オリジナル作品の方の前書きでは書きましたが、同人ゲームの制作をしていたのでこちらの投稿も中断していました。ゲーム制作は途中ですが、スケジュールの合間に息抜きで小説を書いた次第です。
次はいつになるか分かりませんが、また余裕ができたら投稿すると思います。
「失礼します」
夜半、レミリアが優雅に紅茶を楽しんでいると咲夜が訪ねてきた。別に彼女を呼んだ覚えはないのだが、何か用事だろうか。
「お嬢様、折り入ってご相談したいことが……」
彼女は何やら重々しい真剣な表情で主人の前に歩み出る。その顔からは覚悟めいた意志さえ感じ取れ、只事ではない雰囲気を容易に察することができた。
部屋中に気まずい沈黙が漂う中、レミリアは黙ってメイド長に発言を促した。彼女が言いそうなことは大方予想がつく。このような時でも主人は慌てず従者の言葉を待つのだ。
レミリアに無言で背中を押された咲夜は、しどろもどろに言葉を紡ぐ。
「お嬢様……私は、あの、その……」
「彼のお供として一緒に付いていきたい、でしょ?」
「なっ!?」
中々本題に入ろうとしない咲夜の言葉を、レミリアが先に答えてしまう。考えていることを見透かされ、従者は柄にもなく驚愕の声を上げた。しかしそれほど驚くことではないのかもしれない。自分の主ならば、この程度のことは予測していて当然だろう。面食らって言葉が出てこないメイド長に代わって、お嬢様はしたり顔で先を続ける。
「貴女の気持ちはよく分かるわ。だって愛しの愛しの殿方が、もうすぐ紅魔館を去ってしまうんだから。彼が居なくなった日常を想像するだけで、きっと胸が張り裂けそうな思いでしょうね。来る日のことを想い不安と哀愁の涙で枕を濡らし、ついでにアソコも濡らしてシーツはびしょびしょ、悶々として眠れない日々を過ごしているはず……え、そこまではいってない? まぁそれはともかく、貴女は彼への想いと主への忠誠との狭間で悩みに悩んだ末、ひとつの決断を下したの。それはあの男と一緒に外の世界を旅すること……違うかしら?」
「……概ねその通りです」
多少誇張されている部分はあるものの、レミリアの話に相違はない。咲夜は降参とばかりに俯いたまま頷くしかなかった。あれだけ散々悩み抜いて辿り着いた結論をこうもあっさり言われると若干虚しくなるものの、お嬢様が嫌悪感を顕にしていないので否定的ではないのだろう。従者は主人の顔色を窺いながらも、決意のこもった声で主に問う。
「お嬢様は……反対しないのですね」
「別に貴女の人生なんだから、貴女の好きにすればいいんじゃない? 彼に付いていくと言っても、二度と紅魔館に戻ってこないわけじゃないだろうし、用事があったら呼び戻すわよ。紅魔館の運営はなんとかするから、咲夜は自分の気が済むまで彼に付き合ってあげなさいな」
レミリアは至って平然とした顔で語っているが、咲夜は主人の心情を理解していた。本心では彼女だって彼に付いていきたいはずなのだ。だが紅魔館の当主として、一人の男のためにこの場を離れるわけにはいかなかった。その複雑な心境を一切表には出さず、主人らしく毅然とした振る舞いで従者の背中を押してくれることには感謝の念しかない。
「……ありがとうございます、お嬢様」
主人が咲夜の決意に太鼓判を押してくれたのだ。二人の間にそれ以上の言葉は必要なかった。
咲夜は霧が晴れた朗らかな表情でレミリアに礼をして、お嬢様の部屋を後にした。
×××
「……というわけでありまして」
レミリアとある種の儀式を終えた翌日、咲夜は早速貴方の下へと向かった。もうすぐ紅魔館を離れる新たなご主人様に、自分も付いていく旨を伝えるためだ。一番の懸念であったお嬢様からの許諾は受けたとはいえ、彼に話すのは覚悟がいることだった。まずありえないことだが、万が一同行を拒否されたら絶望するしかない……が、咲夜の心配は杞憂に終わる。
咲夜からの申し出は意外なものだったが、貴方としても驚きこそすれ断る理由はひとつもなかった。むしろ出来ることならこちらから頼みたいくらいだったのだ。右も左も分からない未知の世界である幻想郷をひとりで旅するなんて、緩慢な自殺のようなものである。
話に聞くところによると、人妖問わず男性に飢えた女性たちが性欲を暴走させて闊歩していると言うではないか。現時点で唯一性的機能を失っていない男性であるとバレれば、肉欲を解消しようと猛獣となった女性たちが大挙として押し寄せてくることだろう。男として女性に求められるのは本望なのだが、それが性欲処理の道具として消費されるだけの装置と成り果てるのなら、どうしても身の危険を感じてしまうのは小市民的心情なのかどうなのか。
自分は別に英雄になりたいわけでも、幻想郷を救いたいと思っているわけでもない。降って湧いた幸福に喜んではいるものの、流石に死ぬような目には遭いたくない。咲夜は幻想郷のことを熟知しているので案内役には最適だし、ボディーガードとしても非常に頼りになる。彼女の付き添いがあれば、安全に旅ができるだろう。
貴方の方からも咲夜に頼むと、彼女はほっと胸を撫で下ろしていた。緊張の糸が切れたのだろう、目の端に涙まで浮かべている。愛らしい従者の姿に心を動かされた貴方は、たまらず彼女を優しく抱き寄せる。敬愛するご主人様の胸の中で、咲夜は一転の曇りもない朗らかな表情を浮かべていた。
「私の願いを聞き入れてくださり、ありがとうございます。ご主人様の従者として、これからも精一杯務めさせていただきます」
そう言って、咲夜は貴方の股間に手を伸ばす。せっかく感動の場面なのに、恥ずかしいことに愚息がパンパンに膨らんでいた。彼女とは散々交わってきたので、抱き合うと反射的に興奮してしまうのだろう。すっかり色魔になった自分を情けなく思う一方で、だからこそ紫に選ばれたのだろうかと複雑な気分になる。そんなエッチな主人が大好きなのか、従者は発情したメスの顔で受け入れていた。
「ご主人様、私で欲情してくださったのですね。ご主人様を興奮させた責任として、一生懸命奉仕いたしますね♡」
咲夜は慣れた手付きでズボンを下ろすと、赤黒く勃起したペニスを露出させる。もはや何十回と繰り返した動作なので彼女の行為に一切の淀みはない。竿を優しく掴み自然な動きで手コキをしながら、そそり立つカリ首に舌を這わせる。くすぐったくも気持ちよくもある絶妙な快感により、鈴口から透明な液体が溢れ出た。貴方が感じているのを確認し、自分も興奮してきたのだろう。彼女は滲み出てきたカウパーにうっとりとした視線を送ると、鼻息を荒くして尿道口に口をつけ我慢汁を吸い出した。
「ちゅうっ、ずず、ずずっーっ♡ ちゅぱっ、んじゅっ、んくちゅ、ちゅじゅううぅっ……♡♡ ……んんっ、はしたない姿を見せてしまい申し訳ありません。ご主人様のおちんぽが非常に素敵だったもので、つい我を忘れてしまいました……。次は、口腔全体を使ってご奉仕しますね♡」
続いて、彼女は極太の男根を迷うことなく喉奥まで一気に咥えると、そのまま頭を前後に動かしイラマチオを始める。ご主人様の性奴隷として調教されただけあって、全身が肉便器として申し分なく開発されている。今や彼女の口も喉も立派な性器であり貴方専用オナホールである。主の指示がなくとも、訓練されたメイドは己の判断で主人を射精にまで導くことができる。貴方はすべてを咲夜に任せ、淫魔ですら舌を巻くほどの口淫を堪能していた。
「じゅずっ、ずっちゅ、んぶっ、んじゅっ……じゅぶっ、んぐ、んぽっ、ぐじゅうぅっ……♡♡ じゅう、んんっ、んぐぽっ、ちゅぶっ……じゅるる、んぐぐ、ぐぶっ、んずじゅうぅっ……♡♡」
じっくりと時間をかけて楽しみたかったイラマチオだったが、予想以上のテクニックであっという間に射精が迫ってきた。飽きるほどやってもらったはずの行為でここまでの快楽を演出できるのは、彼女の弛まぬ努力の賜物だろう。喉をゴリゴリと陰茎が通過するたびに、電流のような快感で全身が痺れるのだ。こんな過激な刺激を覚えてしまったら、普通のプレイに支障をきたすかもしれないではないか。もしそうなった場合は彼女に責任をとってもらうことにしよう。
そんなことを考えている間に、愚息が爆発寸前にまで達していた。我慢する理由もないので、このまま咲夜の口内に発射することにしよう。彼女も肉棒の膨張から、射精間近であることを察しているのでいつでも大丈夫だろう。貴方はぐっと腰に力を入れて喉奥に逸物を突き挿れ、胃袋目掛けて特濃ミルクを注入する。
「んぐっ……ぐぅっ、んぶうううぅぅぅっっ♡♡ んんっ……んくっ……んぐっ……んはぁ♡♡
ちゃんとご主人様のおちんぽ汁を、一滴残らず飲み干せましたぁ……♡♡」
淫乱メイドは興奮した様子で口を開けて見せてくる。ご主人様のザーメンを大量に飲めて嬉しいのだろう。完全に発情した咲夜は前戯程度では満足できないのか、自分で秘所を弄って期待の眼差しをこちらに向けている。彼女の足元を見ると、汗ではない体液がポタポタと垂れ落ちているではないか。雌の悦びを知った従者は、瞳を震わせ貴方に懇願する。
「あの、ご主人様……お願いがあります。ご主人様の子種を、私の子宮にたくさん飲ませてほしいんです。メイドの分際でこんなことを望むのはおこがましいかもしれませんが、ご主人様の子どもが欲しいんです。はしたない私の願いを、どうか叶えてくださらないでしょうか……?」
咲夜は下着を脱いでベッドに仰向けになり自ら股を開く。肉壷からは涙のように愛液がとめどなく流れていた。前戯のいらない準備万端な女陰を前に、愚息も顔を真赤にして張り切っているではないか。咲夜の問いに対して考える余地などなく、答えは最初から決まっている。貴方は彼女の求めに言葉で応じず、男根を膣内にぶちこむことによって返事とした。
「んああぁっ、ああぁっ、きたあぁあっ♡ ご主人様の逞しい勃起おちんぽおおぉぉっ♡♡」
愛する人のペニスを秘部の奥まで受け入れ、咲夜は歓喜の絶叫を上げる。瀟洒なメイドの姿から一皮剥けば、そこには淫らに乱れる肉奴隷の顔が現れるのだ。普段の落ち着いた物腰とのギャップで、この身を支配する獣欲が余計に高ぶってしまう。貴方は挿れた直後からギアをトップまで上げ、ガンガンと激しく腰を打ち付ける。
「ああぁっ、んああぁっ、ああぁんっ♡ ご主人様のおちんぽぉっ、嬉しいれしゅうぅぅっ♡♡ 私の淫乱おまんこでぇっ、おちんぽシコシコ気持ちよくなってくだしゃあぁいっ♡♡ んんっ、はあぁっ、あぁんっ……そしてっ、おちんぽミルクを子宮にいっぱいくださぁいっ♡♡」
主人の精液を貪欲に欲しがる卑しん坊の肉壷は、男根をぎゅうぎゅうに締め付け射精を促してくるのだ。貴方も孕ませる気満々とはいえ、そう簡単にイッてしまっては早漏と言われてしまう。イク前に咲夜を絶頂させるべく、彼女の弱点を重点的に攻めまくる。膣内を突き上げGスポットを攻め立てると同時に、クリトリスをイジって二点攻めへと移行する。休む暇など与えない怒涛の攻めで、彼女の精神の高ぶりは一気に頂点へと昇ってしまう。
「あぁっ、んひゃあぁっ、あくぅっ、んああぁっ♡ だめっ、らめですぅっ、そんなに激しくしちゃっ、イッちゃいますぅっ♡♡ んあっ、らめらめぇっ、ご主人様より先にイクなんてぇっ♡♡ んぐっ、あぁあっ、おおっ、んおおぉっ♡ イグっ、んああぁっ、イグううぅぅううっ♡♡」
ご主人様の本気ピストンで、メイドはこの上ない快楽に包まれながらイキ果てる。だらしなく緩んだ表情と連動して、尿道口から潮を吹いているが貴方は構わず腰を振り続けた。彼女に絶頂の余韻を与えない。この性交はまだまだ続く、咲夜を孕ませるまで。強い意志がこもった抽送は従者の最奥に届き、赤ちゃんの部屋のドアをノックする。生物の本能を刺激される感覚は咲夜の精神を揺さぶり、抗えぬ快感となって全身に伝播した。
「んんっ、あぁぁっ、だめですぅっ♡ イってる最中に動いたらぁっ、気持ちよすぎて頭がおかしくなっちゃいますぅっ♡ んああぁっ、らめぇっ、またイッちゃううぅっ♡♡ ご主人様あぁっ、イッてくださいぃっ♡ 私の子宮におちんぽザーメンらしてくだしゃいいぃっ♡♡」
咲夜の子宮口は亀頭に吸い付き子種をねだっていた。ならば望み通りたっぷりと精液を注いであげよう。良い感じに射精欲求が高まったところで、貴方は勢いよく子宮口を突き上げる。ギンギンに漲った怒張の先から、熱々のザーメンが噴出した。
「んあぁっ、きたぁっ、きましたあぁっ♡ ご主人様のおちんぽザーメンっ♡♡ あぐっ、んああぁっ、ひゃううぅっ♡ 中出し射精でまたイグうぅっ、ううぅっ、イッちゃいますうぅっ♡♡」
はち切れんばかりに張り詰めた肉棒がドクドクと脈打ち、ドロドロの白濁液を膣内に流し込む。彼女の子宮は瞬く間に子種で満たされ、入り切らなかったザーメンがドバっと結合部から飛び出していた。最奥部に中出しされる感覚でイッたのか、咲夜は瀟洒の欠片もないアヘ顔を晒していた。
「あくっ、んんっ、んああぁ、んはあぁ♡♡ ご主人様のおちんぽミルクは最高れしゅうぅ♡♡
気持ちよしゅぎてまたイッちゃいましたあぁ……んあぁっ、ああぁ、あへえぇ……♡♡」
まずは一回目の中出しをキメたが、この程度で萎える性欲では紅魔館の女性たちの相手は務まらない。貴方の男根は萎えるどころか、更に硬さを増して屹立していた。これなら何度でも射精できそうだ。いくらでも抱ける魅力的な女性を前に、貴方は確かな手応えを感じていた。
「……んあぁ、はいぃ、ご主人様ぁ……お願いでしゅうぅ。もっと、もっとたくさん咲夜の卑しいおまんこに中出ししてくだしゃぁい……♡♡」
すでに呂律が回らなくなっている咲夜を抱きしめ、貴方はピストンを再開する。どうやら今日は徹夜で彼女と交わることになりそうだ。
×××
「んぐっ、あがぁっ、んんっ、おおっ、んおおぉっ♡ いいっ、おちんぽしゅきぃっ、んあぁっ、あぁんっ♡♡ もっと、もっとぉ……激しく突いてえぇっ♡ ああぁっ、いぐっ、イグぅっ♡♡」
中出し射精10回を超えても、二人の熱が冷めることはなかった。むしろより激しさを増した二人の熱気で、部屋の温度が二度は上がっただろう。シーツは両者の体液でぐっしょりと濡れ、最初に出した精液が固形物となってこびりついているほどだった。ピストンする度に膣内から泡立った残存精液が掻き出され、空っぽになった穴に新たなザーメンが注入される。子作りセックスのつもりで始めた彼らだが、その神聖な行為は今や快楽に溺れる欲深い交尾に他ならなかった。当初の目的など忘れて貴方はひたすら腰を振る。彼女と過ごす一分一秒を惜しまぬように、咲夜の肉体を貪り続ける。
「ああぁっ、んおおぉっ、おおぉっ、んほおおぉっ♡♡ あがっ、んぐあぁあっ、んっあっ、イグうぅっ♡♡ おおっ、んおおぉっ、おちんぽぉぉっ♡ おぐうぅっ、んあぁっ、あひいぃっ♡♡」
正常位から後背位へ、後背位から側位へ、側位から騎乗位へ。体位を変えて交わり続ける貴方だが、依然として射精の勢いは衰えなかった。中出しは20回を超え、流石に咲夜の表情に疲労の色が見えてきたものの、性交を終えるには至らない。彼女が失神しても腰を振り続け、子宮をザーメンで満たし、あまりの射精量で腹が膨れようと妊活は止まらない。自分の子を彼女に宿すまで、貴方は一心不乱に咲夜を抱き続けた。
「んおおっ、おおぉっ、んおおおぉっ♡ んああぁぁっ、ひぐっ、あひぃっ、はひいいぃっ♡♡ んぐっ、あがぁっ、あはあぁっ♡ おおぉっ、んほおぉっ、おおおぉっ、おほおおぉぉっ♡♡」
射精回数30回を超えた辺りで、ようやく貴方にも限界が見えてきた。咲夜はというと貴方に付いていくのがやっとで、もはや人語を介さず獣の如き嬌声を上げるだけになっていた。今までも散々中出ししてきたわけだが、徹夜でこれだけ膣内にぶちまければ確実に妊娠しただろう。一晩かけてたっぷりと彼女との愛を育み満足したので、そろそろフィニッシュといこうか。
貴方は最後の力を振り絞ってメイドの穴を抉り穿つ。子宮口を突き抜け、子袋に直接種を植え付けるのだ。主人の容赦のないピストンで、彼女の子宮もノックアウト寸前だ。殿を務めたラストザーメンが尿道口を駆け抜け、白旗を振る深奥へ殺到した。
「おおおっ、おぐっ、あがあぁっ……らめぇっ、もうらめなのおぉっ♡♡ んおっ、イグっ、おおぉっ、イクぅっ……イグイグらめえええぇぇぇえぇぇっ♡♡」
トドメの射精を子宮に直接浴びて、咲夜は白目を剥いて絶頂する。よほどアクメの衝撃が凄まじかったのだろう。彼女はエビ反りになって四肢を痙攣させ、口から泡を吹いて失禁までしていた。完全に体力を使い果たした彼女は、エクスタシーの余韻で脱力し気の抜けたような喘ぎ声を出していた。
「あひっ、はひぃっ、あへえぇえぇ……♡♡ んおおぉっ、おおぉ……んほおおぉぉ……♡♡」
自分でも呆れるほど射精してようやく満足したのか、愚息はぐったりと初期状態に戻っていた。小さくなった男根を膣から抜くと、塊のようなザーメンが膣内から吐き出される。巨根で突きまくったので肉壷はポッカリと口を開いているが、ガバガバになってしまったらどうしようと今更になって心配になる。でもまぁこれは彼女が望んでしたことだし、やってしまったものは仕方ない。とりあえず、役目は果たせたから良しとしよう。そう自分に言い訳をして、貴方は咲夜の横に寝そべった。
「……んあ、んくぅ……ご主人様ぁ……わたしはどこまでもご主人様に付いていきますぅ……」
貴方の隣で、咲夜は満足そうに寝息を立てていた。未来に何の不安もないような、見ているこちらまで幸福な気分になる表情だ。そんなに自分と子どもを作りたかったのか、それとも一緒に幻想郷を回るのが嬉しいのか。理由はどうあれ、彼女が幸せそうで何よりだ。
紅魔館しか知らない貴方にとって、幻想郷という未知の世界は不安なことばかりで、ひとりでは灯りも持たずに暗闇の中を歩くようなものだ。どんな体験が待っているかも分からない危険な土地で、彼女の存在は何よりの心の支えになるだろう。
とはいえ、まだ何も決まっていない未来に不安ばかり抱いても仕方はない。まずは残り少ない紅魔館での日々を楽しむのが先である。そう結論して、貴方は咲夜と一緒に眠りにつくのだった。