当初は咲夜の話を書いていたのですが、中々思うように書けなかったのでパチュリーの話を先に上げることにした次第です。
すでにお気づきの方もいるかと思いますが、東方キャラの二人称は基本的に「貴方」ですので、主人公の呼び方と被って大変ややこしいです。ですので、主人公は基本的に「貴方」、東方キャラや他の女性陣を呼ぶ時は「貴女」、それ以外については「あなた」呼びに統一しています。ここらへんは日本語の便利なところですね。
唐突な話だが、皆様は魔女と言えば果たしてどのような存在を思い浮かべるだろうか? 例えば、黒い三角帽をかぶり同色のローブを着た老婆を想像するかもしれない。もしくは、箒に乗り自由に空を飛ぶ少女をイメージする人もいるだろう。はたまた、派手な魔法を操る魔法使いの戦いは鉄板であろう。
人によって何を想像するかは千差万別だろうが、それらに共通するのは彼女たちが人間の常識の埒外に位置する存在ということだ。フィクションの世界ではそれこそ天空を舞い海を裂き大地を割るような活躍を見せる魔女だが、実物を眼にしている貴方にしてみればそこまで大仰な存在には思えなかった。貴方の近くに居る魔法使いのパチュリーも、普段は読書好きで物静かな美少女である。ありえない話ではあるが、魔法さえ絡まなければ彼女は人畜無害なままでいられただろう。日がな一日本の虫として書物の山に埋もれ文字と物語の世界に没頭する彼女は、それはそれで深窓の令嬢然とした魅力がある。
しかしそのような空想が現実になることは絶対にない。パチュリーと言えば魔女であり、貴方にとって魔女とはパチュリーのことである。彼女のアイデンティティーを象徴する符号は、決して簡単に取り除けるようなものではない。要するに何が言いたいのかというと、彼女はどこまでいこうとパチュリーであり、どうしようもなく魔女らしい魔女だった。今回の話はつまるところ、パチュリー・ノーレッジは魔女である、ということを改めて実感することに帰結するのだろう。
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「ふふふ、ようこそ魔女の研究室へ。今日は貴方を複雑怪奇な魔法の世界に案内してあげるわ。そしてこの私が直々に魔法の手解きをしてあげる。手取り足取りナニ取りね……ふふ」
そこは図書館に隣接したパチュリーの私室のひとつ。主に魔法の実験を行うための研究室に貴方は呼ばれた。甘い香りのアロマが焚かれた薄暗い部屋の中、分厚い魔道書が並べられた本棚に、色とりどりの液体が入った試験管と、どちらかと言えば化学室を思わせる。しかしそこは不気味な魔女が棲む奇怪で魔性な混沌の魔窟。どこをどう切り開いて見分してみようと、一片たりともまともであろうはずがない。その問題である研究室の主は部屋の中心で、これまた典型的な大鍋をかき混ぜ何かの実験をしていた。貴方はパチュリーに恐る恐る近づき、ここに呼ばれた経緯を聞く。
「貴方を呼んだのは他でもないわ。それもこれも全ては大いなる魔法の発展と、私の個人的な趣味のためよ。私の偉大なる実験に参加できることを、弟子として光栄に思いなさい。……うふふ、何が何だか訳がわからないって顔をしているわね。それもそのはず、まだ何も説明していないもの。何の話もせずに呼び出したのは悪いと思うけど、まぁ百聞は一見にしかずとも言うし、実際に見てもらったほうが早いし分かりやすいのもまた事実。……何を隠そう、貴方の目の前にあるコレが、今日の主役よ!」
彼女は自信満々にもったいぶりながら、両手を広げて目の前のソレを弟子に紹介する。眼前の大鍋の中身が今回の本題であろうことは貴方も容易に想像がついた。しかしそうは思いたくないと脳みそが理解を拒否していたのだ。コレに関われば絶対にロクな眼には合わないだろうという直感と、これまでの経験上彼女の実験に振り回されっぱなしだったという実感。そして貴方に備わる生物としてごく当たり前な本能……危険に対しての防衛反応が警告となって脳内でガンガンとサイレンを鳴らしていた。ぶっちゃけると、このまま回れ右をして咲夜の胸にでも跳びつき現実逃避したい気分だった。
とは言え、ここに来た以上それなりの覚悟はしている。本当に嫌ならば、パチュリーの誘いを断ってもよかったのだ。それをしなかったのは、彼女の危なっかしい研究を心の何処かで楽しんでいるということと、いつも暴走気味のパチュリーを放ってはおけなかったからだ。今日も渋々ながらこうして彼女の実験に付き合い、そして大変なことになるのであろう。貴方は改めて決意を固めて本題に向き合う。……大鍋の中で蠢く、ドロドロとした緑色の液体を視界に収めた。
「これはねー、なんだと思う? わかる? わからない? まぁわからないのも無理はないかもね。私も自分の手で作るのは初めてだから、わからないことが多くて手探りしながらの実験なの。元々はホムンクルスを作るための研究だったんだけど、色々と波乱万丈紆余曲折艱難辛苦諸々エトセあってね……計画が変遷して、結果的にスライムを作ることになったの」
ホムンクルス? スライム? ホワイ? ちょっと、いやだいぶ意味がわからない。なぜホムンクルスの研究でスライムを作ることになったのか。過程を端折りすぎて話についていけないが、例え懇切丁寧に説明されても把握はできなかっただろう。魔法使いの頭脳は誠に複雑で、一般人には到底理解できるものではない。兎にも角にも、パチュリーがまた変なことをしはじめたことだけは貴方にもわかった。
「スライムよスライム。素人の貴方もそれくらいのことは知ってるわよね? RPGのザコ敵? ごめんなさい、そっちは私もわからないわ。私が言いたいのはそっちじゃなくて、アレよアレ。同人誌におけるスライムと言ったら、触手に並ぶ女の子を犯すために生まれたエロクリーチャーじゃない」
謝れ! 全国の真面目にモンスターやってるスライムさんたちに謝れ! パチュリーの脳内は、相変わらず桃色満開なようだ。常軌を逸した彼女の発想力には、貴方でさえも心配になってくる。それもこれも異変の影響のせい……にしておきたいが、そうでなくても彼女の今後は前途多難であろう。それに付き合っている貴方も、半ば共犯に近い関係ではあるが。
「何はともあれ、私はスライムを作ることに決めて実験を開始したのよ。製作中は様々な苦難があったんだけど、途中は省いて結果だけ言うと完成一歩手前まで来たわ。後は最後の隠し味でフィニッシュといったところね。そう、貴方に持ってきてもらったモノが最後の鍵よ」
そう言って、パチュリーは貴方が右手に持っているソレを指差した。小瓶に入ったそれは、彼女に事前に指示され朝一番に採取した自分の精液だった。朝方はこんなものを何に使うのか見当もつかなかったが、ここまでくると大体察しがつく。貴方から目的のブツを手渡され、パチュリーは不気味に微笑んだ。
「これよこれ、コレが欲しかったのよ。スライムを完成させるには、どうしても貴方の精液が必要だったの。うふふ、これさえあれば念願のプレイができるわね……え、射精してから時間が経ってる精液でいいのかですって? 確かに精子自体はお亡くなりになってるでしょうけど……大事なのは精液に含まれる貴方の魔力だからだいじょーぶ。ふふ、見てなさい。これから貴方は幻想郷で初めてスライムが誕生する瞬間を目撃するのよ」
パチュリーは興奮した調子で精液を鍋の中へと投入する。すると、緑色の液体が精液を吸収して光り輝き始めた。火もかけていないのに液体はゴポゴポと泡立ち、まるで意思を持って動いているようではないか。いや、そうではない。得体の知れない液体は今まさに生命としてこの世に産まれ出ようとしているのだ。
「さぁ、スライムちゃん誕生の時よ! 私の前に、その麗しい姿を顕現させなさい!!」
彼女の言葉が合図となったのか、緑色の液体が鍋の中から飛び出し二人の眼前に着地した。それはもはや液体というより、半固体のゲル状に近い。綺麗なメロンソーダのような色をしたスライムは、プルプルと揺れながら貴方たちの反応を待っていた。
「おぉ、ついにこの時が来たわね! ハッピーバースデー、スライムちゃん! 私はあなたの誕生を待ってたわ!!」
感激のあまりパチュリーは涙目になっていた。泣くほど嬉しいことなのだろうか。いや、魔法使いにとっては世紀の発明なのかもしれない。彼女はスライムに近づき熱い抱擁を交わす。当然彼女の身体はスライムの中にゆっくりと沈んでいく。
「あぁっ、すごっ……柔らかくもわずかに弾力があって、ひんやり冷たくて気持ちいいわね。このまま安らかに眠れそう……あぁ、愛しのスライムちゃん……♡」
念願叶って満足しているのだろう。しばらくの間、パチュリーはスライムと無邪気に戯れていた。スライムも彼女のことを親と認識しているのか、パチュリーの身体に絡みつきスリスリとスキンシップをねだっている。しかしそこはエロ目的で生まれたエロスライムだ。微笑ましい異種間交流はいつしか色を持ちはじめ、段々と怪しい雰囲気が漂ってきた。最初は和やかだったパチュリーも、肉体をいやらしく弄られたのか声に艶が帯びてきた。
「あっ、んあっ、やだっ……スライムちゃんったら、手つきがやらしいっ♡ 生まれたての赤ちゃんだと思ってたのに、もう女の子の身体を欲してるのね。いいわ、いいわよ。私の肉体で良ければあなたに捧げるから、存分に今この瞬間を愉しみましょう♡♡」
こうしてパチュリーの思惑通りにスライムとの性的な交流が始まった。まずはスライムがその巨大な図体を活かして、彼女の肉体をすっぽりと包み込む。スライムの利点は、他に並ぶものなどいない圧倒的な包容力と柔軟性にある。液体と固体の中間に位置するスライムは、どのような隙間にも入り込み、どのような形状にも変化する。まさに千変万化の動きを見せる新鋭はどのように魔女を犯すのか。固唾を呑んで見守る貴方の握り込んだ拳には、薄っすらと汗が滲んでいた。
「あぁっ、んんっ、やっ、あん♡ 身体はひんやりしているけど、心はとっても情熱的なのね♡ 私の身体中をまとめて愛撫するなんて、甲斐性もあって素晴らしいわ。そう、そのまま思うがまま私を愛して、私の身体を堪能していいのよ」
パチュリーの望み通り、軟体生命体は不動の意志を固めて攻勢に転ずる。彼は生みの母をその肉体に包み込んだまま、彼女の性感帯を器用に愛撫しはじめた。まずは彼女の豊かな胸部を、外側から絞るように揉んでいく。スライムは半透明なので、彼女のおっぱいが揉まれる様子が外からもよく見える。乳房の表面が波打つように揉みしだかれ、乳首が無造作に引っ張られる。なんという規則性のない縦横無尽な攻めだろうか。人間業では成し遂げられないスライム特有の多様な動きに、パチュリーの表情はあっという間に蕩けていた。
「あっ、んっ、いいっ、おっぱあいっ、気持ちいいっ♡ あっあっ、そんなに荒々しくぅっ……はぁっ、揉んだらぁ、おっぱい潰れちゃうぅっ……ああっ、んんっ、やあぁんっ♡♡」
スライムの巧みな技で、パチュリーはすでに軽くイキかけているようだった。しかし彼の実力はまだまだこんなものではない。胸を揉みながらも、続いては下半身に食指が動く。女性の弱点であるクリトリスは、当然エロスライムは把握している。彼は陰核を次の標的に定めると、包皮を丁寧に剥いて綺麗なピンク色に勃起したクリを露出させ、情け容赦なく摘んでいく。
「んあっ、ひゃあっ、んくぅっ、だめっ、クリもだなんてっ♡ んおっ、あぅっ……あぁん、そんなにしたらぁ、感じ過ぎちゃうからぁっ、あっ、ああっ、んあぁっ、イクうぅっ♡♡」
クリトリスへの刺激がトドメとなったのか、パチュリーは嬌声を張り上げ絶頂した。息子の前ではしたないイキ顔を晒しているパチュリーを、スライムは優しく抱きとめている。彼女の蜜壺から湧き出る愛液を吸収しているのか、彼の肌艶に磨きがかかっているような気がする。彼女を絶頂させたことでスライムにも自信がついてきたようだ。よりヤル気を漲らせてぷるんと震えていた。
「あうっ、んん、んあ……気持ちよかったわ……♡ んふ、流石は私が作ったスライムね。同人誌で読んだ通りのプレイをできるなんて夢のようだわ……んく、はぁ、んはぁ……♡」
すっかり異種姦の魅力に取り憑かれたパチュリーは、焦がれていた物語の世界に没入できて楽しそうだ。クールなスライムとは対象的に肉体を火照らせ、局部の疼きが抑えられないようだ。熱い吐息を彼に吹きかけ、次の段階を待ち望んでいた。
「んあっ、あぁ、さぁ……次のをちょうだい♡ あなたの愛をお腹に欲しいの。私のおまんこを好きなように犯していいから、スライムちゃんの望むままにメチャクチャにしてぇっ♡♡」
これからがいよいよ本番だ。パチュリーの肉壷にスライムが怒涛の如く流れ込む。男根や触手とは違う圧倒的な異物が膣内を占領する。見た目的にもゼリーを流し込むのと一緒かと思われるかもしれないが、それが意思を持って動くとなると次元が変わる。液体でも個体でもない不定形の生命体が、自分の膣を犯すのだ。誰も味わったことのない未知の体験に、パチュリーは目を剥いて驚愕を露わにしていた。
「んあっ、ああっ、しゅごっ、んおおっ、なにこれぇっ!? あくぅっ、んんっ、おおぉっ!! お腹の中にぃっ、スライムがじゅるじゅる入ってぇ、うにょうにょ動いてるぅっ♡♡」
スライムは瞬く間に膣内を埋め尽くし、彼女の肉壷は異物でパンパンに広がっていた。それでいて苦痛の類は一切感じられなかった。スライムから分泌される媚薬が脳までも犯し麻痺させているのだろうか。そして脳内に暴力的なまでの快感と幸福感が広がる。セックスと呼べるかも怪しい一方的な陵辱に、パチュリーは艶やかな声で喘いでいた。
「ああっ、んあっ、おまんこいっぱいっ、しゅごっ、スライムちんぽがぁっ♡ 膣内をじゅぼじゅぼってぇっ……あうっ、んんっ、はぁっ、らめぇっ、感じちゃうぅっ♡♡」
定められた形を持たないが故の臨機応変な動きにパチュリーは翻弄されていた。ついには子宮までスライムで満たされ、これでもかと子宮内で蠢き愛撫される。全身の性感帯を余すことなくまとめて刺激され、彼女は快感で表情を崩していた。身動きすら取れずに、化物に良いように犯されているのだ。マゾっ気のあるパチュリーにとってはたまらなく幸福な時間だろう。彼女はお風呂にでも浸かっているかのように脱力しながらスライムの攻めを一身に受け止めていた。
「あうっ、んおおっ、あひゃあっ、気持ちいいのぉっ♡ もっと、もっと満たしてぇっ♡ 身体が壊れるくらいにスライムちゃんの愛をぉっ、いっぱいちょうらぁいっ♡♡」
スライムの怒涛の攻めに感化され、パチュリーは更なる快楽を求めている。ならばスライムとしても最後の切り札を切らざるをえないだろう。彼女の肉体でいまだ犯されていない後ろの穴。陵辱されるのを今か今かと待っているお尻の穴に、彼は勢いをつけて挿入する。
「んああっ、きたぁっ♡ アナルにスライムちんぽがぁっ、入ってきたぁっ♡♡」
尻穴に異形の存在を挿れられ、パチュリーは歓喜に包まれた。彼女は快楽の追求に余念がない。魔法の研究と称し同人誌からも着想を得て、いずれはありとあらゆるプレイに挑戦するかもしれない。そのたゆまぬ努力はこうしてスライム姦として形になり、幻想郷に新たな風を吹かせることだろう。……本当に誰かが彼女を止めないと、この世界に致命的な傷跡を残すかもしれない。
「あぐっ、おっ、んおっ、しゅごっ、お尻がぁっ、お尻の中がスライムでいっぱいなのぉっ♡♡ おっ、お腹がっ、んおおっ、はち切れるぅっ、破裂しちゃううぅっ♡♡」
腸詰めを作るように腸内をスライムが征服していく。パンパンになった腸内は腹部を圧迫し外見からも腸の形がわかるほど膨れ上がっていた。普通なら苦痛で表情が歪むところだが、スライムの媚薬の効果でパチュリーは幸せそうだった。体内までも徹底的に陵辱され、彼女は快楽の奈落へと落ちている。人間との性交とはまるで違う、化物に肉体をなぶられる感覚はパチュリーを新たな世界へと導くだろう。その先導者となったスライムは、彼女を絶頂させようと持てる全てを尽くして荒ぶっていた。
「んああっ、おおっ、んおおっ、らめぇっ♡ もっ、もうイクうぅっ、イッちゃうううぅっ♡♡ スライムにお腹の中をメチャクチャにされてっ、頭おかしくなっちゃううぅっ♡♡」
性器とアナルを激しく犯され、パチュリーの体力は限界に達していた。彼女の絶頂の予兆を感知し、スライムは最後の追い込みをかける。体内のスライムを高速で流動させ、腸内で傍若無人に暴れまくる。ボコボコと腹を突き破らんばかりに躍動する彼の攻撃で、パチュリーの精神が天に昇っていく。許容量を遥かに超える超常的な性の暴力で、彼女は白目を剥いて絶頂した。
「んあっ、ああっ、あおっ、おおっ、いぐうぅっ♡ イクイクっ、んおっ、んほおぉぉっ♡♡」
天まで届くかのような嬌声を上げ、パチュリーはアクメに酔いしれた。夢にまで見たスライムプレイ、その先人として自らを実験体にして犯された偉業。この先の未来に待ち受けるであろう様々な可能性に妄想を膨らませ、最高のエクスタシーに浸っていた。
しかしスライムの攻めはコレで終わりではなかった。彼は勢いそのまま腸内を逆流すると、瞬く間に胃袋、食道と駆け抜け、パチュリーの口からドバっと飛び出したのだ。
「おぼっ、んぶぶっ、んぐっ、んぐおおぉっ!?」
魔法使いの口から緑色のスライムが噴水のごとく放出される。そのあまりの衝撃で、パチュリーの意識が吹っ飛んでいるようだ。訳も分からぬ叫び声を上げながら、どうしようもなくスライムを吐いている。完膚なきまでに犯された彼女は、虫の息で四肢を痙攣させていた。
「あひ、はひ……んあっ、あはぁ……んお、おほおぉ……♡♡」
絶頂に次ぐ絶叫で精も根も尽き果てたパチュリーは、脱力しスライムに身体を預け放心した。もはや抜け殻となった彼女の肉体を、彼は優しく抱きとめている。犯すだけ犯しといてヤリ捨てしないで介抱するその心意気、見習っていきたいところである。
「ふひ、ふは……スライムちゃん、しゅきぃ……♡♡」
実験の結果が満足のいくものに終わり、愛するスライムに抱かれながらパチュリーは幸せそうに気を失った。その安らかな表情から察するに、彼女は夢の中でもスライムとイチャイチャしていることだろう。
×××
後日、貴方はパチュリーの研究室を訪れたが、そこにスライムの姿はいなかった。そのことについて彼女に問うと、魔法使いは若干寂しそうに理由を話した。
「スライムちゃんはね、ちょっとお仕事で紫に連れて行かれちゃったの。なんでも、欲求不満の女性たちのストレス解消のためとかなんとか。彼は自力で増殖も分裂もできるから、不能な男性たちの代替として期待されてるのよ。私としても子どもを売るようで心苦しかったんだけど、獅子は我が子を千尋の谷に落とすって言うし、スライムちゃんに外の世界を体験させたくってね」
切なさのこもったドキュメンタリー風に話すパチュリーだが、その内容はいささか以上に物騒である。紫は本当に異変の対策としてスライムを活用しようとしているのだろうか。話だけ聞くと冗談にしか聞こえないが、幻想郷の現状を鑑みるにたぶん本気なのだろう。幻想郷の管理人も大変なんだなぁと貴方が他人事のように心配してると、横からパチュリーが服の裾を掴んできた。何事だろうと彼女を見ると、こちらに小瓶を差し出してきた。
「それで、せっかく作ったスライムがいなくなったから、新しいのを精製するために精液が必要なのよ。……だから、悪いけどまたザーメンちょうだい♡」
やれやれ、魔女の研究は当分終わりそうになさそうだ。貴方は肩をすくめながらパチュリーの実験に付き合うのだった。
紅魔館勢で書いてて一番楽しいのがパチュリーだったりします。
次回は今度こそ咲夜の話ですが、うまく書けるかわかりませんのでやっぱり未定です。