迷宮はハーレム王国(Make your harem kingdom!!) 作:五十貝ボタン
ユナが快感と自己嫌悪にさいなまれていた頃。パトリオットのテントでは……。
「うーん、やっぱり仕事の後の一杯は最高ね♪」
「いい飲みっぷりですよう。いよっ、バナナいちぃ!」
ハイペースで杯を傾けるメロンボールを、いつもの調子でペティコートがはやし立てる。
「あー、それはいいんだが」
パトリオットは座り込んだまま、白い肌の美女と褐色肌の美少女を眺める。
「なんで、俺の部屋で?」
「あらぁ、だって私のお酒につきあえるの、パトくんぐらいじゃない。だからよ」
「ペティは宮廷の皆さんが仲良くなるのをお手伝いするのがお仕事だからですよう」
ペティコートがメロンボールの杯に瓶を傾け、なみなみと注ぎながらにっこりと笑みを作って見せる。
「あー、そうかい」
がっくりと肩を落とすパトリオットに、メロンボールがたった今そそがれたばかりの杯を突き出してくる。
「ほら、パトくんもサービス。私に飲ませてくれないかしらぁ?」
「へ?」
飲ませてくれ、と言いつつ杯を突き出してくるメロンボールの顔と杯を交互に眺める(ついでに、その間にある胸も)。
「ほら、パト様。恥かかせちゃダメですよう」
丸い頬にたっぷり笑みを着くってペティコートが言う。ほら、とばかりにメロンボールが杯を突き出す。
「……あ」
ふと閃いた。メロンボールの差し出した杯を受け取ると、ぐっと口の中に流し込む。口の中に、バナナ酒の甘い香りがふわっと広がった。
余談だが、メロンボールが星術を修めていることからも分かるように、大バナナ王国には星が多い。星の多い場所は豊富な光が得られるため、植物の生育が盛んである。
大バナナ王国ではボートバナナ(2メートルほどの実が房になり、食用に適する。見た目通り、とてつもなく大味だ)が栽培され、これを蒸留酒につけたバナナ酒が作られている。
栄養のバランスが良く、美容効果がある。糖度もバカみたいに高いので、疲労回復にも重宝される優れものだ。
その大好物を求めて、メロンボールが顔を近づけてくる。パトリオットはそれに応え、唇を触れ合わせた。
「ん……ちゅ、る、じゅる……んっ……」
音を立てて、メロンボールがパトリオットの唇に吸い付いてくる。しなだれかかるように女の身体が触れ、柔らかい乳房がパトリオットのみぞおちから肩にかけてみっちりと押しつけられて、ふにゅりと柔らかくつぶれている。
舌がパトリオットの口の中に滑り込み、歯列をなぞり、頬の内側をくすぐる。ねっとりと舌を絡め合わせてくるメロンボールが、鼻の奥を小さく鳴らす。
「ん……っふ、んっ……♪」
すっかり酒を吸い取って、同じくらいに甘い唾液を残し、メロンボールが唇を離す。
「ぷはっ……。ふふ、ごちそうさまでした」
メロンボールがそっと笑みを浮かべる。その唇から、蜂蜜色の酒がこぼれるのを見て、パトリオットは顎から唇までを舐め上げた。胸元に腕を回して引き寄せるのも忘れない。
「なんだ、そういうつもりだったら、最初からそう言ってくれればいいのに」
「まあ。女が男の部屋に入るなんて、そういう目的に決まってるじゃないかしらぁ? 相変わらず、パトくんってば、鈍いわね」
にっこりと笑ったメロンボールがさらに身体を押しつける。ふにゅ、とパトリオットの細いとは言えない二の腕がメロンボールの谷間に埋没する。
「メロン様ばかり、ずるいですよう! パト様ぁ、ペティにもおねがいしますよう」
反対側の腕に、若々しい張りのある乳房が押しつけられる。ペティコートの厚めの唇がねだるように突き出される。
「はいはい。……仕方ないな、ペティは」
右手をペティコートの腰に伸ばし、唇を触れさせる。
「んー……ちゅ、ちゅ、んっふんっ……」
甘えるように唇を押しつけ、吸い付いてくる。パトリオットはついばむように首の角度を変えて応えてやりながら、指でペティコートの尻を撫でる。分厚いスカートごしでも、ぷりっとした感触が伝わってきた。
「ん、っはあ……っ。パト様、もっとぉ……♪」
犬のように鼻を鳴らしながら、ペティコートがそっと舌先を覗かせる。
「パトくん、こっちも……ね?」
反対側から、メロンボールが唇を尖らせてくる。
「ああ。……ほらっ」
パトリオットが無造作に舌を出すと、ペティコートが横から自分の舌を絡め、メロンボールが先端に吸い付く。
「んっ……ちゅ、る、あむ……ん、っふ、ちゅっぷ……ふ、ん、れる、くっちゅ……」
誰のものとも分からぬ吐息と水音が絡み合う。さらにあえぎ声が混じる。が、これは女二人のものだった。
パトリオットの左手がメロンボールの胸を、右手がペティコートの尻を掴んでいる。埋もれるような胸の感触を、弾むような尻の感触を両手で楽しんでいた。
(左はマシュマロおっぱい、右は桃尻。天国ってここか……?)
メロンボールとペティコートの甘い息を嗅ぎ、温かい唾液を味わい、濡れた水音を聞く。五感をコンプリートさせようと、うっすら目を開けてみると、二人の女が情欲にまみれた顔で自分の舌にむしゃぶりついてくる姿が見えた。
五感すべてで女の発情を告げられて、男が反応しないわけがない。ましてや二人分だ。パトリオットの股間のものは、すでに痛いぐらいにいきり立ち、ズボンを突き上げていた。
「んっふー……パト様ぁ、このいけないおちんちん、お口でしますかぁ?」
「それは朝にしてもらったよ」
「それじゃあ、おっぱいでして欲しいのかしらぁ?」
「それは昼にしてもらった」
「それじゃあ?」
「決まってるだろ。こ・こ・だ・よ」
パトリオットの両手が滑る。メロンボールの内ももから足の間に潜り、修道服の裾をまくり上げて足の間に入り込む。ペティコートのスカートをぺろんとめくり、お尻の割れ目から下に向けてついと指が滑り込む。
「あ、はんっ♪」
「んんっ♪」
二人の秘所は、どちらも下着の上から分かるほど濡れそぼっていた。
「二人一緒に? パトくんったら、欲張りが過ぎるんじゃないかしら……ぁうんっ!?」
メロンボールが甘い吐息と共に言う。が、その言葉は最後まで続かなかった。しっとりと濡れた下着の上から、パトリオットが指で割れ目をなぞり上げたのだ。
「メロンがそんなことを言うんなら、ペティからだな」
「ま、待って。ちょっとからかっただけなのに……」
「きゃんっ、ペティはいつでも準備できてますよぅ♪」
ペティコートがパトリオットの腕を引き、引き留めようとするメロンボールから奪うように寝床へと連れて行く。
「よしよし、ペティはかわいいな。メロンは後だ」
メロンボールに見せつけるようにペティの滑らかな髪を撫でる。いや、実際に見せつけているのだ。いつもからかわれてばかりのメロンに仕返しをして、ちょっぴりの満足感を味わいながら、ペティコートのスカートの裾をまくり上げ、布地の少ないローライズぎみの下着を下ろしていく。
「きゃんっ。服を脱がす間も、我慢できないんですかあ?」
「俺は着たままの方が好きなんだよ」
光沢が出そうなほどの艶のある肌。若々しい脚の間に、控えめな秘唇。陰毛は薄く、ふわりと立ち上がっているように見える。
「ほら、パト様、早くぅ……♪ ペティだって、朝からずーっとおあずけだったんですよう?」
ペティコートは片手でスカートを抑え、もう一方の手を股間に伸ばして、くぱぁ、と割れ目を開いてみせる。控えめな陰唇が開かれ、とろりと蜜をこぼしている。入り口はきゅ、きゅ、っとひくついて、言葉でのおねだり以上に男を求めていた。
「ああ。すぐにしてやるよ。俺ももう、我慢できなさそうだ」
ずるりとズボンを下着ごと引き下げる。赤黒く勃起したモノは、軽く屈むと下腹部に先端を擦りつけるほどだ。
「あぁ、あんなに……」
メロンボールが背後で物欲しげな声を上げる。パトリオットが一瞥をくれると、小指をくわえて濡れた瞳で見つめ返すが、すぐにパトリオットは視線を外した。
(いつもメロンが俺をじらしてるんだ。たまにはこっちが見せつけてやるくらい、いいだろう)
「パト様、おねがい、早くぅ……その大きいので、ペティのだらしないところに、栓をして欲しいですよう」
ペティコートがことさら見せつけるように声を上げる。ペティコートもメロンボールに対して優越感を感じているのかも知れない。いや、それとも、主人の気持ちをくみ取ってパトリオットのささいな復讐の『お手伝い』をしているのか。
「ああ、悪いな。すぐしてやる……よっ!」
ペティコートの張りのある腰をしっかりと掴み、突き出させるように持ち上げる。開かせた足の間に自分の腰を割り込ませ、パトリオットはいやらしくひくつく膣口に、自分の亀頭をめり込ませた。
ズクチュっ……!
「はぁああう! あ、あ、おっきいの、入ってきてます、よう……!」
ペティコートの中はきゅうきゅうと吸い付き、少しでも奥まで飲み込もうとするかのように収縮する。
「うお、っく……! すげ、吸い取られそうだ……!」
「はぁう、だって、だってぇっ♪ パト様のおちんちん、ペティは大好きなんですよう……っ!」
褐色肌のメイドはヒアでパトリオットの腰を抱え、さらに締め付けを強くする。パトリオットが腰を振り出すと、合わせるように腰をくねらせはじめた。
ズクッ、グチュ、グチュグチュグチュッ……!
パトリオットが腰を突き出すと、ペティコートの膣はくわえ込むように緩み、引き抜くときにはそれをいやがるように縮む。主人に奉仕するように、快感を伝えてくる。
「あっ♪ あ、っきゅうん! ふあっ、あっあっあっ……!」
腰がぶつかるたび、ペティコートは甲高い声を上げる。たっぷりとしたメイド服の裾が、身体が弾むたびにばたばたと揺れる。
「ペティちゃん、あんなに気持ちよさそうに……パトくぅん……っ」
背後から、メロンボールのやわらかい体が覆い被さってくる。
「メロンは後だって言っただろ、そんなに我慢できないのか?」
「そ、う、ですようっ、今は……きゃう、んっ! パトさまのおちんちんはペティのもの、なんですよう……♪」」
快感に蕩けた声をペティコートが上げる。それに対抗するように、すがりついてくるメロンボールがパトリオットの胸を柔らかい掌で包み、
「は、早く、私にも……っ♪」
濡れた鈴を鳴らすような声で、求めて来る。パトリオットは背中に柔らかい双丘を感じながら、
「ダメだ、ほら、ペティ、気持ちいい、かっ……!?」
上に向けてきつく反った肉棒を、おなか側にぐりぐりと押しつけるように突き入れる。カリがざらついた膣壁を擦り、じゅぷっ、じゅぷっ、と音を立てて白く濁った愛液を掻き出していく。
「あ、ひいっ! ぱ、パトしゃま、すご、そこ、されたら、ペティも、い、いっひゃいますようっ……♪」
「ああっ、俺もだっ! イくぞ、ペティ! 中に出す、ぞ……!」
ズプ、ズク、ズッ、ズッズッズッ……!
二人のつながった場所から漏れる音は、さらに高まり、熱を帯びていく。パトリオットの肉棒が大きさを増し、ペティコートの子宮口を突き上げる。ペティコートの子宮口は鈴口にキスをねだるように吸い付き、膣はこね上げるようにギュ、ギュ、とリズミカルに収縮する。
「あ、あぁっ、あ、ああぁあう! っくっふ、んんん! パト様のおちんちんで、ペティ、いっちゃ、いっひゃいます! あ、あ、あぁあう! あぁあああああ!」
「っく、うううっ! ううう!」
ビュク! ビュクビュクビュクビュビュ……っ!
ペティコートの膣孔が熱い白濁で満たされていく。
「は、ひゅう……ん、パト様の精液、いっぱい……おなかに、出てます、よう……♪」
ペティコートは女が知ることのできる喜びに至福の表情を浮かべ、天井を見上げて呼吸を喘がせる。
と、そのペティコートの身体に、別の身体が覆い被さる。
「は、早くぅ、ん♪ パトくん、もう、待ちきれないわっ!」
四つん這いになったメロンボールの裾はまくり上げられ、下着もすでに脱ぎ去られている。たっぷりした尻肉からピンク色の唇が覗き、白みがかった愛液がとろとろとこぼれ、金色の恥毛をじっとりと濡らしている。
「ああ。欲しかったら我慢するなって、教えてくれたよな……」
舌なめずりするパトリオットが、ゆっくりとペティコートの中に収めていた肉棒を引き抜く。じゅぷん……! と音を立てて跳ね上がったモノは、白濁と愛液にまみれながらもいきり立ち、ビクン、ビクン、と跳ね上がっている。
「そう、だから! ねっ、早く、してえっ♪」
もう我慢できない、と主張するように腰を高く上げ、尻をゆする。真っ白な肌が目の前で獣のように振られている光景は、これ以上なく扇情的で卑猥だった。
「そんなにほしがられちゃ、仕方ない、な!」
両手でくびれをつかみ、ぐちゅぐちゅと割れ目に擦りつける。メロンボールの秘唇はひくつき、これからの行為への期待を必死に愛しい肉棒に伝えようとしていた。
「すごいな、俺とペティのセックス見て、自分でいじってたのか?」
「そう、そう、よぉっ! 我慢、できなくて! だから……!」
「ああ、入れる、ぞっ!」
ズブウウウッ……!
「あぁぁぁっ! っふぁ、 すごい、っ……! 私のおまんこ、いっぱいにされちゃって……っひ、う、んんっ!」
剛直がメロンの膣に飲み込まれていく。ペティコートの若々しい締め付けとは違い、柔らかい膣壁がねっとりと絡みついてくる。熱いぬかるみの中に差し入れたようで、どこまでも沈み込んでいきそうに思えた。
「メロンさま、すごい、エッチな顔ですよう……っ。ペティも、ご奉仕、してさしあげますっ……♪」
達したばかりだというのに、楽しげな声。ペティコートがメロンボールの修道服をはだけさせ、両手で大きな乳房を揉み始める。
「やっ!? だ、だめ、ペティちゃん、入れながら、おっぱいされたら、感じ過ぎちゃって……っ♪」
「おっぱいの方が感じるのか……っ!?」
パンっ!
メロンボールの尻肉に腰をたたきつけ、一気に奥まで貫く。
「くうううんっ! ち、ちが、パトくんのおちんちんで、感じてるのっ! 私の中、一杯にしてっ! あぁっ、すご、いのぉ♪」
ビクン、ビクンッ!
メロンボールの中が大きくひくついて、きゅ、きゅ、っと締め上げてくる。どうやら、断続的にイってしまっているらしい。
「ああ、メロンのおまんこも、すげ、俺のちんぽくわえ込んで……っ! 気持ちいい、ぞっ!」
「あは、すごいですよう。ほら、メロン様っ、早く、イってくださいっ……♪」
キュウッ! とペティコートの指がメロンボールの葡萄色の乳首をつまみ上げ、きつく擦り上げる。
「くうううんっ! ダメ、ペティちゃん、やめて、私、もうっ!」
「いいですよう、イっちゃっても。そしたら、またペティがしてもらうんですよう」
「ああ、メロンの中でイけなかったら、そうする、かっ!」
パンッ! パチュッ、パンッ!
「くううんっ!? ダメ、パトくん、そんな、乱暴にされたら、私、もうっ!」
乱暴な突き上げに乳房を大きく揺らし、メロンボールが声を上げる。
「出して! 私の、中にも、熱い精液、いっぱい欲しいの……っ!」
メロンボールが必死に腰を突き出し、さらに奥までくわえ込む。奥まで貫いた肉棒は歓喜に打ち震え、ぷちゅ、ぷちゅ、と卑猥な音を立てて女を征服しようとする。
「ああ、もう……少しだ、っ! 我慢しろ、メロン!」
パンッ! と、目の前の大きな尻を、叱るように手で打つ。
「ひゃううっ!?」
がくん、っとメロンボールの身体が跳ね、奥からさらに濃密な愛液があふれてこぼれる。ぼたたっ、としずくが寝床を汚した。
「尻叩かれて喜んでるのか? それなら、もっとしてやる、よっ!」
何度も平手を尻に打ち付ける。それほど力を込めては居ないので、痛いと言うほどではないはずだが、高く音が響くだけでメロンの身体は屈辱的な快感を感じるのだろう。びくん、びくん、っと震え、そのたびに柔らかい膣がきゅうんっ、と肉棒を締め上げる。
「それなら、こっちも痛くしてあげるですぅっ……!」
キュウッ!
ペティコートの指が乳首をひねり上げる。その瞬間、
「ダメ、イくぅっ! イっちゃう、あ、あああ! あああああー!」
メロンボールが大きく背筋を反らし、腰を突き出して絶叫を上げた。月に吠える狼のような姿。膣は激しくうねってパトリオットの肉棒を揉みあげ、奥までくわえ込む。達した衝撃で、ぎゅう、ぎゅう、っと強く締め上げてくる。
「う、っく、ダメだ、メロン、出すぞ! う、おおっ!」
すでに達したメロンの腰を、それでも乱暴にゆすって突き上げる。ぎゅう、ぎゅう、っと締め上げてくる膣の中を乱暴に犯し、何度も腰を打ち付ける。
「あ、っく、うおおおっ! お、おおおおっ!」
ビュウウウッ! ビュクッ! ビュクビュクッ!
獣の欲望さながらの射精が、メロンボールの子宮に打ち込まれる。すでに達していたメロンボールはびくびくと震え、舌を突き出して恍惚の表情を浮かべた。
「はあっ……はあっ……」
立て続けに二度、射精したパトリオットは、さすがに体力の限界だ。寝床の上に倒れ込む。
「すごかったですよう、パト様ぁ……」
その身体にすがりつくようにペティコートが抱きつき、頬にキスを贈ってくる。
「あんなに激しいなんて……もう、どんどんエッチ、上手になるんだから……」
メロンボールが肌をすり寄せ、頬をすり寄せてくる。
「ああ。二人が俺を興奮させてくれるからだよ。……すごく、よかったぞ」
パトリオットは二人にキスを贈り、そっと目を閉じた。
女たちの体温を感じながら、ゆっくり眠りの世界へと落ちていった。
●
翌日の朝。いつも通り寝起きの悪いパトリオットが起きる前に、メロンボールは自分のテントに引き返し、出発の準備を始めた。
パトリオットが起きたときにはペティコートが控え、朝の支度を調えてくれる。
その間の会話。
「パト様、ここでは嘘をついたら大変なことになるって、ご存じですよね」
「ああ。……なんだ、どうした?」
「ペティのこと、お好きですかあ?」
「ああ。当然だろ。……どうした?」
「鼻が伸びないかと思ったんですよう」
「伸びるか。本音だよ」
「でしたら、メロン様の事は?」
「もちろん好きだよ。俺のはじめての相手だし、いつも優しくしてくれるしな」
「パト様は、エッチさせてくれる女性なら誰でもお好きなんじゃないんですかあ?」
「そんなことないぞ」
「……あれ、伸びない」
「俺はエッチしてなくても女の子はみんな好きだ」
「そういうことですかよう」
「なんで残念そうなんだよ」
「でしたら、ナズナ様のことは?」
「あの怒りっぽいところが直ればなあ」
「ユナ様は?」
「あのやかましいのがなんとかなればなあ」
「マユ様は?」
「ちょっとは笑ってくれるといいんだけど」
「……伸びませんね」
「俺は嘘はつかないからな」
「でも、それって全部、パト様が原因名ような気がしますよう」
「俺が? なんで?」
「それが分かってないからですよう」
「はあ?」
「はい、支度できましたよう。さ、出発の号令をみんながお待ちですよう」
「な、なんだよまったく」
「いいから、行きますよう!」
解説編
○キャンプについて
迷宮フェイズでは、モンスターとの出会いである「遭遇」を終えた後、キャンプを張ることができます。
キャンプでは、以下のような行動を起こすことができます。
・捜索:部屋の中を調べて、トラップなどを発見することができます。トラップについては、次回解説します。
・休憩:部屋の中で休みます。まよキン名物! 休憩表を振って、様々なイベントを起こします。
・取引:もし友好的なモンスターが居れば、彼らと取引を行うことができます。
・情報収集:王国フェイズと同様、迷宮について情報を集めることができます。
・解除:発見したトラップを無効化する判定に挑戦することができます。
・その他の行動:アイテムやスキルを使うことができます。たとえば前回ユナは【救出】のスキルを使いましたし、今回、メロンボールはアイテムの【お酒】を使用しました。
○今回登場したスキル
【ぐうたら】:パトリオットが所持しているスキル。キャンプ中、「何もしない」ことで、気力1点を獲得します。
【お手伝い】:ペティコートが所持しているスキル。他のキャラクターひとりに、即座に自分の《気力》を渡すことができます。
※この作品はあくまで『迷宮キングダム』を下敷きにした小説であり、作中のすべてが原作のルールで再現できるわけではありません。