アンジュ・ヴィエルジュR-18短編集 作:闇のアルドラおじさん二号
そのため、所々設定が古いです(風紀委員が第一・第二で別になっているなど)
レボ部の天使(二重の意味で)シャティーちゃんが脅迫・凌辱される内容です。
苦手な方はお気を付けくださいませ。
それでは、よろしくお願いいたします。
「ハア、ハア」
少女は一心不乱に青蘭学園の校舎内を走っていた。
途中、廊下を走る事を咎める声が聞こえてきたが、意に介さずに目的地へと向かう。
徐々にあがっていく呼吸、増していく不安と焦り。
やがて、校舎の外れにある空き教室の前に辿り着く。
少女……シャティー・ティファールはその教室の扉に手を掛け、ゆっくりと開いていった。
レボリューション部、通称・レボ部。
「つまらない日常の脱却と革命を目指す」をスローガンに掲げ、青の世界のプログレス、椎名あずさが作り上げた部活動だ。レボ部の面々は青蘭学園真・生徒会を自称し、各々勝手に生徒会の役職を割り当てている。もっとも、あくまでも名称・役職共に自称である。その為、実際は何の権限も存在せず、青蘭学園側からも一介の部活動としてしか認められていない。
そして、主にあずさの突飛な思いつきによって、しばしばレボ部は騒動を引き起こす。その度に、青蘭学園の風紀と治安の維持を任務とする第一・第二風紀委員が駆り出されて、鎮圧に充てられる。その為、学園側にとってレボ部は問題集団として見られていることが現実だ。
シャティーもそのレボ部の一員であり、(自称)会計の役職を割り当てられている。レボ部では古株で、とある経験からαドライバーを信用できないでいたこともあってか、椎名あずさに強く心酔している。過去には椎名あずさの退学を阻止する為に、自身を犠牲にして過去を改変しようとしたことすらある。
それ故、レボ部……特にあずさの存在は、シャティーにとって何よりも大切な物であった。
だが、ある日のことその異変は起こった。
昼休み、シャティーの机の中に見慣れない物が入っていた。それは指定の場所・時間に一人で来る旨が書かれた紙と、一枚の写真である。写真には両手足を鎖で拘束され、布で口を塞がれたあずさの姿が写っていた。
シャティーは慌ててあずさのクラスへと向かったが、あずさのクラスメートによると、今日は学校に来ていないという。ユノなどのレボ部の面々にも写真のことは伏せつつあずさの行方を尋ねてみたが、誰も知らないでいた。
勿論、定期的にあずさへ電話をかけてもみたが、ついぞあずさに連絡が取れることは無かった。
わざわざ場所と時間を指定し、おまけにシャティー一人を呼び出すくらいである。シャティーは当然警戒したが、あずさを助けるということには代えられず、こうして指定された教室へと向かってきたのであった。
教室の中では三十歳前後の男性が、教卓に腰かけていた。男は教室に入ってきたシャティーの姿を確認すると、親しい者に話しかけるかのように右手をあげる。
「やあ、お待ちしておりました。うん、時間も丁度ですね。律儀なことだ」
黒縁の眼鏡を整えながら、柔らかな顔になる。
「あなたは……いや、それよりもこれは何」
シャティーは手に持った写真を突き出した。
「何って、写真でしょう。見れば分かりますよ」
とぼけたように肩を竦める男に、シャティーは軽く舌打ちをする。
「っ、そういう意味じゃない。どうしてあずさがこんな姿になっている」
「どうして、と言われましてもそれは」
教卓から足を下ろして、事務的に淡々と告げた。
「簡潔に言えば指示があったからですね。あなた達レボリューション部は問題を起こしすぎました。第二風紀委員所属のαドライバーの拉致行為を含んだ勧誘、シロエ社長の誘拐、椎名あずさの退学に絡む騒動。心当たりが無いとは言わせませんよ」
シャティーは唇を強く噛む。それらは全て、レボ部での活動によって引き起こされた物であったからだ。
「そして昨日、椎名あずさは放課後に学園の校門近くで、無許可の上に強引なレボリューション部への勧誘を行っていました」
シャティーは思い返す。確かに昨日、あずさは放課後に勧誘活動をすると言っていた。ただしシャティー自身とメルトは用事があり、ユノ、由唯、リクの三人は気乗りがせず参加をしなかった為、勧誘活動はあずさ一人で行ったという。
「学園側も生徒による自主的な校内自治を名目にして、今まであなた達に処分を下すことはしませんでしたが、とうとう重い腰を上げたようです。風紀委員の生徒達では、あなた達が手に負えなくなっているみたいですしね。教務課所属の私に下された指示は、勧誘活動の鎮静および椎名あずさの無力化……指導と言っておきましょうかね。いかなる手段も問わないとのことでしたので、このように拘束をさせていただきました」
「(こいつ、教務課所属だったのか)」
シャティーは苦い顔になる。
教務課。青蘭学園のプログレスとαドライバーを導き、育成する任務を負っている集団である。
それとは別に、風紀委員で対応不可能な事態や人命に影響を及ぼす事件が発生した時、事態の収拾を図り出動する警察的な役割も持つ。
風紀委員を青蘭学園内の抑止力とするならば、教務課は青蘭島全体への抑止力となっている。
また、教務課に所属する人物はごく一部を除いて普段は学園で教師をやっている為、教師として生徒の指導を目的に活動することもある。
もっとも、いくら悪い意味で学園側に注目されているあずさ絡みの出来事とはいえ、生徒の拘束を行うということは前代未聞の出来事ではあったが。
「あずさを拘束したのはあなた。だったら、早くあずさを解放して」
「解放して、とおっしゃられましてもねえ。何せ、学園から命を受けてやっていることですから」
男は大げさにかぶりを振りつつ言う。その仕草は自分を馬鹿にしているようだとシャティーには感じられた。
「だったら。力づくでも解放させる」
「おやおや、シャティー君のエクシードは『物体を増殖させる』でしょう。どうやって解放させるというのです」
「こうする」
シャティーは手に持った小型のナットをエクシードで無数に増殖させ、男に向けて力いっぱい投げつけた。投げられたナットは空中で広がり、男に向かっていく。左右に広がったナットから男は逃げられそうにも無かった
カキン。カキン。カキン。
刹那、男は懐から特殊警棒を取り出し、自身に迫るナットを全て叩き落とした。大量のナットは一つも男に当たることなく、壁や床にぶつかっていく。
「危ないですねえ。目に当たったら失明してしまうじゃないですか」
男は何とも無かったかのように肩を竦める。作り笑いも崩さないままであった。
「そんな。どうしてこの距離で当たらない」
「伊達に教務課の看板を背負わせて頂いている訳ではありませんよ。このくらいはこなせないと『指導』も出来ませんからねえ」
男は警棒を持ったままシャティーに一歩近づく。
シャティーはすぐさま後ずさるが、すぐに壁に背が当たってしまった。
「教師が生徒を拘束して許される訳がない。今なら黙っているから。早くあずさを解放して」
「いかなる手段を使っても良いというのは学園側の言なので、私に何ら痛手は無いのですが……」
男はニヤリと口角を吊り上げる。
「まあ、しかし。あまりにもあずさ君が抵抗するものですから、止むを得ず拘束させていただきましたが。教師として、生徒を拘束することには心が痛むのですよ」
タン。タン。
靴の音が教室に響き、同時に少しずつ、シャティーとの距離が縮められていく。
「私としては、椎名あずさ並びにレボリューション部の方々に反省をしていただければそれで良いのです。もう少し、周囲に迷惑をかけないようにされればね。ですから、シャティー君をお呼びしたのです」
「どういう意味」
男はシャティーの眼前に立った。小柄な体躯の為、シャティーは目の前の男を見上げる形になる。
「お調べしたところ、元々あずさ君以外のレボリューション部員は強引な活動にそれ程積極的では無いみたいですね。ですから、部でも古株のシャティー君に代表して誠意を示していただきたいと考えています」
「誠意を示す、というのは」
「簡単な奉仕作業をして頂こうかと。元々、学園側もそれほど重い懲罰を下そうとはしていないみたいですからね。その後、あずさ君に関してはあなた達レボリューション部の方から自粛を促していただければ、今回は反省したと見なすことにします」
ユノや由唯の説得程度で大人しくなるくらいであれば、あずさは何度も派手な事件を引き起こしたりはしない。
だが、目の前の教師は教務課の人間の割には意外と甘いらしい。シャティーはそう分析していた。
「……分かった。私は何でもする。だから、あずさには何もしないで。解放して」
「おや、お引き受けいただけますか。私としても一安心ですよ、あまり手荒な真似はしたくありませんでしたからね。約束しましょう。作業が終わり次第、椎名あずさは無事に解放します」
「約束」
「ええ、約束は守りますよ」
自分が目の前の男の言うことを聞けば、あずさが無事に解放される。その言葉で、シャティーの心は少し晴れやかな物になった。少々の辛抱なのだ。
しかし、シャティーは自身に向けられる、ドロドロとした欲望や悪意に気付くことが出来なかった。
「それで、奉仕作業とは何をすれば良い? 草刈、ゴミ拾い、それとも掃除? あまりやりたくないけど、私は飛べるから高い所にある窓も拭ける」
だが、男の発した言葉はシャティーが予想したそのどれでも無かった。
「そうですね。では、裸になっていただいてから、こちらの机に仰向けになってください」
男が何を言っているのか、シャティーには理解できなかった。
聞き間違いだろうと考え、もう一度尋ねてみたが、男は一字一句変えずに繰り返した。
「話が違う!」
シャティーの言葉には怒気と困惑が混じっていた。
「おや、話が違うとはどういう意味でしょう。あなたの身体を使って私に奉仕していただくだけです。嘘は申していませんよ」
「だからって裸になれなんて。許されない」
「何でもするとおっしゃったのはシャティー君の方じゃないですか。まさか、約束を破るというのですか」
「そういう意味で言った訳じゃない」
シャティーはそう言いながら、教室の窓に目を向けた。
ここは三階だが、自分は背中の翼で飛ぶことが出来る。いくら教務課の教師でも、飛んで逃げる者を追いかけることは出来ないだろう。
だが、シャティーが逃げ出そうと足と翼に力を込めようとした瞬間、シャティーの首元には警棒が当てられていた。
「いけませんよ、自分の発言には責任を持たなければ。それに、逃げようとしているみたいですけど、止めておいた方が良いですよ」
男はすでに、シャティーが逃げる算段を整えていることを見抜いていた。やれやれとため息を吐きながら続ける。
「動いた瞬間にあなたを制圧することなど、造作も無いのですから。何よりも、あずさ君の身柄はこちらにあるということを忘れておりませんよね?」
そう言ってポケットから機会を取り出し、シャティーに見せつけた。
「これは。ボイスレコーダー?」
シャティーが言うと、男は酷薄な笑みを浮かべ、再生ボタンを押す。
『ちょ、ちょっと。あんた何よ、こ、来ないで。近づいて来ないでよ。嫌、嫌あああ!』
女の物らしき叫び声が上がったところで、音声はプッツリと途切れた。
はっきりと録音されたその声は、シャティーのよく知る人物のそれであった。
「これはあずさの声。あずさに何をした!」
明らかに尋常ではない声を聞き、シャティーは歯ぎしりをして男に問いただす。
「いえ、何もしていませんよ。これは昨日、あずさ君を拘束した時に録音をさせていただいた声です。いやはや、あずさ君、良い声で叫んでくださいますねえ」
男は恍惚としながら語る。目の前の男が異常者だということをシャティーはハッキリと感じ取った。
「あなたが逃げてしまったら、仕方が無いのであずさ君に『生徒指導』をしなければなりませんね。ねえ、シャティー君。『指導』をされたら、あずさ君はどんな声を出されますかね」
「卑怯者!」
「卑怯とは心外ですね。あくまでも私は仮定の話しかしていませんし、それにシャティー君がここから逃げたりしなければ、そんな仮定はそもそも起こりえないのですから」
さも当然のことのように男は語る。
シャティーは男の毒牙に掛かるあずさを想像し、身を震わせた。
「(嫌だけど……私がこの男に従わないと、あずさが)」
裸になれと命ずるくらいなのだから、従えば自分は身体を弄ばれてしまうだろう。元々、人間不信気味のシャティーである。それは彼女には非常に耐えがたいことであった。
だが、自分が犠牲にならなければ、何よりも大切なあずさの身に男の手が迫ってしまう。それだけは何としても避けなければならない。
あずさか、自分か。シャティーは葛藤する。
だが、意を決したのか、ためらいながらも答えた。
「分かった。あなたの言う事を聞く。だから、あずさには……」
「ええ、勿論。それが約束ですからね」
男はまるでシャティーがそう言うことを分かっていたかのように、すぐさま告げる。
「では改めて。服を脱いでください」
「くっ」
抵抗できない悔しさに歯噛みをしながら、シャティーは制服を脱いでいった。
最初は恥ずかしさからゆっくりと脱いでいたが、自身が恥ずかしがる様子が男を喜ばせてしまっていることに気づき、半ば自棄になりながら即座に服を脱いだ。
やがて、上下とも下着だけの姿になり、男に向き直る。
「ふむ、白ですか。可愛らしい下着ですね。ですが、私は裸になれと告げた筈ですよ。さあ、脱ぎなさい」
「……分かった」
恥じらいで顔を真っ赤にしながら、下着に手をかける。
プチン。
自身の翼と同じ、白色をしたブラジャーのホックが外され、そのままするりと地面に落とされた。下着によって抑え付けられていた、豊満な乳房が現れる。
ついで、ショーツに手を掛けてそのまま脱ぎ去った。
シャティーは生まれたままの姿となる。当然、男性の前に晒すのは初めてのことだった。
「いやはや、美しい。子供の頃、天使という存在に憧憬の情を抱いた物ですが。それが今、目の前に。それも一糸纏わぬ姿で。
両手を広げながら芝居がかった口調で語る。
対してシャティーは男を視界に入れたくないという思いから、目を閉じて男の視線から耐えていた。
「ああ、そうです。こんな物を用意していたことを忘れていましたよ」
男は液体の入った茶色の小さな瓶を取り出し、そのまま液体を口に含ませた。
含ませるや、たちまち男はシャティーの後ろ首に手を回し、強引に口づけをする。目を閉じていたこともあって、男の咄嗟の行動にシャティーは反応できないでいた。
舌を口内にねじ込まれ、そのまま液体を口の中に入れられる。抵抗はしたが、男の舌使いに翻弄され、あえなく液体を全て飲み込んでしまった。
やがて、唇が離される。
「何を飲ませた」
「ふむ、そうですね。平たく言えば、体が良い気分になれる魔法のおクスリと言ったところですかねえ。クク、体が熱くなってきたりしませんかね」
「そんなことない」
男が飲ませたのは媚薬の類であろうか。
シャティーはそう考え、体の異常を警戒したが、今のところ体には何も無い。人間用のクスリは天使の自分には効かないということだろうか。
何にせよ、これならば一安心だ。シャティーは安堵の念に包まれる。
「まあ良いでしょう。では、始めるとしましょうか」
その言葉が、シャティーへの凌辱の幕開けとなった。
シャティーは男の指示により、机の上に仰向けになっている。
「では足を開いてください。シャティー君の大事な場所がよく見えるようにね」
「…………」
ためらいながらもシャティーは両足をゆっくりと広げていく。
限界まで足が開かれ、シャティーの秘所が露わになった。
誰にも、あずさにさえも見られたことの無い秘所はぴっちりと閉じられている。
男は無遠慮に割れ目を指でなぞり上げた。
「ん……」
普段、自分でもほとんど触ることの無い場所を触られ、慣れない刺激に思わず声が出てしまう。
「おや、良い声を出しますね。天使もここを触られれば感じてしまうのでしょうか?」
「違う。いきなり触られたから驚いただけ」
「クク、そうですか」
男はにやにやとしながら、シャティーの大陰唇を左右に開く。中の小陰唇は外敵を拒むように完全に閉じられていた。
「形が全く崩れていませんね。自慰はどれほどの頻度でされるのですか?」
「…………」
「つれないですねえ。答えてくださいよ」
男はそう言いながら、シャティーにひけらかすようにボイスレコーダーの入ったポケットに手を入れる。
あずさの悲鳴がまた再生されることを恐れ、シャティーは口を開いた。
「……一月に一回、くらい」
「なるほど。オカズは何を使っているのです?」
男の不躾で下世話な問いが続く。
「別に。何も使っていない」
「またまた、隠すこと無いじゃないですか。まさかあずさ君のことを想像しながら……」
「違う。そんなことは絶対に無い」
その口調こそ平静を保っている風であったが、誰が見ても明らかに狼狽していることが見て取れた。
「その反応だと図星ということでしょうか。なるほど、シャティー君は自らの大切な人を性欲の対象にしていると」
「違う。違う!」
「違うことはないでしょう。妄想の種に使うということはそういうことでしか無いのですよ。あなたはとんだ変態ですね」
自らの行っていることを棚に上げ、ネチネチと言葉で詰っていく。
「私は、変態なんかじゃない。私は……」
自尊心やあずさへの思いを踏み躙られた屈辱からか、シャティーは顔を歪ませる。
その様子を見て、男はますます顔をにやけさせた。
「クク、では変態のシャティー君にもご満足いただけるようにしましょうか」
男はそう言い、シャティーの秘部に顔を近づけると、そのまま舌で舐め始めた。
慣れた様子で大陰唇をなぞり回し、小陰唇に細かくキスをしていく。
その小慣れた舌使いは、明らかに初犯のそれでは無かった。
「んぅ……汚い所、舐めないで」
男はシャティーの言葉を無視して、クリトリスをくりくりと舌先で責める。
シャティーは小さな呻き声を上げて、快感から逃れられないでいるのか、呼吸を荒げていった。
「あっ、あぁ……そこ、舐めちゃダメ」
懇願も空しく、クリトリスはさらに責められる。敏感な場所を刺激されている為か、心とは裏腹に身体は反応し、声を抑えられないでいた。
女性器への舌責めはそのままに、男の腕はシャティーの胸に伸ばされる。
たわわな胸が程良い力加減で揉まれ、性器から同時に来る快感も相まって、シャティーの興奮度は少しずつだが確実に高められていった。
「おやおや、乳首が勃っているじゃないですか。口では抵抗していても、本当は興奮されているようですねえ」
「あっ……これはただの生理現象。興奮は、はぁ……していない」
「声が抑えきれていませんよ」
左胸の勃起した乳首が優しく抓られ、快感から太股を震わせる。
「(身体が熱い。こんな、無理矢理されているのに)」
乱暴に扱われれば快感は襲ってこなかっただろう。
だが、男の手つきや舌使いはどこまでも優しく、まるでシャティーをいたわっているかのようにさえ思われた。シャティーの身体はゾクゾクとした痺れに包まれる。
勿論、男にとってはシャティーを快楽に堕とす為の下準備にしかすぎないのであるが。
「大分良い塩梅になってきたみたいですね。綺麗な入口が見えてきましたよ」
「んあっ……そんな、嘘」
「嘘ではありませんよ。ほら」
男は指に付いた液体をぺろりと舐める。
シャティーの秘所はいつの間にかぬめぬめとした液体でいっぱいになっていた。ぴっちりと閉じられていた筈の小陰唇も開かれ、全く黒ずんでいないピンク色をした膣口が見えている。
「こんなに愛液がいっぱいです。よほどお気に召していただけたようですね」
「どうして、そんな。自分でやった時も、こんなには」
「シャティー君が感じたからでしょう。男に強引に責められているというのに、気持ち良くなってしまったのですよね。クク、では仕上げといきましょうか」
男は舌責めを再開する。膣口に舌を伸ばし、入口を舐め上げていく。
「んあっ……舌が入ってきて」
「どうです。経験したことのない気持ち良さなのでは?」
「あっ……あっ……んぅ」
もはやシャティーは男の言葉に反応できないでいた。それだけ、男から受ける快感が強かったのだ。ほとんど知らないでいた快感はシャティーの思考を奪うに十分であった。
乳首を断続的に摘ままれながら膣口を舐められて、愛液の分泌がさらに進み、シャティーの性器のぬめり気はいっそう強くなる。
男の舌が小陰茎から尿道、そしてすっかり勃起しきったクリトリスへと移っていく。
「あっ、あっ、はぁ、はあぁ」
「限界が近づいているみたいですね。我慢せずにそのまま達してしまいなさい。何も考えず、頭を真っ白にするのです」
男は乳首から手を離し、爪で勃起クリトリスを軽く弾く。シャティーを襲った稲妻のような刺激が最後の引き金となった。
「んあっ……ああぁぁぁぁぁ」
シャティーは絶叫し、手足をピンと伸ばして全身をビクビクと震わせる。股間の周りは洪水となっており、机は水分を吸い取りきれずびちゃびちゃとなっていた。
「気持ち良かったでしょう?」
「あ……うぅ」
迎えたオーガスムの余韻から抜け出せないのか、机の上で脱力しきったシャティーは何の言葉も返せずにいた。
男は気付けも兼ねてか、用意していたペットボトルに入った水をシャティーに飲ませる。
水分を取って落ち着いたのか、シャティーの体にも最低限動ける程度の力が入るようになっていった。
「それにしてもシャティー君、凄い乱れ様でしたよ」
シャティーはつい先ほど、己に起こった出来事を思い返す。痺れるような快感に逆らえず、あっという間にオーガスムに達してしまった。
男を拒絶する気持ちは決して偽りではないが、身体は意思とは逆に反応してしまったのである。
「……さっきのは薬のせい。私が興奮していたからじゃない」
男にされるがままになり、抵抗も出来ずに絶頂に導かれたことを、シャティーは男に飲まされた液体の影響とすることにした。そうでなければ、男の性技に屈したことになってしまう。シャティーがそれを認めてしまうことは、決して耐えられることでは無かった。
「クククク」
男は悪意で作られたような笑いを隠そうともしない。
「さて、今度は私のモノを気持ち良くしていただきましょうか」
男はそう言ってカチャカチャと音を鳴らしながらベルトを外し、そのままズボンと下着を脱ぎ去った。
男の一物が現れる。男も興奮していたのか、ペニスはすでに反り立っていた。
「ひっ」
保健体育の資料としてしかペニスを知らなかったシャティーは悲鳴を上げる。
男のペニスは太く、ズル剥けで黒ずんでおり、資料のそれとは大きく異なっていた。
「シャティー君の痴態にあてられてしまいましたよ。ですから、慰めていただきたいものですねえ」
「汚い物を見せないで。汚い、汚い、汚い」
元々潔癖症気味のシャティーにとって、男性器を間近で見せられることは我慢ならない。
机から降りて男と距離を取ろうとしたが、両肩を抑え付けられてしまい、逃げることはままならなかった。
「汚いとは酷いじゃないですか。これでも毎日洗ってはいる筈なのですがねえ」
「うるさい。手を離して。それを近づけないで」
シャティーは体を揺すって抵抗の意を示す。
しかし、男の力は強く、振りほどくことは出来なかった。
「ふむ、先程あそこまで乱れた方のお言葉だとは思えませんね。しかし、シャティー君がこういった反応をされるとなると、あずさ君はどんな反応をされるのでしょうねえ」
「……あずさのことは言わないで。我慢、するから」
あずさの名前を出されただけで抵抗を止める。
「あずさ」という言葉の前では、シャティーは操り人形も同然であった。
「クク、それで良いのですよ。素直が一番ですからね」
「っ、誰のせいで」
にやにやと笑う男と、顔を歪ませるシャティーの表情は対照的である。
抵抗の意思が無くなったと判断し、男はシャティーの両肩から腕を離した。
「それで、どうすれば良い。私は知らない」
「そうですね、まずはその綺麗な両手でこれを扱いてください」
「……分かった」
手を震わせながら、男のペニスに触れる。
ペニスは固く、生温かく、その感触と温度にシャティーは嫌悪の念しか感じなかった。
シャティーは弱弱しく手を動かし始める。おざなりなその動きは、シャティーの不快な感情をいっぱいに表していた。
「うーん、どうにも気持ち良くありませんね。もっと奉仕の気持ちを込めていただきたいものですが」
「そんなこと言われても。やったことないから。知らない」
未体験の出来事であることと、ペニスという「汚物」に対する忌避感からくる動きのぎこちなさは、男の快感を高めるには不十分な物であった。
「では私が先程やったように、舐めていただけませんか?」
シャティーは殊更嫌そうに顔を歪めるが、拒否できないことはすでに何度も証明されている。
無言で舌を伸ばし、ペニスの裏の真ん中辺りを舐め始める。陰毛がチクチクとシャティーの顔に当たり、痒みを与えていった。
「ん……ん……」
「同じ所ばかりでなく、メリハリを付けて舐めていただけませんかね。亀頭の辺りなどをお願いしますよ」
シャティーは言葉通り、赤黒くなっている亀頭に舌を這わせる。だが、ぎこちなさは一向に変わらない。また、尿や精液が出る場所だからであろうか、先端にある鈴口の周辺は決して舐めようとしなかった。
やがて、男は大きくため息を吐いた。
「はあ、駄目ですね。初めてでも、もう少し上手く出来る物だと思っていたのですが」
「……つーん」
言葉は素っ気なかったが、シャティーは内心で勝ち誇っていた。
これまでさんざん自分を嘲りながら弄び、あずさを拘束した男を心から落胆させることが出来たのだ。
実際、シャティーが教室に来てから、初めて男の思い通りに事がならなかったのである。シャティーは男に一矢報いたような気分になった。
だが、そんなささやかな誇りは瞬く間に崩される。
「これではいつまで経っても果てられそうにありませんよ。仕方ないですね、ちょっと頭をお借りしますよ」
男はそう言うと、シャティーの後頭部を掴み、一気に自身のペニスを口内に無理矢理突っ込んだ。
シャティーは突然の出来事に頭が混乱する。
「ゲホッゲホッ」
容赦なくピストン運動が開始される。
ペニスが喉彦に激しく当たり、シャティーは苦しそうにむせる。
当然のように男はその様子を一切意に介そうとはしない。
「はぁ、はぁ。良いですねえ、これが天使の口内ですか。温かくて唾液でいっぱいで。気持ち良いですよ」
「おっ……おっ」
「苦しくて無理だとは思いますが、噛まないでくださいね。もし噛んだりしたら、分かっていますよね?」
男に言われるまでもなく、巨大な異物を喉奥に突っ込まれている苦しさから、力を入れることが出来ないでいた。
イラマチオをされている間、シャティーに出来ることは口内を唾液で溢れさせることと、ペニスを押し返すようにむせることだけであった。しかも、不幸にもそれらはどちらも男の興奮を高める材料にしかならなかった。
「はあ、シャティー君、良いですよ……」
「んうっ、んんっ、ふぅ、ふぅ、うううぅぅ……」
奥まで入り込んだペニスに目を白黒させる。愛撫をしていた時とは打って変わって乱暴な行為であった。男のピストン運動は止まらないどころか、ますます勢いを増していった。
舌が擦れる。膨らんだペニスが口内のあちこちに当たる。鼻の穴をひくひくさせて、何とか酸素だけは確保していたが、シャティーの顔は苦しさと衝撃から真っ赤になっていた。
「はあ、はあ、グツグツ溜まってきましたよ。そろそろ出しますよ……」
「んう、んううう……」
男の言葉にシャティーは真っ青になる。
経験が全く無いシャティーでも、オスの興奮が頂点に達するとどうなるかくらいは知っていた。このままでは、それがシャティーの口内に出されてしまうことは明白だ。
「(止めて、汚い物を出さないで。お願いだから、止めて、止めて!)」
しかし、その願いは口に出すことは叶わず、シャティーはえずくようにむせるだけであった。苦しさから、体を揺すって抵抗することも出来ない。
「私の汚い精液がシャティー君を汚して、穢して、辱めて。あぁ、出ますよ!」
「んむぅぅぅぅ!」
男はペニスを喉奥まで挿入し、そこで限界に達する。
熱を帯びたペニスが、びくんびくんと跳ね始めた。どくどくと白濁液が口内に飛び出していく。赤い頬の裏や柔らかい舌に、オスの子種が濃密に絡んでいくのであった。さらに、喉奥で強引に出されたことによって精液が喉に絡みつき、シャティーの呼吸を阻害する。呼吸をする為に、シャティーは断腸の思いで精液を飲み込み、食道へと流し込んでいった。
男の射精は中々治まらず、必然的にシャティーは大量の精液を飲み込まざるを得ない。
シャティーが限界を迎える直前にようやく射精が止まり、男はペニスをシャティーの口内から引きずり出した。
「げほっ、ごほっ……」
「ふう、とっても気持ち良かったですよ。こんなに射精をしてしまったのも久しぶりですね」
男はそう言って再びシャティーに水を渡す。
シャティーは自身の口内に残った精液を全て消す為に、大量に水を口に含ませて、ゆすいだ後に吐き出した。
水にはところどころ、白濁とした液体が混ざっている。
だが、流し込まれた精液の味や感触は消え去ってはくれなかった。
「(あんなおぞましい物が私の中に。汚い。最悪)」
自身が嫌悪している「汚物」に身体を汚され、シャティーは身を震わせる。
「精液のお味はどうでしたか。お気に召されましたかね?」
「最低。今すぐ死ね」
「クク、そこまでおっしゃりますか。酷いですねえ」
男は苦笑を浮かべながら、教室にあった雑巾でシャティーの吐き出した水を拭き取るのであった。
「私が気持ち良かったのは事実ですよ」
「うるさい」
「そうおっしゃらずに。ほら、見てくださいよ」
男は自身のペニスを指す。シャティーの口内に大量の精液を放ったばかりだというのに、それを感じさせないほどペニスは猛っていた。
「どうして。出したばかりなのに」
シャティーは困惑する。
少なくとも、保健体育の資料には一度射精したペニスは、しばらく萎えた状態になるとあった。
だが、資料の記述に反するように、男のペニスはいつでも精液を出せるかのようにギンギンと勃起している。
「シャティー君が魅力的だからですかねえ。全然治まらないのですよ」
「あなたに魅力的と言われても嬉しくない。一回出したのだからもう満足でしょう」
「いやいや、まだまだこれからですよ。何せ、最後までしていないですからね」
男は言うと同時にシャティーを押し倒し、強引に足を左右に広げる。シャティーの性器が再び男に露わとなった。
「最後、ってまさか……」
「ええ。私の一物をシャティー君の中に入れさせていただこうかと」
「そ、それは駄目。絶対に駄目」
シャティーは腕や足を動かし、必死に抵抗するものの、男に簡単に組み伏せられてしまう。
そうこうしている間に、男のペニスが膣口に当てられた。
「嫌だとおっしゃりますが、シャティー君の体は私のこれを欲しがっているみたいですよ。ぬるぬるになっていますし、入口も物欲しそうに動いています」
ペニスを女性器に擦れるように動かす。
「あっ、あっ……」
ペニスの先端がクリトリスに当たり、シャティーは無意識に声を出す。愛液はさらに生成され、シャティーの性器はすっかりとろとろになっている。膣口もまるで男のペニスの侵入を望むかのようにひくひくとしていた。
「ククク、準備も出来ているみたいですね。では、さっそく入れさせていただきましょうか」
「嫌、嫌!」
男は片手でシャティーを抑え付けながら、もう片方の手で自らのペニスを握り、膣口にピタリと押し当てる。
冷たく一笑し、そのままペニスを侵入させた。事前に大量の愛液が出されたこともあり、膣内は初めてとは思えない程にすんなりと亀頭までを受け入れる。それでいて、肉ヒダは歓迎するかのように締めつき、絡みついて男のペニスを刺激する。
男はそのままシャティーの首元を掴み、強制的に起き上がらせた。
シャティーは自身の中にペニスが入り込んでいる様子を無理矢理見せつけられる形となる。
「見てください。もう先の方が入ってしまいました」
「嘘……嫌。入って」
男はゆっくりとペニスをさらに奥の方へと押し込んでいった。
やがて、一際狭くなっている場所へペニスが辿り着く。
「おやおや、これは処女膜ですか。あるとは思っていましたが、こうして実際に存在が分かると、感慨もひとしおですねえ」
「お願い。これ以上は入れないで。そこは……」
「クハハ、まさかあずさ君の為に取ってあるとでもいうのですか。あなたが彼女を愛していらっしゃることはよく分かりましたが、彼女の方にその気はあるのですかねえ」
「それは……」
シャティーは言葉に詰まった。
確かに自分はあずさに全面的に信頼を寄せているし、あずさにならば身体を預けても一向に構わないと考えている。
だが、あずさは恐らく自分に対して、そこまでの思慕の感情は寄せていないだろう。いや、仮に寄せていたとしても、その対象は「シャティー一人」だけではない。ユノも、由唯も、メルトも、リクも、そして何よりも「あのαドライバー」の全員が含まれているのだろう。
シャティーの一番はあずさだが、あずさの一番は決してシャティーではないのだ。
勿論これらは全てシャティーのただの思い込みであるし、シャティーがそう思考するように男が誘導したに過ぎない。
しかし、シャティーはすっかりその考えに取り憑かれてしまった。
「それでも……初めては」
言葉では抵抗していたが、思考に気を取られているのか、体の抵抗は明らかに弱まっている。
そんな恰好の隙を男が見逃す筈も無かった。
「ですが、シャティー君はあずさ君を助けられるのですよ。もしかしたら、あずさ君があなたに感謝をして、彼女にとっての一番目になれるかもしれません」
「私が、あずさの一番。……どうやったら」
シャティーは男の話に聞き入ってしまった。
男は邪悪な笑みを浮かべる。
「簡単ですよ。シャティー君が私を満足させられれば良いのですから。こうされることでね」
そう言い、男は止めていたペニスの侵入を一気に進めた。
ミチミチ。プチっ。
か細い音と共に、処女膜はあっけなく裂けてしまう。
「痛っ!」
シャティーは痛みから小さく呻く。処女膜が散ったからか、膣口からは血が流れていた。
その間も男はペニスを進め、ついには最奥まで辿り着かせる。
「ふう、流石にしっかりと準備をしただけあってすんなり入りましたねえ。初めてペニスが中に納まった感覚は如何でしょう?」
「うるさい! どうして……嫌だと言ったのに」
シャティーは処女を無理矢理奪われた痛みと悲しみに、涙をぽろぽろと流す。
男はその様子を見て、満足そうに笑みを浮かべた。
「ああ、良い表情です。愛する人の為に、大切な物を奪われる。何て悲劇的で、それでいて甘美なのでしょうか」
男はゾクゾクと身体を震わせて悶える。
「はあ、それに中も気持ち良いですよ。狭いのにヒダヒダが絡みついてきて、愛液でとろとろで。極上の性器をお持ちのようですねえ」
「黙れ、黙れ! いつか絶対に後悔させる。天使の報復、悪魔より怖い。目に物を見せる」
シャティーの目は怒りで満ちていた。一時は弱まっていた抵抗の意思も戻っている。
「おお、怖い怖い。確かに天使の報復とは恐ろしそうですねえ」
だが、言葉とは裏腹に男の表情は余裕に満ちていた。
「まあ、可能だったら、ですが」
男はそう言うと一旦ペニスを引き、そしてすぐに子宮口へとぶつける。
「ひゃうっ」
その衝撃によって目が一瞬チカチカとなり、次いで下腹部から起きた激しい熱さから思わず声が出てしまった。
男はピストン運動を数回繰り返し、その度にシャティーは嬌声を上げていく。
「はぁ、はぁ、あっ、はぁっ……」
「クク、涙をお流しになっていますが、痛みはもう消えてらっしゃるのでは無いですか?」
「そっ、そんなことは、んあっ……」
首を振りながら答えるも、その声は妖艶さに満ちている。
事実、シャティーは処女膜が裂けてから、ほとんど痛みを感じていなかった。代わりに襲ってくるのは、頭を揺らす熱と痺れである。
シャティーは心中で否定してはいたが、それは明らかに男のペニスから生み出される快楽であった。
「これだけ濡れていれば痛みも感じにくいでしょう。何よりも、シャティー君自身の感度が高いみたいですからね」
「あっ……違、違う……んん……」
「身体は正直みたいですよ」
ペニスが子宮口をコンコンとノックする度に、シャティーの意思とは裏腹に、本能は快楽を貪ろうとする。膣内はペニスをより締め付け、ヒダが絡んでいく。
そしてペニスが膣内を動き回り、あちこちに当たっていく度に快感がシャティーの意思を少しずつ支配していった。
シャティーの目からは怒りの色が抜け、代わりに快楽に染まりかけている。
「ふう、ふう。こんなに私のペニスを締め付けて。艶めかしい声を出して。まるで私に射精をして欲しいみたいじゃないですか」
男は苦しげに言う。極上の性器という言葉に嘘は無く、男も限界が近づきつつあった。
「はぁ、はぁ。違う。嫌。中に出すのは絶対に駄目!」
「天使と人間の間には子供が出来るのですかねえ。いや、そもそもプログレスには子供が宿るのか。一人の人間として実に興味深いですよ」
男はそう言って腰を振り続ける。ペニスは愛液で濡れ、ペニスが突き刺さった女性器からはとめどなく透明な粘液が溢れ出していた。じゅぽじゅぽと淫音が部屋中に響く。
「あぁっ……駄目、そこ、こんこん突いちゃ駄目。おかしくなる、んんっ……」
シャティーは気づいていないが、両手はまるで快楽をもっと求めるかのように男の背中に回っている。男の動きに激しさが増す度、シャティーの淫声も同様に大きくなっていった。
男のペニスが膨らんでいく。性経験が無かったシャティーでも、本能でそれが、男が果てようとしている合図だということが分かった。
「ひっ、大きくなっている。嫌、せめて抜いて。外に出して!」
「聞けませんね。シャティー君の中が気持ち良すぎて、抜けそうにありませんよ。私の物もあなたの中で出したがっていますしね」
ラストスパートとばかりにピストン運動はより一層激しくなる。シャティーの頭にも霞がかかり始め、絶頂の直前にあった。
そして、そのピストンがオーガズムを急速に引き起こした。
シャティーは全身に電流が走ったかのように痙攣をする。
「あぁぁ、あぁ、んぁっ……!」
壊れたように声を漏らし、肩や背中をびくつかせる。痙攣は体内にまで及び、膣内も精液を搾り取ろうとペニスをぎゅっと締め付けた。
「あぁ、イキ顔も素敵で……私ももう……出るっ!」
子宮口にペニスを密着させ、粘膜に包まれながら射精が始まった。オスの汁が限界を迎えた尿道をかけぬけ、膣内に放出されていった。
「嫌、熱いのが中で暴れて……」
二度目の射精とは思えない程、勢いよく男の精液は子宮口にかけられ続ける。ペニスがびくんとなり、その度に精液が亀頭から絞り出された。
そして、シャティーもオーガズムの痙攣を続けながら、容赦なく膣内で精液を出されていることに快感を覚えてしまっていた。
やがて、射精が終わる。人間の女性相手であれば一回で孕んでいてもおかしくない量の精液が出された。
シャティーの膣からは中に入りきらなかった精液が、コポっと音を立てて溢れ出している。
「中で、中で出された。汚い、嫌、どうして。ぐすっ」
男に中出しをされたこと、そして男とのセックスで自分が絶頂をしてしまったことに涙を流す。言葉もショックからか、若干支離滅裂となっていた。
だが、悪夢はこれだけでは終わらなかったのである。
「シャティー君の中、最高でしたよ」
「気持ち良くない、私は気持ち良くない」
シャティーの混乱はまだ続いていた。顔を抑える腕は、まるで怯えているかのようにぷるぷると震えている。
その様子を全く意に介さず、男は続ける。
「これは一回では満足できそうにありませんね。抜かずの二回目といきましょうか」
射精してからもシャティーの膣内に入ったままだったペニスは、いつの間にか硬さと大きさを取り戻していた。
ペニスを膣口付近まで引き抜き、すぐさま奥へと突き入れる。
「ひゃっ……」
シャティーの思考が一気に現実へと引き戻された。
「何でまだ。もう終わりじゃないの。あずさも、私も解放して」
「まだまだ満足していませんから、それは聞けませんね。私の一物がまた大きくなってしまいましたしね。それに、シャティー君もこれがもっと欲しいのではないですか」
男は両腕でシャティーの乳房を揉みしだき、乳首を軽く摘まみながらピストン運動を開始した。
「あっ、あっ……もう許して、イッたばかりだから……ああっ……」
オーガズムを迎えたシャティーの体はより敏感になっており、男の一突き一突きがそれまでとは比べ物にならない程の快楽を引き起こす。
「あんっ、あんっ、ああっ……」
興奮を表すように身体を震わせ、リズミカルに喘ぎ声を上げていく。シャティーの頭はすでに真っ白になっていた。
「いやはや、それだけ感じていただけると、こちらとしても冥利に尽きますね。では、体勢を変えてみましょうか」
男はそう言い、ペニスを膣に入れたままシャティーを起き上がらせ、そのまま自身は仰向けとなる。所謂、騎乗位の体勢となった。
「こうやってシャティー君が上になれば、お好きなようにペニスを味わえますよ。私は体を動かしませんから、ご自由にどうぞ」
男は宣言通り、ペニスの動きを止める。
「だったらすぐに抜く。こうやって立てば、それで終わり」
シャティーは足に力を込め、立ち上がろうとする。
だが、カリ首の辺りまで抜いた途端にペニスが再び膣内に入り、シャティーを刺激する。
「ふあっ……」
その刺激で力が抜け、再びペニスが奥まで入り、ペニスの動きは止まった。
再度足に力を込めて立ち上がろうとするも、やはりペニスが動いて、同様に奥まで入り込んでしまう。
今度は、ペニスの動きは止まることが無かった。
「んっ……約束と違う。動かないって言ったのに……あっ……」
だが、男の反応はシャティーが望んでいたそれとは正反対の物であった。
「……なるほど、そういうことですか。クハハハハ」
男はシャティーを嘲るように高笑いをする。
「んっ……何を笑っているの」
「まだお気付きではないのですか。ええ、では申し上げましょう」
男は一旦言葉を区切り、目の前の出来事がおかしくて仕方が無いとばかりに、にやにやと顔を歪ませた。
「私は一切体を動かしていませんよ。動いているのはシャティー君、あなたの方じゃないですか」
「あっ……」
男を見て、シャティーは気が付いてしまう。
言葉通り、男は全く体を動かしていない。
では何故、今もこうしてペニスが体内で暴れているのか。
自身の腰がペニスを貪るように上下に動いていること、それが全てであった。
「嘘……こんなの違う。私は自分で動いたりなんて……ああんっ……」
「いいえ。シャティー君の本音は、身体は悦んでいるのですよ。口で何とおっしゃろうと、あなたは快楽が欲しくて欲しくてたまらない。膣を、敏感な子宮口をペニスで突いて欲しいと望んでいるのです」
呆然としながらも、シャティーの身体は動き続ける。熱を、痺れを求めて蠢いている。
「あっ……違う、違う。これは全部飲まされた薬のせい。汚い物を私が望む訳が無い。薬が私をおかしくしているだけ。そうじゃなかったらこんなに……気持ち良い訳が無い」
シャティーは絞り出すような声でそう言う。
行為の前に男に男に薬を飲まされたこと。それこそがシャティーにとって、己が快楽を強く感じていることへの最大にして最後の要因となりうる筈であった。
だが、男はニヤリと笑うと、内ポケットから茶色い瓶を取り出した。
「薬というと、もしかしてこれのことでしょうか?」
空っぽの瓶が差し渡される。
シャティーがその瓶を見ると。それには地球で大流行している――青蘭学園でも販売されている――栄養ドリンクのラベルが貼られてあった。
当然、シャティーの予想する、あるいは切望する催淫要素など含まれている筈が無い。
「私も年を取ったせいですかね。最近、どうにもこういった物を手放せなくて。ああ、勿論中身を入れ替えたりなんてしていませんよ」
「どうして、私にこんな物を飲ませて」
蒼ざめていくシャティーを、笑い飛ばすかのように男は答える。
「嫌ですねえ。ただの親切心ですよ。体力を使うことになりますし、しっかり元気を取らなければいけませんから」
言葉とは正反対の酷薄さを纏った笑みを男は浮かべた。
「じゃあ、私が今まで変になっていたのは」
「だから最初から説明しているではないですか。シャティー君に元々淫乱の素養があったからですよ。望まない相手に無理矢理体を弄ばれているというのに、二度も激しく絶頂してしまったのは、あなたが淫乱だからです」
男ははっきりとシャティーに宣言する。
「元々自慰もあまりされなかったみたいですし、今まで自分でお気付きにならなかったのも、致し方なしといったところでしょうかね」
「そんな……そんな……」
シャティーは項垂れる。
男の愛撫によってかつてない絶頂に導かれたこと。無理矢理犯されたというのに、身体はすぐに順応してしまったこと。
そして、こうしている今も男の上で腰を振り続け、その度に快感が体を駆けること。
それらは全て、自分の中に眠っていた素養によって、引き起こされた物だったのだ。
「汚い物」が何よりも嫌いな自分が、その「汚い物」によって至上の快楽を味わっている。
シャティーの自我意識は崩れかけていた。
そして、男はシャティーにとどめをさすべく追い打ちをかける。
「ああ、そうです。ついでにもっと良いことをお教えしましょう。あずさ君についてですが、あんな拘束など最初からしていません」
え、と呟き、シャティーは真っ青になる。
「白の世界の技術力とは凄い物ですね。ああいった写真でも、赤子の手を捻るように簡単に偽造することが出来る。よく作られていたでしょう?」
「じゃあ、あずさは」
「体調を崩されていなければ元気にお過ごしになっていると思いますよ」
あずさが無事と分かったからか、シャティーはほんの少し安堵の表情に包まれる。
もっとも、それはもはやただの現実逃避でしか無かったのではあるが。
シャティーも気づいたのか、また表情は暗くなる。
「私が、今日ここでやっていたことは、全ては」
「クク、私から言ってしまって良いのですかね。ですが、あなたが自分から腰を動かしているということに関しては、紛れもない事実ですよ」
シャティーは俯き、弱弱しい声で尋ねた。
「どうして、私を、こうして呼び出したの?」
「簡単ですよ。あなたが魅力的だったからです。一目見た時からあなたのことが欲しくて、貪りたくてたまらなかったのですよ、シャティー・ティファール」
男ははっきりとシャティーに告げる。言葉や口調だけを見れば、シャティーを強姦している男の物とは到底思えなかった。
シャティーも、男の告白じみた言葉を聞き入る。
男が自分に与えた仕打ちも忘れ、男の言葉を頭の中で反芻していた。
「種明かしも終了ですかね。さて、どうします? 私としては、シャティー君のその表情や痴態を見られたので満足ですよ。このままお帰りになっていただいても構いませんし、学園側に私のことをお話し頂いても結構です。全てあなたに委ねるとしましょう」
しばらく俯いていたシャティーは、やがてゆらりと顔を上げる。
その目からは生気が失われていた。
シャティーは男の目をじっと見つめると、先程自らがそうしていたよりも、より速く腰を動かし始めた。
「あっ、あっ、あっ……」
シャティーの顔は紅潮し、汗が浮かび上がっている。
快感を楽しんでいるかのように恍惚とした表情を浮かべながら、仰向けになっている男の両手に自身の指を絡めた。
「どうしたのですか? 無理にそうしなくても良いのですよ?」
「無理はしていない。あずさが無事ならそれで良い。後は、私は気持ち良くなりたい。だから、もっと、もっと頂戴」
シャティーはペニスを味わうかのごとく、緩急を付けて腰を動かし始める。
ペニスを膣で舐めるようにゆっくりと動かし、温かさや感触を楽しむ。
そうかと思えば突然腰を激しく動かし始め、衝撃と快楽を享受する。
「あっ、あんっ……固い物が動いて……」
シャティーは完全にペニスと、与えられる性感の虜となってしまっていた。
「はぁ、はぁ、ああぁ……良い、おちんちん良い」
「すっかり快楽に取り憑かれてしまったといったところですかね。まあ良いでしょう。シャティー君がそうおっしゃるなら、私もお手伝いするとしましょうか」
あれほどペニスや精液を嫌悪し、拒絶していたシャティーを快楽に堕とせたことに、男は言いようのない高揚感と興奮を感じていた。
よりシャティーを自身で染める為に、男はシャティーの腰使いに合わせてペニスを動かし始める。
「クク、気持ち良くなっているでしょうか?」
「あんっ、良い。あなたのおちんちんが動いて、そこ、気持ち良い。もっと、突いて。私をもっと、もっと汚して」
「『汚して』ときましたか。まさか、そこまでおっしゃるとはねえ」
シャティーの言葉に応えるように、男は子宮口の方を重点的に責めていった。
「あっ、ああっ……ひあぁぁ」
喘ぎ声がさらに激しくなる。
お互いが腰を動かすと、肌がパンパンとぶつかり、その度にシャティーの様々な部分が叩かれる。愛液はさらに分泌され、性器がこすれあうぐちょぐちょという音が、爆発してしまったシャティーの情欲を掻き立てていくのであった。
腰の動きはさらに速くなり、体中が熱くなる。シャティーはもう、欲求を満たすことしか考えられないでいた。
「くっ……そろそろ出そうです」
「私も、もうイくから。出して。熱いのを中にいっぱい出して!」
シャティーは一度目のセックスと打って変わって、中出しを懇願する。もはや、彼女にとって精液を膣内に出されることは、嫌悪感よりも快感の方が上回る物でしか無かった。
女性器はペニスが動く度に強烈に締まり、精液を吸い取る準備を整えていく。
「もう限界です……出しますよ!」
ペニスの先端が子宮の入り口に付いた所で、男はシャティーの身体を掴んで密着させ、そのまま三度目の射精を迎えた。
熱い子種汁が、シャティーを孕まさんと子宮へ向かって次々と注がれる。
その熱さにシャティーも絶頂まで引き上げられる。手足をピンと伸ばし、柔肌に汗を滲ませながら、本日で最大のオーガズムに身体を震わせるのであった。
「はぁ、はぁっ、あ、あぁ、あぁぁぁ……!」
シャティーの絶頂した声は、それまでの物と違い、純粋に快楽を味わう雌の声であった。
三度目だと言うのに、男の射精はむしろ今日一番の勢いである。どくどくとペニスが激しく脈打ち、どろどろした精液がシャティーの膣内を濃厚に満たしていった。
「熱い物が体で暴れてる……あはぁ」
シャティーの表情は快楽に染まり、うっとりとしている。精液を中に出されたことは全く気にしていないようである。
長い長い射精が終わり、シャティーの女性器からペニスが抜かれる。ペニスは精液と愛液でドロドロになっていた。
一方、ペニスが抜かれた女性器の方も、様々な物が混ざった液体がごぽごぽと外に流れ出ているのであった。
「ごめんね……あずさ」
虚ろな目でシャティーはそっと呟いた。
「ちゅむっ……んむっ……れろぉ……」
行為の後、シャティーは男に命じられて、お掃除フェラを行っている。
ペニスを抵抗なく咥え、丹念に舐め取っていく姿は数十分前まで処女であり、男性器に嫌悪感を持っていた少女のそれとはとうてい思えなかった。
「ククク、それにしても凄い変わり様ですねえ」
「ちゅるっ……ちゅぷっ……」
男はシャティーの頭を撫でながらそう呟く。
シャティーは何も答えなかったが、悪感情を示すことも無かった。
「それにしても、シャティー君がこうなるとすると。他のレボリューション部の方はどういった痴態を見せていただけるでしょうかね」
その言葉に、シャティーは慌てたようにペニスから口を離す。
「駄目。レボ部の皆には手を出さない。約束」
「ああ、約束をしていましたね。これは大変失礼致しました」
男は、シャティーとはあくまでも「あずさに手を出さない」ことしか約束をしていない。それに、そもそも男は律儀に約束を守る人間では決して無い。シャティーに言ったことなど、全て建前である。
勿論、男はそういったことはシャティーには決して言わない。
「それに。これは私の物。私だけを汚していくべき」
そう言ってシャティーは再びペニスを口に咥え始めた。
「シャティー君は欲張りさんですねえ」
男は頭を撫でつつ、苦笑を浮かべる。
「ちゅっ……いっぱい舐めるから……もっと撫でて」
身体を触られることに、もはや何の抵抗感も抱いていないようである。
シャティーは完全に従順となっていた。反抗の意思など欠片も見受けられない。
ペットを可愛がるかのように、シャティーの要望通り優しく撫で続ける。
悦びの意を示しているのか、シャティーはさらに舌の動きを速く、丹念にさせていった。
「クク、シャティー君があまりにも丁寧に咥えられる物ですから。また勃ってしまいましたよ」
「んちゅっ……それだったら、もう一度……」
足を開き、シャティーが男にねだろうとした時、突然チャイムが鳴り響く。
男が教室にある壁掛け時計を見ると、時刻は十七時半を指していた。
「ああ、申し訳ありません。これから職員会議へ向かわなければならないものですから。これで終わりに致しましょう」
「あっ……」
シャティーは物欲しそうな顔で、男と男のペニスを見つめる。
その様子を見て、男はニヤリと笑う。
「まだまだ物足りないといったご様子ですね。それでしたら、明日の放課後ここにいらっしゃれば、また続きを致しますよ。ああ、その時はこれを着けてきてくださいね」
男は教卓の傍に置いてあった自らの鞄からある物を取り出し、シャティーの脇に置く。
そうして、服装を整えるとシャティーを残してさっさと教室から出て行った。
「これは……」
夕焼けが差す教室に残されたシャティーは、置かれた物を手に取り、独りごちる。
椎名あずさは早朝から不機嫌であった。
「あの陰湿眼鏡め。私が受けた仕打ちは忘れないわよ」
二日前の放課後、あずさがレボ部への勧誘活動を行っていると、黒縁眼鏡をかけた教師が止めに来た。
構わずに強行すると、突然教師の雰囲気が変わり、警棒を取り出してあずさに近づいてくる。あずさは恐怖心からたまらず声を出してしまった。
「はあ、変な声を出さないでくださいよ。それはともかく、椎名あずさ君、あなたには一度生徒指導室へ来て頂きますよ。ほら、着いてきてください」
ため息を吐き、かぶりを振りながら教師は言う。
教師が警棒を持っている手と逆の手で何かを持っていることにあずさは気が付いたが、それが一体何なのかは分からなかった。
生徒指導室に連れていかれたあずさは、自分を連行した教師からたっぷりと説教をくらった。さらに今までの騒動の件のことを持ち出され、一日の自宅謹慎を命じられてしまったのである。
おまけに携帯電話を生徒指導室に忘れてしまったらしく、またそちらへ向かわなければならない。
あずさにとって、どこまでも踏んだり蹴ったりのように感じられた一日なのであった。
「全く、ああいう教師が居るから学園生活がつまらなくなるのよ。おまけに、にこにこ笑っている割には、目は全然笑っていないし。べ、別にビビっている訳じゃないけど」
「大変だったね。で、でもそれってあずさちゃんが悪いんじゃ……」
声に出して怒るあずさを、一緒に登校していたユノ・フォルテッシモが宥めつつも諌める。
勿論、あずさにとってそれは火に油を注ぐような物であったが。
「何よ、ユノは陰湿眼鏡の味方をするっていうの?」
「そ、そういう訳じゃないけど。後、先生って呼んだ方が良いと思うな」
「あんなの陰湿眼鏡で良いのよ。いつか生徒会を乗っ取ったら、ぎゃふんと言わせてやるんだから」
「ぎゃふんって……」
あずさは不機嫌ではあったが、それでも概ねいつも通りの会話を繰り広げている。
二人が歩いていると、前の方に見知った後姿があった。
「ねえユノ、あの翼ってもしかしなくてもシャティーじゃない?」
「うん、シャティーちゃんだね。昨日、あずさちゃんが学校に来なかったことを凄く心配していたみたいだから、きちんと理由を説明した方が良いと思うよ」
「分かってるわよ。じゃあ、シャティーの所に行くわよ!」
「ああ、引っ張らないで」
あずさはユノの手を引き、シャティーの下へ走る。
「おはよう、シャティー」
シャティーに追いついたあずさは、その肩に手を乗せた。
「ふあっ……」
肩に手を乗せられ、シャティーが声を出す。
その声は、同性相手でもどこか本能に訴えるような声であった。
「ど、どうしたの。そんな声出して」
あずさは少し動揺しながらシャティーを見つめる。
「何でも無い。おはよう、あずさ……とユノ」
「はあ、はあ。おはよう、シャティーちゃん」
息を切らしながらシャティーの近くへやって来たユノが挨拶をする。
「あずさ、元気なの?」
「そりゃあ元気に決まってるわよ。昨日休んだのは、まあ色々あったというか」
あずさはきまりが悪そうにする。
「色々あった、じゃないでしょう。あずさちゃん」
「うるさいわね。とにかく、今日のレボ部はその辺の説明も兼ねて緊急会議を開くわよ。私達がとうとう本格的なレボリューションを起こす日も近づいて来てるわ」
あずさは大仰に言う。緊急会議と言えば聞こえは良いが、要は自分が謹慎を受けたことへの愚痴を言うだけである。
「……ごめん。今日はレボ部に参加できない」
「へっ? また何か用事があるの?」
「うん。今日は絶対に外せない用事があるから」
シャティーはあずさから目を逸らす。
「絶対に外せない用事って、何があったのよ。それに、シャティー。何だか顔が赤いような気がするんだけど。ねえ、ユノ」
「うん。もしかして、風邪を引いちゃった、シャティーちゃん?」
ユノが心配そうに尋ねた。
「っ……。何でもない。今日は日直だから、もう学園へ向かう。それじゃあ」
そう言って、シャティーは学園の方へ走って向かって行ってしまった。
呆然としながら、シャティーの後姿をあずさとユノが見送る。
「どうしちゃったのかしら、シャティー」
「うん。シャティーちゃん、何かあったのかなあ?」
あずさが訝しげに、ユノが心配そうに呟いた。
放課後。校舎の外れにある空き教室。
シャティーはその教室の前に立っていた。
周りに人が居ないことを念入りに確認すると、教室に入る。
教室に入ると、すでに中には黒縁眼鏡を掛けた男性が居た。
「お待ちしておりました。お早いご到着ですね」
男の姿を確認すると、シャティーは男の側へ駆け寄った。
「はぁ、はぁ、んっ……ずっと待ちきれなかったから」
呼吸を荒げながら、シャティーは男の前で制服のスカートをたくし上げる。
下着が晒されるが、その下着はぐっしょりと濡れそぼっていた。おまけに、下着の中に何かを入れているようである。
シャティーが下着を脱ぎ去ると、バイブが女性器に突き刺さっている様が露わとなる。バイブはほんの僅かな駆動音を立てながら、確かに振動を繰り返していた。
「約束通り、ずっとこれを付けていたから」
シャティーはねだるように男の股間をズボンの上から撫で始める。
「だから早く、本物が、おちんちんが欲しい。約束」
「ククク、分かりました。では準備を始めるとしましょうか」
男はズボンのチャックから一物を取り出し、シャティーは纏った服を脱ぎ始める。
純白の天使は悪魔によって堕とされた。
堕ちた天使はどこに行き着くのか。
それは天使にも悪魔にも分からない。
教務課の設定を初めて見た時には
「ファーwwwこんな設定エロい何かに使うしか無いやんけwww」
と思っていましたが、今ではもうすっかりウロボロスにそのポジションを取られましたね。
というか、運営も教務課の設定のことは忘れていそうですよね。