※この作品はR-18です。

東方淫蕩録   作:友井架月

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【134】鈴仙Ⅶ エロトラップダンジョン

「起きてください、起きてくださいっ……!」

 

 貴方に呼びかける誰かの声。

 重い頭を叩き起こし、貴方は意識を復帰させる。

 

「……良かった。起きましたか」

 

 そこに居たのは鈴仙だった。

 貴方はおもむろに起き上がり、寝ぼけた思考で周囲を見回す。

 辺りは洞窟の中のような岩肌が見える地形をしており、とても永遠亭の周辺とは思えない。

 なぜ自分は鈴仙と一緒にこの場にいるのか。貴方が不思議に思っていると、鈴仙がその理由を答えてくれた。

 

「覚えていませんか……。貴方と永遠亭の周りを散歩をしていたら、てゐのトラップにハマったんです」

 

 どうやらそれが異空間に閉じ込めるタイプのトラップらしく、二人はこんな場所に居ることになったのだった。

 異空間に閉じ込めるってでたらめすぎないか? てゐだから良いのか。良いのか?

 貴方が自分の常識を疑っていると、諸悪の根源である虚空にてゐの声が響き渡る。

 

「ふーっはっは。私のトラップにハマった哀れなうさぎ共めっ! その空間はたくさんのトラップが仕掛けられているから、簡単には出られないよ!」

「てゐ! こんなふざけたことは許さないですよ! お師匠様に言いつけてやります!」

「それはここを無事に出られたらの話だよ! 後で泣くことになっても知らないよ!!」

「もう、てゐったら……」

 

 てゐの横暴なイタズラに呆れるしかない鈴仙。

 この手の悪ふざけはいつものことだが、今回は度が過ぎている。

 薄暗い洞窟の奥は未知に溢れ、二人の前に立ちはだかっている。

 流石に命の危険が及ぶようなトラップはないだろうが、それに近しいものはあるかもしれない。

 そんな未知なる恐怖に足が竦む貴方の手を、鈴仙が微笑みながら引っ張った。

 

「大丈夫です。私が居るので安心して付いてきてください。てゐのトラップなんて恐れるに足りないですよ」

 

 なんて頼もしい存在なのだろう。今の彼女は気高き勇者のように輝いて見える。

 そうだ、どんな罠が待ち受けていようと怖くない。

 なぜなら、てゐのトラップ百戦錬磨の鈴仙が一緒なのだから。

 

「さぁ行きましょうか……んあぁっ!?」

 

 勇ましい鈴仙が一歩を踏み出したその瞬間、彼女の周囲の足場が陥没した。

 

「おっ、落とし穴っ……!?」

 

 てゐのお家芸である落とし穴。しかし今回はいつもとは違うようだ。

 

「なっ、なんですかこれはっ……!?」

 

 落とし穴の中にはスライムが居た。スライムは落ちてきた鈴仙の下半身をすっぽりと飲み込んでしまう。

 

「あっ、ちょっ、これはっ……!? ぬっ、抜け出せませんよっ!? てゐっ、これは一体何ですかっ……!?」

「それは見ての通りスライムだよ。まぁ、普通のスライムよりはエッチだと思うけどね♡」

「えっ……あひぃっ!?」

 

 不敵なてゐの声が響く次の瞬間、鈴仙の肉体に衝撃が走る。

 スライムが鈴仙の肉壷に侵入してきたのだ。

 

「あっ、くっ、そこはダメっ、んあぁっ♡ おまんこに入ってきちゃっ、あぁっ、ひあぁっ♡♡」

「ふふ、鈴仙気持ちよさそうね。実はスライムに無理やり犯されて悦んでいるのかな?」

「そっ、そんなことっ……あぎっ、いいいっ、膣内を擦っちゃ……あうっ、んんっ、あぁんっ♡」

 

 鈴仙の意思とは裏腹に、肉体は快楽に正直だ。性感帯をイジられたら歓喜の声が漏れてしまう。貴方との数々のプレイで肉体を開発された今なら尚更だ。

 それをスライムも分かっているのか、積極的に膣内を攻め快感を与えてくる。不定形のスライムならではの変幻自在の動きで、鈴仙はもはや沼の底である。

 

「あっ、くっ、んんっ、ああっ、ダメっ、おまんこ感じちゃうっ♡ こっ、こんなスライムなんかに気持ちいいところ擦られて感じちゃってるうぅっ♡ ああっ、ひあっ、んあっ、あくうっ♡♡」

 

 鈴仙が抵抗できないことをいいことに、スライムはやりたい放題犯し放題。膣内をスライムで満たすと、ドリルのように回転し膣奥を攻め立てる。そして子宮口内に侵入すると、女性の聖域をあの手この手で陵辱する。硬い男根とは違った新鮮な刺激に、鈴仙は目を見開いて喘いでいた。

 こんなモンスターに犯されたくない、感じたくない。そんな意思に反して肉体は快楽に正直だ。スライムの隙のない怒涛の攻めによって、彼女の肉体は骨抜きになってしまった。

 

「あっ、くっ、んんっ、ひあっ、んおぉっ♡ いぎっ、子宮をメチャクチャに犯されてるぅっ♡ あがっ、んあっ、あがっ、そこはらめえぇっ♡ んおっ、頭がおかしくなっちゃううぅぅっ♡♡」

 

 圧倒的な子宮攻めに翻弄される鈴仙だが、スライムの攻めは止まらない。

 肉壷をイジりまくったスライムは、次に後ろの穴に興味を持ったようだ。性器にスライムを挿れたまま、アナルにも粘体を突入させる。そして情け容赦なく尻穴を攻め立てた。

 

「んひゃあっ、おおっ、お尻までえぇっ♡ おおっ、んおおっ、らめぇっ、らめええぇぇっ♡♡」

 

 唯でさえ蜜壺でいっぱいいっぱいなのに、アナルまで攻められたら理性が崩壊してしまう。

 性器とアナルの二穴攻めで、鈴仙は涙を流しながら感じていた。

 そろそろ限界なのだろう。快感で顔を真赤に蕩けさせ、今にもイッてしまいそうだった。

 

「あぐっ、んんっ、らめっ、らめなのおぉっ♡ イクっ、イッちゃうぅっ♡ スライムなんかにおまんことアナル攻められてぇっ、気持ちよすぎてイッちゃううぅぅっ♡♡」

 

 本心では嫌がりながらも、抗えぬ快楽に突き動かされて鈴仙は絶頂した。上半身をビクビクと痙攣させ、全身を支配する刺激的な快感に酔いしれている。過程はどうあれ気持ちいいものは気持ちいいのだ。相手がスライムだろうと本気でイッてしまう鈴仙なのだった。

 

「はぁ、んはぁ……私がスライムなんかにイカされちゃったぁ……」

「ふっふっふ。無様なイキ様だったわね鈴仙」

「てゐっ……! よくを私をこんな目にっ! もう絶対許さないんだからっ!!」

「ははっ、そんなに威勢がいいのは今のうちだけだよっ。もうすぐ『お願いですからここから出してくださいてゐ様~』って言うようになるからねっ!」

「なっ、何を~!」

 

 鈴仙は虚空を見上げならてゐと口論している。その表情は屈辱と怒りで満ち溢れているものの、どこか楽しそうでもあった。

 なぜだろう。彼女もなんだかんだてゐのイタズラを受け入れているのだろうか。

 

「さぁ、こうしてはいられません。一刻も早くこんな趣味の悪い空間を抜け出すためにも先に行きましょう!」

 

 スライムにハマったままの鈴仙を引き抜き、二人は先へ進むことに。

 鈴仙は勇敢なので助かるものの、この空間の構造を考えると可哀想になってくる。

 自分自身に不安はないものの、今後の鈴仙を憂う貴方なのであった。

 

 

 ×××

 

 

「ここは何もないようですね……」

 

 進んだ先も特に景観は変わらない。先を見通せないほど薄暗い上に岩肌がゴツゴツしていて歩きにくい洞窟だ。

 先程はスライムが待ち受けていたが、やけに生物の気配がしないひっそりとした空気の空間だ。やはり実際に幻想郷にある地形というよりは、魔法か何かの謎空間のようだ。まぁ細かいことは気にしていられない。まずはここから安全に脱出することを優先しなければ。

 

「……何もありませんね。てゐのさっきの口ぶりから、トラップが大量に仕掛けられていると思ったんですが」

 

 鈴仙の言うことはもっともだ。

 てゐの性格を知っていれば、どんなえげつない罠を張っているか用心してしまうだろう。

 しかし蓋を開けてみれば、最初のトラップから十数分経つが他に異常は起こらなかった。肩透かしを食らった気分だが、それで油断できないのがてゐの恐ろしいところだ。

 

「兎に角注意していきましょう。今は大丈夫でも、何を仕掛けられているか分かったものではないですからね……」

 

 てゐのことを熟知している鈴仙に油断の欠片もないようだった。

 しかし悲しいかな。てゐはこの空間の支配者だ。どれだけ鈴仙が用心しても、彼女の手のひらの上なのであった。

 

「まぁ足元に気をつけて先へ行きましょう……わぷっ!?」

 

 薄暗いので足元を警戒している鈴仙の頭上から、音もなく何かが降ってきた。

 

「あぷっ、んんっ、なっ、なんですかこれっ……!?」

 

 それは大きな口を開けて鈴仙を頭から飲み込んだ。

 ヒルや芋虫のような形状のモンスターは見た目にも気持ち悪い。外見の嫌悪感と突然の出来事に一歩も動けなかった貴方をよそに、天からてゐの声が降り注いだ。

 

「ははっ、鈴仙! また無様に引っかかったようだね! それはオナホワームと言って、飲み込んだ生物を性的に揉みくちゃにしちゃうモンスターだよ! 見た目はヤバそうだけど命までは取らないから安心して犯されてってね!!」

 

 ……てゐが言うには死ぬようなことはないらしいが、中の鈴仙にとってはそんなこと関係ない。むざむざとてゐのトラップの餌食になるのは屈辱の極みだろう。身動きが取れない状況なのか、彼女は必死に抵抗を試みているようだった。

 

「このっ、このっ……ここから出しなさいっ!」

「抵抗しても無駄だよ~。このワームは特殊な構造をしているから、中からは絶対に逃げられないの。それよりもワームに犯されるのを楽しむことだね~」

「そんなこと受け入れられない……ってなんかヌメヌメするんだけどっ!?」

 

 ワームの外からじゃ中の様子が分からないのが残念だ。ここは鈴仙の実況とてゐの解説に期待するしかない。完全に観戦者の気分になっている貴方だった。

 

「それはワームの胃液だよ。なんでも服だけ溶かす便利な代物だから安全だね」

「そんな気遣いいりません~!?」

 

 服だけ溶かしてくれる胃液とはなんて素晴らしいものなんだ。そんな都合の良い代物が出てくるなんて流石はエロトラップだ。惜しむらくは、すっぽんぽんになっている鈴仙を拝められないことだろうか。

 

「ひあっ、んあっ、あうぅっ♡ 全身ヌルヌルして気持ち悪いっ♡ はうっ、んあぁっ、ひあぁっ♡♡ それになんだかっ……身体が熱くなってきたあぁっ♡ んんっ、あぁっ、あぁんっ♡♡」

「きたきたっ、きたウサねっ! その胃液は服を溶かすだけでなく催淫効果もあるから、段々エッチな気分になってきたでしょう? 胃液を全身に塗りたくられた鈴仙は発情してアソコが疼いてきてるはずよっ!」

 

 てゐの言う通りなのか、鈴仙の喘ぎ声に段々と色気が帯びてきた。さっきまでは強制的に感じさせられていたところを、今では自分から快楽を求めているような扇情的な声色だった。

 こんな気色の悪いモンスターに発情させられているのが気に食わないのだろう。肉欲で快楽を求めるメス声を出しながらも、どうにか意地を見せようとしていた。

 

「あっ、んあっ、あぁっ、こんなことでぇっ……私は堕ちなんだからぁっ♡♡ ひぎっ、いいっ、あくぅっ……んあぁっ、こんな気持ち悪いのに犯されるくらいなら死んだほうがマシよっ!!」

「そう言ってられるのは今だけ。すぐにワームにおねだりするようになるウサ♪」

「そんなわけ……んあぁっ♡♡」

 

 その時鈴仙が一際甲高い声で喘いだ。中で何か起きたのだろう。外から見ているだけしかできない貴方の耳には、彼女の嬌声だけが届いていた。

 

「んあぁっ、何これっ……イボイボが身体に纏わりついてっ♡♡」

「説明しよう! オナホワームの体内はイボ状になっていて、それが相手の肉体に密着して擦れるの。発情し敏感な肉体にイボイボの刺激は強烈に響くんだから!」

 

 なるほど、体内のイボがさながらオナホのように対象を刺激するからオナホワームと言うのか。

 貴方がどうでもいい納得を得た最中も、ワームの体内では鈴仙が今まさに陵辱されているのであった。

 

「んあっ、あがっ、んおぉっ、ほひいぃっ♡ いやっ、やあぁっ、ダメえぇっ♡ おっぱいをゴシゴシしないでえぇっ♡ んひっ、ひあっ、んあぁっ、乳首イジっちゃダメだからああぁぁっ♡♡」

「ふふふ、オナホワームで感じているウサねぇ。その調子でワームちゃんの虜になるがいいさ♪」

 

 ワームの体内では一体どのようなことが行われているのか。全ては想像する他ないが、想像するだけで射精してしまいそうな官能的な嬌声であった。

 鈴仙の体表面をエロワームが擦って愛撫する。それも全身に密着しながら至るところをイジられるのだ。一体どれだけの快感が彼女を襲っているのだろうか。それはきっと鈴仙自身にしか分からないことだろう。

 

「あぐっ、んんっ、んはあぁっ、あぁんっ♡ んおっ、おっぱいイジりながらクリトリス触るのらめえぇっ♡ おっ、んほっ、おぉんっ♡ しょこっ、敏感らからあぁっ♡ あがっ、あひゃあぁっ、らめなのおぉっ♡♡」

「イボイボで性感帯を撫でられると、昇天しそうなほど気持ちいいでしょう? でも、まだまだそんなんじゃ済まないよ。そろそろ全身が性感帯みたいに敏感になってくると思うから」

 

 てゐが言うには、胃液から分泌される媚薬が身体に浸透し感度を鋭くするらしい。それが馴染みきった今では乳首や陰核と遜色ないほどの快感を全身で味わえるようだ。それが果たして天国か地獄かは、体験している鈴仙にしか分からないことだが。

 

「んがっ、ひゃあっ、んおぉっ、おほおぉっ♡ 肩を撫でられただけでビクってきたあぁっ♡♡ ひあっ、んぎっ、いいっ、いひいぃっ♡ あっ、んがぁっ、身体全部が気持ちいいのおぉっ♡♡」

「どう、すごいでしょ? これで普通のエッチじゃ満足できなくなっちゃうね」

「んあっ、うぐっ、んんっ、はあぁんっ♡ いいっ、いぎっ、気持ちよすぎて頭が壊れりゅうぅっ♡♡ んあっ、あはっ、んおぉっ、おほおおぉぉっ♡♡」

 

 獣のような咆哮を上げながら鈴仙はよがり狂っている。許容量を遥かに超える快感が全身を支配し理解できなくなっているのだろう。もはや彼女は性的快感に喘ぐ機械も同然だ。オナホワームに主導権を握られた状態では身動きすら取れない。後はワームの一存で彼女の運命は決まっているのだ。

 

「あがっ、んおっ、おほっ、んおおぉっ♡ イクうぅっ、イッちゃううぅっ♡ ダメっ、ダメダメダメえぇっ♡ これ以上ゴシゴシしたらイッちゃうのおぉっ♡ 全身おまんこみたいになってイッちゃうからあぁっ♡♡」

「ははっ、そのまま無様にイクと良いウサっ!!」

 

 ワームのプレイは最高潮。限界まで達した鈴仙は、断末魔の叫びじみた声を上げながらアクメに至る。

 

「あひっ、あぎっ、んひっ、あひいぃっ♡ イクうぅっ、イグイグイッちゃううぅぅっ♡♡」

 

 ワームの体内で鈴仙は絶頂した。よほど凄まじいアクメだったのだろう。彼女の反応は姿は見えずとも中が容易に想像できるものだった。理性を吹き飛ばし脳髄を焼くほどの快楽に身を委ねているようだ。

 

「あぐっ、ひはっ、はひいぃっ……んおぉっ、オナホワーム最高ぉっ……♡ んぎっ、んあぁっ、んおおぉっ……こんなの無理いぃっ……♡♡」

「鈴仙が楽しんでくれたようで何よりだわ。随分無様にイッたようで私も楽しめたし」

 

 鈴仙が派手にイッたところでワームも満足したのか、彼女をぺっと吐き出した。

 中から出てきたのはワームの胃液まみれとなった鈴仙だ。見るも無残な姿だが、彼女はとても幸せそうだった。オナホワームに全身を隅々まで犯され気持ちよかったのだろう。放心しつつもどこか充実感に満ちた表情で事後の余韻に浸っていた。

 

「あひっ、はへっ、んほおぉぉっ……♡♡」

「ありゃりゃ。まだまだこれからなのに、もう伸び切ってるわ。これじゃあ先が思いやられるわね」

 

 恐ろしいことに、てゐが用意したトラップはまだまだあるようだ。

 その全てが鈴仙をイカせるために襲いかかってくるのだから、彼女の運命や如何に。

 

 

 ×××

 

 

 それから二人はどうにかこうにか洞窟を進み、その度に鈴仙はトラップに引っかかった。

 

「そいつは尻穴に卵を産み付けるアナルアントよっ! 虫に種付けされて感じなさい!!」

「んぎっ、ぎぎぎっ、んおぉっ、おぉんっ♡ お尻の穴に卵がパンパンに詰まってお腹破れちゃううぅっ♡ あぁっ、でもでもそれが感じちゃううぅっ♡ イグイグイグううぅぅっ♡♡」

 

 ある時はアナルに卵を産み付けられて出産アクメを堪能したり。

 

「股間を高速で振動させる全自動三角木馬に囚われたら逃げられないわ! みっともなく腰をヘコヘコさせながらイッちゃいなさい!!」

「あがっ、んぎぎぎっ、おごっ、んごおおぉぉっ♡ おおっ、お股裂けちゃううぅっ♡ おまんこ壊れちゃううぅぅっ♡ んがっ、なのに気持ちいいっ♡ またイッちゃうのおぉっ♡♡」

 

 またある時は、馬のように駆け抜ける三角木馬に跨りながら絶頂したり。

 

「ヌメヌメとした質感と刺激的な電流がたまらないデンキウナギよ! デンキウナギの海に溺れて痺れイキなさいっ!!」

「んおっ、おごごっ、あばばばばっ♡ 痛いっ、痛い痛い痛いっ♡ んぎぎっ、痛いのに気持ちいいっ♡ 気持ちいいのに痛いっ♡ んほっ、おほっ、アクメ死んじゃううぅぅっ♡♡」

 

 またまたある時はデンキウナギ風呂に浸かりながらアクメ地獄に陥ったり。

 様々なトラップに引っかかりながらも、どうにかこうにか二人は洞窟の出口までたどり着いた。

 

「はぁ、はぁ……どうやらここが出口のようですね。生きているのが不思議なくらいですが、一度たりともてゐに屈しませんでしたので良しとしましょう」

 

 鈴仙が本当にてゐに屈していなかったかどうかは触れないとして、数多のトラップを乗り越えてきた彼女は酷い有様になっていた。

 全身が何のものかも分からない液体でベトベトになっており、髪は乱れてボサボサ、顔色も死人のようだ。

 しかしそれは多くの苦難を突破してきた証なのだから、むしろ彼女を褒めるべきだ。貴方が傷一つついていないのも、全てのトラップを鈴仙が引き受けてくれたおかげなのだから。

 

「流石にもうトラップはないですよね……。もう絶頂する体力は残ってませんよ」

 

 いくら妖怪といえど、あれだけのトラップはきつかったようだ。フラフラとぎこちない足取りに肩で息をする鈴仙は、傍から見ても辛そうだった。

 

「てゐ! もう十分に満足したでしょう! 私たちを解放してくれるわよね?」

 

 鈴仙の問いかけに、天の声ことてゐが答えた。

 

「ふっふっふ。そうは問屋が卸さんぜよ! 最後の試練が残ってるウサ! それはなんとなんと、今までのトラップをもう一度全部受けてもらうウサ! 鈴仙は果たして耐えられるかな?」

「はぁ……」

 

 本当ならば発狂しかねないてゐの発言も、鈴仙は冷めた表情で返していた。てゐの言葉を本気にしていないのか、もしくはリアクションを取ることすら億劫なのか。

 兎にも角にも鈴仙の反応とは正反対にハイテンションなてゐは、意気揚々と話を進める。

 

「それじゃあ覚悟はいいウサか? 泣いて謝っても遅いウサよ?」

「もう勝手にしてください……」

「その意気や良し! それじゃあスイッチオン!!」

 

 てゐの掛け声とともに、どこかでゴゴゴゴ……という地鳴りのような音が響く。

 彼女の言うトラップ全部のせが発動したのだろうか。

 一体何が起きるというのか。貴方が身構えていると、天からてゐの慌てふためいた絶叫が響いた。

 

「あぁっ、トラップが誤作動したウサ!? よりにもよって私がいる場所に全部のトラップが発動しちゃった!? あわわわっ、どうしようっ!?」

「………………」

 

 ガチで焦っているてゐの声を、鈴仙は無表情で聞いていた。

 心底どうでもいいのだろう。そこに割く感情を持ち合わせていないとでもいう風に、彼女は出口へと歩いていく。

 

「わわわっ、誰かっ、誰か助けて!?」

「さぁ、私たちは帰りましょうか」

「お願いですから助けてください鈴仙様~!?」

 

 てゐの懇願は鈴仙の耳にこれっぽっちも届いていなかった。

 全ては彼女の自業自得だ。貴方でさえも、てゐの肩を持つ気にはなれなかった。

 

「あぁっ、スライムがっ、オナホワームがっ!? デンキウナギに三角木馬もっ!? あわわっ、全部一気にこないでぇ~!? おわっ、んあっ、ひぎゃああぁぁっ!?」

 

 てゐの悲痛な叫びがこだまする中、二人は無事トラップダンジョンから生還することができた。

 願わくば、今回のてゐの犠牲でトラップによる被害者がいなくなってほしいものだ。




落ちは適当です
次回も鈴仙の話です。
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