおいたのが脱走したみたいだから、おそらくその辺りのどこかにいると思うわ。私はもう森へ向かうから、二人ともよろしく頼むわね」
そう言うと、ディアンナは素早い身のこなしであっという間に駆け出して行った。
取り残された美海は兎莉子に話しかける。
「何だか大変なことになっちゃったね」
「そうですね。でもディアンナさんの為に見つけてあげないと」
「うん、そうだね。それじゃあ、私は空を飛んで学園内を見て回るから、兎莉子ちゃんは学園の近くの神社や、風見屋の付近を見てもらっていいかな。見つかっても見つからなくても私に連絡をちょうだい。すぐに駆けつけるから」
美海は手に持った携帯電話を指でさし、笑顔を浮かべる。
「じゃあ、作戦開始、なんてね。お互い頑張ろうね」
「はい。美海ちゃんもお気をつけて」
美海は空へと飛び出し、兎莉子も目的地へと向かって行った。
それから兎莉子は美海に言われた通り、神社や風見屋など学校付近の主立ったスポットへと足を運んだが、目的の豚は一向に見つからなかった。
そもそも、美海やディアンナは兎莉子のエクシードに期待していたようだが、動物の声を聞けないと何らエクシードが働くことは無いので、広範囲のどこかにいる動物を探すといった作業ではほとんど意味が無い。それは兎莉子自身が一番理解していたが、二人からの期待を裏切るのも忍びなく、あえてそのことを言わないでいた。
「(次の場所でも見つからなかったら、美海ちゃんに一度連絡をしよう)」
そう考えながら兎莉子は学園付近の川へと向かう。
川に着くと、人の姿は無かったが、代わりに一つの巨大な物影が見つかる。
「あれって、もしかして……」
川の岸辺に近づくと、それは一頭の豚であった。写真を確認するまでもなく、ディアンナの飼っている豚である。
「見つかって良かった。じゃあ、美海ちゃんに連絡をしないと」
連絡をしようと携帯電話を取り出そうとすると、いつの間にか豚が自身に近づいて来ていることに兎莉子は気が付く。特にそのことを気にせずに美海宛ての文章を書いていると、豚は兎莉子のスカートの中に突如頭を突っ込み、鼻を鳴らし始めた。
「きゃっ」
突然のことに驚いた兎莉子は、思わず尻もちをついてしまう。
豚はさらに兎莉子に近づいていく。
「ぶ、豚さん。どうしてそんなことするの?」
なるべく落ち着いて話しかけるものの、豚はブヒッと一鳴きしただけで歩みを止めない。
兎莉子にとって自分に迫りくる豚の姿が、数日前に自分を滅茶苦茶に犯したクロードのそれと重なって見えた。恐怖心からか、すっかり腰を抜かして動けないでいる。
「お願い、来ないで……」
携帯電話は尻もちをついた際に手の届かない場所へ落ちてしまい、助けは呼べそうにも無かった。
やがて、豚は兎莉子のすぐ目の前に辿り着き、尻もち状態の兎莉子を自身の体重で簡単に押し倒す。
「あっ……」
マウントポジションを取られ、完全に抵抗の意思を削がれた兎莉子は小さな声を出すことしか出来なかった。
兎莉子の抗いが弱くなったことを確認すると、豚は先ほどのように鼻をショーツに押し付け、フゴフゴと鼻を鳴らした。
生温い鼻息を何度も秘所に当てられ、だんだん嬌声が混ざり始めた。
「んんっ、んぅ……駄目ぇ」
豚の興奮はさらにエスカレートし、鼻息が執拗に当てられる。
外の暑さもあってか、全身に汗が浮かび上がる。
「(どうしてだろう……無理矢理されているのに、こうやってされてたら、ずっと抱えていたモヤモヤが晴れてくる気がするの……)」
兎莉子は何もせず、豚の愛撫を受け入れていく。じわじわと高まっていく性感と快楽に、淫らな声が次々と上がる。
愛撫は数分間ずっと続けられたが、やがて豚はマウントポジションを維持したまま、スカートの中から頭を出した。
「もう、終わり……なの?」
兎莉子は無意識にそう呟いてしまう。本人は自覚していなかったが、身体はすっかり与えられる快楽を享受しきっていた。
そんな兎莉子の様子を察したかのように、豚は再びスカートの中に頭を突っ込むと、ショーツを咥えてそのまま噛み千切った。現れ出た秘所はすでに分泌された愛液でとろとろになっており、膣口もはっきりと見える有様である。
豚は前脚で兎莉子の肩の辺りを抑え付け、股間の一物を兎莉子の性器へと近づけていく。
「(あれが豚さんのオチンチンなんだ。見るのは初めてだけど、ワンちゃんのオチンチンと全然違う)」
一瞬見えた豚の螺旋形をしたペニスに、思わず息を呑む。
ドリル状のペニスは膣口にピトリと当てられ、今すぐにでも挿入されそうな状況に、どこか期待感を含んだ声を上げた。
「んっ……入れるんだよね?」
豚はブヒッと一鳴きすると、そのまま一気にペニスを兎莉子の膣内へと侵入させる。
「くぁぁ……熱いのが入ってきて……」
ペニスを兎莉子の子宮口まで辿りつかせると、勢いよくペニスを引き抜き、またペニスを子宮へと打ちつけるように前後運動が始まった。その膣穴を蹂躙せんとばかりに激しく腰を動かしていく。
「あ、あああぁぁ。はぁ、はーっ、あぁ、早い、早いよぉ……」
陽物の太さはそれほどでも無い為にクロードのそれを入れられた時のような圧迫感は無かったが、その分スムーズに膣内で出し入れ出来るからか、初めて犯された時よりもペースの速い腰振りが兎莉子を襲う。一発一発が子宮を突き上げるかのように激しくぶつけられる。
「はぁ、ふぅ、うぅぅ……」
呻き声にも似た嬌声を出し、それがまた兎莉子の快感を高めていく。
やがて豚は一旦その腰の動きを止めると、深くペニスを突き上げる。さらに、子宮口にペニスを届かせた後、さらにその奥まで突き入れようとした。腰を小刻みに振り、狭く硬い子宮口に豚の肉棒が捩じ込まれ、子宮頸部の中を掘り進むように潜り込んでいく。
「い、痛いっ……オチンチンがもっと奥まで入って来てる……」
兎莉子は痛みに呻きながらも、その異物挿入感に身を委ねた。
徐々にペニスは奥へ奥へと入っていく。やがて子宮頸部の閉塞が完全に壊され、子宮の奥に豚のイチモツが辿り着いた。
それと同時に豚は体を震わせて高い鳴き声を上げると、ペニスから精液を放出し始めた。
「あっ、あぁ、はぁっ……お腹の奥の奥がぁ、熱いぃ……!」
その奇妙な感覚に、兎莉子は体を震わせる。豚の射精は休むことなく続き、兎莉子の腹部を少しずつ膨らませていった。
長い長い射精は止まったが、豚は未だに兎莉子を離そうとしない。
すると、身体を震わせ、再び射精が開始された。先ほどの精液とは全く異なるずっしりとした濃度の高い精液が、これでもかとばかりに兎莉子の子宮内に注がれていった。
「お、お腹が膨らんで苦しいよ……」
兎莉子の苦しげな声など聞こえていないかのように、特濃の精液は次々と射出され、子宮を膨らませていく。
子宮が破裂するのでは無いかという恐怖心と、子宮が豚の精液漬けとなっていく背徳感に、兎莉子はゾクゾクとした痺れのような物を感じた。そして、その痺れが自分の中を満たしていくような感覚も覚える。
約10分程の射精が終わり、兎莉子の腹部はすっかり妊婦のようにポッコリと膨らんでいる。豚は身体を震わせ、止めを刺すようにもう一度射精する。最後の精液はゼラチン状になっており、子宮に蓋をして精液を長く胎内に留まらせ、確実に雌を妊娠させる機能を持っている。
全ての射精を終えると、豚はようやく兎莉子の子宮内から肉棒を抜き取る。大量の射精を終えた疲れからか、ぐったりとしたようにその場に倒れ込んだ。
「んぅっ……」
螺旋状のペニスが抜かれて、僅かな痛みを覚える。だが、クロードと交尾をした時とは異なり、大量に出された精液は一切外に漏れ出ることは無かった。
強烈な腹部の圧迫感に僅かな吐き気を覚えながらも、兎莉子は落ちている自分の携帯電話を拾い上げて、美海に豚を川で見つけた旨の連絡を行った。
3分も経たない内に、美海は空からやってきた。
「お待たせ兎莉子ちゃん。よく豚さんを見つけられたね。やっぱり兎莉子ちゃんは凄いよ……ってあれ、兎莉子ちゃん苦しそうだけどどうしたの?」
兎莉子は取り繕うかのように笑顔を浮かべた。
「あの、ちょっとお腹が痛くなってきちゃって」
鞄を前に抱えて、自分の膨らんだ腹部を目立たせないようにしながら兎莉子は答えた。
「えっ、それは大変だよ! 家まで送ってあげようか?」
「あっ、いえ、良いんです。それよりも早く豚さんをディアンナさんの所へ送り届けてあげてください。きっとディアンナさんも待ってますから」
「そう? じゃあ、豚さんを私のエクシードでディアンナちゃんの所へ運ぶね。ディアンナちゃんには、兎莉子ちゃんが豚さんを見つけてくれたって伝えておくから」
「はい、よろしくお願いします」
兎莉子はペコリと頭を下げて一礼した。
「それにしても、どうして豚さんはこんなにぐったりしてるのかなぁ? 歩き回って疲れちゃったのかなぁ?」
「……」
兎莉子は何も答えず、美海がそのまま豚と共に飛び立ったことを見届けると、自身もアパートへとフラフラとした足取りで向かって行くのであった。
翌日の朝、兎莉子は何かが下腹部から漏れ出る気配を感じた。
急いでシャワールームへと入ると、途端に膣口から黄色と白が混ざったかのような大量の精液がドボドボと溢れ出る。その量は凄まじく、ペットボトル一本分はあるかと思われた。
シャワーで出てくる精液と全身を洗い流した後も、子宮の入り口と子宮の中がジンジンと痺れるような感覚が残った。
「……学校へ行かなきゃ」
下腹部を右手で抑えながら、口元を微かに上げてポツリと呟いた。
昼休み開始の合図であるチャイムが鳴る。教室内で複数人のグループで食事を囲む者、学食へと向かう者、昼食そっちのけで己のやりたいことを始める者と、各自それぞれの昼休みを楽しみ始めた。
美海は数人の友人と屋上で昼食を取る約束をしており、その輪の中に兎莉子を誘おうと彼女の姿を探すが、教室内のどこを見渡しても姿は見当たらない。
「あれぇ、兎莉子ちゃんは学食の方に行ったのかな?」
「あら、生嶋さんならチャイムが鳴ったらさっさと教室を出て行っちゃったわよ」
一人の女生徒が美海の疑問に答える。
「そうなんだ。教えてくれてありがとう」
兎莉子は教室をさっさと出て行くようなタイプだと思っていなかった為、美海は少し疑問に感じた。だが、たまにはそういうこともあるのだろうとすぐに考え直し、友人の下へと向かって行った。
「ハア……ハア……」
兎莉子は熱い吐息を漏らしながら、ある場所へと歩いている。
やがて、一つの質素な小屋の前へと辿り着くと、そのまま中へと入って行った。中には一頭の馬が柵の中に入っており、突然の侵入者を大きな鳴き声で威嚇する。
小屋の中は厩であった。主に赤の世界のヴァルキリーに自身の愛馬を持つ者が多かった為、青蘭学園には中に簡単な柵が作られた厩が何個も建てられている。厩の中には通常2~3頭の馬が収容されるが、たまたま出払っていた為か、今は馬が一頭だけ収容されている。
「えへへ、何も怖くないよ」
兎莉子はいななきに動じることなく、艶のある笑顔を浮かべると、柵の中に躊躇なく入り込んでいった。
「私とキモチイイことをしよう?」
言うや否や兎莉子は馬の身体の下に潜りこむと、すぐさまその巨大な肉棒を握り、上下へと動かしていく。
馬は急な事態に困惑するように小さくいななく。
「気持ち良くなっているみたい。もっと気持ち良くしてあげるね」
兎莉子は馬のペニスの先端にキスをすると、竿の根元の方へと舌を這わせていく。端にまで舌をやると、睾丸を舐め取り、再び先端を口内に咥えるなど様々な形で刺激を与えていく。経験したことの無い舌技によって馬の興奮は飛躍的に高められていき、肉棒はガチガチに固く勃起していく。
チュポンッと嫌らしい音を鳴らして、兎莉子は咥えていたペニスを解放する。
「凄く立派になったね。これなら私も凄く満たされそう……」
兎莉子はスカートとショーツを脱ぎ去り、柵の中にあった馬の飼料入れにまたがって、馬の目の前で四つん這いのような体勢を取った。馬は目の前で自らを誘っている雌と交尾する為に、前脚を柵にかけて剛直を突き出そうとする。馬がその気になったことを確認し、そのまま犬や豚とは比較にならないくらいに巨大なペニスを握ると、自分の秘所へと導いてあてがわせる。性器は既に十二分過ぎる程に大量の愛液でヌメヌメとなっていた。
兎莉子は馬のペニスから手を離すと、優しく話しかけた。
「ほら、ここが私の大事な所だよ。凄くトロトロになっているでしょう? ここにオチンチンを入れて、一緒に気持ち良くなろう?」
馬は二度いななくと、自身の肉棒を兎莉子の膣内へと突き進めた。
「凄く太いのが……うっ、はぁっ、はぁっ」
馬のペニスはゆっくりと確実に兎莉子の中を侵略していく。ごりごりと膣壁をこすりながら、馬の巨根が身体の中へ入って行った。あまりにも巨大すぎる為か、ペニスの3分の1程度が挿入されたところで子宮口に当たる。子宮口の位置を確認したからか、馬はゆっくりと腰を振り始めた。
「ふぅ、ふぅ、はぁ、はぁぁ……凄いです、私の中をごりごりってぇ」
馬の腰の動きはだんだんと激しくなっていく。兎莉子は四つん這いの体勢のまま衝撃に耐えていたが、同時に今までの交尾の時に感じた物よりも一層大きな快楽で頭がいっぱいになっていた。喜びを表すかのように、全身をピクピクと震わせている。
時折、馬のいななき声が聞こえてくる。それらでさえも、兎莉子にとっては官能的な物に感じられる。獣達に犯されている内に、自分も獣になってしまったかのような錯覚すら覚えた。
馬のピストン運動はさらに勢いを増す。ラストスパートが近いのか、馬はより一層いななきを激しくした。馬が雄として雌の兎莉子に本気で欲情し、子種を植え付けようとしていることがはっきりと「声」として頭に流れる。その事実と、猛々しいピストン運動によって、兎莉子もまた絶頂に辿り着こうとしていた。
馬のペニスが膣内で膨らんでいった。まもなく射精するのだ。
「良いよ、来てぇ。私の中にいっぱい精液出してぇ」
その言葉とほぼ同時に馬は身体を震わせ、大量の白濁液を兎莉子の中に放った。
その衝撃に兎莉子の身体に鋭い電流が走る。
「あ、ああぁ、はぁ、はぁぁ、ああぁぁぁ……!」
兎莉子は全身を硬直させて、びくびくと痙攣をした。頭から爪先まで、快感の波が身体を襲い続ける。
大量の射精が終わり、馬のペニスが引き抜かれた。兎莉子の膣口からはその射精量を示すように、豚のそれ程では無いにせよ大量の精液が零れ出た。
「あはぁ、お馬さんのオチンチンしゅごいですぅ……」
身体を震わせながら快楽の余韻に浸っていた兎莉子であったが、昼休みがそろそろ終了するということに気が付き、衣類を整えると教室へと戻ろうとする。
「じゃあね、またキモチイイことを一緒にしようね」
厩から立ち去る間際、蠱惑的な表情を浮かべて、その言葉を残していった。
「あー兎莉子ちゃん、やっと戻ってきた。どこに行ってたの? せっかく一緒にお昼ご飯を食べようと思っていたのに」
教室に入るやすぐに美海が詰め寄ってきた。
兎莉子は困ったような表情を浮かべて弁明をする。
「ご、ごめんなさい。ちょっと用事があったんですよ」
すると、美海は兎莉子の顔をじっと見つめ始める。兎莉子はその意図が読み取れずに困惑していた。
「うん、兎莉子ちゃん、いつもの良い顔になったね。最近の兎莉子ちゃんってどこかボーっとしていたり、元気が無かったりして心配してたんだぁ。何か良いことでもあった?」
「えっ、そ、そうですか? でも最近、とても楽しいことを覚えたんですよ。それで元気に見えるのかもしれません」
兎莉子はより屈託の無い笑顔を浮かべる。
釣られるかのように美海も明るい笑顔を浮かべた。
「へぇ、良かったねぇ。今度は私にもそのいいことを教えてね」
「……そうですね、機会があったら。あっ、そろそろ授業が始まりますから席に戻りましょう」
そうして二人はそれぞれ自分の席に戻って行く。
着席を済ませ、誰にも聞こえない程度の音量で兎莉子は囁いた。
「ええ、とってもイイコトですよ、美海ちゃん」
放課後、特に用事も無かった兎莉子は一人で帰路に付いていた。
「(カトリーヌちゃんは私のことを助けてくれると言ってくれたよね。きっとディアンナちゃんも何かしらの形で援助をしてくれるかもしれない。そうしたら、またクロード君や豚さんと……)」
そんなことを考えていると、自分の足下に野良の小型犬が近づいて来ていることに兎莉子は気づいた。
よく見ると、その犬は通学路で時々見かける野良犬だ。ここ数日間はあまり出会わないでいたが、こうして無事生きている姿を見ると、安堵を覚える。
「こんにちは、ワンちゃん」
「ワンッ、キャンキャン」
「うん、今はお家に帰っている途中なの」
話している最中、兎莉子にはとある考えがふと頭をよぎった。
「(そういえば、小型犬とシたことは無かったな)」
満足出来るかは分からないが、経験をしてみることは悪くないだろう。
「キャン、キャン――」
野良犬の言葉を遮り、快楽の虜になったかのような、淫靡な笑顔を兎莉子は浮かべる。
「ねえ、ワンちゃん。もし良かったら、これから私と一緒にキモチイイことをしませんか?」
了