※この作品はR-18です。

迷宮はハーレム王国(Make your harem kingdom!!)   作:五十貝ボタン

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ラストサムライ襲来~ロリニンジャへの羞恥愛撫

 キャンプを終えて出発した後の道中、ぽつりとマユが漏らした。

「……そういえば」

 口数の少ないマユが口を開くのにはそれなりの意味がある。声は小さいが、皆が振り返った。マユはみんなの視線から逃れるようにフードを深く被りなおしながら、

「……今の区画には、ふたつの罠があるって報告があった。……もしかしたら、次の区画との間に、罠があるかも」

 マユの言葉に警戒心を喚起され、一同は油断なく周囲に視線を走らせながら、奥へ奥へと進んでいく。

 

「何、警戒したって罠が見つかるとは限らないんだ。それより限りある時間を有効に使って、早く進もうぜ」

 気楽な調子でパトリオットが言い、一同から飛び出すように足を踏み出した。

 

 その瞬間、その地面がぼこりとへこんだ。

「……お?」

 へこみはさらに広がる。先ほどまでは地面だった場所が突然巨大な穴と化す。パトリオットはもちろん、宮廷全員を飲み込むような大穴が、街道の中央に突如出現した。

「おおおおおお!?」

 抗っても羽が生えて飛べるわけではない。一同は穴の中に飲み込まれ、折り重なって崩れた。

 

「いちちち……」

 落とし穴の底にトゲや硫酸などは仕込まれていない。とはいえ、穴はかなり深く、落下ダメージも相当なものだ。

 一同は穴の底で土まみれになりながら、よろよろと起き上がった。

「いちちち、やあるかい! あんたが警戒心もなく踏み込むからやろ!」

「まったく、こんなやつが国王とは……」

 ユナとナズナがちくちくとパトリオットを攻める。

「そうですよう、パト様。ちゃんと周りを見て歩いて頂かないと」

「今回はたまたま大したことはなかったけど……」

 土のついた衣装をはたきながら、ペティコートとメロンボールも続ける。

 

「……いや、その……」

 マユはぽつりと呟くが、今度は皆、パトリオットを責めるのに忙しくて聞いていない様子だ。

 先ほどの落とし穴は、個人ではなく、軍隊規模の人数を狙ったものだ。最初から宮廷が踏み込んだときに発動することを計算されていた。つまり、たまたまパトリオットが発動させたと言うだけで、誰が踏み込もうが、その人物が警戒していようが、関係はなかったのだ。

 第一、行軍しながら見つけられるようなものではない。あの罠を解除するならば、もう一度キャンプを張って、土蜘蛛忍軍を使って調べるべきだった。この落とし穴を発動させた責任は、そう進言しなかったマユにこそある。

 

「ま、まあ、とにかく上に戻ろう。そうだな、誰かが登攀して、それからロープを垂らしてひとりずつ脱出すれば……」

 そんなことはつゆほども考えていないのだろう、相変わらず気楽な調子でパトリオットは指示を続ける。

「……わたしがやる」

 そっとマユは手を上げた。彼女なりに責任を感じているし、何よりそういうことは自分が適任だ。

 

「うん、そうだな。こういうときこそニンジャの出番だ。頼んだぞ、マユ」

 パトリオットの言葉にマユは無言で頷き、穴の底から上を見る。穴は大きいが、それほど深くはない。

 それほど深くはない、という事実を元に、穴は深くない、と強く信じる。つまり、穴は浅くないわけではない。穴は浅い。

 そう思えば、すぐに登ることができるように感じた。

 

 迷宮は、刻一刻と姿を変える。それは、迷宮には本質的に決まった姿などないことを表している。

 そもそも、迷宮は一定の区画を支配すれば、その支配者の都合の良いように変化するのだ。国家を作れば国家の形を保ち続けるのがいい例である。

 迷宮職人の術と忍術を組み合わせた土蜘蛛忍法の要訣は、この法則性(いや、非法則性と言うべきかも知れない)につけ込み、みずからの思い込みを迷宮に押しつけ、好き勝手に作り替えることにある。

 その影響力は支配者ほど強くはないが、ごくわずかな一部をごくわずかに変化させるくらいのことはできる。

 ――民明書房刊・「恐るべき土蜘蛛忍法」

 

 マユは壁に触れた。ずずず、と壁から大きな出っ張りがいくつもせり上がってくる。

「おお……」

 背後から感嘆の声が漏れる。マユはその声に応えることもせず、出っ張りに手足をかけ、まるでトカゲが壁を走るように落とし穴を這い上っていった。

 

「さすがだな。見事に迷宮を突破する技を心得ている」

 その姿を見て、ナズナが感心したように呟く。

「でも、自分の五感をごまかして思い込んだり、、その上迷宮に干渉したりする修行を10年以上も続ける必要があるそうよ」

 そう言うメロンボールとて土蜘蛛忍軍の修行の場を見たわけではない。

 

 干渉は長くは続かない。マユが落とし穴を登り終えると、壁面の出っ張りは消えていく。

 マユが垂らしたロープをたどって土蜘蛛忍軍のくノ一たちが登り、さらに何本かのロープを垂らす。

 そのロープをたどって、皆が穴を這い上ってくる。

 

「……ふう」

 その様子を見、安心したようにマユは吐息を漏らした。

 その背に、突如冷たいものが走る。マユは本能と感覚に従って身をかわそうとするが、間に合わない。

 

 ザクッ。

 

 マユの背を、鋭い刃が切り裂く。

「あぐッ……!?」

「マユ! どうした!?」

 マユの悲鳴に、宮廷の面々が振り返る。

 

 その背後には、一人の男。頭頂で結ったマゲから着流し、櫂のような突起の着いた尾まで、前進が錆に覆われている。その手に構えた刀すら、びっしりと錆が浮き、刀の形を保っているのが不思議なくらいだ。

「錆武士(ラストサムライ)!」

 ナズナがハッとした声を上げる。

 

 百万迷宮はとても過酷な世界だ。せっかく手に入れた土地もモンスターに奪われ、あるいは迷宮嵐によって失われる。

 そんな世界において、仲間や希望と共に生きることを諦めてしまった人間というのも少なからず、いる。

 みずから人間性を捨て去った彼らは人ならぬ力を身につけ、さらなる力を求める。ラストサムライたちもその一部で、みずからは錆と共に生き、敵の武器を錆びさせて使い物にできなくするという戦い方を身につけた武士たちである。

 

「我が名はシシュ! 時の猟犬と共に生き、マアナ様の敵に錆死の恩寵を与えるもの! 見よ、その娘には我が恩寵がすでに現れておる!」

 這いつくばったまま、宮廷の元へと非難してきたマユをラストサムライの刀が指す。

「マユちゃん、大丈夫かしらぁ?」

 メロンボールがその身体に手を触れる。と、マユの身体を覆う迷宮防護服がぼろ、と音を立てて崩れた。錆びているのだ。

 

「これは……!」

 皆が目を見張る間に、迷宮防護服は錆の塊となって崩れ落ちた。

 普段、不可侵の迷宮防護服で守られている肌は白い。今や、その身を隠しているのは色味のない下着……しかも下だけ……だ。

 フードも剥がれ落ち、はらりと黒髪が覗く。前髪は眉を隠すように切り添えられ、残りは顎の下あたりまで伸ばされている。

 ほっそりとした手足も、柔らかい筋肉に覆われた腕や脚も、ほんの少しだけの膨らみも、その先端のピンク色の小さな突起も……隠すものは何もない。

 

「あ、あ、あぅ……」

 皆の視線に晒されて、マユの身体がほんのりと赤く染まっていく。慌てて自分の体を抱え、身体を丸める。

「……お、おお。こういうのも……」

 幼い少女が羞恥に震える姿。思わずパトリオットはゴクリと喉を鳴らした。

 

「こんな時に、何考えとんねん!」

 がつん、とその頭をユナがげんこつで打った。

「マユの身体は修行の反動で、迷宮の影響を受けやすいんだ。普段は防護服で守っているが、今はいつ変調を起こしても不思議じゃない」

 ナズナがちゃき、と大剣を構える。ペティコートが慌てた様子で、マユの身体を布で包んでやる。

 一同が、戦闘態勢を取り始めていることに気づいて、慌ててパトリオットは剣を抜いた。

 

「貴様らの身体も同じにしてくれよう! 出でよ我が猟犬、『時』どもよ!」

 ラストサムライ、シシュの号令に応えて、獣たちが這い出、あるいは頭上から降りてきた。

「『時』って……ウマトカゲと大蝙蝠ですよう」

「細かいことはいいのだ!」

 

 ウマトカゲも大蝙蝠も、百万迷宮においては一般的に見られる魔獣だ。

 ウマトカゲは六本脚の大きなトカゲで、その脚を自在に使って足場の悪い道ですら走ることができるため、よく乗騎として使われる。ただ、その気性は荒く、野性のものはとても危険だ。

 大蝙蝠は百万迷宮に大量に生息する大きな蝙蝠だ。よく羊を襲って国家に地味なダメージを与えたりする。

 

「よ、ようし。とにかく、マユのためだ。とっととこいつらを片付けるぞ!」

 パトリオットは号令をかけ、剣を高く掲げた。

「突撃ぃ!」

 

 

     ●

 

 

「恐ろしい敵だったな」

 キャンプの準備を眺めながら、パトリオットは呟いた。

 

 激しい戦いだった。空を飛ぶ大蝙蝠の進軍は止められず、ついにユナとメロンボールのいる本陣まで乗り込んできたのだ。メロンボールが傷つけられ、大蝙蝠の爪に含まれる毒を受けた。

 ナズナはラストサムライとウマトカゲ相手によく戦い、パトリオットの援護を受けて彼らを打ち倒した。

 なお、ユナは大蝙蝠相手に商談を持ちかけ、食料であるお弁当と引き替えに1MG(メガゴールド。王国経営のために必要な金額に用いられる)もの大金を手に入れた。

 

 ちなみに、戦いの後、ユナはやはり彼らの死体から使える素材を奪ったが、自分が売ったお弁当には手を着けなかった。理由を尋ねると、

「アホ、うちにも商人としての意地があるんや。こいつらかて戦って負けたら奪われるんは分かっとる。けど、商売で買ったもんを売ったやつに奪われる理屈はあらへん」

 とのことだった。

 

 ともあれ、戦いを乗り越え、宮廷はキャンプを張った。

 パトリオットはマユのキャンプに向かっているところだ。毒を受けたメロンボールのことも心配だが、本人の見立てに寄れば、休めばすぐに良くなる、とのことだ。

 それなら、普通じゃない状況のマユのところに先に行くのが筋というものだろう。

 パトリオットは、マユの休んでいるテントの前に立って、声をかけた。

 

「マユ、入るぞ」

 しばしの沈黙の後、

「入れ」

 落ち着いた、女の声が答えた。

 

「ナズナか。お前もマユの様子を見に来たのか?」

 テントの中ではたっぷりとしたシーツにくるまってマユが寝ており、その脇にナズナが座っていた。ナズナは長い黒髪を隠す兜を脱ぎ、心配げな視線をマユに向けていたが、パトリオットが入ってくると邪魔者を見るように一瞥をくれた。

「ああ。……だいぶ良くなったが、この子は迷宮に敏感な体質だ。迷宮の変動に巻き込まれたりしたら、迷宮病にかかるかもしれん」

 

 迷宮病。それは百万迷宮に生きる生物にとってもっとも恐るべき病気だ。

 人間の体内には、臓器があり、血管や神経がそれらを繋いでいる。百万迷宮を支配する迷宮化アルゴリズムはそれすら迷宮の一部と認識して、体内を作り替えてしまうのだ。

 頭が肥大化したり、脚の本数が増えたりならかわいい方だ。中には胃の代わりに食道に心臓がつながり、全身の血を吐き出して死ぬ……というような、考えるだけでも怖気が走るような病状もあるらしい。

 

「そうか……」

 呟いて、マユの顔を見下ろす。不規則な呼吸をくり返しながら、うつろに上を見上げている。

「……辛いな。あたし達には何もできない」

 同じく、マユを見下ろしていたナズナが苦しげにうなった。

「代わりになれるなら、なってやりたいものだ。だが、あたしは鬼蜘蛛忍法の修行は積んでいない。……マユの代わりにはなれない」

「ああ。……でも、マユだってバナナ流剣術は修めてないんだ。誰も誰の代わりにはなれない」

 パトリオットがそう笑みを向ける。ナズナは冷たい目で、

「言うことだけ立派になっても、行動が伴ってないぞ」

 そう言った。

 

「僭越ながら、お二方に申し上げることをおゆるしください」

 そのとき、物音一つ立てず、新たな人影が現れた。

「おわあっ!?」

 驚いて振り返ると、そこにいたのは、マユの腹心である鬼蜘蛛くノ一だ。

「ああ、申せ」

 驚くパトリオットをよそに、ナズナは落ち着いた様子で命じた。

 

「は。頭領の命令でこの区画を探っておりました。この区画には特殊な構造があるようで、長く休むと感覚が狂い、猛烈な飢えを感じるようです」

「飢えたように感じるだけか?」

「飢えを満たすことができなければ、飢餓感は体力の消耗につながります」

「って、そりゃやばいぞ。メロンボールには休息が必要なんだろう?」

 ぴくりとパトリオットが眉を跳ねさせる。

「ああ。……貴重な食料を使わなければならないな」

「ち、仕方ないな。ユナやペティ、メロンにも伝えてくれ。メロンボールは気にせずに休憩を取るように。ユナとペティには何か適当な仕事でも片付けるように言ってくれ」

「御意」

 

 くノ一は頷き、去ろうとした。

「待て。……メロンボールの所には私が行こう」

 と、ナズナが立ち上がった。

「もういいのか?」

「ああ、あたしがここにいてもマユには何もしてやれない」

 そう言って、ナズナはテントを出た。

 

 その背を見送り、パトリオットは複雑なものを感じていた。ナズナは前王の娘だ。

 バナナ王国は国王の指名で時期の国王が決まる法だ。王権を神から与えられた(と主張している)とはいえ、その王権は血ではなく国家に宿ると考え、ランドメイカーの才あれば、全員が国王となる権利を持っているのである。

 が、たいていの代の国王は自分の息子か娘を次期国王として指名していた。その方が面倒がないからだ。その結果、国土を大きく失う時代もあったにはあったのだが、ナズナが国王として不適格だと感じていたものなど居なかったし、ましてやパトリオットを国王に、なんて考えていたものも居なかった。

 それが、突然孤児で外国生まれのパトリオットが国王に指名されたのだ。パトリオットもはナズナに複雑な感情を持っていたし、ナズナもそれは同じはずだ。

 

「パトリオット様」

「んあ? ああ、なんだ?」

 ふいにくノ一に名前を呼ばれて、パトリオットは慌てて振り返った。

「これを。頭領にも食事が必要です」

 そう言って、くノ一は小さな容器を差し出した。中に入っているのは、塩を振って日持ちするようにした大蝙蝠の肉だ。さきほどの戦いの後、大蝙蝠から取った肉を今後の食料にするため、作っておいたのだ。

 

「あ、ああ。……マユは、大丈夫なのか?」

 パトリオットが聞くと、くノ一は、

「頭領は体が迷宮の影響を受けるのを抑える術を学んでおりますが、まだ使いこなせておりません。寝ている間は意識が休んでいるのですが、目を覚ませば意識がまず迷宮に侵蝕されるのです」

「その方法を完成させれば助かるのか?」

「は。……必要ないと頭領が申されましたので最後まで習得させなかったのですが……」

「その習得はどうやるんだ?」

「他のもので意識を満たすことで、迷宮の入り込む隙をなくすのです。一度その術を身につければ、次からは問題はなくなります。普通は、全身を熱湯につけます。『熱い』という感覚で全身を満たして、迷宮化を追い出すのです」

 壮絶な修行だ。だが、今こんな場所に熱湯はないし、マユにそんなことをしろと命令したくはなかった。

「パトリオット様、僭越ながら、頭領は国へ戻した方が。さすれば、我らが国でその修行をさせます」

 

「……いや、とりあえずマユをどうするかは、キャンプをしながら考える。キャンプが終わったら、改めて指示するよ」

「御意」

 命令を受け、肉の入った容器を渡すと、くノ一は素早く去っていった。

 

「って言ったって、こんな塩気の強いもん、食わせていいのか? ……硬いし……」

 取ったばかりの肉だ。ちゃんとした調理をしたわけでもない。触れると筋張って、硬い。

 と、急激に心の奥から焦燥感がわき上がってきた。それほどの時間が経ったわけでもないのに、なぜか自分たちが迷っているような気がする。やけにリアリティのある強迫観念。

(落ち着け。これは罠だ。俺たちの心がそう思い込むように迷宮が働きかけているだけだ)

 とは思うが、急速に腹が減ってきた。

 

「なるほど、こういうことか……」

 うなりながら、パトリオットは肉をひとかけ取り、口の中に放り込む。硬い肉を口の中でよくほぐして、ごくりと飲み込む。

 たった一口を胃に収めただけで、空腹感は収まった。間違いなく、罠の効果だったようだ。ふう、とパトリオットは吐息を漏らす。

 

「うう……おなか……すいた……」

 下から声が漏れる。ハッとしてパトリオットは視線を下ろすと、マユが苦しげにうなっている。

「っつー、あー……くそ、仕方ないな」

 うなり、パトリオットはまたひとつ肉を口の中に放り込む。唾液を肉にしみこませ、歯で噛んでよく解す。柔らかくなってきた頃、そっとマユの頬を両手で挟んだ。

 

(許せよ……)

 心の中で呟いて、マユの小さな唇に自分の口を重ねる。そして、舌で押し出してマユの口の中に肉を渡した。

 マユの少し色の薄い唇は濡れたようにパトリオットの唇に吸い付き、しっとりとした感触を伝えてきた。幼い見かけのマユの感触とは思えないほどだ。汗ばんだ肌も掌に触れると濡れた感触を返し、まるで男の体から離れるのを拒んでいるかのようだ。

 

「ん……っ」

 マユはゆっくりとその肉を飲み込んだ。やはり飢餓感は収まったらしく、表情が穏やかになっていく。それだけではなく、ゆっくりとマユは目を開き始めた。

「って、ダメだ、起きるな……!」

「あ……」

 マユの瞳がパトリオットの顔を捕らえた。

 その瞬間、マユの顔に青いものが浮かんだ。それは紋を描くように頬から広がり、顔中に広がっていく。

 迷宮が体を侵蝕し始めている証拠だ。

 

 

     ●

 

 

 一方その頃。ナズナは休憩を取るメロンボールのテントに居た。

「ふう……確かに、少し食べればよくなるみたいね。ありがとう、ナズナちゃん」

 大蝙蝠の肉を飲み下したメロンボールが、そっと笑みを向ける。

 その笑みは星の灯りに照らされ、きらきらと輝いてるように見えた。

「そ……そうだな」

 ふっとナズナは顔を背ける。

 思えば、メロンボールはナズナに足りない多くのものを持っている。武人として鍛え上げられた自分と違って、柔らかい体つき。性格もだ。自分に厳しくあれと叩きこまれてきたナズナは、自然、他人にも強く、気高くあれと考えがちである。

 しかし、メロンボールは違う。他人の欠点を認め、許すことができる。そこに好きとか嫌いとか、そういう感情は関係がない。それはナズナにはできないことだし、きっとユナやペティコートにとっても難しいことだ。

 

「ナズナさん? ぼーっとして、どうしたのかしらぁ?」

 ふと気づくと、メロンボールがナズナの顔をのぞき込んでいた。

「な、なんでもない」

 そう言って、ナズナは顔を背けた。

(な、何を考えているんだ、あたしは……!)

 

 

     ●

 

 

 マユは自分の体に起きている変化に気づいているのか居ないのか、のっそりと体を起こす。その体を隠していたシーツがずるりと落ちた。あまり服を着るのになれていないのだろう、下にはやはり何も着ていなかった。

 起伏の少ない体が、パトリオットの視線に再び晒される。

「……っ!」

 しばしの沈黙。その後、慌ててマユがシーツを引き上げた。目元にはパトリオットへの怒りと、羞恥心が浮かび、顔がみるみる赤く染まっていく。

 

「ま、待て、聞け! 不可抗力で……」

 と、そのとき。パトリオットはふと気づいた。マユの顔を侵蝕していた青い紋様の動きが鈍っていることに。

「マユ! お前、迷宮に侵蝕されやすい体質なんだってな」

 マユは小さな頭でこくん、と頷いた。

「……恥ずかしいから、見ないで……」

 と呟く。

 

「それだ!」

 パトリオットは大きく手を打って叫んだ。

「……な、何?」

 マユはあっけにとられた様子で、若者の様子を眺めている。

「他のことに意識を向けて、それで頭の中をいっぱいにすれば迷宮の侵蝕は止められるんだろ?」

「……だけど、わたしはその修行を積んでないから……」

 首肯しながらも、マユは首を振る。

 

「いいんだよ、熱湯なんか使わなくたって。マユはほとんど他人に肌を見られた事はないんだろ? だったら、人に体を見せたときの恥ずかしさは相当のはずだ。その羞恥心で意識を満たして、迷宮病を追い出すんだ!」

 熱弁するパトリオット。

「……どういう、こと?」

 マユが小さく問う。心なしか声が震えているのは、迷宮病の侵蝕が始まっているせいか、羞恥心ゆえか。

 

「つまり、マユが恥ずかしい思いをすれば助かるんだ!」

 拳をぐっと握りしめ、パトリオットは熱弁した。

 

 べシッ。

 

「ぎゃあっ!?」

 一瞬でマユの脚が伸び、パトリオットの顔を蹴った。ナズナのように蹴りの一撃で男を吹き飛ばすような威力はないが、マユは人体の急所を熟知している。見事そのつま先がパトリオットの人中溝から鼻を削ぐように蹴り上げていた。

「ふ、ふふふ……何がなんでも、したがってもらうぞ」

 が、パトリオットもやられっぱなしではない。ぼたぼたと鼻血を流しながら、マユの足首を掴んでいた。

 ぐいとそれを引っ張ると、マユの体は易々と寝床の上に転がった。その軽さにパトリオットが驚いたほどだ。

 

「や、やめ……」

 声を震わせながら、マユが見上げる。その目元はすでに潤み、顔は真っ赤に染まっている。しかし、紋様の侵蝕が止まったわけではない。

「く、まだだめか。仕方ないな……」

 パトリオットはうなり、シーツを掴んだ。力を込めてはぎ取ろうとする。

「ダメ……!」

 マユが強い口調で言い、シーツを抑えようとする。しかし、所詮は少女の力。男に引っ張られて、シーツをはぎ取られた。

 

 下着一枚だけを着けた、マユの体が露わになる。

 マユはかなり羞恥心が強いらしく、顔はもちろんのこと、首元から胸の上あたりまで、赤く染まっている。

 昼間と明らかな違いは、その小さな乳首が、きゅっと尖って立ち上がっていた。狭い場所に男と二人きりだ。そういうことを連想するのも当然である。そして、マユは思い込みで迷宮を変えることができるのだ。自分の体が反応してしまうのも当然といえる。

 

 捕まれている手を必死で振り払おうとするマユの抵抗を押さえつけるようにして、マユの顔を見る。

「これでどうだ……っ!?」

 が、紋様の侵蝕は止まらない。頬から広がったそれは、すでに口元や目、顎を超えて首まで広がろうとしている。

 

「こうなったら、もっと恥ずかしい目にあってもらうしかないな……」

 パトリオットはゴクリと喉を鳴らし、もう一方の手を伸ばす。マユのため、というのもあるが、この幼げな体が羞恥に震えるのに情欲をそそられたのも否定できない。そして、マユの顔が快感に歪むのを見てみたい、と思ったことも。

 手はまず、マユの脇腹に触れた。

 

「……っぅ!」

 その感触にさえ、マユは体を弾ませて声を漏らした。いつもよりも一段高い声だ。その声はパトリオットをしてはいけないことをしているような気分にさせたが、それはますます彼の獣欲を煽るだけだった。

(こういうのも、結構そそるな……)

 荒くなりそうな息を抑えながら、掌を上へ滑らせていく。指が肌をなぞるたび、そのくすぐったさにぴくぴくとマユが体を震わせる。

 

「っん……! ふ……ぅっ! ん、っふ……!」

 音を立てないように徹底的な訓練を積んだニンジャの娘を持ってしても、その感触にはあらがえないらしく、手足をぴくん、ぴくん、と揺すりながら、マユが小さく声を漏らす。もっと声を聞きたい、と男に思わせるには十分だ。

「声を我慢するなよ。もっと恥ずかしい目にあわないといけないんだからな」

 マユの抵抗が徐々に力を失っているのが分かると、パトリオットは寝床にその体を押し倒すようにして、体にのしかかった。そして、両手を薄い胸元に伸ばす。

 

「う、あっ!?」

 幼い乳房への刺激に、抑えていたものが解き放たれたように、マユが高く声を上げる。

 マユの胸はほとんど育っておらず、触れればあばらの感触の上にごくわずかな弾力があるだけだ。それも女性特有の柔らかさはほとんど感じられず、必死に背伸びして張り詰めているような感触だ。青い果実、という言葉がぴったりに思える。

 

(うわ、ますます犯罪的……)

 そう重いながらも、パトリオットの欲望は止まらない。両手で乳房を包むと、掌で押しつぶすように刺激する。

「うくっ……!」

 今度は、悲鳴に似た苦しげな声。どうやら、強く刺激されると痛いようだ。メロンボールのようにはいかない。

 

(それなら、もっと優しく……)

 ほとんど力を入れるか入れないか、という弱々しいタッチで触れる。ごく小さな膨らみを上下にそっと撫でる。

「く……ん、んっ……んっ……」

 マユがわずかに甘さの混じった声を漏らし始める。そっと顔を見ると、真っ赤に染まった顔の上に走る紋様は勢いを止めつつも、まだ動きを止めない。

 

「マユ、すごいな。……小さいくせに、こんなに乳首硬くして。男に吸って欲しいって言ってるみたいだぜ」

 もっと恥ずかしがらせるため、パトリオットはそんな言葉を口にする。

「やぁ……やめ……」

「こんなスケベな乳首見せられて、誰がやめるかよ」

 答えて、その胸に唇を触れさせた。

 

「きゃあうっ……!?」

 マユは胸を突き出すように背筋を反らして声を上げる。

 舌先で乳首をゆっくりとなぞり、小さな感触を唇の間に挟み、ちゅぱ、ちゅぱ、と音を立てて何度も吸い付く。力を入れない、ごく優しい刺激。

「あっ、あぅ! ……う、っく、ん、んん……!」

 マユが高く声を上げる。その刺激でも、この少女にとってはかなりの快感になるらしい。

 

 チュプ、チュ、チュプ……

「ふぅっ、っく……ンッ! あ、あぅ……」

 左右の乳首に向け、刺激を繰り返す。ふと、わずかなにおいに気づいたパトリオットが視線を下に向けると、マユの下着にはすでに大きなシミが浮かび、寝床のシーツにまで漏れ始めていた。

 

「おやぁ? マユ、これはなんだ? お漏らしか?」

 つっ、と手を伸ばし、パトリオットは下着の上からそこを撫でる。

「やっ……! ち、ちが……」

 必死にぷるぷると首を振るマユ。その姿は、男の嗜虐心を激しく煽る。

「じゃあ、なんだ?」

 くちゅ、と音を立てて指を押し当てながら、パトリオットは問う。そこは、ひくんと小さく収縮し、指を拒むようだ。

 

「……わ、分からない……」

「分からないわけがないだろ。土蜘蛛忍法にはくノ一の術も含まれてるんだろ?」

 ちゅく、ちゅく、とさらに音を立てて指を上下させる。マユは必死で脚を閉じようとしているが、お構いなしだ。

「……っ、うう……」

「うなってちゃ分からないだろ。……見てみないと分からないか?」

 パトリオットはちらりとマユの顔を見た。青い紋様の動きはほとんど止まっているが、まだ顔に浮かんだままだ。となれば、この紋様が消えるまでもう少しだ。

 

「それなら、見せてやるよ、ほら!」

 叫ぶように言って、マユの下着をするりと膝のあたりまで引き下ろす。

「あ……っ!」

 マユの股間にはぴったりと閉じた縦筋がひとつ、刻まれていただけだ。毛も生えていない。

(うわ……っ、全然、子供のじゃねえか……!?)

 その割れ目からごくわずかに覗いた唇から、愛液がこぼれているのだ。アンバランスな光景。パトリオットはくらくらと頭が揺れそうになるのを必死に抑えて、

 

「ほら、マユの股から出てるみたいだぞ? お漏らしじゃなかったらなんなんだ?」

「そ……れ、は……」

 ぎゅっと目を閉じたマユの目頭から、ぽろりと涙が落ち、すぐに赤い頬を濡らしていく。それでも、青い紋様はまだ消えない。パトリオットは心を鬼にして続ける。

「分からないなら、教えてやるよ」

 そして、割れ目に指を伸ばしながら、マユの耳に小さく何かをささやく。

 

「そ……んなこと、言えない……っ」

「言うんだ。でないと、終わらないぞ?」

 そう言って、くちゅ……と指を割れ目の間に押し込む。指先にごく小さな穴……きゅっと閉じられて、指一本入れるだけで一杯になりそうな穴だ……を感じると、そこに指先を触れさせる。

「……い、言えない……」

「じゃあ、続行だな」

 

 指を小さな膣口に潜らせる。第一関節だけを潜らせただけでも、それを必死に拒むように強く締め上げられる。濡れてはいるが、水気が多く、ぬるぬると言うにはほど遠い。

 それでもさらに指を潜らせると、マユの膣はぎゅうっと狭まった。締め付けのせいではない。それなら、ずっと限界と言えるほど、指を食い締めている。

(まさかこれって、処女膜……?)

 パトリオットは思わず驚いた。メロンボールはもちろん彼と会う前から何度も経験があったし、ペティコートもパトリオットが初めての相手というわけではない。生娘の膣に指を入れたことなど初めてだ。

 

「あ……ぅっ、く、んっ! うう、んん……!」

 必死にマユが漏れる声を抑えている。徐々に、ごくわずかにだが、紋様が収まり始めている。

(よし、このまま続ければマユは助かるぞ……!)

 パトリオットの読みは当たっていたのだ。マユの意識は今や自分の体をさいなむ迷宮病よりも、むしろ快感と羞恥心に支配されていた。

 

「ほら、言わないとやめないぞ。いいのか?」

 チュクッ、クチュ、チュプ……

 濡れた音をことさら立てて、処女膜を傷つけないようにごく浅い場所で指を前後させる。熱くなりそうな頭を、パトリオットは必死になだめていた。今の目的はレイプではなくて、マユを助けることなのである。

 

「い、言う……言う、から……っ」

 涙で一杯になった目で懇願するようにマユが見上げてくる。パトリオットは頷いたが、割れ目の上で小さなマメのような陰核が覗いているのに気づくと、そっと撫でた。

「ふやぁっ!?」

 マユが驚くほど大きな声を上げた。体をびくんっと弾ませて、大きく跳ねる。

「ほら、早く言えよ、早く」

 クチュッ、チュクチュクチュク……。

 膣口よりも敏感に反応するクリトリスに愛液を塗りつけるようにして、指先で刺激を続ける。マユはその快感に意識を奪われて、呼吸もままならない様子だ。

 

「わ、わたし、の……お、お……きゃあうっ!」

 途切れ途切れにマユが声を漏らし始める。パトリオットの刺激に反応して、真っ赤に染まった体がびくびく震える。

「おまんこ、は……っ、ひうっ、くうんっ! は、裸を見られて……っ」

 その言葉を口にすると、こぽ、と白く濁り始めた愛液があふれる。羞恥心が媚薬のように体の感度を上げているのだ。

「は、はしたなく……っ、愛液を……こぼして、しまいました……っ!」

 自分の口で言葉にするということは、さらに羞恥心を煽ったらしい。青い紋様はしぼむように消えていき、ついにマユの顔から消え去った。

 

「よ、よし……」

 ほうと息を吐いて、パトリオットが手を離そうとする。その手首を、マユが両手でしっかと掴んだ。

「や、やめないで、も、もうちょっと……だから……ぁ」

 涙でぐしゃぐしゃになった顔で、パトリオットを見上げてくる。……ゴクリとまたパトリオットの喉が鳴った。

 

「ああ、それじゃ、イかせてやるよ。その代わり、イくときにはイくって言うんだぞ」

 もうマユを恥ずかしがらせる必要はないのだが、そこは男心だ。パトリオットは、マユの耳にそうささやき、愛撫を再開した。

「ぅっ、ん……!」

 マユは答えるのも精一杯というように頷き、自分でわずかに足を開いてみせる。

 

 ぐちゅっ、ちゅく、ちゅくく、くちゅ……!

 

 濡れた音がテント一杯に響いていく。マユの愛液はいよいよ量を増し、寝床に大きなシミを作っていた。

 指はクリトリスへの刺激を強くして、膣口にはほとんど撫でるだけの刺激を続ける。

 そのたびに細かく震えるマユの体が、きゅう、っとこわばった。

 

「も、もう……」

「言え」

 きゅう、と強く目を閉じたマユが、がくんと体を反らせる。

「イ、くうっ……!」

 膝を突いて腰を浮かせたまま、びくん、びくん、と大きく震える。少し遅れて、こぽ……と大量の白い愛液がこぼれた。

 

「は……ぅ、く、ん……」

 そのまま、マユは意識を再び手放し、くうくうと寝息を立て始める。

「は、ぁ……よ、よし。なんとかなったな」

 パトリオットは大きく息をつく。股間の一物はギンギンに反り返っていたが、まさか寝ているマユを起こして再開、なんて気にはなれなかった。

 

 顔は赤いままだが、寝顔はまさに天使のようだ。ほんのりほほえんでいるようにも見える。

「ようやく、ちょっとだけ笑顔が見れた、かな……?」

 小さく呟きながら、そっとその頬を撫でる。ぷにっとした頬の感触は、まさに少女のものだ。

 と、その手をマユの手が握った。起きたのかとも思ったが、どうやら無意識で手が動いてしまったらしい。

 

「ん……くぅ、すぅ……」

 本来、土蜘蛛ニンジャは寝息も立てずに眠る。しかし、そんなことも忘れて一人の女の子になってしまったかのように、マユはあどけなく眠っている。

「……やれやれ。また、サボってるなんて言われるな」

 呟きながらも、パトリオットはマユが手を離すまで、一緒にテントの中でその手を握っていた。

 




解説編

○トラップについて

 戦闘と並んで、ダンジョンの花と言えば罠です。「迷宮キングダム」でも、罠のデータはたっぷり用意されております。
 「迷宮キングダム」のトラップは、部屋、通路、イベントなどに配置されます。
 「情報収集」を行うことで、その部屋に配置されているトラップの数を知ることができます。そして「捜索」により発見されたトラップは、判定を行うことで「解除」することができるものもあります(できないものもあります)。
 また、戦闘フィールドに配置されるトラップもあり、これは「戦闘系トラップ」と呼ばれます。
 トラップが発動する条件は様々で、宮廷が部屋は通路を通過した瞬間に発動するもの、発見された瞬間に発動するもの、さらには誰も発見できなかった時に発動するものなど。要するに、罠を絶対に回避する方法などない! ……のです。
 この罠をなんとか発見したり、解除したりするのがニンジャの役割です。


○今回登場したモンスター
【ラストサムライ】:全身を錆に覆われた武士です。ファイターの武器や防具をさび付かせて使い物にならなくするモンスターもRPGの大定番。名前の元ネタは、もちろん有名なアレです。
【ウマトカゲ】:六本脚のトカゲです。気性の荒い魔獣ですが、飼い慣らすことで乗騎として使うことができます。
【大蝙蝠】:百万迷宮のどこにでも居て、宮廷の最初の仕事と言えば大蝙蝠の駆除、と言われるほど数の多い魔獣です。とはいえ、蝙蝠なので空を飛んで前衛を乗り越えたり、牙には毒があったり、低レベルのくせに侮れません。

○今回登場したスキル
【刀の錆】:ラストサムライが所持しているスキル。このキャラクターの攻撃を受けたキャラクターは、判定に失敗するとアイテム一つを破壊されます。この判定がまた絶妙な難易度。
【飛行】:大蝙蝠が所持しているスキル。【飛行】を所持していないキャラクターによって、進軍を妨害されません。
【毒撃】:大蝙蝠が所持しているスキル。このキャラクターの攻撃を受けたキャラクターは、判定に失敗すると「毒」のバッドステータスを受けます。「毒」は、キャンプで求刑を行うと解除されます。



○今回登場したアイテム
【迷宮防護服】:マユが所持しています。迷宮職人の作業服です。このアイテムを所持していると、戦闘系トラップの効果を無視することができる、ハマれば強力なアイテムです。
【お弁当】:実は4話でナズナも消費していましたが、あえてここで。いわゆる食料です。「迷宮キングダム」では、このアイテムを一定期間中に使わなければ全員がダメージを受けるという、ローグライクゲームを意識したルールがあります。


○今回登場したトラップ
【落とし穴】:大定番の「古典系トラップ」です。通路に仕掛けられ、通過した宮廷全員にダメージを与える強力な罠ですが、発見することさえできれば解除されます。
【遭難】:休憩をすると発動する「災害系トラップ」です。【お弁当】などのアイテムを使わなければ、宮廷全員に地味ーにダメージを与えます。


 ※この作品はあくまで『迷宮キングダム』を下敷きにした小説であり、作中のすべてが原作のルールで再現できるわけではありません。
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